双極の理創造   作:シモツキ

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第六十話 その思いは何たるか

「浄土真宗の開祖は!?」

「えと、シンさん!」

「親鸞さんね!喫茶養生記を書いた人は!?」

「喫茶……あ、栄西さん!」

「正解!じゃあ踊念仏を創設したのは!?」

「顕人君!」

「違ぇ!な、なんでこのラインナップで俺が入ると思ったの!?俺歴史に残るような宗教生み出してませんが!?」

 

ノート片手に次々質問をぶつける俺と、ノートを閉じてずばずば質問に答える綾袮さん。現在俺達は、日本史のテスト勉強中である。

 

「あ、そっかぁ…むむ、踊りながら念仏唱えてそうな人想像しても当たらないんだね…」

「そりゃそうで……そんな理由で俺に至ったの!?え、綾袮さん俺が踊りながら念仏唱えてそうな人だって思ってたの!?」

「ほら、顕人君って普段からわたしに苦労させられてるし、その疲れでやってるかもって…」

「どんなに疲れてても踊念仏はしないよ……」

 

苦労させてる自覚があるのにぶっとんだ事を言うのは、わざとなのか天然なのか。後、前に綾袮さんは頭良いのか頭おかしいのかって思ったけど…やっぱりおかしい側の可能性が高いかもしれない。

 

「…っていうかさ、なんで今回はこんなにアクティブな感じの勉強なの?これが今流行りのアクティブラーニングってやつ?」

「いや、多分違うと思う…ただひたすら書いてたって飽きるし集中力も切れるでしょ?だから気分の切り替えも兼ねて声に出す覚え方を試してみようかなって」

「あー、そういう事なんだ。…確かにシンさんと顕人君は記憶に残ったかも…」

「それ間違ったやつじゃん!勝手に付けた愛称と俺の名前じゃん!それで覚えたら駄目だよ!?」

「……どうしよう、割とほんとにこっちで覚えちゃった…」

「えぇー……綾袮さんにこの方法はよくなかったか…」

 

記憶の定着には見る事、書く事だけじゃなく言う事聞く事でも繋げられる。活動的な綾袮さんにとっては、こういう方法も取り込んだ方が効率良く覚えられるかなぁと思っていた俺だけど……完全に裏目に出てしまった。…シンさんは合ってる部分もあるからまだしも、解答欄に俺の名前書かれちゃ堪らんよ…。

という訳で早々に口頭による勉強を打ち切った俺達は、従来通りの勉強を再開。そのまま数十分程教科書読んだりノートに書いたりした後、日本史の勉強を切り上げ休憩を入れる。

 

「ふぅ…なんか最近最初よりもすんなり頭に入ってきてる気がするなぁ…」

「頭が勉強に追い付いてきたって事じゃない?良い傾向じゃん」

「でしょでしょ?顕人君、うかうかしてるとわたしの方が高得点取っちゃうかもよ〜?」

「ほっほっほ、それならそれで嬉しいというのが指導者というものじゃ…」

「し、師匠……!」

「さぁ、頑張るのじゃ弟子よ!精進し、努力し続け、そして儂を超えるのじゃ!」

「師匠ぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

「…………」

「…………」

「……なんだろうね、これ」

「うん、なんだろうね」

 

そんなこんなをする事十数分。いまいち休憩してた気はしないけど…気分転換にはなったでしょ、俺も綾袮さんも。

 

「さて、じゃあ次の勉強だけど…どの教科にする?」

「うーん…まだあんまりやってない教科?」

「テストの教科であんまりやってないやつは無いと思うんだけど…」

「じゃ、全くやってない教科」

「いややってない程度の問題じゃなくてだね……って、あ…」

「……?」

 

綾袮さんと話しつつ、次にどの教科を勉強しようか考えていた俺。こういう時計画表でも作っておけば困らないけど、俺も綾袮さんも「そんなもの要らないっしょ」感覚で進めていたものだからある筈もなく、仕方ないから文系教科の次は理系教科でも……と思ったところで、勉強時間が他の教科より少ないある教科を思い付いた。けど……

 

「…う、うん。次は数学でもやろうか…」

「え?……いいけど…さっき何かに気付いてなかった?」

「そ、そう?そう見えた?」

「そう見えたよ?その気付きはスルーしちゃっていいものなの?」

「あー…っと、だね…それは……」

「それは?」

 

無垢な瞳で綾袮さんに訊かれるも、俺は歯切れの悪い言い方でしか返せない。…無垢な瞳だからこそ、余計に回答を躊躇ってしまう。

俺は迷う。正直に言うべきか言わないべきかを。穢れのない瞳の問いに答えるべきか、その瞳が穢れないよう黙っているべきかを。

 

(…い、いや…冷静になれ俺!そもそもこれは別にやましい事じゃない!やましいと思う心こそが間違っているんだ!えぇい煩悩を振り払え!振り払うんだ俺ぇッ!)

「おーい、顕人くーん?」

「…南無阿弥陀南無阿弥陀摩訶般若波羅蜜色即是空云々かんぬん…!」

「え、ちょっ…お経を唱えだした!?えぇぇぇぇぇぇっ!?」

 

効果が無さそうどころか、むしろ逆にバチが当たりそうな位適当なお経を唱える事数十秒。一心不乱に唱え続けた俺は、綾袮さんからのドン引きと引き換えに平常心を取り戻した。

 

「…ふぅ…手間をかけたね、綾袮さん」

「て、手間っていうか今わたしは本気で顕人君を心配してたんだけど…まぁ、元に戻ってくれたならいいかな…」

「案ずる事はないよ。…さて綾袮さん、綾袮さんの質問は何かに気付いていなかったか、だよね?」

「あ、うん。結局どうなの?」

「そりゃあ勿論、気付いてたよ。…まだちゃんと勉強してない教科があった事にね」

「ほんと?じゃあそれをやろうよ。何の教科やってないんだっけ?」

「ふっ、それは……」

 

落ち着き払った俺に、もう迷いや躊躇いはない。そう、これは勉強。テスト対策の為に学ぶ行為。ならば、そこに問題が介在する隙は寸分もありはしない!

一度は鞄にしまった教科書を再び取り出す俺。それをテーブルへと置き、綾袮さんの瞳を見つめ……俺は、告げる。

 

「……保健体育、さ」

「…………」

「…………」

 

 

 

 

「……うわ、サイテー…」

「まぁそうなりますよねぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 

電光石火の如く保健体育の教科書を再度鞄の中へ。えぇ分かってましたよ、分かってましたとも!だって俺と綾袮さんは思春期の男女で、ここは俺達二人しかいない家ですもの!

 

「綾袮さん、今のは忘れて!あれは分かりきっていたミスだから!俺が阿呆だったってだけだから!」

「…分かりきってたのに出すのはほんとに阿呆だね…」

「ごもっともでございます!ほんとすんませんでした!」

 

無垢だった綾袮さんの瞳は、今や軽蔑の色に染まっている。もし俺にマゾっ気があったならゾクゾクしてそうな瞳だけど、現状俺にそんな性癖はない。となればそんな瞳をされても辛くなるだけで、とにかく俺は平謝りするしかないのだった。

 

「あのね顕人君、顕人君はあまりそう意識してないのかもしれないけど、わたしは女の子なんだよ?」

「分かってます…女性であると理解しております…」

「なら普通出さないよね?セクハラ目的だと思われても仕方ないよね?」

「その通りです…返す言葉もないです…」

「……はぁ…わたしは顕人君の人となりを知ってるから下心で出したんじゃないって分かったけど、他の女の子だったら最悪事案だからね?このご時世なんだから」

「う、うん…てか、こんな事綾袮さん以外の女の子には流石にしないって……」

「へ?……あ、そ、そう…?」

 

いつぞやと同じように、ソファに脚を組んで座る綾袮さんの前で正座する俺。軽蔑の目に加えてマジトーンで問い詰めてくる綾袮さんは普段とのギャップも相まっていて、なんかもうほんとに女王様に叱責される従者の気分だった。……と、そんな中何気なく言った俺の言葉は、何故か綾袮さんの調子を狂わせた。

 

「…それって、信頼されてるって捉えればいいのかな…それとも悪い意味なのかな……」

「……綾袮さん?」

「あ…な、何でもないよ!それよりほんとに今みたいな流れで保健体育の教科書出さない事!もうちょっとわたしが察せるような表現すれば事無く済ませられるんだから!」

「りょ、了解です。……それで、どうする…?テスト範囲にはそっち方面連想をするような部分はないと思うけど…」

「それは……じゃあ、お願い出来る?保健体育って徹底的に勉強する必要はない感じだけど、それでも全然やらないのは精神的に良くないし…」

 

小声で何かを言った綾袮さんは、何やら誤魔化すように俺への指摘を締めくくった。その後俺が伺い立てるようにどうするか訊くと、彼女は数秒考え込んだ後にすっとソファからテーブル前へ。…とまぁどうこう話して、それに物凄く時間を費やした末にやっと俺達は保健体育の勉強を開始する。

 

「…あ、そうだ顕人君。明日は出掛けるからお夕飯の準備はしなくても大丈夫だよ?」

「はいよ。…って、夕飯なくていいって事は結構長くなるんだよね…何の用事なの?」

「えー?顕人君ってば、女の子の用事が気になるの?」

「ち、違うよ!…いやそうとも言うだろうけど…今のはただ何となく訊いただけ。他意はないよ…」

 

……なんて会話も挟みながら、今日も今日とて勉強に精を出す俺と綾袮さんだった。

 

 

 

 

「あー…ねっむ」

 

携帯ゲーム(据え置き機の反対の方ね)を持ったままベットに倒れ込む俺。……テスト勉強はどうしたのかって?…いやいいじゃん、勉強はちゃんとやったんだからその後ゲームやったって…。

 

「寝てしまいたい…でもまだ風呂も入ってないしなぁ…」

 

テスト勉強から数時間後。現在の俺は綾袮さんが風呂から出るのを待ちつつゲームに興じる真っ最中だった。…正確に言うと今はちょっと眠気に襲われてるけど…。

 

「ほんとに何で女性って風呂長いんだろうなぁ…暑くならないのかな…」

 

一般的な男同様、入浴時間は速ければ十分前後、遅くとも三十分前後な俺にとって女性の長さはどうしても理解出来ないもの。そりゃ勿論非難する気は無いけど…風呂待ちの時間って時間帯的にも暇になる事が多いんだよね。で、そこに眠気まで入ってくると……えぇ、今の俺の様な脱力状態になりますとも。

 

「…しっかし、マジで保健体育の件は失敗だった……」

 

あの時はベストな選択をしたつもりでいたものの、後からすれば綾袮さんに言われるまでもなく阿呆な事したなぁと思う。あんな自信満々に教科書出すなよ俺…てかお経って何考えてんだよ……という感じに。

時に呆れながら、時に苦笑いしながら、どういう流れでどう言えば波風立てずに勉強に入れたのか考える事数分。結局は綾袮さんの言う通り、間接的な表現で気付いてもらうのが一番だろうなと結論に至ると次第に思考も雑になって、段々内容も逸れていく。

 

「…………」

 

…俺が保健体育の教科書を出した時、綾袮さんは引いていた。でもそれは俺の行動やそこから想像した『邪な俺』に対してであって、俺自体に嫌悪している感じはなかった。……普通なら嫌悪されたっておかしくないのに、そんな風には見えなかった。

それ程までに、俺は信用されているのか。たった数ヶ月の関係でありながら、もう綾袮さんは俺をそこまで信頼してくれているのか。

 

(…いや、それだけなのか…?信用や信頼以外にも俺が男らしくないのが要因になってるのかもしれないし、色んな人を見てきた綾袮さんだからこそ俺にそんなつもりがないんだと見抜いたのかもしれない。……それに、もしかしたら…)

 

ぼーっとしていたからか、眠気で思考が緩くなっていたからか、どんどん俺の思考はよく分からない方向に向かっていく。そうして俺は、自分でも気付かない内に考えていた。……もしかしたら綾袮さんが、俺に特別な思いを抱いてくれてるんじゃないかって。

普段俺は意識してない…というか意識しないようにしてるけど、綾袮さんは凄く可愛い。所謂美少女というやつで、加えて言動も見た目にマッチした可愛らしさがあるものだから、意識するとまぁドキドキする。それに一度俺は綾袮さんの裸も目にしてる訳で、その時見えた綾袮さんは大人の女性的魅力こそなかったけど未成熟故の魅力というか唆られるものがあって、でも少女的魅力しかないのかと言われればそうでもなく、実際ドレスを着た時の綾袮さんは上手く言語化出来ない程の艶やかさを纏っていて…………もし、もしそんな綾袮さんが俺を特別視してくれていて、保健体育というのを暗喩として受け取っても尚まんざらじゃないと思ってくれていたなら、俺は……

 

「……って、何考えてるんだよ俺は…!」

 

ヘビメタでも聞いてんのかという位に頭を振り、地の文としてはさぞ読み辛いであろう思考を吹っ飛ばす。いつの間に俺はこんな煩悩まみれの事を考えてしまっていたのか。これじゃあ軽蔑されても仕方ないじゃないか。

 

「はぁ…綾袮さんは俺を信用してくれている。…だったら、その信用に応えなきゃ駄目だろうがよ……」

 

折角信用してくれてるのに、信じてくれているのに、俺はそれをいいように捉え、邪な感情を抱いてしまった。……情けない。そんな自分が、先程までの妄想が馬鹿らしく思える程に情けない。

 

「……うん、綾袮さんの信用を俺は受けてる。あの綾袮さんから、信用されてる。…それだけでも十分嬉しい事じゃないか」

 

自分に言い聞かせるように言って、俺は体を起き上がらせる。

人の欲求は尽きないもの。幾らでも幾らでも湧き出てしまうもの。…けれど、見方を変えれば、見直す事が出来れば、現状のままでも満足する事が出来る。それにもいつかは限界がくるだろうけど…今はそれで、信用されているというだけで嬉しいと思える。それに……

 

(…俺は、関係を進める事を望んでるのか……?)

 

俺が綾袮さんの事を可愛い女の子だって思っているのは間違いない。でも、綾袮さん以外にだって可愛いと思う女の子はいるし、何なら二次元だって可愛い人は沢山いる。…そういう人達と比べても、俺は綾袮さんを特別可愛いと思っているのか。可愛いと思うだけじゃなく、動物的な欲求だけじゃなく、もっと『思い』の部分で綾袮さんを欲しているのか。……そう考えた時、俺は──

 

「お待たせ〜。お風呂出たよー」

「うおっ……あ、うん…」

 

ノックと共に聞こえた、綾袮さんの声。それに俺は驚きつつも、廊下にいる綾袮さんへと了承の言葉を返す。それから時計を見てみると…ゲームを止めてからは思った以上に時間が経っていた。

 

「…そんな深く考えてたのか、俺は……」

 

主観では数分程度だと思っていたのに、実際経っていた時間はその数倍以上。体内時計なんて元々当てにならないとはいえ…なんというか、軽く自分に呆れてしまう。考えてた内容自体が他人に話せないような事なのに、それにそこそこの時間を費やしてしまったというのは幾ら何でも……

 

「…えぇい、やめやめ!思春期ならではの妄想と反省は決して無駄な事じゃないのだよ、私!」

 

一体お前は何キャラだ、と自分で自分に突っ込みたくなる言葉で思考をカット。…うん、無駄かどうかはさておき綾袮さんがもう風呂出たんだから、ごろごろしてないで風呂入れって話だよね。

 

「今日もシャワーだけでいいかなぁ…」

「えー、ゆっくり入るのも気持ち良いと思うよー?」

「暑いじゃーん…って、独り言聞いてたんかい…」

 

ぼけーっとしながら脱衣所に向かっていると、リビングから綾袮さんの声が飛んでくる。どうせ声が聞こえたから適当に返しただけなんだろうけど…ついさっきまで綾袮さん絡みの事を考えていたからか、一旦入浴を止めて俺はリビングへ。

 

「聞こえたら、返そうじゃないか、ホトトギス。ってやつだよ」

「いつから綾袮さんは武将になったの…てかそれなら『返すとしよう』の方がよくない?これなら字余りにならないし」

「おー、いいねそれ。次使う機会あったらそっちにしよっと」

「勝手にどうぞ…」

 

細かいところまで気にしてしまう性格故か、ボケにわざわざアドバイスを入れる俺。対する綾袮さんはといえば、変えたって変えなくたって殆ど結果は同じになるだろうに俺の指摘を受け止めて、嬉しそうににこにこ顔を綻ばせている。……全くもう、ほんとに綾袮さんは…。

 

「本人からの許可も貰ったし、存分に使わせてもらうよ〜。…あ、でも本人って意味じゃ、顕人君より武将の御三方が優先されるのかな…?」

「優先されたとしてもその人達に許可は貰えないでしょうが…霊装者は降霊術でも出来んの?」

「もしかしたらそういう人がいるかもね、預言の固有能力者はいる訳だし」

「そ、そう…まぁ、俺は風呂入ってくるよ」

「行ってらっしゃーい」

 

全体的に会話の方向性が不明だったものの…雑談なんだから問題なし。…と、いう事で俺は再び脱衣所へ。行ってらっしゃーいについては…そこそここういう場面で言う人いるし、突っ込まんでもいいか……。

 

「……うん、やっぱそうだな」

 

改めて話してみて、分かった。確認する事が出来た。…俺は綾袮さんを可愛いとは思っているけど、もしそういう関係になれたのなら、それは素敵だと思うけど……恋してる訳じゃ、ないって。未来はどうか分からないけど、少なくとも今は違うって。

同時に、俺の本来の目的も再認識する。俺は綾袮さんにじゃなく、この世界に惹かれて霊装者になったんだという事を。憧れていた世界に自分がいるという事も、その世界で色々なものを得ている事も、戦いの中で感じる、思考を焦がすようなあの陶酔感も……そういうものこそ、俺の望んでいたものだったじゃないかって。

 

「…始まってすらいない、スタート地点に立ってすらいない事に悶々としてんじゃねぇよ俺。……この思いは、そうなった時に抱きゃいいんだからよ」

 

勝手に悶々としていただけと気付いた瞬間、すーっと心が軽くなった。なんか恋してるって認識した、又はちゃんと告った上で振られた後みたいな心境だけど…どっちでもないんだよね、これが。

……という訳で、数十分かけて考えていた事は全部早とちりだったと分かった俺。そんな俺は、脱衣所を経て風呂へと入りながら、自嘲的な笑みを浮かべるのだった。

 

(……全く…馬鹿な思春期男だなぁ、俺は)

 

──そう。悶々とするのも、早とちりも……全部、思春期のせいなのだ。…………多分。


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