少年は逃げる。
何よりも大切な少女を背負って。
自らを屑だと罵れ、嗤え、詰れ。
と自分に言い聞かせるように。
周囲の刃を向けるものにも刃を向けられるものにも何と言われようとも。
しかし、逃げた先でも少年は逃げることが出来なかった。

  序章「逃走の果て」
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