問題児たちが異世界から来るそうですよ?―笑う自由人―   作:カゲショウ

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剣士「皆さんこんにちは、自由の申し子(自称)の天野剣士です。今回は『天野剣士の駄弁りコーナー』を"ノーネーム"の屋敷前から御送りします」
耀「剣士、今回はゲストの紹介しないの?」
剣士「いや、今回はゲストなしだよ。その代り"ノーネーム"のメンバーは誰でも会話に入れるよ」
十六夜「何だよ、今回は特別版ってわけか? ヤハハ、面白そうじゃねぇか」
飛鳥「そうね。で、特別版なのだからもちろん何か話題を用意してあるのよね?」
剣士「馬鹿言うな、『駄弁り』とは『駄弁る』という言葉のラ行五段活用連用形の動詞であり、または連用形が名詞化したものであり『無駄話をする』という意味があるんだ。つまり話題なんて考えて話すような物じゃないんだよ!!」
飛鳥「剣士君……ちょっと詳しすぎじゃないかしら?」
十六夜「そういえば昨日地下書庫で何か読んでいたようだが……こういう事か」
剣士「おい、逆廻何で知ってるんだよ。誰もいなかっただろ」
十六夜「ほぼお前の専属お世話係であるリリが教えてくれたぜ」
飛鳥「そういえばこの前リリと話をしようとしたけど『すみません、剣士様のお世話があるので……』と断られたわ」
耀「剣士、やっぱりロリコン?」
剣士「ちーがーいーまーすー。オレはロリコンじゃありませーん」
ジン「あ、剣士さん。昨日は書類の運搬など手伝ってくださってありがとうございました」
剣士「ん? ああ、気にしなくて良いよ。ジン君にはちょうど用があったし。というか今日は何か用事があったんじゃないの?」ナデナデ
ジン「あ、そうでした。ではこれで失礼します」
剣士「おう、いってらー」
「「「…………」」」
剣士「……なんだよその謎の視線はよ」
飛鳥「そういう事だったのね」
耀「確かに剣士はロリコンじゃないね」
十六夜「子供全般オッケーな変態という訳か」
剣士「ただ頭を撫でただけでこの言われ様だよ畜生。しまいにゃ泣くぞコラ」
飛鳥「あら、それは見てみたいわね」
剣士「お前はどこの鬼畜だ」
耀「じゃあ、何で子供には優しいの?」
剣士「子供の明るい未来を守るためだよ(キリッ)」
十六夜「多分お前が勘違いされる一番の理由は説明不足だろ」
剣士「なん……だと……っ!?」
飛鳥「まぁ、そうよね」
耀「正直そのせいで本編の尺が伸びた節があるし」
剣士「春日部、危ない橋を渡るんじゃない。何が起こるか分からんぞ」
耀「でも事実」
剣士「黙らっしゃい! あーそうですよ! オレが説明不足なせいで話の尺が長くなって結局一巻完結まで十四話もかかりましたよ! でもオレには正確に正しい日本語で説明できるだけの脳みそがないんだよ!!」
十六夜「キレながら自虐すんなよ……。ったく悪かったよ。ちょっと弄り過ぎた」
剣士「そんな言葉で済むなら警察なんていらないんだよ」グスッ
飛鳥「なんでちょっと泣きそうになってるのよ……」
耀「ごめんね、剣士」
剣士「…………」グスッ
リリ「剣士様~! ちょっとお願いしたいことが――」
剣士「引き受けた(キリッ)」
リリ「まだ何も言ってないですよ!?」
剣士「ハハッ、ちょっとした冗談だよ。それでどうしたの?」
リリ「はい、実は農園区の枯れ木をどかしたいのですが私達だけでは力が足りないので運搬をお願いしたいのですが……」
剣士「まかせろ。枯れ木の一本や二本運んでやるさ!」
リリ「ありがとうございます剣士様! それではさっそくお願いします!」
剣士「おう!」
――タッタッタッ……
「「「……やっぱりロリコンだろ」」」


番外編01話 箱庭のとある日常~freedom side~

「あー、今日もいい天気だなぁ……」

「そうですねぇー……」

現在オレはリリちゃんを始めとする年長組の子供達と芝生の上に寝転がりながら日光浴をしていた。

何故こんな事をしているのかと言うと、逆廻達が黒ウサギの依頼で魃の討伐に向かったのだがオレは久遠から戦力外通告を渡され干ばつ時の備えなどの準備を手伝っていた。

しかし、あの問題児たちは予想を裏切らず魃を討伐して帰って来た。そのため干ばつのために準備していたのが全て無駄になりやることもないのでこうしているという訳だ。

にしてもこんなにゆっくりできるの何日ぶりだろうか。

最近はコミュニティの財政アップ(個人的に)のためにヤっさんに割のいいギフトゲームを紹介してもらったり、町で行われている小規模なゲームにも積極的に参加していたので中々ゆっくりする時間が取れなかった。なのでこんな時間がとても心地よく感じる。

「剣士様剣士様」

「ん、何?」

名前を呼ばれて振り返ると年長組の黒髪に丸い狸耳(?)を生やした少女、名前は……確かシホちゃんだったかな? が俯せのまま顔だけこちらに向けていた。

「今、私達暇ですよね?」

「そうだね。どこぞの馬鹿共がやらかしてくれたおかげで今日一日分の仕事はほぼ終わってるから暇だね」

そう言うとシホちゃんは苦笑を浮かべる。

「そこで提案があるのですが……どうでしょう?」

「ほう、提案が……」

「はい。でも内容はまだ言いません。のるかそるか先に返事を聞かせてくれませんか?」

そう言ってにやりと笑うシホちゃん。成程、この子中々できるな。

提案の内容を伏せておくことによって興味をひかせ、内容が面白いかどうか以前に言質をとる作戦か……。この箱庭では元居た世界とは違ったベクトルで面白い事が多く存在するのでシホちゃんの提案が一概に面白くなさそうと否定もできない。

この箱庭とオレの事を理解したうえでこの提案……本当にこの子は十歳なのか?

左右を見ると他の子供達が期待したような目でこちらを見ていた。恐らくこの提案はここにいる子供達が関わっている、悪く言えばグルだという事が窺える。

…………ならばここは一つ提案に乗ってやるとしよう。

「分かった、その提案にのってあげるよ」

「流石剣士様、そう言ってくれると思ってました!」

満面の笑みで喜ぶシホちゃん。他の子たちも起き上がって「やったー」と喜んでいる子もいれば喜びのあまりオレに抱き着いてくる子もいた。

「それで? その提案って言うのはどういうものなの?」

体を起こして抱き着いてきた子供の頭を撫でながらシホちゃんに聞くと、シホちゃんは悪戯っぽい笑みを浮かべる。

「ふっふっふー、それはですねぇ……」

「それは……?」

「それは~――――お菓子パーティーですっ!!」

「…………はい?」

 

 

 

□■□■□

 

 

 

「それでは今からお菓子パーティーの準備を始めます」

「リリちゃん、ちょっと待って」

屋敷の厨房に移動したオレは未だに状況が呑み込めていないでいた。

この企画の料理長であると思われるリリちゃんはオレのいきなりのストップに首を傾げる。その仕草は可愛かったが今は状況の説明の方が優先だ。

「何個か質問があるんだけどいいかな?」

「あ、はい。何でしょう?」

「お菓子パーティーって何するの?」

「読んで字の通りです。皆でお菓子をたくさん作って皆で食べるパーティーです」

ニコニコと笑うリリちゃん。確かにそれは楽しそうだ。

「でも、材料はどうするの? あんまり蓄えないんじゃないの?」

「その点は大丈夫ですよ」

シホちゃんがウインクしながら言う。

「最近は剣士様達のおかげで食料もお金もほんの少しずつだけど増えてきました。それには本当に感謝しています」

ぺこりと頭を下げるシホちゃん。しかし顔を上げると少し困ったような顔で笑う。

「だけど食料はずっと放っておくと食べれなくなってしまいます。なのでそういう食べられなくなる一歩手前の物を一気に使ってしまうので勿体ないですが問題はありません」

成程、確かに食料が充実してきたといっても生ものもあるわけだし痛む食料も出てくる。それならそういう物は一気に使ってしまうのが良いな。

「今回はお菓子に使えそうな物ばかりだったのでお菓子を作る事にしたんです。それに白夜叉様から、先日売れ残った食材を分けていただいたので材料はたくさんあります」

そういうリリちゃんが指さす台の上には小麦粉や果物などが山積みになっていた。

ヤっさん…………超グッジョブ!!

「成程理解できたよ。それで、オレは何をすれば?」

「剣士様にはお菓子作りのお手伝いをしてもらいたいんです」

「本当はこんな事は剣士様達に頼む事では無いんですが、一緒に料理をしてもっと仲良くなれたらいいなーって皆で話してたんです」

「リリちゃん……シホちゃん……」

えへへと照れたように笑う二人を見てオレは不覚にも泣きそうになってしまった。

"ノーネーム"の子供達がオレと仲良くなりたいと思ってくれていたという事もあるが、それ以上にオレと積極的に関わろうとしてくれるという事に涙が出そうになった。

元居た世界でオレは世界から嫌われていた。誰もがオレを恐れ、嫌い、殺そうとした。そんな世界で生きてきたオレには"アイツ"以外関わった人間が居なかった。

そんな事を知らないし、オレの全てを知らないとは分かっていても、俺にはとても嬉しい言葉だった。

「二人とも、ありがとう」

そう言って泣きそうになったのを誤魔化すために二人の頭を優しく撫でる。

優しく、大切な物を触るように……再び見つけた大切な物を壊さないように……。

「さぁ、早くお菓子作って皆で食べようか!」

「「はいっ!!」」

元気よく返事をした二人と共にお菓子作りを開始した。

 

 

「なぁなぁ、剣士さん」

「ん? どうしたんだ?」

「ケーキのスポンジってこれ位混ぜればいいかな?」

「うーん……。もうちょっとだまがなくなる様に混ぜた方がいいな」

「そっか。ありがとうございます」

「おう、頑張れよー」

片眼が前髪で隠れている少年、ジョン君とオレでケーキを作っているのだが如何せんお菓子作りなど初めてなので期待半分不安半分だった。

ジョン君も料理の経験が少ないのかたどたどしい手つきでスポンジの生地を混ぜている。

オレはそんなジョン君を見て苦笑を漏らしながら手元にある生クリームを混ぜていく。

「角が立つまでって言われたけどまだかなぁ……」

カシャカシャというアルミが擦れあう音が聞こえる。力加減が未だによくわかっていないので中々一定のリズムでかき混ぜられない事に少し苛立ちを覚える。

一度手を止めてチラリと後ろを見るとリリちゃんとシホちゃんが心配そうにこちらをチラチラと見ている。

さて、こうなった経緯を話すと、お菓子を作り始めた時間帯がちょうどお昼近くだったので、料理ができる年長組は問題児達の昼食の支度のため一度お菓子作りから離脱。筍を使った料理を作り始める。

しかし、問題に気づいたのはそれからすぐ後だった。

お菓子班に残った年長組の殆どが料理経験のない子供達ばかりだった。

レシピなどはリリちゃん達から渡されているので作り方に問題はないが、その過程に大きな問題があった。

ある物は包丁で指を切り、あるものは生地が入ったボウルをひっくり返してしまうなど昼食班の背後は地獄絵図となりつつあった。

人生初のお菓子作りは前途多難な作業でした(笑)

それら十分後、お菓子班の面々はようやく慣れてきたのかしっかりとした手つきで作業を進めていく。子供は覚えが早いなぁ、と感心しつつ先程ジョン君が作っていた生地を焼いた物に生クリームを塗っていく。うーん、意外と均等に塗るのは難しいな……。

中々上手くいかずにため息を漏らしていると隣からクスクスと可愛らしい笑い声が聞こえてきた。リリちゃんだ。

「難しいですか? 剣士様」

「ああ、お手上げだよ。塗るだけだから簡単だと考えてたオレが甘かった」

「ふふっ。食事の用意ができてますが……続けますか?」

「当たり前だ。ここまでやって止められないよ」

「そうですね。……って剣士様、頬に生クリームがついてますよ」

「え? どこに?」

リリちゃんに言われて頬を触るが中々生クリームが手につかない。

「ちょっと屈んでください」

それを見かねたリリちゃんはオレを屈ませてオレの顔に手を伸ばしてそっと何かを救う動作をする。

「はい、取れましたよ」

「ありがとう」

人差し指についている生クリームを見せて笑うリリちゃんの頭を撫でる。パタパタと二尾を振っているリリちゃんをこれまでもたくさん見てきたが相変わらず可愛らしい。

「飛鳥様の食事の用意が終わったら手伝いますのでそれまで頑張ってください」

「自身は無いけど任せとけ」

そう言ってオレは回れ右をして今もお菓子作りに奮闘しているお菓子班の面々と向かいあう。

「皆、一度手を止めて聞いてくれ」

オレの声を聞いたお菓子班の子供達が手を止めてこちらに注目する。

全員が注目しているのを確認して拳を握って言い放つ。

「これより模擬ギフトゲームの開催を宣言する!」

「「「「模擬ギフトゲーム?」」」」

オレの言葉に首を傾げる子供達。まぁ、いきなりこんな事言われたらそうなるわな。

「剣士さん、それって何?」

ジョン君が手を挙げて聞いてくる。こんなふうにして聞くあたり子供っぽいな。

「模擬ギフトゲームは名前の通りギフトゲームの模擬戦みたいなのをするんだ。簡単に言えばギフトゲームのマネだけどね」

簡単な説明で理解したのか「面白そう」「ギフトゲームだぁ」とはしゃぎ始める。

「それじゃ、今からルールの説明な。まず今作ってるお菓子とは別にもう一品二人、もしくは三人でお菓子を作る。そして一番上手にできたところの勝ちだ」

この勝負にギフトは使わない。名前こそ模擬ギフトゲームだが、子供達の中にはギフトを持たない子もいる。それでは不公平になるので、今回は『協力』に重点を置いた勝負にする。ギフトを使うだけが勝負じゃない、チームワークや知力、身体能力なども必要だ。だから今回はあえて『模擬』なのだ。

「勝ち負けはは誰が決めるんですか?」

「勝敗はここにいる全員と料理班の皆、後は逆廻達だな。こういう審判は味覚の違いとかあるから多いほどいい」

だが春日部には気をつけねば。もしかしたらお菓子を全て食いかねん。

「皆理解できたか? そんじゃ、ゲーム――」

「ちょっと待ってください剣士様」

「んあ?」

ゲームを始めようとしたところでリリちゃんの思わぬ制止が入り思わず行き場のなくなった気合のせいで変な声が出てしまった。

そんなオレが可笑しかったのかクスクスと笑いながらリリちゃんが言う。

「剣士様、『模擬』とはいえギフトゲームですよ? なら一つ足りない物がありますよ」

「え、足りない物……?」

足りない物……何だろう、全然見当がつかない。

オレがギフトゲームに参加するときは参加してギアスロール確認してゲームして勝って貰うもん貰って……。何が足りないんだ!?

頭をフル回転させても出てこない答えに悩んでいると「時間切れです」とリリちゃんが告げた。これはいつの間に時間制限が付いたのだろうか。

「剣士様、足りないのは賞品ですよ」

「…………あぁ、納得」

この箱庭に来てから結構ギフトゲームに参加はしているが全戦全勝して感覚が狂っていたのかゲームの賞品を参加賞みたいな感覚で貰ってたわ。剣士、反省♪

馬鹿みたいな事を頭の中で繰り広げ気持ち悪くなるという自爆をかましつつもリリちゃんに言われた事を考える。

「賞品かぁ……どんなのがいいんだ?」

正直オレの"創造者"のギフトを使えば大抵なんでも造れる。だからこそ何を賞品にするべきか悩むな……。

今日はすごく頭を悩ませる日だなと下らない事を頭の片隅で思いながら賞品を考える。チラリと子供達の様子を窺うと期待の眼差しでこちらを凝視していた。何このプレッシャー、凄く怖い。

「何が……何が望みなんだ、お前らは……!!」

まるでドラマのワンシーンのように言うオレ。しかし特に何の反応もされずリリちゃんが穏やかな口調でオレに言う。

「簡単な事ですよ。私達は剣士様と仲良くなりたいのです」

「リリちゃん……」

そうか、確かに簡単な事だな。もしリリちゃんが言っていることが正しいならばそれはオレの"創造者"では造れない、でもオレから与えることができる事だ。

オレは短く息を吐いていつもの笑いを浮かべて子供達と向かい合う。

「このギフトゲームで優勝したチームは賞品として……オレを一日自由にする権利を与える!」

「自由にする権利?」

「ああ、そうだ。端的に言えばオレを一日好きにしていい権利だ。こき使うのも良し、オレと遊ぶのも良し、オレを一日奴隷にしても良しという事だ!」

「「「「やったーーー!!」」」」

一気に沸き立つ子供達。厨房に一気に活力が溢れかえる。

「その意気や良し! それではゲームスタート!」

オレの合図でそれぞれチームを作って素早く作業に取り掛かる。仲間はずれが居ないところが"ノーネーム"の団結力というか硬い絆みたいなのを感じられる。

「これで良かったみたいだな……」

「そうですね。私はちょっと違う賞品を想像してましたけど……素晴らしい賞品ですね。私も参加したくなってきました」

「ん? 別に参加してきて良いよ? 久遠の飯はオレが運んどくから」

するとリリちゃんは「だ、駄目です!」と両手と二尾を振る。

「皆様のお世話は私達の仕事なんですから、剣士様はしなくてもいいです!」

「…………はぁ」

「ため息をつかれました!?」

「あのね、リリちゃん」

さっきまでとは違う少し真面目なトーンで話す。急に真面目な声になったのがびっくりしたのかリリちゃんの姿勢がきをつけの状態になる。

「いくらリリちゃん達がオレ達のお世話係だって言ってもリリちゃん達はまだ子供なんだから」

「こ、子供じゃないです! 私はもう十歳です!」

「オレからすれば子供なの。そして子供は年上の人に頼って甘えて良いんだから、もっとオレや黒ウサギ。逆廻達に頼ってもいいんだよ」

「ぁぅ……」

何か言い返したそうに口をパクパクと動かすが、結局何も言えずに俯いてしまった。

そして上目使いで躊躇いがちに聞いてくる。

「あの……本当に良いんですか? 剣士様に頼っても……」

多分リリちゃんは慣れてないんだろう。根っからしっかりしているし年長組のリーダーとして皆を、コミュニティを支えていた反動なのか誰かに頼るとか甘えるとかそういうのに不慣れなんだろう。

「ああ、もちろんさ」

ならば少しずつでもそうさせれば良い。"ノーネーム"の子供達が子供らしくふるまえるようなコミュニティをオレ達で作るんだ。

「……ありがとうございます!」

子供らしく無邪気に笑うリリちゃん。オレがあの流星群の空に立てた目標に一歩だけ近づいた気がした。

その後リリちゃんはシホちゃんとチームを組んでクッキーを作って優勝した。その際にシホちゃんがこちらを見て凄い邪悪な笑みを浮かべていたのが怖かったです。




番外編、いかがでしたか?
今回は箱庭のとある日常の剣士sideということで子供達との交流を描いてみました。子供の名前は自分でつけました。ネーミングセンスがないのでありきたりな名前しか付けられませんでした(笑)
後一、二回番外編はさんだら二巻の火竜誕生祭編をやります。
これからもよろしくお願いします!
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