超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth2 Origins Progress   作:シモツキ

183 / 183
あとがき

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久し振りです。先日遂にOPことOrigins Progressのストーリーを完結させたシモツキです。……そうです、OPが漸くエピローグにまで到達したんです!OAより話数も文字数もびっくりする程増えてしまったOPが、ここまで来たんです!知ってましたか皆さん!いつ終わるのか謎だった作品が、この度……あ、もう知ってる?見りゃ分かる?…そう……いや、ほら…あとがきから読みたい人がいるかもな〜って思って…。……え、その場合は遂に、って言われてもピンとこない?…わ、分かってるもんそんな事!

 

 

……こほん、意味不明な導入はこの位にしておきましょうか。本当に意味不明ですね。物語だろうと何だろうと導入部分で上手く相手の興味を掴むのが大切な訳ですが、だからって突飛な事すれば良いってものでもないんです。折角なので、皆さんはこれを私からの教訓にしましょう。役立ったら感謝してくれて良いんですよ?

と、言っていたらまたズレ始めてきたので、今度こそほんとに導入を終わらせようと思います。シンプルにクドくなっちゃいますしね。

 

はい。OAのあとがきを読んだ方なら分かる通り、今回は一話丸ごと私の話だけで終わる、文字通りのあとがきです。普段の投稿では殆ど話しませんが、私自身はこうして書くのが(言うのが?)好きですからね。それに商業作家さんのあとがきに憧れてるところは変わってませんし。

じゃあ、本題に入るとしましょうか。まずは全体を通して私が思っている事、私が声を大にして言いたい事を一つ。えー……

 

長ぇわ!なんでこんなに長くなったしOP!あーた、OAと比較して二倍なんてレベルじゃねぇぞ!?

 

…ふぅ、ちょっとすっきりした。これ一回言いたかったんですよねぇ。

あ、はいこの説明はしますよ?これだけじゃ「いや知らんわ。てか、書いたのあんたでしょうが」って言われちゃいますからね。…いや、説明したところでこの返しは成立するんですが。これ言われたらぐうの音も出ないんですが。

という訳で、説明します。まず情報としては、OPが約一年でストーリー完結したのに対し、OPは二年弱かかってます。しかもOPの文字数は約159万字と、こっちは完全に二倍以上(OAは約71万字)な上、今回のあとがきや今後の設定集系を入れると160万字も余裕でオーバーしてしまいます。この時点でもうボリューム増え過ぎですね。そしてその割にストーリーとしての量が多かった訳ではなく、ただただ冗長になっちゃってるだけの部分がちらほらあるのが余計酷いです。って訳で、これが反省点その一ですね。

 

 

さて、次はキャラクター…の前に、少し世界観について触れておきますか。これもここまで読んで下さった方には不要な説明かもですが、本作はOAと同一世界…即ちRe;Birth1のゲイムギョウ界から繋がる世界です。ですから直接の原作であるRe;Birth2のゲイムギョウ界とは大小様々な違いがあり、尚且つ1でも2でもない要素…平たく言えばVⅡ(R)のキャラクターが出ていたりもします。ここら辺は活動報告でも説明しましたが、VⅡ(R)のストーリーを大きく変える関係ですね。約一名、それ以上(?)の理由で登場させたキャラもいますが。

 

 

それでは改めてキャラクターの話をしましょう。まずは続投主人公の一人であり、現状唯一のオリジナルメインキャラ、イリゼから。

前作では主人公としての役目は果たしつつも、ネプテューヌに引っ張られる事の多かった彼女ですが、本作では逆にパーティーを引っ張る、女神候補生の四人を導く立場となりました。ダンボール戦機Wにおける山野バンや、デジモンクロスウォーズ三期における工藤タイキみたいな感じですね。

イリゼは原作からの変更がこれといってない(そもそも原作にいない)ので、私の中のイメージのまま書いていましたが、立場の変化から女神としての自分をOAやOIより意識していたかな〜と思います。指導役になりましたし、小規模ながら信者も出来ましたし。それ故に成長したり、新たな喜びを見つけたり、逆に自分を追い詰めてしまったり、でもしっかりしてるようでしっかりしてない、偶に子供っぽくなるイリゼを書けていたらいいな、と思います。

 

次は新主人公のネプギアと、女神候補生三人ですね。彼女達の大きな変更点は、『面識がある』『全員が最初の戦いに参加し、敗走している(=捕まってはいない)』でしょうか。どちらもOAからの流れを受けてのもので、尚且つストーリーにも大きく影響を与える変更なので苦労しました。まぁ、その分ただのコピーにならず面白い部分でもあった訳ですが。…いがみ合っていたり心の距離があった四人が、最終的には姉達に負けない程の仲良しになるって、書いてる側もかなりほっこりするんですよね。

姉の役に立てず、突き放されるように逃げ出し、結果姉が捕らえられてしまった四人の苦悩とそこからの成長。今この文を書いていて気付きましたが、Re;Birth2はかなり王道なんですね。そして成長したという点では同じでも、心に秘める意思や夢は少しずつ違う女神候補生。元からある程度成熟している守護女神とは違う魅力を、本作中で少しでも表現出来ていたなら私は安心です。

 

続けまして候補生の後は守護女神。後半から続投主人公として復活したネプテューヌと三人は、『プロローグでの結末が違う』『四天王と少なからず因縁を持つ』『心に根付いたトラウマ』の三要素が原作との明確な差異となっています。一つ目と三つ目は私が理想とする守護女神の形(ぽっと出のマジック一人に一度世界を救った四人が惨敗、なんて私は書けねーです)で、二つ目はどっちかって言うと四天王の性格や思想の変化が関係性も変えた…って感じですね。それと、これはOIの段階からも言える事ですが、妹のいる三人は、原作よりちゃんとした姉になったかなと思います。ネプテューヌは何だかんだきちんと教えるし、ノワールもユニの行動を肯定するし、ブランはロムラムの話をしっかり聞いてあげる…という感じで。

大切なものの為に命を燃やし、死体も同然の身体で監禁され続けた結果どうしようもない程のトラウマを負い、それでも絆と誇りを胸に再び世界を救った守護女神の四人が、やっぱり私は大好きです。……あ、別に他のキャラはそんなに…って事じゃないですよ?

 

更にお次はメーカーキャラ。…正直、コンパとアイエフ以外は特筆する程どうこうしたって事はありませんが……旧パーティーメンバーは前半秘密裏に行動していた、とか四天王や犯罪神へ総員で時間稼ぎをしたりと、目立った活躍はさせてあげられなくても『きちんといて、出来る事をしてくれてるんだよ』って評価を貰えるよう努めはしましたね。同一世界なのに次回作になると、いつの間にか居なくなってる…なんてほんとにしたくありませんでしたから(…原作批判?い、いえいえ好みの話をしてるだけですよ!?)

で、コンパとアイエフに関しては、後半はキャラ増加の関係もあってあまり描写出来ませんでしたが、どちらも『頼れる先輩』っぽくしようとはしました。コンパはネプギアに治療の手解きをしたり、アイエフは下っ端ことリンダを一人で返り討ちにしたりがその辺りですね。

 

そして、外せないのがマジェコンヌ。一作目ラスボスであり、ラストで見た目がキツい人から美人にチェンジした(元に戻った)特別なポジションのキャラ。一応強さとしては、コピー抜きならメーカーキャラメンバーと同じ位(=信次元の人間としては上位クラス)かな〜と思って動かしました。性格は…見た目通りに落ち着いた、贖罪の為の戦いを続ける人…で、多分Re;Birth1ラストのマジェコンヌからあまり離れず書けたんじゃないかと思います。離れてないと信じたいです。

 

教祖と前作からのサブキャラ…も、メーカーキャラ同様特筆する点はないですね。ただ、こちらもメーカーキャラ同様、少しでも登場出来るよう頑張りはしました。後オリジナルサブキャラもですね。イリゼの信者達とか、MG乗りの方々とか、とにかく私は名無しでも出来る限り大切にするスタンスを貫きます。

 

 

…えーと、取り敢えず普通に解決すべき人達へここまでですね。という訳で、皆さんも気になっているであろう、黄金の第三勢力(ゴールドサァド)+αと四天王の話をしましょうか。っていうか、語らせて下さい!いいよね!?だってあとがきだもん!二年弱も頑張ったんだもーん!

 

ではでは黄金の第三勢力(ゴールドサァド)から!一番最初はサブキャラ位の、あくまで「ただリストラするのは可哀想だし、出すだけ出しとくかなぁ…」程度の気持ちだったんですが、気付けばVⅡ(R)のものを圧縮した個別イベントを用意する程になってしまいました。これは活動報告でも触れた話ですが…黄金の第三勢力(ゴールドサァド)は雑に扱えない私が性質を表れた結果そのものですね。

ビーシャはトラウマを克服するのではなくプレスト仮面への考え方を変え、ケーシャはOAでの出来事を利用しつつ病み方の方向性を変え、エスーシャは過去を独自に掘り下げて今に至る経緯を変え、シーシャはアズナ=ルブとの関係性から進もうとする道を変え……構想を練れば練る程、色々やってみたい事が増えていきました。だからこそどこまで書くかが難しく(ただでさえOPは伸び気味でしたし…)……まー、疲れましたね。でも多分、この疲れはやって良かったなぁと思える疲れです。

 

勿論、VⅡ(R)からフライング登場したのは彼女達だけじゃありません。アズナ=ルブ、それになんとゲハピグからメイジン・タカナシが登場しました。この二人は完全に私の趣味ですね。乗ってる機体も完全に元ネタを意識しています。…ただ、アズナ=ルブの性格が別人と化しているのは、やっぱり思うところがあったからです。彼の元ネタキャラは確かにロリコンだとかへたれだとか言われてますし、全くの事実無根ではないですが、あくまでネタとして言われてる部分がベースになってるパロディキャラというのは、どうしても悲しくて……エゴですね、これは。

 

ごほん。気を取り直して…最後は四天王です。言うまでもなく四天王は元からいるキャラですが……なーんでこんな変わったんでしょうね。や、経緯は分かってるんですよ?執筆の上でジャッジのキャラを思い違いしていまして、そっから段々他の四天王の性格や過去にも想像が膨らんでいって、するともうその方面で深めていきたくてしょうがなくなったって訳です。マジックだけはあまり変わってませんが……彼女はガナッシュ以上の、文字通りの狂信者なのです。方向性を増やした他の四天王と違い、元の要素を伸ばした感じですかね。

戦闘狂ながらも武人なジャッジ、夢に憧れヒーローである事を追い求め続けたブレイブ、偏愛ながらも相手が幸せであらんと心から願うトリック…皆魅力的ですね!そして四天王が大きく変わったからこそ、候補生だけでなく守護女神との関わりも増えた訳で、ほんと満足出来るキャラになったと思います。…マジで良いキャラしてんなぁ、四天王(自画自賛

 

 

はてさて、キャラクターに関する事はこの辺で切り上げて…とか言ってる時点でもう4500字いっちゃってました。もうこの時点でOAのあとがきを大幅に超える文字数になる事がほぼ確定です。…って感じにまた文字数の話が出たので、文章についても話しましょうか。

 

OA、覚えていますか?……と、上手くないパロはさておき、OAでは後半に地の文が多くなってしまったと反省しました。その上で書いたOPはどうだったか。……えぇはいそうですよ、改善されるどころか悪化してますわ!平均文字数見て下さいよ!9000ですよ9000!しかも盛り上がる(盛り上がらせたい)シーンではちょいちょい一万字オーバーしたりもしてますし、下限も7000ですからね!?…いやほんとにこれ以下はないんです。だって…()()7()0()0()0()()()()()()()()()()稿()()()()んですから。

更に言いますと、知っての通り私はオリジナル作品も週一で投稿してますし、本シリーズのR-18版も不定期ながら投稿しています。で、双極の方も7000ノルマを課しており、OVは不定期ながら基本一万字前後で二週に一度のパターンが多いので、OPは7000×2、双極7000、OVは週5000と計算すると、最低でも私は週に26000字書いてる訳なんです。これだと月に10万オーバーですよ。ラノベが大体10万字前後と言われてるので、ぶっちゃけ毎月一冊書いてるようなものです。最早擬似毎月刊行プロジェクトです。シモツキさん、頭おっかしー。

…ただまぁ、これ以上はほんとに無理ですね。現状でも趣味の時間の大半を執筆に取られてるので、これ以上増やすといよいよ生活に支障が出ます。っていうか今のままでも支障出てるんじゃないでしょうか。

 

OP限定の話をするとすれば…三人称成分増えましたね。前も言いましたが、やっぱり私は(なんちゃって)三人称の方が書き易いみたいです。後、OAに比べると原作からの流用が少なかったですね。これは原作と基本の流れは同じでも、個々のイベントの内容は結構違う場合が多かったからですが。

加えて大変だったのは書き分けです。多分、皆さん数回は「うん?誰が喋ってんだ…?」ってなりましたよね?…前半はともかく、後半はパーティーメンバーがOAの倍になってたりもするんでほんとに書き分け大変でした…一応地の文でフォロー入れるよう意識はしましたが、そうするとそれはそれで地の文のテンポが悪くなりますし、ちょっとこれは誰かにアドバイス貰いたいところです。

あー後、ロムとラムも大変でした。何が大変かは……分かりますよね。特に二人が地の文担当してる時なんかは。

 

 

ふぃー、キャラの事言って、文章の事も言って……前回の時は次に何話したか覚えてます?…そう、ラスト数話を書いてる時寂しくなったって話です。

終わらせるのが寂しい、終わるのは嫌だ…OAの時はそう強く感じていましたが……ぶっちゃけOPでは、あんまりそんな感じがしませんでした。勿論感じてはいましたが、OAよりは…って事です。これは終わらせる事を一度経験してるからかもしれません。月10万字なんてやってたから、疲れて寂しいどころじゃなかったという可能性もあります。ですが、一番の理由はやっぱり……

 

続編の構想がもうがっつり出来上がってるから、でしょうね。

 

はいここ拍手するところですよー!作者から続編があると明言されましたよー!これでOriginsシリーズの最新話を毎週見るのが趣味だった人は、心から安心出来た筈ですね!

…なーんて言いはしましたが、正直OAの時以上にやっぱりね感の強い続編発表だと思います。だって活動報告でVⅡ編を構想してる、ってほぼ言ってますもん。しかも今確認したら、上で『フライング登場』って書いちゃってますしね。…もうちょい読んでくれてる人を興奮させたかったなぁ…。

 

って言ってもしょうがないんで、タイトル発表いきましょうタイトル発表!テンション上げていくよー!それじゃ、続編のタイトルは……ババン!

 

『超次元ゲイムネプテューヌ Origins Relay(仮)』

 

です!(仮)は仮称って意味ですからね!でも幾つか案のある中で取り敢えず、って訳じゃないんで、多分このまま正式採用されるんじゃないかなぁと思います。

そして、見ての通りこれはOIと同系統、即ち中間の物語です。やる内容もOPではやれなかったイベント、あんまりスポットの当たらなかったメーカーキャラのお話、そんなつもりじゃなかったのに気付いたら全然やってなかった百合百合(?)な展開、その他日常シーンやらその先の作品に入る前にやっておきたい事やらを色々書きたいなと考えている所存ですので、お楽しみにしていて下さい。こういう話を見てみたいよ、というリクエストも受け付けてますからね〜。

 

はい、ではここでOrigins Relayに関して提案…というか募集があります。この作品でもコラボを考えているのですが、今回は多作品同時コラボをしてみたいと思うのです。なので……コラボしてもいいよ、って人は是非言って下さい!どんなコラボするかは後に活動報告で書くつもりですが、取り敢えず『謎の空間に集められたイリゼ達。何も分からないまま怪しい司会者によって脱出の為の試練がスタートし、イリゼ達は策謀と裏切り、私欲と悪意に満ちた戦いを……なーんて事はなく、びっくりする程バラエティテイストな試練(?)を賑やかに、でも一応真面目に突破していく』みたいな感じのストーリーになります。つまるところ、OIの『創滅の迷宮・蒼の魔導書編』よりは気楽な展開って事ですね。蒼の魔道書もちょいちょいギャグ展開を挟んではいましたが。

もう一度言います、コラボしてもいいよって人は感想なりメールなり、今後上げる活動報告なりで言って下さい。単純にイリゼとうちのオリキャラの絡みを見てみたい、でもいいですし、かのシモツキさんに書いてみてほしいという動機でも、Originsシリーズを利用してうちの閲覧数増やしてやろうみたいな算段でもOKです。……っていうか人が全然集まらなかった場合この企画頓挫しちゃうので、マジで来て下さい!このとーりですっ!(土下座のつもり)

 

次回作の話もこれでお終い。後は雑談、というか個人的な話(ずっと個人的な話してる気もしますが…)を……とでも思ったか!残念、まだ次回作の話は終わらないんだなー!

…あ、はい文字通りの意味です。まだ次回作に関して話す事があります。

OAのあとがきの際には、OIの発表だけを行いました。それはOPを書く事自体は決めていても、まだタイトルを始め不明瞭な点が多かったからです。……と、こんな事を言った時点で察しの良い方なら分かりますよね。そんな皆さんの思った通り……ここではナンバリングタイトルの最新二次創作も発表しちゃいます!しちゃうんです!そして気になるタイトル(今回二度目)は……

 

『超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth3&VⅡ Origins Exceed』

 

どーん!一挙に二作同時発表なのですーっ!なんかOPに引き続き青蘭学園に通う学生とかロイヤルパラディンのグレード3とかを彷彿とさせるタイトルですが、別にそれ等の作品とクロスオーバーする訳じゃないので安心して下さいねっ!…あ、でもかなりこれ等の作品を意識したパロディ(というか展開?)はありますが。

そして、皆さんが気になるのはやっぱり『Re;Birth3&VⅡ』の部分ですね?え、二作纏めてやっちゃうの?って思ってますね?分かってます分かってます、これは普通に分かります。後この部分はちょっと表現変えるかもです。

で、二作纏めてやるのかと言われると……それはYESでありNOです。どっちのストーリーも入れるという意味では肯定しますし、これまでのように書くかという意味ではNOです。

これまで私は、原作に忠実に書いてきたつもりです。OAは勿論、OPも基本の流れは同じだった筈です。ですが、3&VⅡでは大きく変える予定を立てています。具体的には、『VⅡをベースに色々組み替えた話』『Re;Birth3の本編終了後の次元の話』『オリジナルストーリー』の三本柱で作り上げていきます。

 

何故そうするのか。理由は様々ですが…つまるところはそうしたかったからですね。どちらのストーリーにも善かれ悪しかれ思うところがあって、更にずっと書きたかったオリジナルの展開もあって、その結果として上記の三本柱になるという訳です。この作品の構想はOP開始以前…というかOAの時点からあった、本当に書きたくて書きたくて堪らなかったものなので、OP終了がOA程寂しくなかったのは、この『やっと書ける』っていう嬉しさがあったからかもしれませんね。やっとって言ったって、書き始めるのは数ヶ月以上先になりそうですが。

私の考える信次元と女神の在り方、これまでイリゼ達が伸ばし続けてきた可能性の開花する瞬間、その他様々なものを詰め込んだ作品にするつもりなので、どうか楽しみにしていて下さいね。

 

そんなこんなで二作発表しましたが、取り敢えず後数回はOP(設定系)を書いて、一段落付いたら一度執筆から離れて休憩…なんてせず、今のペースのまま続編に取り掛かっていきます。なので今度こそ、次回作に関する話はお終いです。

 

 

やー、随分かかりましたがこれで最低限話す事は済みました。なのでこれで締めてもいいですし、ここら辺で締めた方がいい気がしないでもないですが……まだもうちょっと話させて下さい。ちょっとになるかは怪しいですが、まだ話したいんです。

 

上で少し触れましたが、私は原作を大切に書いてきたつもりです。ですがOAに比べると、OPは基本的な流れは同じでもそれ以外の部分で色々と差異がありましたね。それはやってみたい展開だったり、ちょっとした勘違いだったり理由は様々ですが、差異は差異。OAよりもOPは、本来の『Re;Birth2』じゃなくなってるんです。

元々、原作シリーズの中ではRe;Birth1が一番好きなんです、私。それは私にとっての初ネプ(正しくはアニメが最初ですが)というのもありますし、ネプテューヌ達守護女神組を始め、メインキャラが皆踏み台や噛ませになる事なく輝いてる作品だから(例えばマジェコンヌにコピーされる展開なら、疲労したところを狙ったり仲間を人質に取ったりと、女神の面子を保つ形になってるんですよね)なんですが、そういう意味ではふと「Re;Birth2もそれ位自分の中で満足したいから、そこそこ差異が生まれたのかな」なんて思いました。

それだけじゃありません。キャラ関連の差異は何やら私の中で『キャラを皆大事にしたい。不快なだけの、ヘイトを集める為のキャラは作りたくない』という思いがかなり拗れて、その結果イリゼやベールが好敵手と認めるジャッジだとか、変装の天才と化したリンダだとかが生まれたんです。多少クドくなっても、ご都合感があったとしても、誰が割りを食う話作りはしたくない。…多分これは、今後のOriginsシリーズでも、別の作品でも変わらないと思います。だって私の中で、キャラクターは皆生きてるんですから。それぞれに願いが、思いがあって作品という世界を生きてる以上は、出来る限り皆に輝いてほしいですから。

 

…っと、話が逸れましたね。これは……いや、逸れてないかもしれません。ネプテューヌシリーズには好きなキャラが沢山いて、創作といえど皆が幸せになってほしいという思いがあって、だから輝いてほしくて、作品の道具として動くのではなく人生として歩んでほしくて……そういう思いが形になった結果、OPにはそこそこ差異が生まれたんだと思います。

 

二次創作って、そういうものですよね。原作が大好きで、だからこそ見たいもの、描いてみたいものがあって、その思いがあるから作品なんていう決して楽じゃないものを生み出す。勿論皆が皆愛故に二次創作を書く訳じゃないと思いますが、私はこれからも愛を持って書き続けたいと思います。

でもだからこそ、私はOPの結果をきちんと見なければいけません。間違っても、『私がもっと原作を良くしてやる』なんて思いにはならないように、()()()()()()()事を心に刻まなきゃいけません。…だって、原作あっての二次創作ですから。原作を生み出してくれた人達がいるからこそ、私は二次創作を書きたいと思う程好きになって、二次創作を書く事が出来るんですから。

 

作品作りとは、難しいものです。やりたい事は本当に沢山あって、でもそれを作品の中に入れるの楽じゃなくて、仮にやりたい事が出来てても大変だなぁと何度も思って、面倒になったりもして…でもやっぱり書きたいから書く。満足の出来る結果に到達したくて、だけど終わらせてしまうのは寂しくて、どんなに苦労したとしても、また続きを書きたくなる。二次創作だろうがオリジナルだろうが、これは変わりません。そしてそういう意味では……OAに負けない位、OPも満足出来る形で終わらせられたと思います。

執筆経験のある方、或いは過去に執筆していた方は分かってくれるのではないでしょうか。もしそうでない方は……もし書きたいと思うものがあるのなら、一度本当に書けるかどうか考えて…その上で、書いてみるのもいいと思います。多分大変だって感じると思いますが、途中で止めたくなるかもしれませんが……きっと、書く中で楽しいと思える時はある筈です。

 

 

……なーんて、何お節介な事言ってるんでしょうね、私。何様のつもりなんでしょう。一応二作完結させて、まだ他にも書いてたり続きを書く予定ではありますが、私も所詮は有象無象のアマチュア作家。偉そうな事言ってないで、好き勝手に書くのがお似合いですよね。

えぇそうです、私は自由に、あとがきなんかも楽しんで書いちゃうのが似合ってます。義務でも何でもないのに執筆をし続けて、途中で止めるなんて読者にも作中のキャラにも失礼だなんて一丁前の事考えて、それで自分を追い詰めて……でも何だかんだ最終的には楽しんじゃうのがこの私、シモツキなのです!…あ、けど、私は私のスタイルにも作品にも誇りを持ってますよっ!

 

 

さて、そんな事を書いていたらいよいよ一万字を超えてしまいました。すみません、長々と私の駄弁りに付き合わせてしまって。…でも、わざわざあとがきを読むって事は、それなりに楽しんでくれてるって事ですよね!……楽しんでくれてますよね…?次回作の情報以外は興味ないよ、とかじゃないですよね…?

 

こ、こほん。とにかく話したい事はそれなりに話せましたし(ほんとはもっと話したいです。でも全部書いたらキリがないですから…いや、ほんとに……)、OPのあとがきも締めに入るとしましょう。

OPはOAに負けず劣らず楽しめました。パロディも徹頭徹尾入れまくる事が出来ましたし、メインキャラからほぼモブなキャラまで数多くの人を『夢と願いを持って生きるキャラ』として書けましたし、何より最高のハッピーエンドで終わらせられましたから。……あ、でも書き切れなかった部分もあるので、もしかしたらOrigins Relayでその部分の後日談的な事をするかもしれませんね。…っと、そうだ…今回も休む事なく書き続けた私、お疲れ様っ!けどここで気を緩ませたりせず、これまで通り双極もOVも次回作も頑張れっ!

 

それでは、最後に謝辞をさせて頂きます。最初は原作シリーズの制作チームと、ハーメルンの運営を受け持っている皆様。OPもまた、大元の親及び書ける環境を作って下さった皆様のおかげで生まれる事の出来た作品です。書かせてくれて、ありがとうございました。

次は誤字報告をして下さった皆様、アンケートに答えて下さった皆様、感想にて指摘を入れて下さった皆様。編集のいないアマチュア作品においては、皆様の様に声を上げてくれる方々がいるからこそ作品は良くなっていくのです。そんな皆様の好意を、私は心から感謝します。

更に次はお気に入り登録、感想、評価等をOPに対して行って下さった方々。今の私にとっては、皆様に楽しんでもらえる、面白いと表現してもらえる事も執筆を続ける上での楽しみの一つ。皆様の行動は、私を嬉しい気持ちにさせてくれてるんです。

最後に、ここまでOPを読んで下さった皆様全てに感謝を伝えて、あとがきを締めさせてもらいます。本当に、ありがとうございました。

私はこれからも私の為に、そして出来るならば皆様の楽しみの為にも執筆を続けます。イリゼ達の物語は、目に見える形で続きます。ですので『もう少し応援してやろうかな』と思って下さるのであれば、これからも応援宜しくお願いします。次回作で、その最後のあとがきでまた皆様と会える事を、勝手ながら期待させてもらいますね。

 

 

では……願わくば、皆様のささやかなながらも温かな幸せが、これからも続いてくれる事を。




今回のパロディ解説

・ダンボール戦機W、山野バン
ダンボール戦機シリーズの一つ及び、その主人公の一人の事。でもイリゼはOAの時唯一の主人公だった訳ではないので、彼とは少し違いますね。

・デジモンクロスウォーズ三期、工藤タイキ
デジモンシリーズの一つ及び、その主人公の一人の事。彼は三期において主人公と明言されている訳ではないので、彼もイリゼとは少し違いますね。

・OA、覚えていますか
マクロスシリーズの一つ及び、シリーズ内の曲の一つのパロディ。文章中でも書きましたが、まぁ分かり辛いですね。やっぱり音声が欲しいです…。

・毎月刊行プロジェクト
ライトノベル作家鎌池和馬さんの行っていたチャレンジ(?)の事。冗談抜きで、本当に毎月十万字以上書いてました私…我ながら恐ろしいです……。

・青蘭学園に通う学生
アンジュ・ヴィエルジュシリーズに出てくる学園とその生徒(プログレス)の事。前作はプログレスで、次回作はエクシード…次は可能性解放とか、EVEとかですかね?

・ロイヤルパラディンのグレード3
カードファイト!!ヴァンガードに登場するユニットの一つ、ブラスター・ブレード・エクシードの事。別に続編で超越(ストライド)したりはしませんよ?……多分。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。