皆様、初めまして。或いは、お久し振りです。当たり前ですが、この作品の作者であるシモツキです。
えー、普段…というか、基本的に作者として語る際は、いきなりふざける事から始める場合が多いのですが、今回はそういう事をせず、普通に書き始めてみようと思います。思いますというか、そうしてみました。
そして、これまでのあとがき…Originsシリーズのあとがきは、とある作家さんのあとがきをオマージュさせて頂いていたのですが、今回の、本作のあとがきは、私なりに書いていくつもりです。やはり本作は、私のオリジナル作品ですからね。……まぁ、オリジナルと言っても元ネタ…というか、モチーフにしたあれこれはあるんですけどね。
さて、前置きは済んだので、ここから本編に入っていこうと思います。…あ、でも別に、本作のあとがきは真面目一辺倒でいくって事ではないですよ?普通にふざけるつもりですからね?何せ、私ですし。シモツキですし。というか、あとがきの本編ってなんでしょうね。存在そのものが矛盾してる気がします。
まあそれはともかく、まずは双極の理創造を書き終わっての率直な感想をば。全二百四十二話+αという、とにかく長い作品が終わった訳ですが……
無事に完結させる事が出来て、良かったぁぁぁぁああああああっ!嬉しい!疲れた!ほっとしたッ!
……こんな感じですね。色々な感情があるんですが、取り敢えず真っ先にくるのはこういう感想、思いです。
いやほんと、完結させられて良かったぁ…って感じなんです。ちゃんと完結させられるのか、書いてて私自身不安でしたし、活動報告に書いた通り、今年度(これを投稿した時点)から執筆を減らそうと思っていたので、その為にもきっちり終わらせる必要があったんですよね。で、嬉しいと疲れたは言うまでもなく、ほっとしたというのも無事に完結してくれて…という意味ですね。
でも、大満足で終わった、終わらせられたかというと、そうではありません。反省点やもっとこうしたかった…と思う点が多々ありますし、惜しいと思う気持ちもあります。
という訳で、その話を…とする前に、一つ役に立たない事を教えましょう。先に言っておきますが、本当に役に立ちませんよ?私の個人的な話なので。
こほん。上でも名前を出しましたが、私は連載作品としてこれまで、本作の他にもOriginsシリーズ(ネプテューヌシリーズの二次創作)を書いていました。でもってそれは今も書き続けているのですが、Originsシリーズ(扱いが特殊なOVは除く)は完成次第投稿する、定期投稿に間に合うように書いていくスタイルだったのですが、双極は投稿を始める前に多少ですが書き溜めておき、ストックを作った状態で始めたんです。そして、毎週ストックから一話投稿しつつも、同じペースで一話ずつ書いていた為、常に「書いているのは、投稿した作品の数話先の話」という状況だったのです。ずっと投稿と執筆のペースが同じだった為ストックは減らず、エピローグ含むラスト数話は幾つかの理由から『執筆ペース<投稿ペース』となってしまっていたのですが、なんとかストックが尽きる事なくここまでくる事が出来ました。つまり、このあとがきもエピローグが投稿される前に書いているのです。……どうです?本当に役に立たない話だったでしょう?
……この話、何でしたんでしょうね。これを読んでいる方が私の執筆状況を知ったところで、何になるんだって話ですよ。…まぁ、私がしたいからしただけですが。あとがきの…いえ、そもそもアマチュアの創作活動の時点で、したいからしてるだけですが。
とまぁ、ここで「したいからした」という言葉が出てきたので、この作品を書こうと思った理由、目的の話をしましょうか。
理由は勿論、したかったから…です。以上!単純明快で分かり易いですね!
…………。
…冗談です。えぇはい、嘘じゃないですがこの一文で終わらせるつもりはありません。色々書きたくて、わざわざあとがきを一話分として作っているんですから。
では改めて。私がこの作品を作ろうと…創ろうとしたのは、あるシーンを描きたかったからです。そしてその、あるシーンというのは、悠耶と顕人、二人の最終決戦です。これを描きたくて、ここまで書いてきたのです。…えぇはい、先に結末から決めて、そこに向かって話を作っていく…という物語や、そういう形を取る作者さんもいるとは思いますが……我ながら、最終決戦の為だけに二百話を軽く超える作品を書く事になるとは思いませんでした…。Originsシリーズもどんどん長くなっていった訳ですが…一つの作品としては、私の中でも断トツですよ。えぇ。……あれ?でも、OEのコラボや設定系も含めると、断トツではないのかも…?
ともかく、私がこの最終決戦を描きたかったから、私の中だけにある物語ではなく、明確な形にしたかったから、双極を書く事に決めたのです。もう少し言うと、単に書きたかったのではなく、実現したくても出来なかったものを、諦めない為に書こうと思ったのですが…そこまで書くとややこしいので、この辺りで留めておきます。…これも、何故書きたかったのかという部分も、あとがきで語りたかったんですよね。
ですが、勿論それだけの為じゃありません。書く事を決めた理由は上記の通りですが、書いていく中で色々やりたい事、描きたいものが増えていき、それを片っ端から詰め込んでいったのです。…それが、これだけ長くなった理由の一つですね、はは…。
作品を作る切っ掛けは語り終わったので、次はキャラ…というか、主人公の話をしていきましょうか。主人公以外のキャラに関しては…全員語るとキリがないんですよねぇ。何せ全員が(モチーフ的な存在はあれど)オリジナルキャラですし。
って訳で、早速語るとしましょうか。まずは主人公の内ちょっと捻くれている方、千嵜悠耶です。
悠耶のコンセプトは、後述する顕人と対照的な存在、ですね。何もかも対極、という訳ではないですが…割と真っ直ぐな顕人に対し、少し斜に構えている悠耶、何も知らない顕人と、霊装者の事を知る(というか元霊装者の)悠耶、非日常を求める顕人と、ありふれた日常を求める悠耶…ダブル主人公である事と、最終決戦でのぶつかり合いを意識して、対照的なキャラにしていったんです。
ただ勿論、それだけを考えて作った訳ではありません。基本は過去の経験もあり、非日常に関わろうとしないながら、何だかんだで他人を見捨てられない、見て見ぬ振りが出来ない…そして根がそういう人間だからこそ、守りたいものが増えていく事によって、生き方への考えも少しずつ変わっていく…ちょっとありきたりですが、王道な面も併せ持つキャラとして描いていきました。奥手な顕人に比べればその辺りの躊躇いは少ない(比較的、ですが)ので、顕人には出来ない行動を…って面もありますね。これに関しては、逆に悠耶には出来ない事を顕人が…って展開もありますが。
他にも両親の状態であったり、得意な戦闘距離(近距離か遠距離か)であったりと、本当に悠耶と顕人は対照的になっています。…まあ、対照的とまで言わずとも、複数の主人公を作るのであれば、キャラ被りしないように設定していくのが普通かもですけどね。
単なる元霊装者ではなく、生まれ変わりの結果元霊装者という形になったのは、現代日本の設定との兼ね合いですね。戦時中でもないのに、十代で壮絶な戦いの過去が…なんてなる?…と思ったのです。それに、元霊装者であっても決して非常識ではない、ちゃんと現代人としての常識を持っている、未来に対しても絶望や諦観を抱いている訳じょないキャラとする為にも、生まれ変わり、普通の少年として生きてきた設定にした訳です。……多分…。
…あ、いや、今の「多分」は冗談じゃないですよ?実を言うと…というか、もう何度も書いていますが、悠耶は顕人と対照的な主人公、というコンセプトで生み出しており、謂わば顕人(と、ストーリー)を前提としたキャラなので、全てが全てきっちり意味を持った設定、という訳じゃないんです。一人のキャラとして意味のある設定もあれば、対照的にする為の設定もあるので、そして設定を考えたのは何年も前なので、ちょっと不安になってしまった…そういう訳です。
後、どうでもいい話ですが、悠耶は異世界転生ならぬ、同世界転生キャラですね。過去の偉人が現代に…に近い感じでしょうか。顕人は偉人じゃないですし、本人ではなく生まれ変わりですけども…。
ダブル主人公の一人、悠耶に関してはこんな感じですね。語ろうと思えばもっと語れますが、そうするとキリがない…って、主人公以外の話をするとキリがない、主人公も片っ端から語るとキリがないって、どんだけキリがないのよ、って話ですよね。
こほん。では話を戻して、もう一人の主人公である顕人の事を語るとしましょう。
上でも書いた通り、顕人は悠耶と対照的な存在です。良く言えば優男、悪く言えば軟弱な性格で、至って常識的で、でも主人公らしい勇気や諦めない気持ち、思いの強さを持っている…そんな人物です。悠耶はボケも突っ込みもしますが、顕人は完全にに突っ込み型の人間ですね。それも全力で突っ込むタイプの、ある意味ノリが良い人物です。
…が、本作を最後まで読んで下さった方であれば分かる通り、ただそれだけのキャラではありません。非日常に対する憧れを、夢を強く持っており、時にそれが何よりの原動力となるのも顕人ですし…その思いの果てに、ヒロインを苦しめていた組織のトップと仲良くなり、(ストーリー的な意味での)ラスボスになっちゃってますからね。悠耶より…というか作中全体から見てもかなり良識的に見えた顕人が、その実とてもまともとは思えないような精神を併せ持っていたというのも、顕人の大きな要素だと思っています。普通の主人公っぽく始まったのに、最後は普通からかけ離れた顕人と、ちょっと主人公らしくない(昨今の主人公事情からすれば、悠耶も十分主人公らしいかもですが)始まり方から、最後は王道要素強めになった悠耶という点でも、やっぱり二人は対照的ですね。
更に顕人は、とあるプロの作者さんの言葉を借りるなら、過去のない主人公です。普通の人間としての過去はあっても、物語の要素たり得る過去はないのが顕人です。対象…というか、主人公二人ならそういう過去がある主人公とない主人公の方が良いかな、と思った部分もあるのです。
そんな顕人ですが、彼は一言で言うと、私の理想の主人公…です。私の主人公に対する、好きな要素だったり求めている設定だったりを惜しみなく突っ込んでキャラにしたのが顕人なんです。独善的で、一歩間違えば悪人も同然、思いの方向性が善に向かっているだけで、考え方は悪人と変わらない…みたいな主人公が好きなんですよね、私。まあ尤も、そんな主人公は大概いませんけども。
ただ、別に作中終盤で見せた部分が、顕人の本性という訳ではありません。いえ、普段の優しさも場合によっては独善的な面に繋がってなくもないですが、基本は普通の優しい人間…の筈です。普通の精神を持ちつつも、異様な程非日常への憧れや、そこから来る独善性を同時に有している、というだけなんです。…だけ、で済ませられるのかどうかはまた別として。
あ、因みにこの好きな要素っていうのは、バトルスタイルもです。圧倒的火力…それも一条の巨大なビームではなく、何門も備えての一斉射だったり、マイクロミサイルの掃射だったり(これは曲射ビームに置き換えましたが)、ほんと私の好きを目一杯詰め込んだキャラが顕人なんです。…まあ、変形とか巨大な艦船とかも好きなんですが、その辺りは流石に組み込めないですから、ね…。
もう一人の主人公、顕人に関してもざっくり語るとこんな辺りです。…が、この際なのでもう少し語ります。顕人云々ではなく、私の理想とする主人公観を書いていっちゃいます。
私はどんな主人公を理想としているか…だと顕人が出てくるだけなので、もう少しざっくりとした表現をすると……うーん、これが難しいんです。いや、何となくのイメージはあるんですけど、言語化しようとすると、この表現で良いのかなぁ…って感じになるというかなんというか…。
と、そんな話をしていても仕方ないので挙げるとすれば、達観していないでほしい、少年(青年)主人公なら少年(青年)らしく、少女主人公なら少女らしくいてほしい…でしょうか。これだけじゃざっくりし過ぎですので、もっと具体的に書きますと…ぶっ飛んだボケや言動があった時には思わずテンション高めに突っ込んでしまったり、ドキドキするシーンがあったら表に出すか内に秘めるかはそのキャラ次第でも心自体は揺れたり、『現実』とか『大人』って言葉を体のいい言い訳にして逃げたりせず、夢や守りたいものを取り零さない為に手を伸ばし続ける…そんな、ある意味じゃ未熟で未完成な心を持ったキャラにこそ、主人公でいてほしい…って思うんです。……え?最後のはちょっと違う?現実や大人って言葉を投げる言い訳と捉えるのは、また別の話?ちっ、バレちまったら仕方ねぇなぁ…。…はい、さらっと違う話混ぜました。違う主張を混ぜようとしました。ごめんなさい。
ごほん。これは私が、割とコメディ要素のある作品…シリアス一辺倒の作品より、シリアスがあっても同時にコメディや緩い場面があったりする作品の方が好きだから…っていうのもあるのかもですが、いつもクールで、何が起きても動じず、ボケやヒロインとのドキドキ場面も淡々と対処しちゃう主人公は、どうにも勿体無さ、物足りなさを感じるんですよね。やっぱ主人公にも愉快さ、賑やかさがあってほしいと思うんです。明るかったり社交的だったりするキャラは勿論、クールキャラもクールなりに突っ込んだり、表面的には冷静でも内心ではテンパってたり…みたいな感じで。主人公なんだし格好良く(女性主人公なら可愛く)いてほしいですけど、三枚目要素も少しは求めるのが私というか…。
無論、だからといってそうじゃないキャラは悪い、駄目だと評するつもりはありませんよ?これはただの好き嫌いの話ですし、大人が主人公ならむしろ、達観してる面が魅力になったりもするでしょうしね。というか、三枚目云々を言い出すと、「そもそも主人公は一枚目で、三枚目は主人公以外のキャラを指すんじゃないの?」ってなっちゃいますけども。…と、とにかくこれは私の主人公観であって、主人公はこうであるべき論ではないのです。
ふぃー、主人公関連だけで結構語りましたね。取り敢えず主人公の話は終わりにするつもりですが、あとがきはまだ終わりじゃありません。まだまだがっつり続きますよー!
上で語った通り、主人公以外のキャラは語ると本当にキリがないので個々には語りませんが、全体としては語っていきます。
ヒロインを始め、色々なキャラを出してきましたが…キャラ造形に関しては、三パターンに分けられますね。と、いう訳で分けていくと、
1.結構はっきりモチーフがいるキャラ
時宮妃乃、宮空綾袮、ラフィーネ・ロサイアーズ、フォリン・ロサイアーズ、ウェイン・アスラリウス、ゼリア・レイアード
2.はっきりとはしていないが、何となくのモチーフはあるor私の好きな要素を形にしていったキャラ
千嵜緋奈、篠夜依未、天凛慧瑠、中佐賀茅章、上嶋建、園咲晶仔
3.物語に必要、或いは欲しいと思い、そこから他のキャラとの兼ね合い等も考え構築したキャラ
時宮宗元、時宮由美乃、時宮恭士、宮空刀一郎、宮空深介、宮空紗希、杉野唯、赤松高次、顕人の両親、その他学校や協会関係の各キャラ達
こんな感じになりますね。取り敢えず人間キャラ(と慧瑠)に限定して書きましたが、魔人や魔王は3です。じゃあ、次は各項目について軽めに触れるとしましょう。
まず1ですが、これは本当に読んで字の如し、好きなキャラをモチーフにさせてもらったキャラクターです。勿論、名前を始めとするプロフィール系の設定以外は全てそのまま…なんて事はなく、好きなキャラをモチーフにしつつも、この作品に登場させる上でどうするかを考えたり、或いは「ここはこうだともっと好みだなぁ」なんて思いから変えてみたりした結果生まれたキャラですが…まあ、全員とは言わずとも、何人かは「これは○○ってキャラがモチーフなんだろうなぁ」と思われてるんじゃないかなと思います。
続いて2ですが、これは更に二つのパターンに分かれています。モチーフはあまりなく、好きな要素を中心に組み上げていったキャラのパターンと、一応モチーフはあるものの、モチーフ以外の要素も多めに組み込んでいるキャラのパターンです。まあ要は、1と3の中間位かなぁ…って感じのキャラ達なので、同じ2の枠でも、1に近いキャラ造形をしているキャラもいれば、逆に3寄りのキャラもいたりするのです。
最後となる3は…これも読んで字の如しですね。親の様にポジションとして必要だったり、展開の関係上誰かしらいてほしい…って理由で生まれたキャラ達なので、1や2程練られている訳ではありませんが、それでも名有りキャラや誰か一発で判別出来るようなキャラは、私の中でちゃんとイメージが出来ています。
全体を通して言える事は、多かれ少なかれ私の中で「こういうキャラでいてほしい。こういう人物であると嬉しい」という、願いを込めて生み出し、書いていった…という事でしょうか。これはOriginsシリーズのあとがきでもよく書いているのですが、私はキャラ一人一人を大切に思っています。キャラにはそれぞれ、物語における役割というものがありますが、ただその為の道具ではなく、物語…もっと言えば私の中にある、双極の理創造という世界で本当に生きているキャラとして思いを込めています。だからこそ、出来る限りどのキャラの事も尊重してあげたいんですよね。所謂モブキャラ、と呼ばれるようなキャラ達に関しても、名有りキャラや固有の肩書きを持つキャラ達と同等に…というのは流石に出来ていないというか、そういうキャラ達の設定までは詰めていないのですが、それはそれで「誰かはっきりしないキャラだからこそ、そのキャラの個人としての株は落ちていない」…というか、モブキャラみたいなものだからどうだっていい、とは思っていないんです。名前の設定のないキャラだって、出来る限りは幸せになってほしいですしね。
もう少しキャラについて語ると、主人公達含め作中では描写し切れなかった要素や設定(私の頭の中にはあるもの)があるキャラも多いですし、後述しますが、用意した(考えていた)設定を活かせないまま終わってしまった部分もあります。やっはり、創作って難しいですよね。頭の中にあるものを形にする、ってだけでも難しいですし、私含め多くの方は執筆だけをしている訳にはいかないですし。でも同時に、凄く楽しくて続けたくなるものでもあると、私は思います。
キャラの次は、世界観や設定…でしょうか。でもここはキャラ程長くならないかな、と思います。
世界観は、言うまでもなく現代…ですね。勿論、霊装者の存在によって少しだけ違ったりもしますが、現代をモチーフにしている事は事実です。そして、舞台となっている…つまり悠耶や顕人が住んでるのは、まあ日本の真ん中辺り、その周辺のつもりです。この辺りは私自身、はっきりとは決めていないので、ご想像にお任せしますね。
…あ、因みに何度かパロディネタやメタネタを入れたりもしましたが、それはあくまでネタであり、深い意味があったりする訳じゃないです。まあ、コラボだったりクロスオーバーだったりをしたら、少なくともその作品(の世界)についてはちゃんと知ってる、って事になりますけどね。
設定の方は…身も蓋もない表現をすると、一人一人が固有の能力を持っている訳じゃない異能バトル物、というそこまで珍しくないものですね。きっちり設定を決めてる部分も多いのですが、中には頭の中にはあっても語れていなかったり、逆にざっくりとしか決めていないせいであやふやになっていたりするところもあります。…割と困るのが、名称関連なんですよね。仕組みとか歴史とかは何となくのイメージでも大丈夫(=文章化出来る)なんですが、名前はきっちり決めるか完全にぼかした表現をするかのどちらかになってしまいますし、名前を雑に決めると後で後悔しますし、でも名前はその性質上ほいほいと変える訳にもいかないから、取り敢えず仮の名称を付けておく、という事も出来ないという…。まあ、予め考えておけば苦労しなくて済む事、と言われたら返す言葉もないんですけどね!
と、いう感じで世界観や設定の話は終わりです。キャラクターの話とは、打って変わって短く終わりましたね。…キャラの話と比較したら、ですけども。
ここまで明るく話してきましたが、次は暗い…訳ではないでしょうが、この作品に関する反省です。えぇ、あるんです反省。そりゃありますよね、反省。
双極の理創造に関する反省は…OEの反省でも触れた事ですが、全体としての流れをしっかりと決めていなかった、という事です。そのせいでやたら話数が増えてしまったり、その割に終盤が駆け足(色々といきなり)だったり、挙句終わり方が強引…全ての謎が明かされ、全ての事がちゃんと片付き、すっきりと完結を迎えた…みたいな形にならなかった(取り敢えず締めの形を整えただけ)訳ですからね。大反省、猛省です。
まあ、なんというか…自分でもほんと、惜しい事をしたなと思っています。上でも触れたのですが、本当は他にもやりたい展開があったりしたのに、全体の流れを考えていなかったが為に、入れられる場面を見つけられず諦める事になったり、或いはそもそも完結を優先してカットせざるを得なくなったりと、完結させられた事に対する安堵感がある反面、こういう形で完結になってしまったか…という思いもあるのです。特に、やりたい展開の為に用意しておいた設定が、その展開がお流れになってしまった結果、「あぁ、これはこういう事だったのか!」…と、読者の方に思ってもらえないのは、本当に残念です。
元々は最終決戦を書きたいが為の作品なので、その決戦はしっかりと書けた…という意味では、最低限やりたかった事は出来たとも言えますが、やっぱり物語として始めた以上は、満足のいく終わりにまで辿り着きたいものですよね。
ただでも、後悔ばかりという訳ではありません。後悔する部分は多いですが、それでも私なりに頑張って、ちゃんと終わらせようとして、結果投げ出す事なく終わらせる事が出来たんですから。雑な点はあっても、最初から最後まで、熱と思いを込めて書いてきたんですから。それは自信を持って言えますし…あんまりにも後悔だの何だのと評すると、この『双極の理創造』という世界で生きる、全てのキャラが可哀想ですからね。ミスや反省点は多いですが、もっと上手くやりたかったですが…それでも失敗なんかじゃないと、私にとってはかけがえのない作品の一つなんだと、そう言いたいです。
反省点としてやりたいと思っていた事、予定とした事を入れられなかった…という話をしたので、これに纏わる事を、もう一つ話しましょう。
実を言いますと…この作品には、続編の構想があるんです。続編というか、エピローグの段階で完結なのは間違いないんですが、その更に先の物語も考えてはいたんです。現段階だと、「え、これで終わり?あれはまだ続きがあるって事なんじゃ…?」って思う部分があった筈ですが、それも関わってくる物語が本当はあるんです。
ただ…それは物語というより、単にイベントやシーンを幾つか考えてあるという程度であって、ちゃんと筋道の立ったストーリーにはなっていないんです。加えて私は、活動報告にも書いた通り、執筆活動をセーブすると決めたので……現段階では、その先の物語を書く予定はありません。ごめんなさい、そういう物語があるんだという事を公開しておきながら、書くつもりはない…なんて事になってしまって。……いつかは書きたいとは思うんですけど、ね。
ふー…結局やっぱりちょっと後ろ向きの話になってしまったので、明るい話をしましょう。えー…この作品のキャラは、コラボ可能です!キャラはというか、作品自体がそうです!ふっふっふ、世界観の部分で語ったコラボだったりクロスオーバーだったりというのは、ここへの伏線だったのだ…!……という冗談はさておき、コラボは出来ますよ〜、という話でした。コラボしたいなら、待ってないで自分から動いた方が大概は良いですし、実際私もこれまではそうしてきたのですが…いかんせん、執筆活動をセーブするつもりですからね。とにかく、コラボに関してはそういう心境ですよ、ってだけの話でした。
さてさて、実はもう一万文字を超えています。この作品の平均文字数を大きく超えて、五桁に突入してしまっているんです。語る事はまだ出来る、もっともっと出来るという感じですが、この作品最後の印象を「無駄に長いだけのあとがきがあった」…にはしたくないので、そろそろ締めに向かいましょう。…既に無駄に長いよ、とは言わないで下さい。ぐうの音も出ないですから。
…………。
ごめんなさい、実はこれちょっと違和感あるんです。Originsシリーズのあとがきだと、毎回新作(続編)の紹介もしてるので、それがないと変な感じなんです。そう思うなら頑張って双極の続き書きなさいよって話ですけども。というか、ちょこちょこOriginsシリーズの話を出してしまって申し訳ないです…もう出てこないか、出ても一回位だと思います……多分。
ごほん。それでは、気を取り直して……双極の理創造は、一つの展開だけの為に始めた作品でした。しかし考えていく内に、書き進める内に、どんどん私の中で思い入れが強くなり、今では…いえ、ずっと前から大切な作品の一つとなっています。だからこそ終わらせてしまう事が凄く凄く寂しくて、辛い部分もありますが…ちゃんと終わらせると決めましたから。私の生み出したキャラ達への、世界への敬意として、しっかり締める事にします。私の理想や思いを詰め込んだ、私の作品。オリジナルである、私だけの作品。それが、双極の理創造です。私の誇りの一つです。
上に書いた通り、一先ず物語としては終わらせますが…いつか、その続きを書いたり、その他にも書きたかった展開を形にしたりと、そういう事をしたいものです。かなり先になったとしても、そういう時を作れるよう、頑張りたいものです。もしもそんな時を迎えられたら、是非また読んで下さいませ。
それと、随分前に止まってしまっている人物紹介…あれは少しずつでも追記していく予定です。これもすぐやるかは分かりませんが、最終的にはちゃんとした紹介になるようにします。
それでは、最後に感謝をお伝えして、あとがきも締めるとしましょう。
この作品、双極の理創造は、多くの方によって成り立ったものです。まずはハーメルンを運営して下さっている方々。この方々がいなければ、ここで書く事も投稿も出来なかったのですから、運営している方々は、私に機会を下さったも同然です。次に誤字報告で私のミスを指摘して下さった方々…この方々も、私の間違いを私に伝え、作品をより良くしてくれた、ありがたい方々です。更に感想であったりお気に入りであったり評価であったり、その他色々な形で私の作品に反応をしてくれた方々も、私にやる気を与えてくれたと言っても過言ではありません。そして最後に、こうして読んで下さっている全ての方。ただの、私の想像が形になっただけでなく、そこへ読者という存在が…私の作ったもので楽しんでいる人という存在が生まれた事で、双極の理創造には新たな意味が、価値が与えられたと思っています。皆さんに、本当に本当に感謝です。
創作活動というのは、素敵ですね。自分も楽しめますし、誰かとの繋がりも生まれますし、時にその誰かを喜ばせる事も出来るんですから。ほんの少しでも、私の作品を読み楽しんでくれたのなら、心に残るものがあったのなら…私は、幸せです。
では……最後の最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました。また何かしらの形で縁があれば、その時は宜しくお願いします!
──どうか、双極の理創造に関わった全ての方の今に、未来に、ほんの少しでも楽しい事が…幸せな事が、ありますように。