怖がるみんなの姿が何となくかわいいとおもってしまうのは僕だけでしょうか。
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リサside
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久ぶりに幼馴染に会った数日後。
放課後、友希那と一緒に帰ろうとしたときのことだった。
「え!友希那、今の話ってマジ!?」
「本当よ、紗夜って子と。まだ、ボーカルとギターだけだけど、、、コンテストに向けて、新曲も出来上がってきてるわ」
「そっか……あはは。教えてくれないからびっくりしたじゃん」
そっか…友希那が、バンドを……
いつかこんな日が来るとは思ってたけど。
「友希那がついにバンドかぁ〜。友希那、私といるとき以外いつも一人だからさ。結構心配してたんだよね」
「リサ……でも、私は本気だから。彼女とも、目的が一致したから組んだだけよ。それに、これは父さんの……」
あっ、そうだ。友希那はお父さんの為に、、、
「うん、大丈夫。わかってるよ。目的はおいといてさ……私、嬉しいんだ。友希那と一緒に練習してくれる仲間ができたってことだしさ。」
きっと、その紗夜って子とも仲いいんだろーなぁ
おもわず、ニッコリしてしまう。
「でもさ、どうする?たしか、コンテスト出るには三人以上が条件だったよね」
「……バンド組むこと、止めないの?」
……あちゃー、止めようとしてたの、バレちゃってたか。
「友希那は、私に止められたら止めるの?」
「……リサ」
なんとなく、テヘペロをしながら友希那に答えると、感動したような瞳で友希那が見つめてくる。
いや、そんなつもりじゃなかったんだけど。
その時だった。小柄の女の子が友希那のもとへやってきた。
「ゆ、友希那さん。お願いします!」
「ん?あれ、あこじゃん。どうしたの?」
「……リサ、知り合いなの?」
よく見たら、ダンス部の後輩だった。
「いいドラム叩きます!お願いします!」
「ちょっとちょっと?話見えないんだけど?えっと、あこドラムやってるんだっけ?友希那のバンドにいれてもらいたいの?」
「うん!それで何度もお願いしたけど、断られちゃって……
どうしたら、あこの本気が伝わるかなって考えて……それで……えっと……」
……すごいやる気だ。あこがここまでやる気になるの、部活でも見たことない。。。
「友希那さんの歌う曲、いっぱいいっぱい練習してきました!だから、、、お願いです!一回だけ!一回だけでいいから!一緒に演奏させてください!それでだめだったら、諦めますから!」
「はぁ、何度もいうけど遊びじゃないの」
(あっ……)
友希那は、あこの頼みを遊びでやってるものと思ってるのか。
こんなに真剣なあこは、私だって初めてみるのに。
……こんなあこ、ほっとけない。
「まぁまぁ、友希那。いいじゃん、一回くらいやってあげなよ。ほら……」
「わわわっ!?」
「……?」
あこの手から、ボロボロの
「この
「……っ!?」
「ね、友希那。あことは同じ部活だからしってるけど、やるときはやる子だよ。」
「……はぁ。わかったわ。一回セッションするだけよ」
「本当、ですか!やったぁ!リサ姉、ありがとう!」
「良かったね、あこ!友希那、私もセッション見学していい?」
「別に、いいけど、、、どうしたの?急に。いつも、スタジオなんてこないのに」
「えっ……」
言われてから気がついた。どうして、友希那のバンドがこんなに気になるのだろう。
それから、私がベースをして四人でセッションをしたんだけど、、、
なぜか、勝手に指が動いてメロディになっていく。
私、しばらく引いてないのに、、、