超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth2 Origins Progress   作:シモツキ

67 / 183
第四十六話 旅からの帰還

教会、そして女神候補生の協力とシェアの回復を目的に行った四ヶ国巡りの旅。途中、プラネテューヌに用事が出来て一時的に戻ったりはしたけど…それはあくまで寄っただけで、帰還した訳じゃない。だから……新たなパーティーメンバーと共にプラネテューヌへと再び来た時、私は純粋に『帰ってきた』と感じた。

 

「ただいま〜」

 

荷物を持って、プラネタワーの自室の扉を開いた私。プラネタワーに戻った私はまず報告を…と思っていたけど、イストワールさんの「今日はもう遅いですし、そういう事は明日に回して休んで下さい( ˘ω˘ )」という言葉を受けて現在ここにいる。今頃皆も自室か来客用の部屋に行ってるんじゃないかな。

 

「えーっと…あ、いた」

 

取り敢えず荷物を入り口付近に置いて、部屋を見回す。で、私が目を止めたのは部屋の一角に落ちてる水色の物体。それはスライヌのぬいぐるみ……ではなく、スライヌのライヌちゃん。

 

「私だよ、ライヌちゃん。ただいま」

「ぬら?……ぬらぁ!ぬらぬら〜♪」

「よーしよし、お留守番よく頑張ったね〜」

 

近くにしゃがんで声をかけると、私に気付いたライヌちゃんはぴょこんと振り返って私の元へと飛び込んでくる。

ライヌちゃんの事は基本イストワールさんに任せていたし、出来るだけ一人(一匹)の時は部屋の外に出ないよう言っておいたけど…更に万が一の事に備えて、部屋の中に居ても誰かが来たらぬいぐるみのフリをする様教えていた。今回はタイミングが悪くて私が見えない向きでぬいぐるみのフリを始めたっぽいけど…それはさておき、この様子なら留守番中もちゃんとやってたみたいだね。えらいえらい。

 

「ライヌちゃん、私がいない間なにかあった?」

「ぬらぁ?…ぬらー、ぬら。ぬらぬらぬっら」

「うん、やっぱり分からないや。あはは…はいライヌちゃん、お土産だよ」

 

私は一度ライヌちゃんを降ろし、荷物の中からリーンボックスで買ったお菓子を取り出してライヌちゃんの前へ置く。

 

「…………」

「…………」

「……ぬ、ぬら…」

「だよね!包装された状態で渡されてもどうにもならないよね!…ごめんね、どんな反応するのか見たくてつい…」

 

ことん、と自分の前にお土産(お土産の意味はともかく、自分にくれるんだって事は理解してた模様)を置かれたライヌちゃんは、見るからに困った表情を浮かべた後…戸惑いながら包装に噛り付いていた。…包装ごと食べようとしたのかな、それとも包装を破りたかったのかな…?

 

「テープを取ってっと…じゃーん、リーンボックスで人気のクッキーだよ」

「ぬらぁ……!」

「美味しそうでしょ?他にも買ってきてあげたから、どんどん食べていいからね〜」

 

包装を取り、箱を開け、中のクッキーの個別包装も開いてライヌちゃんの口元へ。するとライヌちゃんは嬉しそうな表情を浮かべ、ぱくりとクッキーを食べてくれた。…はぅ、ライヌちゃんの舌が一瞬手の平に触れる感覚も久し振りだよ……。

そうしてライヌちゃんがクッキーを咀嚼してる間、私は次々と個別包装を開けて、戸棚から持ってきたお皿へとクッキーを入れていく。気分的には全部手渡しであげたいところだけど、荷物の片付けとかお土産配りとかもしなきゃいけないからね。

 

「うーん…これ位にしておく?それとも全部食べたい?」

「ぬー……ぬら!」

「……こ、これ位でOK?」

「ぬらぬら」

「そ、そっか…首を振ってOKかNOか教えるジェスチャーを習得してくれてるのはほんとにありがたいよライヌちゃん…」

 

こくこくと首を(スライヌは頭しかないけど)縦に振ってくれた事でOKだと分かった私は、軽く頭を撫でた後に荷解きを開始する。取り敢えずお土産は後回し、捨てそびれたゴミはゴミ箱へっと。

 

「…っていうか、よく考えたらお土産なんて呑気なものだよね。四ヶ国のトップが揃って捕まってて、絶望的とまでは言わないものの決して悠長には構えていられない状況だってのに…」

「……ぬら?」

「…前の旅でもそこそこ気楽に構えてた節あるし、私達って実はかなり呑気者なのかな…」

「……ぬら、ぬらぁ〜」

「あ……大丈夫大丈夫、別に落ち込んでる訳じゃないからね」

 

ふと思ってしまった事で、少し自嘲的な気分になっていたら…いつの間にか足元にきていたライヌちゃんが、私を心配そうな目で見上げていた。それに気付いた私はライヌちゃんを安心させる為に笑顔を浮かべて……あぁそうだ、と思い出す。

 

「そうそう、実はまたちょっとあれを買ってきちゃったんだ。ライヌちゃん、見てみる?」

「ぬらぬらー!」

「そっかそっか、じゃあまずは…はい!手乗りサイズのひよ子ぬいぐるみ!ふふっ、これはテーブルの上にひょこっと載せておくと可愛いと思うの!」

「ぬら…ぬらぁ!」

「お次はこれ!梨の妖精さんぬいぐるみ!着ぐるみじゃなくてぬいぐるみ!この妖精のPRしてる地域がゲイムギョウ界にあるのかどうか怪しいところだけど、それは些末事だよね!」

「ぬらぬらぬー!」

「そして最後は……まさかのしゃけこさんぬいぐるみ!ただのパンダぬいぐるみじゃなくて、まさかのしゃけこさんぬいぐるみだよ?ライヌちゃん、間違ってもこのぬいぐるみを汚したり潰したりしちゃ駄目──」

「突撃となりのイリゼ部屋ー!」

「わぁぁぁぁああああああああっ!!?」

 

小さなひよ子ぬいぐるみ、ヒャッハーなぬいぐるみに続いてナイトキャップを被った見た目パンダのぬいぐるみを取り出した瞬間──元気一杯な声と共に半端ない勢いで扉がぶち開けられた。その突然さに、そしてタイミングの悪さに私は跳び上がってしまう。

 

「えぇっ!?な、なに!?イリゼどうしたの!?」

「そ……それは私の台詞だよッ!?ノックは!?挨拶は!?普通に開けるという選択肢は!?」

「……えと…イリゼ、怒ってる…?」

「ビビってるのッ!!」

「わわっ、ごめん!ごめんなさい!」

 

あわや天井に頭をぶつけるレベルで跳ね上がってしまった私。心臓バクバクのまま、着地と同時にキッと扉の方へ視線を向けると……そこにいたのはREDだった。REDは私の悲鳴じみた言葉を受けた時には、これまた驚く事にきょとんとしてたけど…次の瞬間には私に向かって平謝りしてきた。……後で聞いたけど、この時私は驚愕と怒りと羞恥とその他諸々が混ざった、何とも言えないヤバさを孕んだ表情をしていたらしい…。

 

「…全く…RED、他人の部屋に入る時はノックする。これが出来ない人なんて赤ちゃんかネプテューヌ位だよ?」

「あ、この国の守護女神様は出来ないんだ…じゃあむしろ光栄かも?」

「REDさん、今位きちんと反省しないとイリゼさんに愛想尽かされますよ…?」

「あ、ユニ?…それに…ロムちゃんラムちゃんも?」

 

REDのこれまたネプテューヌを彷彿とさせるポジティブシンキングに、私が頭を抱えそうになったところで廊下から姿を見せたユニ。更にその後ろからロムちゃんとラムちゃんもひょこっと顔を出して、一気に私の部屋の人口密度は上昇した。

 

「お、おじゃまします…」

「あ、うん…えーと、REDが来た理由はまぁ大方予想がつくとして、三人はどうしたの?」

「んと…わたしとラムちゃんは、ここのたんけん…してたの」

「そしたらREDを見つけたから、たんけんのなかまにしたのよ」

「アタシはネプギ…じゃなくて、ちょっと用事の帰りに迷子状態の三人と遭遇したので、案内を…」

「べ、べつにまいごにはなってなかったわよ!たんけんのさいちゅーだったんだからね!」

「ふぅん、なら不安そうな顔でウロウロしてたのはアタシの見間違いかしら?」

「うっ……」

「まぁまぁ気にする事はないよ、私とネプギアもプラネタワーが完成して間もない頃に迷った事あったし」

 

ユニに痛いところを突かれ、言い返せなくなってるラムちゃんへと私はフォロー。そして「えー、訊いてくれないのー?」と言いたげなREDの視線はスルー。…だって絶対二人同様探検か嫁候補に会いに来た、か新たな嫁候補探しかだもん……絶対と言いつつ三つも可能性上げるのはどうかと思うけど。

と、そこでそういえば…と思って下を見る私。すると……

 

「…………」

 

ころーん、とライヌちゃんはぬいぐるみのフリして床に転がっていた。…ライヌちゃん、ナイス反応。

 

「……でも、三人…というか新パーティーメンバーは今後も来るだろうし、きちんと紹介しておいた方がいっか…」

「……?イリゼ、また独り言?」

「ま、またって…こほん。ユニとロムちゃんラムちゃんは聞いた事あるかもしれないけど……この子はスライヌのライヌちゃんです」

 

ぬいぐるみモードのライヌちゃんを持ち上げて、私は四人へライヌちゃんを紹介。それを受けた四人は……

 

「あ、はい。聞いた事あります。……でもほんとに居たんですね…」

「モンスターをペットにするなんて、イリゼもかわってるわね」

「…お、おそわない……?」

「ぬいぐるみじゃなかったんだ…うんうん、面倒見が良さそうなのも嫁候補としてグットだよイリゼ!」

 

…とまぁ、ご覧の通りかなり予想通りな感じだった。…なんかライヌちゃんそのものへの反応より、私や飼っている事への反応が多いけど…ま、まぁそういう事もあるよね…。

 

「モンスターではあるけど、人を襲ったり器物破損を行ったりはしないから安心してね」

「凍えてるのを見つけたのがきっかけなんでしたっけ?人を襲わない事といい、珍しい個体ですよね」

「へぇ、じゃあこのライヌちゃん?…は寒がりなの?今もよく見るとちょっと震えてるし」

「あー…震えてるのは多分、皆を怖がってるからだと思うよ。ライヌちゃんはモンスターとしては致命的なレベルで小動物的だから」

「こわがり……ちょ、ちょっと触ってもいい…?」

「いいよ、でもそっとね」

 

怖がり、という点にシンパシーを感じたのか、瞳に興味の色が灯ったロムちゃん。私が許可を出すと、ロムちゃんは右手の人差し指をそーっと近付けて……つん、と指先でライヌちゃんへ触れた。

 

「…………」

「…………」

「……?ろ、ロムちゃん?そいつなんか変だった…?」

「……スライム、みたい…(ぷにぷに)」

「そ、それはまぁ…スライヌ、なんて名前がついてる位だからね…」

 

ロムちゃんはライヌちゃんに触れた指先を見つめながら、当たり前過ぎて逆に的外れな感想を口にした。…いや、ある意味ロムちゃんっぽいけどね。正に純真無垢って感じで、謎の安心感を感じさせてくれるんだけどね。

その後、ロムちゃんの姿を見て興味を抱いたのかラムちゃんとユニも接触(REDはスライヌ系統の感触なら接近戦の時何度か触れて分かってるからいい…らしい)。ぷに、とかつんつん、とかの可愛らしい擬音が鳴りそうな程度でしか触ってない二人だけど……二人が触ってる間、ライヌちゃんの震えは僅かながら激しくなっていた。

 

「…ぷるぷるしてますね」

「あはは…皆、今後もライヌちゃんと遭遇する機会はあると思うけど、ライヌちゃんが慣れるまでは無理に触ったりはしないであげてね」

「うん…わたし、この子の気持ち…ちょっとわかるから、やくそくする…」

「…むりにさわろうとしたらどうなるの?」

「ライヌちゃん は にげだした!……ってなるかな?」

「え、なにそれ見たい!」

「しまった、好奇心を刺激してしまった…ほんとに止めて、ライヌちゃんは私の大事な子だから」

「ふーん…ならまあわたしもやくそくするわ」

「…だって。良かったねライヌちゃん」

 

ぽんぽん軽く頭を撫でながらそう言うと、ライヌちゃんは頷きながらもまだ少し心配そうな目で私を見ていた。……か、可愛い…これはこれで可愛い…。

 

「…にしても、イリゼの部屋って結構普通だね。女神様の部屋って皆こんな感じなの?」

「え?…うーん、まぁ突飛な部屋してるのはベールだけじゃないかな。ブランの部屋は本が多い事除けば私と同じ位普通だし、ネプテューヌの部屋は所謂女の子の部屋って感じだし、ノワールは…そこはかとなく貴族感がある部屋だけど突飛って訳ではないし」

「そうなんだ、ユニ達も部屋は普通?」

「うん、質問続けるのはいいけどしれっと私の部屋物色始めようとするのは止めようか」

 

本棚やら引き出しやらに興味を持ち始めたREDを窘めつつ、私は皆の部屋を思い出していた。…別に女神だからって、部屋の内装まで独特である必要はないもんね。突飛って表現したベールだって、趣味のアイテムが部屋中にあるだけだし。

 

「あ…ロムちゃんロムちゃん、このとだなの中アニメのDVDいっぱいあるわ!」

「ほぇぇ…ほんとだ…」

「……ねぇユニ、ユニは悪くないって分かってるけどさ…よりにもよって何故この三人を連れて来ちゃったかな…」

「す、すいません……その、イリゼさんもサブカル趣味あったんですね…」

「あれは…主にノワール達の影響だよ。色んな作品勧めてくるから、本やゲームより取っ付き易いアニメをスタートにしよう…と思ってたらいつの間にか沢山になっちゃってね」

 

結局部屋物色タイムなってしまった事と、自身が着実にサブカル方面へ進みつつある事に苦笑しながら私は回答。四人からすれば『作品への愛が足りない』って評されるかもしれないけど……アニメは性質上原作より短くまとめられてる場合が多いし、勝手に進んでくれるから『ながらプレイ』に最も適してる媒体なんだよね。その上で強く惹かれたら改めて見ればいいだけだし。

そんなこんなでREDとロムちゃんラムちゃんは物色を続け、ユニも何だかんだで気になる様子だったから私は諦め、ライヌちゃんと共に四人が満足するのを待つ事にするのだった。全くもう、これじゃあゆっくりするどころか荷解きすら碌に出来なくなっちゃったね、ライヌちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

……あれ?…えーと…待つ事にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

……あ、あれ?何で『*』が出てこないの?流れ的にもう終わりだよね?場面転換するのに丁度いいタイミングだったよね?おかしいなぁ…もしやまだやり残しでもあるのかな?でも日常パートだし、絶対にこれはやっておかなきゃってものもないと思うけど、やり残しがあるとしたらそれは一体────

 

「ところでイリゼさん、テーブルに並べてあるぬいぐるみもイリゼさんの物なんですか?」

「……あ、これか…」

「……?」

 

ライヌちゃんへ紹介してる途中でREDが来た事により、すっかり忘れていたぬいぐるみ。ユニが興味を持ったのは…そして、今回における『やり残し』はどうやらこれみたいだった。

 

「…イリゼ、さんは…ぬいぐるみ、すきなの…?」

「まあ、ね。…でもどっちかって言うと、コレクター的な感覚かな…」

「これくたー…?」

「なんか偶に集めたくなっちゃってね。……やっぱ、子供っぽい?」

「アタシはぬいぐるみ集めててもいいと思うなー、可愛いもの好きなのはアタシもだもん」

「まぁ…銃器集めてるアタシやジャンクパーツ集めてるネプギアよりは健全且つまともだと思いますよ?」

「それより、ほかにもぬいぐるみあるの?」

「そ、そっか……他にもあるよ、見てみる?」

 

何でもかんでも集めていたら置き場所に困るから、特に自分の琴線に触れた物しかこれまで買ってこなかったけど…それでも私の部屋にはそこそこの数のぬいぐるみがある。どうせ話したんだから、見せたって問題ないよね…と、そう思った私は皆に私のぬいぐるみコレクションを披露するのだった。

 

 

 

 

「……あ、今度はちゃんと『*』が付いた…やっぱやり残しがあると付かないんだね、これ…」

 

 

 

 

「えー、皆さん。まずはよく来てくれました(о´∀`о)」

 

翌日、パーティーメンバー全員が揃ったところでイストワールさんが口を開いた。

 

「ふふーん、わたしとロムちゃんはわざわざ来てあげたんだからね?」

「このまきまきクッキー、おいしい…♪」

「それはシガレットクッキーって言うんですよ」

「へぇ、これってそういう名前だったんだね。これもコンパが作ったのかい?」

「違うですよ。でも、作り方は知ってるです」

「コンパさんはお菓子も作れるんだ…ボクも偶には作ってみようかな…」

「5pb.はギターも引くのだから、するなら手先には気を付けて」

「……あのー皆さん…わたし喋っても宜しいでしょうか…( ̄▽ ̄;)」

 

人間誰しも気心の知れた相手が近くにいると、つい話したくなってしまうもの。人数が少ない場合は散発的に起こるだけだから、なんら問題はないけど…流石に人数が二桁となると、散発的の域を超えてしまって中々話が途切れなくなってしまう。雑談してる時にはそれもありがたいけど、誰かが全員に対して話したい場合には…ねぇ。

 

「こほん…ではまず確認しておきたいのですが、ネプギアさん達にこれまで協力して下さった皆さんは、今後も協力してくれる…という事で良いのですか?(・・?)」

「勿論だよ。あたしは少し前に大きな恩を受けたからね」

「アタシもだよ!今いる嫁候補の為にも、これから助け出す嫁候補の為にも協力は惜しまないのだ!」

「よ、嫁候補?…それならば助かります。そしてユニさん、ロムさん、ラムさん…ネプギアさん。今後行う事は、これからの戦いは謂わば、一度何も出来ずに負けた相手と再び合間見えるという事です。…その覚悟は、お有りですか?」

 

自身の言葉ににこり、と笑みを浮かべて頷いてくれたRED達にイストワールさんは安心した様な表情を浮かべた後…真剣な様子で、ネプギア達に視線を送った。

イストワールさんは、心配しているんだと思う。あの時、ギョウカイ墓場から敗走してきたネプギアがどれだけ傷付いていたか知っているから。ユニ達も同じ様にショックを受けてたんだろうって分かってるから。だからこその、心配の言葉。……でも、イストワールさんはまだ知らない。ネプギア達が、旅の中でどれだけ変わったのかを。

 

「…勿論です。覚悟はあります。あるからこそ、今度こそ勝つって思っているからこそ、アタシはここにいるんです」

「まけたら次はかてばいいだけ、リベンジしてやるわ!」

「おねえちゃんたちの為に…がんばる…!」

「…皆さん……」

「そういう事です、いーすんさん。……わたし達が、お姉ちゃん達を…守護女神を、助けます」

「……立派になりましたね、皆さん」

 

それぞれの言葉で、イストワールさんへと意思を伝えた女神候補生の四人。そんな四人の姿を見たイストワールさんは、一瞬驚きを浮かべて…その後、理解した様に微笑みながら頷いた。…そう、四人共成長してるんですよ、イストワールさん。

 

「…では、早速今後の事を……と言いたいところですが、候補生の皆さんにはこれからやってもらいたい事があります(・ω・)」

「やってもらいたい事、ですか…?」

「はい。行動から言えば、皆さん…と言ってもネプギアさん以外ですが…には、数日間自国へと戻ってほしいのです」

「自国に……?」

 

それは一体どういう意図が…と思い、首を傾ける私達。そんな私達の顔をゆっくりと見ていったイストワールさんは、真剣さ…それに険しさも含ませた表情を浮かべ……言った。

 

 

 

 

「これは、まだあくまで未確定な情報です。未確定ですが……犯罪組織の四天王が内の二人らしき存在が、各国で見受けられました」




今回のパロディ解説

・梨の妖精
千葉県船橋市のゆるキャラ、ふなっしーの事。ふなっしーのぬいぐるみなら実際にありそう…というかありますよね。THE・ゆるキャラなんですから。

・突撃隣のイリゼ部屋
ヨネスケさんが出演するコーナーシリーズ、突撃隣の晩ごはんのパロディ。別にREDはしゃもじを持ってる訳でもなければ晩御飯が気になってやってきた訳でもありません。

・ライヌちゃん は にげだした!
ドラゴンクエストシリーズにおいて、相手が逃げ出した際に出るコマンドの事。…いや、ライヌちゃんはメタル系モンスターじゃありませんよ?言うまでもありませんが。


本作(OP)におけるアンケートを活動報告に掲載しました。もし宜しければ、そちらもご覧下さい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。