超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth2 Origins Progress 作:シモツキ
それは偶然の巡り合わせだった。技術を求めるルウィーと、新技術の試験データを求めるラステイションで、それぞれに起きていた偶然の巡り合わせ。その偶然によって、一つの力が誕生した。
その力は、人の信念が生み出したもの。女神に頼るだけでなく、自分達も誰かを守れるようになろうという意思。積み上げてきた科学技術と、歴史を重ねてきた魔法技術の、融合の形。人類の進歩によって生まれたその力を手に……彼は、戦う。
「ちぃぃ……ッ!」
噴射炎で積もる雪を巻き上げながら、黄金のMGが雪原を駆ける。機体の右腕に持つ重粒子砲からは光芒が放たれ、敵……四天王の一角、トリックへと襲いかかる。
「金属の塊とは思えん機動力だなぁ…しかし、我輩相手には些か戦力が足りんのではないか?」
光芒は素早く正確に目標へと襲いかかったが、その目標であるトリックは滑るように浮遊し避けてしまう。対するMG…十式のパイロットであるアズナ=ルブは引き撃ちで距離を開けるべく射撃を続けるも、撃ち出される光弾は空を切るばかり。
(計器に狂いはない、ビームも狙った通りの場所に飛んでいる……やはり、これが四天王の力か…!)
機体の状況を確認しながら、アズナ=ルブは今の自分に取れる策を思考する。今のところ致命的な被弾こそしていない十式だが、ロケットランチャーは既に破壊され、コンバットナイフの内一本は投擲に使ってしまい、重粒子砲や頭部機銃の残弾も今となっては心許ない。最悪武器無しで殴りかかっても多少は戦えるのがMGの強みの一つではあるが…戦術と仕込みの末ならばともかく、無策でトリックに仕掛けても軽くあしらわれるのが関の山。
「はてさてどうするアズナ=ルブ。我輩は目的を果たせさえすればそれで良い。もし道を開けるのならば、見逃してやってもよいのだぞ?」
「生憎その目的を阻むのが私の目的だ。故にその申し出には…乗れんッ!」
回避行動を取りながらも着実に距離を詰めていったトリックは、にやりと口角を吊り上げながら提案を口にする。別段その言葉には騙す意図のない、額面通りの提案だったが……そもそもの目的が相反し、その目的を譲るつもりもない両者では、その提案が通る筈もない。
トリックの言葉を正面から弾き返し、アズナ=ルブは十式の脚部で雪原を蹴ってスラスターを吹かす。正面ではなく斜め上へと機体を飛ばし、トリックを飛び越える軌道を描いて粒子砲を発砲。十式を目で追うトリックの眉間に向けて撃たれた一撃は魔力による障壁で塞がれてしまうが、その防御もアズナ=ルブは織り込み済み。
(技術や性能で届かないのなら、策や地形も駆使するまでの事。劣勢の中で戦うのは、これが初めてではない…ッ!)
飛び越えた後物理法則に従い高度を落とした十式は、着地の寸前で再びスラスターを吹かし、倒れ込むような体勢のまま驀進する。当然後方へ回られたトリックは反転し魔法による攻撃を仕掛けようとするも、超低空で飛ぶ十式によって舞い上がられた雪が天然の煙幕を作り出し、視界を奪って攻撃を妨害。更に雪原へと撃ち込まれた頭部機銃の弾丸によって更に雪煙は広がり、あっという間に戦場は白く包まれる。
「……ふー、ぅ…」
ある程度進んだところで機体を起こしたアズナ=ルブは、十式を振り返らせつつ機銃による雪煙の精製を続行。噴射を切って雪原に立つと同時に発砲も止め、コックピットの中で彼はゆっくりと息を吐く。
直接相手を自認する事も、戦場の空気を直に感じる事も出来ないのがMGという兵器だが、そんな兵器でも敵との駆け引きは成立する。鉄塊を隔てていようと意思ある者同士の戦いであれば、相手の虚を突き出し抜く為の知略と作戦が火花を散らす。そしてアズナ=ルブが仕掛けたのも…その内の一つ。
(火の魔法で欺瞞される可能性がなければ、熱源探知も使えるが……無かったところで、作戦遂行に支障はない…!)
神経を張り詰めながら、アズナ=ルブは空いている機体の左腕で残ったコンバットナイフを保持。それから待つ事十数秒。トリックの動きや考えを予想し、トリックの視界を推測し、額から緊張の汗を滴らせながら逸る気持ちを抑え込み……雪煙が舞い上がりから下降へと移り変わり始めた瞬間、ある方向へとナイフを投げ放つ。
「……──ッ!」
その勢いで雪煙の中に空洞を作り出す、十式のナイフ。次の瞬間、ナイフの向かう先とは全く違う方向から二本の触手が弾丸の様な速度で放たれ、それぞれが若干の広がりを見せながら十式の方向へと向かっていく。
触手の接近をセンサーが探知した時点で、アズナ=ルブの手は反射的に操縦桿を引こうとした。だがそれを理性で、意思の力で機体が完全な回避行動を取る寸前で押し留め、歯を食い縛って重粒子砲を二本の触手の間へと向ける。そして、十式の方向へと走った触手は……十式には触れる事なく、その左右を駆け抜けていった。
「もらった……ッ!」
トリガーを引くアズナ=ルブ。彼には確信があった。自身が遠隔攻撃を行えば、即座にトリックはその起点へ攻撃を放ってくると。彼は予測していた。トリックであれば「アズナ=ルブは反射的に避けるだけの力がある」と読み、偏差攻撃を仕掛けてくると。だからこそ彼は、動かなかった。もし読み違えれば避けられた可能性のある攻撃をみすみす受けてしまうという危険な賭けだったが……その賭けに、その不安に、彼は打ち勝った。
攻撃には起点があり、その起点には攻撃を放った存在がある。それは人であろうと何であろうと同じであり、例え視界が効かずとも、それさえ分かれば攻撃が出来る。ナイフはトリックの攻撃を引き出す為の囮で、この瞬間放たれた重粒子の光弾こそが…真の一撃。
(致命傷など望みはせん。擦り傷でも与える事が出来れば、それでいい…ッ!)
そうして駆ける光芒は、触手の間を通ってその起点へ。収束されたビームの一撃は触手が消えるより早く起点へと迫り、厚い雪の幕に穴を開け……
「──流石は前ギルド支部長。所詮は人間、などと軽んじずに正解だったわ」
「な……ッ!?」
その場に展開されていた魔法陣を、その中心部から貫いた。──左側面から声と共に現れたトリックへは、一切の傷を与える事なく。
「貴、様……ッ!」
「遅いッ!」
驚愕に目を見開きながらも重粒子砲を左へ放り、それを機体の左腕で掴んでトリックへと発砲しようとしたアズナ=ルブ。だが既に攻撃へと入っていたトリックに間に合う筈もなく……強烈な魔力の奔流によって、左腕部諸共重粒子砲を吹き飛ばされた。
「そぉいッ!」
「ぐぁあぁぁぁぁぁぁッ!」
更に立て直す暇も与えず、トリックは舌を十式の胴体部へと叩き付ける。その衝撃は薄い装甲を貫通してフレームにも響き、当然コックピットもまた激しい振動に襲われる。無論押し留められるだけの状況にない十式は弾き飛ばされ……森林へと突っ込み機体が止まった時には、すぐ前に立つトリックが彼と十式を見下ろしていた。
「…アヴニング、だったか。貴様の機体にもあれの様な遠隔操作武装があれば、裏の裏…更にその裏をかいて我輩に一撃与えられたのかもしれんな」
「……実戦とは、その手にあるカードを駆使して戦う事。…貴様の方が上手だった、ただそれだけの話だ…」
「ふん、相変わらず食えん奴だ。…悪いが貴様はここで始末させてもらう。恨むならなまじ実力のある自分を恨め」
珍しく冷たい表情を浮かべたトリックの頭上に、魔力を放つ魔法陣が現れる。…それが先の一撃でひしゃげた胴体部装甲やコックピットは勿論、フレームや背面部装備をも破壊し雪の大地へ到達するだけの魔法を撃ち出す事は、火を見るよりも明らかだった。
(……この状況から、避けるのは不可能…か)
正対した状態ならともかく、横転した今の十式に回避を間に合わせるだけの性能はない。百歩譲って回避出来たとしても、最早射撃武装は頭部機銃のみの十式でどこまで戦えると言うのだろうか。…アズナ=ルブは多くの経験を積んできた男。その経験は危機的状況でも活路を見出す為の力となるが……今はその経験が、脱却など不可能であると残酷にアズナ=ルブへと突き付けていた。
だが彼に焦りはなかった。というより、妥当な結果だなと冷静に捉えていた。そもそもたった一機で四天王と戦う事自体が無謀な選択。勿論玉砕前提でこそなかったが、死んでしまっても仕方ない…そう思っていたからこその、落ち着いた感覚。むしろ彼には心地良さすらあった。信じる者に、期待する者に未来を託して死ぬのであれば、それも本望だと。
「……ではな、アズナ=ルブ」
光の強まる魔法陣。その輝きをモニターで目にしながら、アズナ=ルブは受け入れるように力を抜く。そんな彼の目に映るのは、走馬灯の様な願いと思い。
(もう、十分に時間は稼げた。多少の違いはあれど、街に到達する前にホワイトハート様達が間に合うだろう。そしてホワイトハート様達ならば、必ずやトリックを…犯罪神を打ち倒してくれる)
(強く正しき者が、正当に評価される世界をこの目で見られないのは残念だが…新しい時代を作るのは老人ではない。老兵は去るのみ、さ)
(あぁ、そうだ。既にやるべき事はやった。シーシャに託す事も出来た。ならば、もう悔いは…心残りは……ない)
(────訳が……あるものかッ!)
その瞬間、閉じようとしていた目を見開くアズナ=ルブ。その目に、その身体に消えかけていた闘志がみなぎり、思考が凄まじい勢いで回転を始める。そして彼は、トリガーを引く。
「まだだ…まだ終わらんよ…ッ!」
「わ、悪足掻きだと!?…だが、どこを狙って……ぬおおおおッ!?」
操作に従い、頭部機銃が弾丸を撃ち出す。それに驚きを見せるトリックだったが、弾丸はトリックに触れる事なく上方へ。故にトリックはそれを悪足掻きだと判断し……その頭上へと、一塊の雪が落下した。
「こ、これは…狙いは雪の積もった枝であったという事か…ッ!」
トリックは自らを襲った雪を払い即座に魔法を撃ち込むも、その時にはもう標的の姿はない。聞こえる噴射音に振り向けば、そこにいるのは光の刃を抜き放った隻腕の機体。
(確かにやるべき事は果たした。だが、私がこの戦いで命を落とす事をホワイトハート様が望むものか…ッ!私があの日見た人の心の光は……犠牲の上に成り立たせるようなものでは…ないッ!)
目を閉じようとしていたアズナ=ルブの心には、充実の感情が確かにあった。だがそれでも、彼は大望を抱く男だった。目先の成果だけで満足するような、個人的な満足だけで歩みを止めるような男ではなかった。それ故に人望を得、一度は暴走し……今は、信じる道を突き進む。
「…やはり強いな、貴様は。だがまさか、本気で我輩に打ち勝つつもりではなかろうな?」
「今のところそのつもりはない。しかし、もし私の果たすべき使命の為にそれが必要であれば……四天王であろうと、打ち倒してみせよう。そして、何があろうと…ここより先に行かせはせんッ!」
再び相対するアズナ=ルブとトリック。片や半壊した機体、片やまだまだ余裕のある身体と戦力差は圧倒的だったが、その戦力差に怖気付く事なくアズナ=ルブはトリックをはったと見据える。そして……
「──覚悟は見せてもらったぜ、アズナ=ルブ」
……よく通る声と共に、白の守護女神と二人の女神候補生が両者の間へ舞い降りた。
*
通信で迎撃担当の魔術機動部隊が突破されたと聞いた時には、少し焦った。だがそれとほぼ同時に所属不明機が確認された事にはもっと焦り…それが十式であると分かった瞬間には、最早どうなってるんだという気分だった。で、いざ到達してみれば……そこにあったのは、トリックに対して啖呵を切るアズナ=ルブの姿。
「はぅ、まにあった…」
「わー、ボロボロ…けがしてなーい?」
「…大丈夫です、ホワイトシスター様」
わたしは十式を背にトリックと正対し、ロムとラムは視線を十式へ。十式は機体に大きなダメージを負い、武装もかなり減っているようだが……ラムの言葉に対する応答の声は、しっかりとしている。
「ご苦労だったな、アズナ=ルブ。だが…お前に出撃命令は出してないよな?」
「えぇ。ですからこれは、私の意思です」
「…こんな無茶を、する事がか?」
目はトリックに向けたまま、背後のアズナ=ルブへとわたしは問う。ここでトリックの侵攻に追い付いたのは間違いなくアズナ=ルブのおかげで、勿論感謝はしているが……女神として、この行動の理由は訊いておかなければいけない。そう思ってわたしは訊いた。そして、アズナ=ルブは迷う事なく言葉を返す。
「いいえ、それは違いますホワイトハート様。私は無茶ではなく……私の心に、従っただけです」
「そうか、なら……後は任せろ。お前の意思は、わたしが受け継いだ」
「はっ!」
スピーカーから覇気のある返答を響かせ、スラスターの噴射でわたし達の髪をたなびかせながら十式は飛び上がる。自分はまだ戦える…なんて言って踏み留まろうとはせず、露払いは済んだとばかりに潔く。……心に従っただけ、か…粋な返しをすんじゃねぇか。
「…さて…凝りもせずまたうちの国へ土足で踏み入ってくれたな、トリック」
「アクククク、それは失礼。…また会えて光栄であるぞ、麗しきルウィーの女神達…」
「うげ…また気持ちわるい目で見てくる…」
「…へんたい……」
聞こえる噴射音が次第に小さくなっていく中、わたしは右手に持つ戦斧を肩に担ぎ、それまで無言を貫いていたトリックへと睨みを効かせる。するとトリックはにやりと笑い、恭しい態度で返してくるが…その時点で既に、気持ちの悪さが滲み出ていた。…隠せない程気持ちが昂っているのか、それとも隠してないだけなのか…まぁどっちにしても、気分は全く良くねぇな。
「相変わらずつれないなぁ…まあよい。それよりも、退いてくれる気はないか?今の我輩は犯罪神様より直接命令を受けてはいるが…今もまた、幼女を傷付けるつもりなどない」
「ふん、誰がテメェなんかに道を譲るかよ。…テメェこそ、回れ右して帰るつもりはねぇのか?今だったら…そうだな、特別に笑顔で見送ってやるぜ?」
「何、本当か!?……と言う程、流石に我輩も単純ではない。故に…残念ながら、それは乗れない相談だ」
「だったら、しょうがねぇな…」
ゆっくりと肩に担いだ戦斧を下ろし、片脚を軽く下げて構えを取る。トリックが浮遊魔法を切ったのか雪原に降り、小さく両手を開いてあちらも臨戦態勢とばかりの動きを見せる。当然ロムとラムも…というか二人は既にばっちり構えていて、むしろわたしとトリックがそれに追い付く形となった。
(……本当に、帰ってくれるなら笑顔で見送ってやったんだけどな…)
トリックへと言った、皮肉交じりの提案。…けどそれは、ほんの少しだけ本心の部分もあった。何故ならトリックは……元を辿ればトリックや犯罪組織残党のせいだとは言えど、それでも身を呈してロムとラムを守ってくれた奴だから。恩返しをしなくちゃいけない…なんざ思ってないが、だとしても…退いてくれるなら笑顔位見せたって構わないという思いが、確かにわたしの中にはあった。
だが、トリックは乗らなかった。ならば、倒すしかない。仮に恩を感じていたとしても…だからって、ここを通せる訳がない。
「ふーんだ、わたしはさいしょからぶっとばすつもりだったもんね!」
「わるい人は、めっ……!」
そしてそれは、二人も同じ。相手が四天王だからと怖気付く事なく、力強い言葉をトリックにぶつける。…が、そこでわたしはふと思う。
「…ロム、ラム、二人はモンスター迎撃の方に回ってもいいんだぞ?」
「…それ、どういう意味……?(むむむ)」
「まさかおねえちゃん、また「二人にはあぶない」とか言う気?」
「違ぇよ、もう何度も二人には助けられてるからな。…そうじゃなくて、相手が相手だって事だ。舐めてくるような相手と戦うのは、気分の良いもんじゃねぇだろ?」
『それは……うん…』
あの異様に大きい舌で舐められるというのは、想像するだけでも背筋に怖気が走る程に恐ろしい事。しかも聞いたところによると一度二人は実際にそれをされたらしく、訊いた途端に二人の顔へ影が差した。…それに、心の優しい二人なら助けられたあの事に対し、何かしら思っていてもおかしくない筈。ならあまり気分が乗らない可能性もあるんじゃないかと、わたしは二人に対して思っていた。
「…相手は強敵だ。だから二人がいた方が、わたしは心強い。でも、わたしはここで戦えと強要もしない。……どうする、ロム、ラム」
『…………』
左右にいる二人に、わたしは問う。戦うにしても戦わないにしても、大切なのは二人の意思だから。そして、わたしの問いを受けた二人は一度黙って……
「…たたかうよ、おねえちゃん。わたしたちも、守りたいから」
「トリックは気持ちわるいやつだけど…それでもわたしたちは、女神だもんっ!」
「…分かった。だったら…頼りにさせてもらうぞ、二人共」
「……話は、済んだか?」
「あぁ、待たせたな。テメェを倒す算段はたった今ついたから、早速覚悟しやが……」
静かながらもはっきりと意思を口にしたロムと、迷いなく言葉を発したラム。二人の言葉に「言うようになったな」と思いつつも、わたしの口元に浮かぶのは自然な笑み。
油断するつもりはないが、負ける気もしない。この時わたしは本気でそう思っていた。だが、その思いに沿って雪原を蹴ろうとした時……足元から触手が、わたしに向かって襲いかかる。
「んな……ッ!?」
突如現れた触手に目を見開くわたし。その時視界の端でトリックが笑みを浮かべているのが見えて……気付く。恐らくトリックは背後に魔法陣を展開していたのだと。着地したのは、雪原との隙間から魔法陣が見えてしまうのを防ぐ為だと。わたし達が会話している間に、触手を雪の下で伸ばしていたのだと。
触手一本でやられるようなわたしじゃないが、この攻撃を受けるのは不味い。仮に巻き付かれた後即座に切れたとしても、こんな形で先制されれば流れがトリックの方へと向いてしまう。だからわたしは焦りかけ……次の瞬間、左右からの魔法弾が触手を撃ち抜いた。
「…ゆだんしちゃだめよ?おねえちゃん」
「あぶなくなったら、わたしたちに言ってね…?」
「…へっ、こんなのわたしにだって切れてたっての。……いくぞ、ロム!ラム!」
『うんッ!』
生意気な事しやがって、と再びわたしは笑みを浮かべる。…本当にロムもラムも、生意気な事をするようになった。でも…だからこそ心強いじゃねぇかと、わたしは二人の名前を呼ぶ。そして、わたし達は飛び上がり……もう一度トリックを倒す為の戦いが、始まった。
今回のパロディ解説
・(〜〜新しい時代を作るのは老人ではない。〜〜)
機動戦士Zガンダムの登場キャラの一人、クアトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)の名台詞の一つのパロディ。…アズナ=ルブは大人ですが、別に老人ではありませんよ?
・「まだだ…まだ終わらんよ…ッ!」
上記同様、クアトロ・バジーナの名台詞の一つのパロディ。台詞だけでなく、頭部機銃を使った危機脱出もZガンダムのあるシーンのパロディだったりします。
・人の心の光
機動戦士ガンダム 逆襲のシャアにおいて、主人公アムロ・レイが発したワードの事。アムロではなくシャアパロのキャラが言ってしまいましたが…パロならではですよね。