問題児たちが異世界から来るそうですよ?―笑う自由人―   作:カゲショウ

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シホ「シホです!」
ジョン「ジョンです!」
ジン「ジンです」
シホ「『教えて? ジン=ラッセル!』」
ジョン「ゆるっと始まるよ!」
ジン「ゆるっとって何!?」
シホ「まあまあ、細かいことを気にしてると胃に穴が開いちゃうよ?」
ジン「進行から言えば結構大きいことだと思うんだけど……」
シホ「その進行に支障が出るから早く始めよう!」
ジョン「確か今日は、ハーメルンの笛吹き男について教えてくれるんだよね?」
ジン「うん。『ハーメルンの笛吹き男』っていうのは、ドイツっていう国の伝承なんだ」
シホ「あれ? 物語じゃないの?」
ジン「それも間違いじゃないよ。これはグリム兄弟を含むたくさんの作者によって記録された民間伝承なんだ。物語の体をしているのはそのためなんだ」
ジョン「それってどんな伝承なの?」
ジン「これは1284年6月26日のドイツのハーメルンって街で起こったとされてる災厄について伝えたもので、今でも様々な解釈されているんだ」
シホ「私は『鼠取り』の男の人が来て鼠を退治したのはいいけど、報酬がもらえなかったから子供を攫ったってことは知ってるけど……」
ジン「それはこの伝承の主軸だね。一番一般的なのは、その鼠取りの男が笛を吹いてハーメルンの街に住む百三十人の子供を洞窟まで連れ去ったっていうものだと思うよ」
ジョン「じゃあ他にどんな解釈の仕方があるの?」
ジン「他には災害とか、若者が集団でハーメルンから移住しようとしたとか、少年十字軍の一環だったとかだね」
ジョン「? それって鼠取り関係あるの?」
ジン「こういう解釈ではあんまり関係はないよ。鼠取りの男っていうのはこの伝承を伝えやすくするために作られた架空の人物で、その時代に起きたことを擬人化したものが多いかな」
シホ「ということは、擬人化したものじゃない鼠取りの男の人としての解釈もあるってこと?」
ジン「う、うん、まぁ……ないことはないんだけど…………」
シホ「どうしたの? 急に歯切れが悪くなったけど」
ジン「い、いや、そんなことないよ?」
ジョン「……本当にどうしたのさ」
ジン「……ごめん、これを話すにはもう少し時間と心構えが必要なんだ」
シホ「そんな深刻なことなの?」
ジン「まぁ、本編の進行的にはかなり……」
ジョン「そっか……。まぁそれならしかたないな」
シホ「そうだね。それじゃあ今回はこれくらいにしておこうか」
ジン「ありがとう。二人とも」
シホ「次回はもうちょっと掘り下げた話をお願いね」
ジン「あはは……。一応頑張るよ」
ジョン「それでは今日はここまで!」
シホ「本編をどうぞ!」


18話 おや、魔王についてのお知らせです

「随分と派手にやったようじゃの、おんしら」

「ああ。ご要望通り祭りを盛り上げてやったぜ」

「胸を張って言わないで下さいこのお馬鹿様!!!」

スパァーン! と黒ウサギのハリセンが奔る。その後ろでジンが痛い頭を抱えていた。

今彼等がいるのは運営本陣の謁見の間だ。床全体に敷かれた赤い絨毯と、部屋のきらびやかな装飾が荘厳な雰囲気を出している。

何故彼らがこんなところにいるのかというと、端的に言えば二人の鬼ごっこが過激すぎて街に被害をもたらしたためである。

そしてどちらが先に捕まえたか言い争っている所を二人は連行され、運営本陣営の謁見の間まで連れてこられたのだ。

白夜叉は二人のやり取りを見て必死に笑いを噛み殺しつつ、なるべく真面目な姿勢を見せる。今は誕生祭の主賓という立場の上、サンドラも傍に控えているのだ。はしたない真似は出来ないだろう。

サンドラの側近らしき軍服姿の男が鋭い目つきで前に出て、十六夜達を高圧的に見下す。

「ふん! "ノーネーム"分際で我々のゲームに騒ぎを持ち込むとはな! 相応の厳罰は覚悟しているか!?」

「これマンドラ。それを決めるのはおんしらの頭首、サンドラであろ?」

白夜叉がマンドラと呼ばれた男を窘める。

サンドラは謁見の間の上座にある豪奢な玉座から立ち上がると、黒ウサギと十六夜に声を掛けた。

「"箱庭の貴族"とその盟友の方。此度は"火竜誕生祭"に足を運んでいただきありがとうございます。貴方達が破壊した建造物の一件ですが、白夜叉様のご厚意で修繕してくださる――――はずだったのですが……」

困ったように苦笑するサンドラ。その笑みに"ノーネーム"一同は頭に疑問符を浮かべる。

「どうしたんですか?」

「実は破壊されたはずの建造物が破壊されていなかったと言いますか……。私達も混乱している状態なのですが、街の被害は落下した瓦礫のみなんです」

「? 瓦礫とは、十六夜さん"が"破壊した時計台の事でございますよね? ならば街の被害はもっと酷いはずではないのでしょうか?」

「おい黒ウサギ。まるで俺だけが悪いような言い方をするなよ」

「事実じゃないですか! 現に黒ウサギは街を破壊なんてしてません!!」

「ふ、二人とも落ち着いてください!」

サンドラの前だというのにいつものように口論(?)を始める二人を、ジンが何とか諌める。

十六夜はつまらなそうに肩を竦めるが、すぐに真面目な顔つきになり白夜叉に問いかける。

「しかし確かに妙な話だな。今の話が本当だとすると、俺が破壊した建造物は元通りになってるって事になるんだが?」

「それは私もわからん。ただ、本当に何事もなかったように時計台があるのだからな。瓦礫は確かに時計台のものだと分かっているのでな、予想できる事は――」

「破壊された個所を復元した……ってことか」

十六夜の呟きに白夜叉はうむ、と頷く。

「復元、ですか……。まるで剣士さんのようなギフトですね」

「もしかしたらその剣士の仕業かもしれないぜ、御チビ」

「いやいや、流石にそんなこと…………ないですよね?」

「僕に聞かれても困るよ黒ウサギ……」

そんな三人のやり取りをサンドラと白夜叉は苦笑しながら見ていた。

「ともかく、負傷者は奇跡的になかったようなので、この件に関して私からは不問とさせて頂きます」

サンドラの言葉にチッ、と舌打ちするマンドラ。意外そうに声を上げる十六夜。

ほっと胸を撫で下ろす黒ウサギ。十六夜は軽く肩をすくませた。

「………………さて、そろそろ、昼の続きを話しておこうかの」

ついさっきまで纏っていた陽気な雰囲気を引っ込めて、真面目な雰囲気を醸し出す。

白夜叉が連れの者達に目配せする。サンドラも同士を下がらせ、側近のマンドラだけが残る。この場に残ったのは彼らを除いて十六夜・黒ウサギ・ジンの三人だけだ。

サンドラは人が居なくなると、固い表情と口調を崩し、玉座を飛び出してジンに駆け寄り、少女っぽく愛らしい笑顔を向けた。

「ジン、久しぶり! コミュニティが襲われたと聞いて随分と心配していた!」

「ありがとう。サンドラも元気そうでよかった」

同じく笑顔で接するジン。サンドラは鈴の音のような声で一層はにかんで笑う。

「ふふ、当然。魔王に襲われたと聞いて、本当はすぐに会いに行きたかったんだ。けどお父様の急病や継承式のことでずっと会いに行けなくて」

「それは仕方ないよ。だけどあのサンドラがフロアマスターになっていたなんて――」

「その様に気安く呼ぶな、名無しの小僧!!!」

ジンとサンドラが親しく話していると、マンドラは獰猛な牙を剝き出しにし、帯刀していた剣をジンに向かって抜く。

ジンの首筋に触れる直前、その刃を十六夜が足の裏で受け止めた。

蹴り返した十六夜は軽薄な笑みを浮かべているも、その瞳は笑っていない。

双眸には触れれば切れそうな鋭い光が灯っている。

「…………おい、知り合いの挨拶にしちゃ穏やかじゃなえぜ。止める気なかっただろオマエ」

「当たり前だ! サンドラはもう北のマスターになったのだぞ! 誕生祭も兼ねたこの共同祭典に"名無し"風情を招き入れ、恩情を掛けた挙句、馴れ馴れしく接されたのでは"サラマンドラ"の威厳に関わるわ! この"名無し"のクズが!」

「今の言葉、うちのロリコンが聞いたら激怒するから今度から気をつけろ。じゃねぇとさっき以上の面倒事に巻き込まれるぞ」

「どういう事だ、貴様!!」

「言葉通りの意味だよ」

睨み合う十六夜とマンドラ。慌ててサンドラが止めに入る。

「マ、マンドラ兄様! 彼らはかつての"サラマンドラ"の盟友! 此方から一方的に盟約を切った挙句にその様な態度を取られては、我らの礼節に反する!」

「礼節よりも誇りだ! その様な事を口にするから周囲に見下されるのだと――」

「これマンドラ。いい加減に下がれ」

呆れた口調で諫める白夜叉。しかし今度は怒りの矛先を十六夜から白夜叉に変え、睨み返すマンドラ。

「そもそも"サウザンドアイズ"も余計な事をしてくれたものだ。同じフロアマスターとはいえ、越権行為にも程がある。『南の幻獣・北の精霊・東の落ち目』とはよく言ったもの。此度の噂も、東が北を妬んで仕組んだ事ではないのか?」

「マンドラ兄様ッ!! いい加減にしてください!!」

サンドラが見かねて叱りつける。いくらなんでも失言が過ぎた。

しかし事情を知らない"ノーネーム"一同は、顔を見合わせて首を傾げている。

「おい、噂って何の事だ? 俺達に協力して欲しい事と関係があるのか?」

うむ、と白夜叉は全員の顔を一度見回した後、一枚の封書を取り出した。

「この封書に、おんしらを呼び出した理由が書いてある。…………己の目で確かめるがいい」

怪訝な表情のまま十六夜は手紙を受け取り、内容に目を通す。

「――――――…………」

内容を確認した十六夜の表情からは、普段の軽薄な笑みが完全に消えいていた。

それを不思議に思った黒ウサギは、ピョンと跳ねて十六夜の後ろに立つ。

「十六夜さん…………? 何が書かれているのです?」

「自分で確かめな」

珍しく抑揚のない声音の十六夜は、背中越しに手紙を渡す。

其処にはただ一文、こう書かれていた。

 

『火龍誕生祭にて、"魔王襲来"の兆しあり』

 

「……な――!?」

黒ウサギは絶句した後、呻き声の様な声を漏らす。次に確認したジンも同様だ。顔から血の気が引き、とても恐ろしいものを見るような目でその手紙を何度も読み返す。

十六夜は一人、鋭い瞳のまま無表情に白夜叉へ問い返した。

「正直意外だったぜ。てっきりマスターの跡目争いとか、そんな話題だと思ったんだがな?」

「何ッ!?」

牙を剝くマンドラを慌てて窘めるサンドラ。白夜叉を無視して話を進める。

「謝りはせんぞ。内容を聞かずに引き受けたのはおんしらだからな」

「違いねえ。…………それで、俺たちに何をさせたいんだ? 魔王の首を取れって言うなら喜んでやるぜ? つーかこの封書はなんだ?」

白夜叉がサンドラに目配せをする。機密を話す合意が欲しかったのだろう。

サンドラが頷くと、白夜叉は神妙な面持ちで語り始めた。

「まずこの封書だが、これは"サウザンドアイズ"の幹部の一人が未来を予知した代物での」

「未来予知?」

「うむ。知っての通り、我々"サウザンドアイズ"は特殊な瞳を持つギフト保持者が多い。様々な観測者の中には、未来の情報をギフトとして与えておる者もおる。そやつらから誕生祭のプレゼントとして贈られたのが、この"魔王襲来"という予言だったわけだ」

「なるほど。予言という名の贈り物〈ギフト〉ってことか。それで、この予言の信憑性は?」

「上に投げれば下に落ちる、という程度だな」

白夜叉の例えに、一瞬で疑わしそうに顔を歪ませる十六夜。

「………………それ、予言なのか? 上に投げれば下に落ちるのは当然だろ」

「予言だとも。何故ならそやつは"誰が投げた"も"どうやって投げた"も"何故投げた"も解っている奴での。ならば必然的に"何処に落ちてくるのか"を推理することができるだろ? これはそういう類の預言書なのだ」

はい? と、十六夜は呆れた声を上げる。黒ウサギ達も周囲の人間もその事実に言葉を失っている。マンドラに至っては顎が外れるほど愕然としていた。だが仕方がないだろう。

犯人も、犯行も、動機も、全て分かっているのに、未然に防ぐことが出来ない……というより、防ごうとしないというのだ。

マンドラは顔を真っ赤にし、怒鳴り声を上げた。

「ふ、ふざけるな!! それだけ分かっていながら魔王の襲来しか教えぬだと!? 戯言で我々を翻弄しようという狂言だ!! 今すぐにでも棲み処に帰れッ!!」

「に、兄様……! これには事情があるのです…………!」

憤るマンドラを必死に窘めるサンドラ。

白夜叉は扇で口元を隠し、無視して明後日の方向を向く。

十六夜は頭の中で情報を整理し、確認するように白夜叉へ問う。

「なるほど。事件の発端に一石投じた主犯は既に分かっている。……けど、その人物の名前は出すことは出来ないんだな?」

「うむ…………」

歯切れの悪い返事をする白夜叉。

十六夜はニュアンスを変えてもう一度強く問い直す。

「今回の一件で、魔王が火龍誕生祭に現れる為、策を弄した人物がほかにいる――――その人物は"口に出すことが出来ない立場の相手"ってことなのか?」

ハッとジンが声を漏らし、サンドラを見る。

北側へ来る際、白夜叉との会話にはこうあった。

『幼い権力者をよく思わない組織が在る』

もしもその人物が『口に出す事も憚られる人物』だというのなら、それは――――

「まさか…………他のフロアマスターが、魔王と結託して"火龍誕生祭"を襲撃すると!?」

ジンの叫び声が謁見の間に響く。それは想像するのも恐ろしい事だった。

秩序の守護者である"階層支配者"が、その秩序を乱すという暴挙の矛盾。仮に十六夜の予想が正しかったとしたら、それは秩序が秩序を蹂躙するという事になる。

白夜叉は哀しげに深く嘆息した後、首を左右に振った。

「まだわからん。この一件はボスから直接の命令でな。内容は預言者の胸の内一つに留めておくように厳命が下っておる。故に私自身はまだ確信には至っていない。…………しかし、サンドラの誕生祭に北のマスター達が非協力的だったたことは認めねばなるまいよ。何せ共同主催の候補が、東のマスターである私に御鉢が回ってきたほどだ。北のマスターが非協力だった理由が"魔王襲来"に深く関与しているのであれば……これは大事件だ」

唸る白夜叉と、絶句する黒ウサギとジン。

しかし十六夜は一人、得心がいかないように首を傾げていた。

「それ、そんなに珍しい事なのか?」

「へ!?」

「お、おかしなことも何も、最悪ですよ! フロアマスターは魔王から下位のコミュニティを守る、秩序の守護者! 魔王という天災に対抗できる、数少ない防波堤なんですよ!?」

「けど所詮は脳味噌のある何某だ。秩序を預かる者が謀をしないなんてのは、幻想だろ?」

一瞬、十六夜は冷めたような笑いを浮かべた。彼のいた世界は、秩序や政を預かる者が道を踏み外すことなど、さほど珍しい話ではなかった。そんな冷めた時代から十六夜は来たのだ。察した白夜叉は、静かに瞳を閉じて首を振る。

「なるほど、一理ある。しかしなればこそ、我々は秩序の守護者として正しくその何某を裁かねばならん」

「けど目下の敵は、予言の魔王。ジン達には魔王のゲームに協力してほしいんだ」

サンドラの言葉に、合点がいたという顔で一同は頷く。

魔王襲来の預言があった以上、これは新生"ノーネーム"の初仕事でもある。

ジンは事の重大さを受け止めるように重々しく承諾した。

「分かりました。"魔王襲来"に備え、"ノーネーム"は両コミュニティに協力します」

「うむ、すまんな。協力する側のおんしらにすれば、敵の詳細が分からぬまま戦うことは不本意であろう。…………だが分かって欲しい。今回の一件は、魔王を退ければよいというだけのものではない。これは箱庭の秩序を守るために必要な、一時の秘匿。主犯にはいずれ相応の制裁を加えると、われら双女神の紋に誓おう」

「"サラマンドラ"も同じく。――――ジン、頑張って。期待してる」

「わ、分かったよ」

ジンは緊張しながら頷く。白夜叉は硬い表情を一変させ、哄笑を上げた。

「そう緊張せんでもよいよい! 魔王はこの最強のフロアマスター、白夜叉様が相手をする故な! おんしらはサンドラの露払いをしてくれればそれで良い。大船に乗った気でおれ!」

双女神の紋が入った扇を広げ、呵々大笑する白夜叉。

しかしジンが快諾する一方で、スッと目を細めて不満そうな双眸を浮かべる十六夜。

それが気になった白夜叉は、口元を扇で隠しながら苦笑を向けた。

「やはり露払いは気に食わんか、小僧」

「いいや? 魔王ってのがどの程度か知るにはいい機会だしな。今回は露払いでいいが――――別に、"何処かの誰かが偶然に"魔王を倒しても、問題はないよな?」

挑戦的な笑みを浮かべる十六夜に、呆れた笑いで返す白夜叉。

「よかろう。隙あらば魔王の首を狙え。私が許す」

こうして交渉が成立。

その後、一同は謁見の間で魔王が現れた際の段取りを決めて過ごした。

十六夜の発言を不謹慎だと告げるマンドラは"ノーネーム"をゲームから追放するように訴えたが、白夜叉とサンドラに説き伏せられ、十六夜達は渋々協力を受け入れられるのだった。

 

 

 

『さて、貴方達。明日の段取りは分かっているわよね?』

『もちろんですマスター』

『ったく、なんでいちいち明日まで待たなきゃならないんだよ。こういうのはさっさと終わらせた方がいいだろうに』

『我慢しなさい。明日には大会の決勝があるのだから、それまでの辛抱よ』

『ねぇ、マスター? どうしてそれまで待たなきゃいけないのかしら?』

『そんなの決まってるじゃない。決勝に出場するくらいなら――いい"玩具〈おもちゃ〉"がいるかもしれないじゃない』

『……ま、一理あるか』

『そうね。じゃあ明日まで私と向こうで遊んでいましょう、マスター』

『嫌よ』

『ああん。相変わらずつれないですね、マスターは』

『勝手に言ってなさい。…………ところでハンバート、貴方は明日の事を理解しているのかしら?』

『…………』

『聞いているの? ハンバート』

『え? あーうん聞いてた聞いてた』

『……信用しにくい返事ね』

『貴方、まだその名前に慣れてないの?』

『ああ、まぁいきなりだったし……』

『早く慣れろ。じゃねえとお前は参加できないんだからな』

『…………善処します』

『…………明日、すごく不安だわ』




どうも、カゲショウです。
今回は流石に前回のはないわと思い、前回のを一度削除し、少しですが改稿して再び投稿させていただきました。

正直あまり変わり映えしないのですが、オリジナル要素は強くなったと思います。

前回のようなことは極力避けたいと思いますので、どうかこれからもよろしくお願いします。

話の展開はみなさん大体分かられたと思います。それで予告しておくと、剣士は後二話後に登場させる予定です。
剣士はどこで何をしていたのか、それがわかるまであと少しです。いったい何をしでかしてくれるのか……それは書き始めない限り作者にもわかりません。

それでは次回もどうかお付き合いください。
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