劉備のお兄ちゃんです   作:子持ちししゃも

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まずは一言。
誠に申し訳有りません!
学校祭と合唱コンクールと他の学校のイベントと溶連菌が重なってすごく遅れました。ほんとにすみません!
かくいう今も予約投稿で部活中ですが、やっと時間が空いてできました。時間的に難産です。
中身薄いですがどうぞ!



黄巾

炒飯(チャーハン)

炊き上がった米飯を様々な具材と共に油で炒めた中華料理だ。日本では中華料理屋やラーメン屋で多く見られるものだったと思う。

 

 

炒飯の起源は、米食中心の食文化となった唐、宋代の頃だと言われている。新たな食文化が生まれたと同時期に竃が発達し、鉄器技術の進歩と普及が行われていた唐、宋代。竃と鉄器が発達したため、これまでの燃料であった薪による火起こしが、石炭の強い火力を生み出す火起こしに変化した(これにより生まれたのが中華鍋だと言われている)。

この二つの変化が炒め物や揚げ物を普及させるきっかけとなり、その過程で炒飯という料理が生まれたということらしい。詳しくはあまり知らん。

 

ついでに一つ。

「焼き飯」「ピラフ」「ナシゴレン」「ビリヤーニ」「ジャンバラヤ」

これらの料理は全て炒飯が原型となっている。

 

台湾の炒飯は日本の炒飯と少し違い、「米をスープで炊いてから卵などと炒める」という作り方。

これは炒飯の原型とも言われる調理法で、これが先ずインドへと伝わり、「プラーカ」と呼ばれた。

この「プラーカ」が遣唐使(けんとうし)を通じて日本にやって来たり、絹の道(シルクロード)を通ってトルコに流れたり、さらにはアメリカにまで伝わり、その国の独自のものへと変化していったのだ。

 

日本では最初、胡麻油で炊いてだけの油飯が時が経って焼き飯に。

 

東南アジアでは東南アジアの独特の香辛料と出会い、「ナシゴレン」や「ビリヤーニ」に。

 

トルコでは「プラウ」「ピラウ」として伝わり、オスマン・トルコ帝国時代にヨーロッパへと伝え、フランスで現在の「ピラフ」に昇華し。

 

アメリカではフランス系アメリカ人によって洗練されて「ジャンバラヤ」に。

 

それぞれ変化していったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故に俺は炒飯について歴史から語り出したのか?

 

 

なんのことはない。ただ今俺が炒飯を作っているからだ。

 

 

ジュ〜ジュ〜

 

記憶から引っ張り出した炒飯の歴史では、炒飯が開発されたのは唐、宋代と考えられていると言っていた筈なのだが、

 

(普通にあるじゃねぇか。炒飯も中華鍋も)

 

 

あった。

それどころか小籠包(しょうろんぽう)餃子(ぎょうざ)もラーメンもあった。ラーメンは中華料理ではなく、中国で一般に食べられているのは拉麺なのだが何故かラーメンもあった。

 

カンコンカラカン

 

この食文化については結構重要事項だったりする。

たかだか料理のことだと思うかもしれないが、このことで性別だけでなく他のことも改変されている可能性は圧倒的に高まったと言えるだろう。ただ、炒飯とか餃子とかの中華料理が実はこの時代からあったけどなんの痕跡も残ってないってだけの話かもしれないが、此処は平行世界(パラレルワールド)。何が変わってるのかも分からない。

こういう小さなことからゆっくりと探っていこう。

 

 

 

ジュ〜ジュ〜

 

 

「ん〜これだと少し塩分が足りませんよ〜。小指の爪くらいでいいですから足してあげてください」

 

 

 

俺が炒飯の歴史を思い返していると、隣で見た目同い年くらいの女性が中華鍋を覗き込んでアドバイスをしてくれた。

薄めのピンク色の髪の毛に優しそうな目、そして細いながらも出るところはしっかりと出ている体型。幼さを感じるのだが美しい。まるで桃香が大人の色気を身につけたら丁度こんなふうになりそうだというような女性だ。

 

 

そんな可愛い系美女に手取り足取り教えてもらうという状況に俺の心は躍り上って…………というわけでもない。

いや、全く意識してないとは言えないんだけども………意識できないのだ。どうしても。

 

 

 

「小指の爪……こんなもんかな」

 

「ん、いい感じですっ♪桃里(とうり)さんは頭がいいですね〜。いい子いい子」

 

「ちょっ、()()()⁉︎は、恥ずかしいからやめてっ!」

 

 

 

 

だって母さんだもの。

 

 

 

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

 

 

「塩を入れただけで何故にあそこまで褒められたのか…」

 

「ん〜、昔少しあったんですよ〜」

 

 

 

ほんわかオーラ満載の撫で撫でに少し混乱してしまったが、なんとか炒飯は無事に今も熱い鉄板の上で踊っている。危うく全てぶちまけるとこだった……

 

 

「昔?…………………あっ」

 

 

俺がこの身体に入る前か…ん?あ、やっべぇボロ出しちゃった。どれくらい昔なのかは知らないが、怪しまれたか…?

 

 

「そっか〜桃里さんはあの時気絶しましたからね〜。あの後をあまり知らないのも仕方ないです」

 

「……あぁ、あの時か」

 

 

ちょっと待て何があったんだ。

 

 

「そ、それで何があったんだ?」

 

「実はあの時に桃香ちゃんが私に料理教えて!って頼み込ん出たのです。お兄ちゃんに美味しい料理を食べさせるんだ!なんて、可愛らしいこと言ってましたね〜。私も喜んで教えてあげようって意気込んでたのですが……」

 

 

…ふむ、なんとなく分かってしまった。

 

マンガとかでみたことがないだろうか。滅茶苦茶料理が下手で暗黒物質(ダークマター)を創り出す恐怖の人を。

恐らく桃香はその人たちと同じ、「暗黒物質創造人間」。所謂ダークマティストだったのだろう。そして俺は桃香が作った料理を食べないという選択肢は無く、俺はその暗黒物質を食し、気絶。筋は通っている。

 

 

「そういえば、桃香ちゃんが私に教えてって言ってたのも炒飯でした。そういうとこ、兄妹って似るんですね〜。

それで、取り敢えず卵割ってかき混ぜるのをやらせてみたのです。そしたら……

 

卵落としたのはまだいいんです。よくあることですから。でもその後、その卵を踏んで転んで持っていた壺を放り投げて飛んで行った先の剣に直撃し、落ちてきたそれが桃里さんに直撃して気絶しました」

 

 

「………えぇ………」

 

「桃里さんが気絶している時、桃香ちゃんは転んだ先にあった薪と激突。気絶。そして激突した衝撃で倒れた薪が竃の中に入ってしまい、引火しました。さらにその火の粉が飛んで行って庭の野菜たちが全焼。大炎上。

……危うく家が燃え尽きるところでした……はぁ……」

 

 

 

うわぁい完っ全に予想外だ……料理以前の話だった…

卵割るだけでこんな大惨事にできるものなんだな…

 

しかしよくその大惨事を1人で止められたな母さんよ。庭が全焼と大量の薪の火を消すのには相当大変だっただろう。

 

 

「こんなことがあったので、桃里さんが普通に塩を入れられたというだけですごく感動しちゃうのです。

…あ、卵は今入れちゃって下さい。ご飯は後です」

 

「大変だったんだね…ん、知ってる」

 

「桃里さんはたくさん知ってますね〜。私が知ってること殆ど知ってるって言われちゃいます…」

 

「あぁ、いや、俺が書物を読みすぎただけだよ。知らないこともあるし、母さんの知識はタメになるのも多いんだよ?」

 

 

 

例えば今で言うクレーマーの流し方とか、値切りしてくる客に出す値段の絶妙なラインとか。今までの筵売りの経験を教えてくれる。

しかし、酒飲みの上司の正しい対処法とか調子乗すすってる後輩の叩き直し方とかは何処で知ったんだろうか?まるでできるサラリーマンの極意みたいだが…もしかして母さんって苦労人?

 

 

「そ、そうですか?」

 

「うん。母さんのおかげで筵がうまく売れるようになってね。最近じゃ桃香より売れるようになってきてるよ。ほら、こんな感じで凄くタメになってる」

 

「…ふふっ、桃里さんは優しいですね〜。そう言ってくれると教えた甲斐があったってもんです」

 

 

 

 

「あ、そういえばこの前、なんか大量に売れたから桃香と金出し合って黄慧のおっちゃんのところの酒を買ってき

 

 

「桃里さんっっ‼︎‼︎大好きですっ‼︎‼︎‼︎」

 

 

「うわああああい‼︎‼︎お、おっお、お母様⁉︎ちょっと待って塩が、塩が‼︎‼︎」

 

 

 

俺は、ものすごい勢いで抱きついてきた母さんに驚き、拍手に持っていた塩の壺を放り投げてしまった。後からゆっくり考えるとそう言えば塩ってこの時代高級品じゃねぇか勿体ねぇとか母さんに酒の話したらヤバイんだったとかいろいろあるのだが、そんなことを考える余裕もなく、放物線を描いて飛んでいく塩の壺を眺めることしかできなかった。

 

今はアニメのスローで動いている状況と同じようになっているため、いくらでも冷静に語ることができる。ここから先の出来事をゆっくりと語ろう。

 

まず、塩の飛んで行った先の扉が勢いよく開かれた。

 

 

「兄さーん!なんか大変なことnミャッッ‼︎‼︎」

 

 

「と、桃香ー⁉︎」

 

 

 

そして、入って来た桃香に壺が直撃、桃香は床に倒れこんで行った。

 

 

 

「ん?何かあった………キャーーーーーー⁉︎桃香ちゃん⁉︎大丈夫ですか⁉︎」

 

 

「うみゅう……………」

 

 

 

メラメラメラミメラゾーマ

 

 

 

「桃香!大丈夫…………?なんの音………ってうわあああ‼︎薪が、薪が燃えとる‼︎」

 

 

 

不審な音に何かとそちらを見てみれば、薪が燃えていた。恐らく、入って来たときに桃香が持っていた竹簡が薪に当たって倒れ、それに竃の火がついてしまったのだろう。

 

 

なんたって今はアニメ的なスローなので、状況判断も正確に出来てしまう。と、ここでスロー終了だ。

 

 

 

 

わあああああああ⁉︎大変だぁ‼︎

 

 

 

「はっ⁉︎………桃里さん、直ぐにその器一杯に水を入れてきてください。それに器の近くにある布を全て水に浸して下さい」

 

 

「え、あ、うん。行ってきます!」

 

 

 

混乱からいち早く抜け出したらしい母さんが、指示をくれた。いつものほんわかした雰囲気は消え、キリッとできる女の顔になっている。か、かっこいい!惚れてまうや……あ、やべ。取り敢えず早く水汲んでこよう。火が強くなってきてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ、た、し、がぁ!水を持って来……あり?」

 

 

と、まあ、水を汲んできたわけなのだが…今、俺の目には信じられない光景が映し出されている。

 

先ほどまで燃え広がり、結構デカかったはずの火が跡形もなく消えていた。

 

Why?何故?なんで?

 

 

「…え?あれ?俺水汲んできた意味あった?」

 

「あ、その水はそこらへんに撒いといてください。火は《《消えました》》けどまだあっついですし、また火がついちゃうかもしれませんから」

 

「は〜い………ってそうじゃない!なんで火消えてんの⁉︎さっきまでこう、ボウッて、ゴウッてなってたじゃない!なんで焦げた跡すら残ってないの⁉︎」

 

「…ん〜、消えちゃいました」

 

「んなわけないでしょ⁉︎消火器使っはたってこんな早く消えないよ!こんな一瞬で自然消滅には至らないよ!」

 

「消えました」

 

「いや、だからそれはありえな「消えました」……ありえます!」

 

 

 

い、今のはヤバかった。何がヤバイってつまりヤバかった(混乱中)。めっさ怖えぇ……後ろに般若(はんにゃ)が見えるどころか走馬灯(そうまとう)が見えた…何でだ…俺が何をしたっていうんだ…

 

 

「ん、んうぅ……」

 

「はっ!桃香‼︎大丈夫か⁉︎」

 

「に、兄さん?ん〜…頭が痛い?何で?」

 

「…………酒…………母さん……」

 

「あ〜……そうかぁ〜」

 

「ちょっとそれどういうことですか?」

 

「そういえばさっき桃香が気絶する前になんか言ってなかったか?なんだ?」

 

「あぁ〜そう言えば……」

 

「露骨に話変えましたね…」

 

 

 

だって後ろに般若見えそうだったんだもん。まだ死にたくないもん。もんもん。

 

 

 

 

 

…心の中だからツッコミねぇ……

 

 

 

 

「ん〜……あっ‼︎そうだ‼︎兄さん!」

 

 

「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「黄巾党…だっけ…?あ、そう言うような名前の集団が活動し始めたっていう新聞が出たよ!」

 

 

 

 

「なっ⁉︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時代新聞あんの⁉︎

 

 

 




あれ?題名黄巾のくせに最後しか名前出てきてない……あれあれ?…題名を考える力を俺にください!
次回は頑張るつもりです。期末が近いけど!
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