佐久間まゆと森久保乃々が近くに住んで居るだけで案外、毎日は楽しいです。   作:桃音@まゆすきp

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本編
その1


346プロダクションの封筒。

中から採用通知。

 

【これから、アイドルのプロデュースをよろしくお願いします。】

 

 

とうとう、アイドルのプロデューサーになれたっっ!

 

あぁ、苦節早5年…!

346プロダクションで面接を受けに受け、とうとう採用!

 

まぁ、まずはアイドルのスカウトから始めないとダメだけどさ。

スカウトってどんな事するんだ?

 

『YOU、アイドルになっちゃいなヨ!』

 

胡散くさいよな…。

 

『あの…アイドル…興味…ない?』

 

逆に逃げるよ!

 

とりあえず、家を探さねば…。

いいとこないかなー♪やっぶきかなー♪

 

 

 

 

「お、ここ、346プロから一駅でこの値段かぁ…。

うーん。とりあえず物件見て決めるか。」

 

それからも、何件か良さげな物件を見つけたけど、実物を見たら1番はじめに見た物件がど直球でよかったので、契約契約!

 

「ここが、これから俺の家なんだな…!!」

 

ドアの前で感慨深く、呟くと隣の部屋からかちゃりと音がしてドアが開く。

 

「…おとなりさん…になるんですか…?…えと……やっぱり挨拶なんてむーりぃ…っ!!」

 

そう叫ぶだけ叫んでおとなりさんは逃げてしまった…え?レアモンスターか何か?メタスラ?はぐメタ?メタキン!?

 

くるくるの縦ロール少女…。

結構可愛かったなぁ…。

アイドルになって欲しいなぁ…。

 

 

気付くともう片方のドアの前に、茶髪をふわっとカールさせた女の子が口元に手を当てて俺を見ていた。

 

「あ、あの…っ!ま、まゆの王子様!?」

 

ままゆ?王子様?テニプリの仲間か何かだろうか…?

 

「あ、いきなりごめんなさい!

私、ここに住んでる佐久間まゆと言います。うふっ。

引越し、してきたら仲良くしてくださいねぇ?」

 

佐久間まゆちゃんか。

おとなりさん、2人とも美少女かよ…!

少しラッキーなんて思いました。はい。

 

まゆちゃんはじっと、俺の顔を見ているけどどうしたんだろう?

 

「うふふっ、お名前…教えて欲しいです♪」

 

あ、忘れてた…

 

 

 

 

「俺は…プロデューサーと呼んで欲しい!」

「え?」

「冗談っす。はい。

俺の名前は仁井悠馬といいますっす。」

 

 

まゆちゃんはにこっと笑うと、「仁井さん…仁井さん…」と呟いてる。

 

「覚えました♪よろしくお願いしますね♪プロデューサーさん♪」

 

いや、冗談だから…w

 

「なーんて!悠馬さん、よろしくお願いします♪」

 

いたずらっぽく笑う顔が可愛くて、ついこう言ってしまったんだ。

 

 

「まゆちゃんっ!アイドルに興味はないかい!?」

 

「え?」

 

本日2回目の「え?」です。

ここ大事。

 

「わ、私、モデル業をしてまして……。」

 

じゃあダメか…。

 

「でも、お時間をいただければ…悠馬さんの…まゆは…なただけ…アイドルになります♪」

「ま、まだプロダクションに採用されたばっかの新米プロデューサーだけどさ。よろしくお願いします!」

「うふふ…♪」

 

あれ?心なしか、まゆちゃんの目から光が消えてる気が…。

なんとなく寒気もする…。

 

「まゆの事…ちゃーんと見ててくださいねぇ?」

 

まだ、採用されたばっかの新米プロデューサーの俺はモデルをしている佐久間まゆちゃんのスカウトに成功した。

 

ただ、知らなかった…。

 

まゆちゃんの言葉の意味を…がくがくぶるぶる…。




小ネタをぶっこみながらスタート!
はちゃめちゃ系ラブコメ!
タグにヤンデレとありますが、ほのぼの成分の方が高いです!
まぁ、ヤンデレではありますw

佐久間まゆの〜と繭の中と死にたがり〜もよろしくお願いします!

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