Fate/SnowScene Einzbern   作:アテン

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短めです。すいません…


第九夜 キャスターと交渉

キャスターを仲間にするために柳洞寺へとやって来た俺ことバーサーカー。

英雄時代に培ってきた魔術と宝具を駆使して、何とかキャスターの仕掛けた悪趣味な結界を突破。

今思えば、悪質にも程があるよな…全力で階段登っているのにずっと同じ景色しか見れないんだぜ?

これが、俺じゃなくて普通の人間が引っ掛かったらどうするつもりだってんだ。

 

宅配の人とか来てみろ。

わざわざ遠くから物を運んできたのに目的地に着かないって酷だろ!

一生懸命に仕事してんのに!!

 

 

 

キャスターには、こっぴどく言ってやらんといけんな!と関係の無いことを考えていると頂上へ辿り着いた。

 

 

鳥居のように大きな塀の門の向こうには、広々とした敷地が広がっていた。

 

 

 

おおう…ゲームでもスゲェ広いなとは思っていたが、実際に目の前にしてみたら想像以上に広いな…。

その向こうにある寺がキャスターの拠点である柳洞寺だろう――――…

 

 

そんな事より…。

 

 

そんな事よりだ……ッ!!

 

 

 

 

「りゅ…柳洞寺キタァァッ!!(°∀ °)」

 

 

 

 

俺は再びオタクモードへと入ってしまう。

型月ファン故の反射条件みたいなモンだ…すまん、「またかよ」って感じで見守っててほしい…。

気が済むまで、はしゃいでいるとふと、俺の脳裏に何故か境内を観光しようという提案が生まれた。

遊びに来たわけではないというのは分かっているが…。

せっかく柳洞寺に来たんだし生前、映像で見られなかった所も見てみたいと思ったんだ。

 

 

 

英雄時代は観光とか、娯楽とか全然できなかったし!

 

 

少しくらい、境内を見て回っても問題ないっしょ!

 

 

 

 

 

 

 

 

そこまで、考える頃には頭の中からキャスターの存在は消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

結論から言おう――――…観光は最高である!!

いやー、やっぱ聖地観光(?)はいいね!年甲斐もなく、はしゃいで色んなところ見てきたぜ!

具体的には中にある建造物を見たり、お賽銭して願掛け(何を願ったかは内緒)したり、おみくじ引いたり(なお、末吉だった)。

様々なことをした後に、生前にアニメでみたシーンを思い出しながら改めて見回りをした。

 

 

あっ、ここでアーチャーとキャスターが戦ったんだ!やら…

 

 

この辺でランサーの『突き穿つ死翔の槍』(ゲイ・ボルグ)を喰らったんだ!やら…

 

 

わざわざ、階段のところまで戻ってセイバーとアサシンの戦闘があったところへ行ったりと…

 

 

 

 

そんなこんなしているうちに辺りは既に暗くなっていって……現在は完全な夜となってしまった。

 

 

 

 

まぁ、なんだ。

記憶の中にあるアニメのルーツに思い耽っていました!

…はい、すいません。ハメを外しすぎました。

いや、ほんとにすまん――――…完全に忘れていましたわ。

境内の中央にある広い空間にて、俺は項垂れて反省する。

 

 

 

我ながらに自分の集中力と熱意が恐ろしく思う…最初に来た頃は、昼過ぎくらいだったのに…。

 

 

 

今や完全なる夜である。

一体何が俺を突き動かしたというのだ…!!

 

 

 

 

まぁ、そんな悪ふざけもここまでにして…。

 

 

 

 

「いるなら、隠れてないでさっさと出て来いよ――――…“キャスター”。」

 

 

 

俺はそう呟いて、後ろを振り向きながら空中を見上げる。

すると、そこにいたのは――――…

 

 

 

 

黒と紫のローブで目元を隠した女が一人。

 

 

 

蝶の羽のようにマントを展開し、その近くで魔法陣を発生させて宙に浮いている。

 

 

 

それだけじゃない、彼女から発せられるモノはこちらを今にも襲い掛かってきそうな殺気。

 

 

 

 

あれこそ、『魔術師』のクラスののサーヴァント…今回の聖杯戦争のキャスターだ。

ゆらゆらとローブを風で靡かせながら、こちらを不敵な笑みを浮かべながら見下ろしている。

そんな彼女に対して、俺も口元を釣り上げながら口を開く。

 

 

「上から人のこと見下ろすなんて、あまり良い趣味をしていないなぁ?キャスター。」

 

「あら、それはお互いさまではなくて?

貴方こそ、結界を破って上、私の陣地に土足で上がり込んでいるのよ。“バーサーカー”?」

 

 

 

俺のクラス名を知っているのか、こいつ?

サーヴァントであることは、すぐに気づかれると思っていたが……まさか、クラス名を当ててくるとは。

つーことは、昨夜のセイバーとアーチャーの戦闘を見られていたかもしれないな。

まぁ、俺はアーチャーと同じく通常のサーヴァントのように伝記や伝説上の存在じゃないからな。

絶対に真名が露見されることはないだろう、俺が直接話そうとしない限りな。

 

 

 

ただまぁ、それも一人だけ除いてなんだけどな――――…ん?、それは誰の事だって?

 

 

アーチャーに決まってんだろ。あいつはある意味で俺の天敵みたいなもんだからな。

 

 

 

「へぇ、俺がバーサーカーだとよく当たったな。絶対にばれないと思ったんだがなぁ。」

 

 

今の言葉には嘘偽りのない本音だ。

何故か、俺は『狂化』のスキルが機能していない…バーサーカーのクラススキルなんだけど、どうしてか理性を保っている。

理由として考えられるなら、アテナが気を利かしてくれたか。あるいは元から狂っているとか…。

まぁ、個人的には後者が一番、それっぽいんだけどな。

 

 

 

 

とにかく、俺のクラス名を当てるとは……やっぱり、こいつただもんじゃ――――…

 

 

 

 

「…何言っているの?、貴方のあの可愛いお子様マスターが思いっきり叫んでたじゃない。」

 

 

 

 

 

 

“やっちゃえ…『バーサーカー』!!”

 

 

 

 

 

 

「…ほんまや。」

 

 

ああ、確かに言ってたぁ…考えてみれば、簡単だったじゃないか…。

数秒前までの俺の申し訳程度の緊張感は何だったんだと思わざるを得ない。

俺が考えすぎだったのもそうだが――――…なんだろう…この、精神的に来るダメージは。

例えるなら、自信満々で答えたものが違って周りから「何言ってんだこいつ」みたいな目で見られている気分だ。

 

 

 

穴があったら埋まりたい気持ちとはこういうものか…。

 

 

 

「な、なんでそんなに落ち込んでいるのかは知らないけど――――…ここへ何の用で訪れたのですか?バーサーカー。」

 

 

あ、そうだった!

落ち込んでいる場合じゃねぇ!

 

 

「そうだった。俺はキャスターに用があって来たんだよ!」

 

「…私に?何かしら?もしかして、私の僕になりたくて来たのかしら?」

 

 

クスリと不気味な笑みを浮かべて言うキャスター。

なにがどうすれば、そんな考えになったのか疑問に思うが、正直に話しているほど時間はない。

 

 

「なに、大したことじゃねぇよ――――…ただ、俺と『同盟』を結んでほしいだけさ。」

 

「『同盟』…?貴方とですか?」

 

 

 

そうそう、と首を縦に振ってみせ――――…

 

 

 

「お断りよ。」

 

 

…早いよ奥さん。

せめて、同盟にしようとする理由くらいは聞いてくれても良いんじゃないかなぁ。

 

 

「じゃあ、聞くけれど。私と手を結ぼうとする理由は何かしら?」

 

 

口に出ていたのか、考えていることを言い当てられた。

露骨に心を読まれたのは気に食わないが、そんなことはどうでもいいか。

 

 

 

 

「理由は、そうだなあ――――…この“聖杯戦争をぶっ壊したい”から、じゃダメかな?」

 

 

 

 

俺がそう言った瞬間――――…キャスターの雰囲気が変わった。

先ほどまでよりも、見る限り先ほどよりも殺意というか敵意というか、そういった類のモノが肌を突き刺すように感じる。

だが、俺はそんなものも気にせず、笑みを浮かべたまま表情を崩さずにキャスターを見据えた。

 

 

「今回の聖杯戦争を壊す――――…一体どういう意味かしら?」

 

 

詳細を聞いてこようとするあたり、どうやらファーストタッチは失敗ではなかったようだ。

さっきの返答はサーヴァントに同盟を結ぶのであれば、最悪な返答だったんだが……相手が、キャスターなら話は別だ。

あいつの望みが原作と変わらないなら、必ず乗ってきてくれるハズ…!!

 

 

 

まぁ、不信感が募りすぎてフツーに切られる気がするけど…。

 

 

 

「どういう意味だって聞かれても、言葉通りの意味だよ。

俺は、この聖杯戦争をぶっ壊したいんだよ。もっと詳しく言うなら“聖杯そのもの”を俺は破壊したい。」

 

「聖杯を破壊するですって?」

 

 

 

キャスターの表情が――――…口元しか見えないけど、たぶんきっと顔を強張らせているに違いない。

 

 

 

「にわかにサーヴァントが考えることではないわね。

私たちサーヴァントの目的はマスターとともに聖杯を手に入れ、自らの願望を叶えることでしょう?」

 

「それは、あくまでも一般的な考え方だろ?、誰も彼もそうとは限らないさ……それは、お前もそうじゃないのかキャスター?」

 

「ッ。貴方……」

 

 

キャスターが何やら苦虫を噛んだような顔をしているような気もしたが、知ったことではない。

彼女の言うことは最もであるが…少なくとも、あの穢れきった聖杯に対して掛ける望みはない。

俺の大本の目的は、この聖杯戦争を生き抜き……我が主様を救うことなんだからな。

 

 

「んで、どうする?俺に協力するのかキャスター?それとも――――…」

 

 

 

 

俺が言葉を紡ぐが否、キャスターの魔力の弾丸が俺の居た場所に直撃した。

 

 

 

 

 

「ええ、決めたわ――――…貴方に死んでもらうことに!」

 

 

 

 

口元を釣り上げて、冷酷な笑みを見せるキャスター。

 

 

 

 

ああ、交渉決裂かな――――…いや。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱ、こうなるようねぇ。」

 

 

自分がいた所から後ろに下がって、魔力弾を回避していた俺は改めて上空を見上げる。

…まぁ、なんとなくこうなるんじゃないかとは思ってたけどな。

口で言っても、納得してくれないんじゃないかと。

 

 

「同盟には乗らないわ。貴方はここで脱落しなさいバーサーカー。」

 

「やっぱり、仲間にはなれねーか。俺たち。」

 

「ええ、そうね――――…貴方が私に忠誠を誓う下僕として仕えるなら、話は別なのだけどねぇ。」

 

「あ、わかった。やっぱ無理っぽいわ。」

 

 

 

 

話すだけで、お友達になれるのは人間くらいだもんな。

 

 

 

 

 

俺たち、サーヴァントだし。

 

 

なら、サーヴァントらしい方法でいきましょうか。

 

 

 

「構えな『魔術師』。口で言ってもわかんないなら、後は力づくってね。」

 

「…いいわ。来なさい!『狂戦士』風情が!!」

 

 

 

キャスターの周りの魔方陣から、たくさんの魔力弾がこちらへ向かって発射される。

俺は、今いる場所の地面を蹴り上げて、その弾幕へと突っ込んでいく。

バーサーカーらしく、強行突破と行きましょうか。

 

 

「来い!『アスラ』!『ディーヴァ』!」

 

 

両手に“非対種の双子銃”を召喚させて、俺は弾幕を上手く避けながら突き進む。

途中、当たりそうなヤツはアスラとディーヴァを放って相殺しつつ適度に距離を詰めていく。

相手が空を飛んでいる以上、地上でしか戦えないこちらは圧倒的に不利だ。

何とかして、上にいるキャスターのところまである程度接近しないと、攻撃が当たりそうにない。

 

 

 

どうしたもんかなぁ…

 

 

 

「ふふっ、どうしたのかしら?威勢よく飛び出した割には、手詰まりのようね?」

 

 

 

くそ、上から調子に乗った声が聞こえてきやがる!

なんとかして、あいつを引きずり降ろさねぇと――――…って!?

 

 

 

「あぶねっ!?」

 

 

撃ち降ろされていたハズの弾幕の一つが急に軌道を変えて、こちらへ突っ込んできた。

突然の攻撃パターンが変わって驚いたが、側宙の要領でなんとか避ける。

あぶねぇ…!!あいつあんな芸当もできんのかよ!?

まじで、ビビった…さすがはキャスターと言ったところか…。

 

 

「ふん、しぶといわね。さっさとやられればいいものを。」

 

「てんめぇ!!上から一方的にやっといて調子乗ってんじゃねぇぞ!おりてこーい!!」

 

「誰が降りるもんですか。悔しかったらこちらまで来るか、黙ってやられなさい。

――――…私としては、後者のほうが望ましいのだけれど。」

 

 

 

おい、聞こえてんぞこらぁ!

 

 

 

 

「誰がやられるか!!そこで待ってろよ!今すぐ引きずりおろしてやんからな“田舎魔術師”!!」

 

「なんですって!!今すぐその醜い口を閉じさせるわよ、この全身“石炭男”!!」

 

 

 

醜い言い争いをしつつ、キャスターは弾幕を放ち、俺はそれを掻い潜っていく。

 

 

 

「だいたい、貴方、私の自信作だった結界を壊しておきながら呑気に境内の観光するとか何なの!?

侵入を許して焦って、すぐ飛んできた私がバカみたいじゃない!気が済むまで待ってた時間が無駄だったじゃない!!」

 

「お前見てたのかよ!?いや、それに関しては素直に申し訳ない気持ちでいっぱいだが、そんなに嫌だったなら声かけてくれてもいいだろ!!」

 

 

どうやら、観光している最中も俺の動向を監視していたようだ。

結界をぶち抜いてやってきたやつが来て、切羽詰まって飛んできたが侵入者が呑気に観光していたとなると、確かに彼女が気の毒にも思うな…。

こればっかりは、素直に俺が悪いとしか言えないが…これと同盟になることは話は別だ!!

 

 

「もう怒ったわよ!!これで終わりよ!!」

 

 

そういうと、キャスターは徐にこちらに手を翳し、魔方陣を展開。

すると、そこから巨大な魔力の塊――――…いわゆる、ビームみたいなのが飛ばしてきやがった!!

 

 

 

こいつ…どこからそんなパワーが!?

 

 

 

これをかわそうにも規模がデカすぎて、かわせそうにない。

 

 

 

 

 

 

 

なら――――…魔術には魔術をってね!!

 

 

 

 

 

 

 

「上等だ!見ていろキャスター!俺の魔術を!!」

 

 

 

上空にいる彼女に高らかに宣言し、俺は体に魔力を流す。

 

 

魔力の脈動を感じる…よし、いけるな。

 

 

俺は、キャスターに向かって右手の人差し指を掲げて――――…詠唱する。

 

 

 

 

 

 

trick,burst(魔力、解放)――――…the,『accelerate』(加速)!!」

 

 

 

 

 

パチン!!と指を鳴らすと、”俺の中の時が緩やかなものに変わった”。

 

 

 

 

これが、俺が使う魔術…身体強化魔術(スタイルマジック)の一つ『加速』である。

 

 

 

俺は魔力を体に流し、専用の詠唱を唱えることで身体機能を向上させることができる。

今使ったのが、加速……俊敏な動きを可能とし、素早いスピードを手に入れることが出来る魔術だ。

似たようなものを衛宮切嗣が持っていたが、あれとは似て非になるものだから注意な。

あくまでもあれは、固有時制御で自分の中に世界を作っておくとかなんたらだが、こっちはただ魔力を体に流して強化しているだけだ。

世界の修正力でいろいろとリスク抱えている切嗣に対し、こっちはそういったリスクはない。

 

 

 

ただまぁ、世界の修正力を受けることは変わりないんだけどね。

 

 

 

これは最低でも“ほんの10秒”くらいしか持たない。

 

 

 

 

 

(まぁ、10秒さえあれば十分だけどな――――…!)

 

 

 

すぐさま強化した体で俺は、その場から消え失せる。

ビームをかわして、キャスターの真後ろへ回り込んだ。ここならば、有利に事を運べる。

能力消滅まであと、5秒くらいか…なら、このまま寺の屋根上まで行きますか!

ぴょんぴょん飛びながら、屋根上まで到着…ふむ、キャスターの後方を完璧にとったぜ!!

 

 

くく…キャスターの奴、きっとびっくりするぞ。

 

 

 

その顔が目に浮かぶぜ。

 

 

 

あと3秒くらいかな?…3…2…1!!

 

 

 

 

 

 

時が正常に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

ビームが直撃して、俺がいた場所が吹っ飛んだ。

 

 

うわぁ…あれ喰らったらと考えるとぞっとすんなぁ…

 

 

 

「あはははッ!無様に消し飛んだわねぇバーサーカー!

あなたの最後の断末魔が聞けなかったのは残念だけど、私を馬鹿にした報いよ!素直に座に帰るといいわ!」

 

 

 

すいません、後ろにいるんですけど…。

 

 

 

 

 

「まぁ、せめてもの慰めで貴方の最後くらいは見ていてあげようかし…ら…?」

 

 

 

 

ああ、たぶん。

 

 

 

今、彼女の顔は驚愕で面白い表情になってんだろうなぁ…。

 

 

 

 

 

 

「ッ!?姿がない!?…一体どこへ――――…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ライダーキィィィィィック!!」

 

 

 

 

 

 

 

ドッキリ大成功と言わんばかりに、後ろから地上へ向かって飛び蹴りをキャスターにをかました。

 

 

 

 

 

 

「きゃあああああああああああああああッ!?」

 

 

 

 

 

それを背中に諸に食らったキャスターは驚きのあまり、そのまま地面へと落下した。

手加減したつもりだったが、不意打ちだったために対処できなかったようだ。

バーン!と落ちていったキャスターは土煙を巻き散らして盛大に地面に叩きつけられた。

 

 

俺?俺は屋根上に安全に着地したよ。

 

 

 

「ありゃりゃ…手加減したつもりだったんだが…やりすぎたかな?

おーい!キャスター!大丈夫かー?どうだー?俺の強さを見ただろー?考えを改めてみないかー?」

 

 

 

……。

あれ?返答がない?

 

 

 

「キャスター?おーい。」

 

 

 

声をかけながら、下をのぞき込むと……。

キャスターが仰向けになったまま、大の字で伸びていた。

 

 

 

「…完璧にやりすぎたな。」

 

 

 

やれやれ、キャスターを完璧に仲間にするのは、もう少し先のようだ…。

 

 

 

俺は、すぐさま地面に降りてキャスターの手当てすることにした。

 

 

 

 

 

 




投稿期間が長くなってすみません。
なにぶん、不定期なものですがお付き合いいただけると嬉しいです。


次回もお楽しみに。
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