扉を開けてぼくの目に入ったのは奇妙な光景だった。
「はっ?」
教室の中には二人の人物がいた。
金髪の美人さんと、背の低い小柄な男の子だ。
「うるっせぇ、この短小童貞が! このオレ様の重要なパーソナルスペースに入って来るんじゃねーよ!」
「ええー? どうでもいいことに時間取らせないでよ。誰の許可があってオレの時間奪ってんの? その可哀想な頭で一生懸命考えてみなよ。あ、子豚ちゃんにはそんなこと考える頭もなかったっけ?オレが律儀に自己紹介したのが馬鹿みたいだろ」
「な、なんなのこいつぅ…… 変なとこに連れて来られるし、薬もねーし、変なヤツらに絡まれるし、今日は厄日かよぉ…… !」
会話は大事故そのものだけど。
尻餅をついて色々と汁を垂れ流している金髪美人さんに、男の子の方がのしかかってどこの漫画の世界ですか?という具合に詰め寄っている。
えっと、こういうのって壁ドン? じゃなくて床ドン?
とにかくその場に現れちゃったぼくが場違いなことは間違いない。
「……」
「そこのモブ女! こいつどうにかしろ!」
ええ……
「お邪魔しました」
「待ってぇ!!」
引きとめられてしまった。仕方ない。
「あの、二人はなに…… してるの?」
そっと声をかけるとニヤニヤとしながら美人さんを眺めていた男の子がこちらに顔を向ける。
全体的に真っ白な制服で、手足に遊ぶベルトがどことなく拘束衣っぽさを漂わせている。首元には白黒の市松模様をしたストールを巻いていて、髪は紫がかった黒。くせ毛なのか、わざと遊ばせているのか左右で毛先が跳ねた髪型をしている。
瞳はなにが面白いのか細められ、無邪気そうに見えてなにを考えているかよく分からない人だ。
イメージは夕方ひっそりと咲く月見草と、軽いシルクジャスミンの香り…… 月見草の意味は無言の愛情と移り気、シルクジャスミンは純真な心か。
…… どこが?
「…… こんなところを見られちゃったんなら生かしてはおけないね。最期に言いたいことはあるかな?」
自分の勘は所詮勘なのかと疑わしくなってきたところで我に帰る。
あれ、結構危ない場面なんじゃ…… ? 自己紹介も済ませないうちにコロシアイ勃発とか新しい試みですね!
やめてよ! 第一犠牲者になるのだけは嫌だ!
「ああ、えっと、え…… ぼ、ぼくは、ちょ、超高校級のアロマセラピストの香月泪ってい、言います…… ?」
「香月ちゃんね。うんうん、命の危機なのに呑気に自己紹介しちゃうなんて混乱極まってるね!」
そう言って金髪美人さんから離れた彼はこちらに一直線に向かって来たかと思うと目の前で止まる。
一瞬目を瞑ったぼくが恐る恐る目を開けると、彼は 「にしし」 と笑いながらその手にした小瓶を弄ぶ。
「なーんてね、嘘だよ! 殺すわけないじゃん」
「ちょっと! それぼくの……」
彼が持っていたのは、ぼくが懐にしまっていた精油の一つだ。レモンの精油で初心者にも受けいられやすい香りのもの。疲労回復とか、心の安らぎになる効果がある…… ってそんなことより、今の一瞬で盗られるだなんて手癖が悪いんじゃないのか? 超高校級の泥棒なの?
「えっと、きみはなんなの? なんであの人を押し倒してたの?」
金髪美人さんは今のうちにと逃げようとしているが、それを引き止める目的もあって声をあげる。
生贄にされたうえに逃げられてたまるかよ。
「オレ達逢い引き中だったんだよねー。それを邪魔されてちょっとイラッときちゃって」
「嘘ぶっこいてんじゃねーよツルショタがぁ!」
あっさりと食いついてくれたので二人っきりは回避された。助かる。すごく助かる。
でもこの人もなかなかキャラが濃そうだから自ら首を絞めている可能性もある。二人同時に相手する方が大変かもしれないが、自己紹介したらそのままお別れできるから少しの我慢だよ、ぼく。
「嘘、なの?」
「違うよ、本当だよ!」
「テメー王馬ふざけんな! まあ確かに? オレ様みたいな国宝級完璧美少女相手に欲情するのは正しいんだが。残念だったな! テメーの短小ポークビッツでオレ様を満足させられるわけねーだろーが! こっちから願い下げだっつーの!」
「え、なんでオレ振られてんの?」
お願いだからぼくに話題を振らないで。
真顔で心底疑問そうに言われてもなにも言えないからさ。
「えっと、自己紹介…… してもらってもいいかな?」
「はあ!? オレ様を知らねーのかよ! 原始人か? 森にでも住んでたのか? 日本語分かるか?」
ぼくだからいいものの、ゴン太くんにもそれ言ったら怒るよ。
まあ、知らないのは確かだし…… そんなに有名な人なのかな。ぼくはお生憎様、こちらの世界の常識は知らないからね。
「よーく耳かっぽじって聞けよ? いいか、オレ様はな…… 黄金の脳細胞と歴史的な美貌を誇る、あの美人すぎる天才…… 超高校級の発明家、入間美兎さまだぞ!」
「残念すぎるの間違いだろ、ナルシービッチ」
「ひうぅ! な、ナルシービッチィ…… や、やめろよぉ。気持ちよくなっちまうだろぉ……」
きみらはその掛け合いをしないといけない決まりでもあるの?
入間さんはなんかキャラ濃すぎじゃないか? ていうか、歴史を重ねるごとに下ネタが酷くなっていくのはどうにかならないのか?
この人、口は悪いがどうやらメンタル面は弱いみたいだな。リラックスするアロマ漬けにしてあげたい。
…… おっと、なんか薬漬けにしたいって言ってるみたいで危ない言葉だな。
金髪ロングにゴーグルをつけていて、首にはトゲトゲしいチョーカー。スチームパンクっぽいピンクのセーラー服だが、なぜか胸元を強調するようにガーターベルトが巻かれている。ピンヒールのロングブーツを履いているので本来はもう少し身長が低いのかもしれない。
そしてなにより巨乳だ。赤松さんもなかなかだったが、入間さんは別格すぎる。別に羨ましくもなんともないが。
イメージはクリスマスローズ、なんだけど…… 〝 私の不安をやわらげて 〟〝 慰め 〟〝 中傷 〟か。うーん、メンタル面が弱いことを考えると合ってる、のか? クリスマスローズは根っこに毒を持ってるから合わないことはないか。
ダメだ、嘘つきの彼のイメージが外れすぎていて自分に自信がなくなってしまった。
「入間ちゃんといると本当時間をドブに捨ててる気分になるよ……」
ぼくはどっちもどっちだと思うよ。
「それで、きみは?」
「オレ? ああっ! そういえば香月ちゃんには自己紹介してないか!」
もう自己紹介した気でいたらしい。
もしかしたら、入間さんにはもうしてたのかもしれない。確か、最初の方そんなこと言っていた気がするし。
「オレの名前は王馬小吉だよ。超高校級の総統なんだ」
総統…… ?
リーダーでいいのかな。なんのリーダーだ? そういうカリスマ性とは無縁に見えるんだけれど。
あったとしても超高校級の嘘つきだと思っていたよ。
入間さんはパイロットとかかなとも思っていたし、大分外してしまっているな。
「あれ、疑ってる? まあそれも仕方ないよね。なんせオレの組織は悪の秘密組織だからね! 一万人も束ねてる秘密組織の総統だよ? 総統が悪人っぽいんじゃ秘密にならないでしょ?」
なんか妙な説得力があるが、さっきから嘘ばっかりついている人にそう言われてもね……
「どんな活動してるの?」
「色々だよね。舞台裏で暗躍することがよくあるから、あの事件もそこの事件も歴史の裏にはオレ達が潜んでいたりして…… ?」
「……」
「なんて、嘘だよ! 超高校級の総統ってのは本当だけどね! 活動内容だって教えるわけにはいかないよ。それじゃあ秘密組織にならないし」
「こいつの話なんざまともに訊く必要ねーよ! 自己紹介しなかっただけでしつこく絡んで来るんだぞ?」
「いつまで経っても進展がないから片っ端から自己紹介しないといけないと思ってたからねー。いやぁ、本当強敵だったよ。ムカつくぐらいに……」
「ひぃっ」
いきなり真顔になるのはやめよう。なかなか怖いから。
「そ、それじゃあぼくはもう行くから……」
「まっ、ままま、待て! オレ様をこいつと二人きりにするんじゃねぇ!」
「ええー? 心外なんだけど。ナルシービッチちゃんに手出すほどオレ、女に困ってないし。組織ではそういうケアもやらないといけないからねー。ほら入間ちゃんはもう用無しだからさっさとどっか行って」
「な、なんなんだよぉ…… オ、オレ様に手出さねぇとかさすがは童貞だな、恐れ多くて視線で舐め回すことしかできねーのか?」
「は?」
「ひぃぃ!」
言ってるわりには顔を赤くして恍惚してるんだけど、この人。ドM怖い。
なんか、王馬くんやたらと辛辣じゃないか? 面白がっているのか、それとも本心なのか、よく分からない。
なんだか変な空気になってきたし、さっさと退散しよう。
「ま、待てよぉ! ドブスでも少しはオレ様の役に立たせてやるっつーのに置いていくのかよ!」
えっと、なんて言えばいいか…… ぼくには強引に彼女を巻き込んでペースに乗せることもできないし、カウンセリングができるわけでもない。
ぼくができるのは精々香りをプレゼントするぐらいだ。
ポケットに入っているのはいくつかのアロマオイルと、ポプリ。そのうち一つの精油を取り出して入間さんに押し付けると、彼女は目を白黒させながらこちらを見た。
「ジャスミンはとても強い、甘い香りがするんだ。夜に香りの強さが増すから夜の女王なんて別名もあるくらいなんだよ。落ち着かないなら、一滴だけ手の甲につけて香りを嗅いでみてよ。ぼくにはこれくらいしかできないけど、プレゼント」
「はぁ!? このオレ様と言ったらエレガントな薔薇の香り一択だろーが!これだからモブ女は…… まあ、貢ぎ物だっていうなら貰ってやらないことはないけどな!」
小瓶を乱暴に受け取った彼女がいずこかへと歩いていく。
これで少しは警戒心を緩めてくれると助かるんだけど……
入間さんって人一倍警戒心が強くて、メンタル面も弱いみたいだから、知らない場所に知らない人間だらけで誰一人信用することができないんだと思う。多分ね。むしろ自分自身のことさえ信じられているかどうか怪しいくらいかもしれない。
〝 ダンガンロンパ 〟のパターンで言うと、強気キャラには弱さがつきものだ。裏では泣きそうなくらい不安がってるかもしれないし、あの人もある意味では嘘つきかもしれないね。
でもジャスミンの甘い香りは一滴なら受け入れやすいし、不安感を和らげる効果がある。これで少しは落ち着いてくれると助かるかな。なんにでも噛みついていても損するだけだしね。
「へえ、それもアロマセラピストとしての仕事?」
「あ、えっと…… そうなの、かな…… ?」
一瞬黙ってしまった。
そういえばまだこの場には王馬くんがいるのを忘れていたよ。
「じゃあ、オレもこの瓶貰ってもいい?」
「別にいいけど…… レモンが苦手じゃなかったら」
「嫌いではないかな。まさかっ、オレがレモン嫌いなお子様にでも見えるの…… ? そんなっ…… ひどいよっ、オ、オレこんなに大人っぽいのに…… ! うわぁぁぁぁぁぁん!」
えっと。
「嘘泣き…… ?」
「ちぇっ、騙されないかー」
まあ、あれだけ分かりやすく泣かれたらなぁ。
なんとなく王馬くんのペースが掴めてきた。この人、あんまり真剣に向き合っちゃダメだな。鵜呑みにせず話半分が一番良いみたいだ。
「まっ、貰っていいなら貰うけどね。ありがと、香月ちゃん! さっそくキー坊の匂いセンサーの機能を確かめて来ようっと!」
木の妖精の名前かな?
いや、え? 誰…… ? モノクマとモノクマーズ以外にもなにかいるの?
王馬くんはそのまま教室を出て行ってしまったので聞けず終いだ。
仕方ないのでぼくはぼくなりにこの教室を多少調べてみよう。二人に振り回されてあまり見て回れてもいないし。
と、言ってもあるのは電子黒板とモニター。外から窓を覆い尽くさんばかりに伸びたつる植物くらいだ。
あと、教室の入り口側、電子黒板の隣に通気口らしきものがあるか。
ともすれば見落としてしまいそうな場所にポツリとあるため、じっくり調べようと思わなかったらスルーしていたかもしれない。
近くに寄るとそれだけで古書の香りがふわりとすることに気がついた。微かだが、分かる。
多分他の人はしゃがんで覗き込まなければこの香りに気づきもしないだろう。埃の匂いに混じって奥から流れてくる空気は紛れもなく本の香りだ。
これと繋がった場所に図書室でもあるのかもしれない。
さっきマップを確認したときは地下があったから、きっとそこに図書室があるんだろうな。不思議な構造の建物だ。まるでトリックに使ってくださいと言わんばかりの…… いや、やめておこう。メタ視点での推理をしたところで、未来を知っているわけでもないしどうにもならないんだからさ。
…… どこに続いているかだけ、あとで確認しよう。
暫く教室で休み、そろそろ地下に行ってみるかと扉を開ける。
「あ」
「……」
そこには、ちょうど通りかかった黒髪の女の子がいた。
下の方で左右に髪を分けて赤いシュシュでくくっている。この子もロングツインテールだ。
目の覚めるような赤い瞳で、左目の下に泣きぼくろのある綺麗系のクールそうな子だ。襟元に薔薇のブローチが飾られている。
全体的に赤いセーラー服で、胸元は白いリボンスカーフ。
先程の入間さんが派手だったので、色調が暗いこともあり余計に落ち着いた服装に見える。
「なに?」
「あ、えっと…… 自己紹介して回ってるんだ。どうやら全員と自己紹介しないといけないみたいだから」
「そうなんだ…… 私は、春川魔姫。超高校級の保育士」
「春川さんだね。ぼくは香月泪。超高校級のアロマセラピストだよ」
彼女は…… その色調とはイメージが違って、スノードロップにパンジーかな。
スノードロップは希望や慰めといった良い意味の花言葉だが、多分贈り物としての花言葉の方が有名かな。一転して悪い意味になってしまうからね。
スノードロップを贈り物にしたときの裏の花言葉は〝 あなたの死を望む 〟だ。
さて、彼女は表と裏、どちらが本質なのか…… なんて思うけれど、少しトゲがあるような雰囲気があるだけでそこまで危険な感じはしないかな……
まだコロシアイの説明がないから危うさを感じないだけかもしれないけれど。
「落ち着いてるね」
「そう見える?」
「うん、まあ慌てているようには見えないかな」
「ふうん……」
「……」
「……」
お互いに話すのが得意じゃないみたいだ。
少し沈黙を挟んでから 「えっと」 と口に出す。
「春川さんも知らない間にここにいたんだよね?」
「そうだよ…… あんたは才能については訊かないんだね」
えっ、もしかして訊いてほしかったのか?
いやそれはないか。うんざりしているような雰囲気だし、赤松さんとか王馬くん辺りはその辺のこと訊いてきそうだから対応に疲れてるのかな。
「うーん、そう言われてもね…… あ、きみが絵本を読んでくれたら気持ちよく眠れそうかも。オレンジスイートの香りに包まれながら読みきかせられたらどんなに夜更かしする子供でも攻略できそうだ」
「さらっと自分のアピールはするんだね。でも香りとか、そういう高いものはあんまり使えないんだよ。絵本も古いものしかないから」
うん?
保育士やってる環境が整っているわけじゃないのかな。
「ああ…… 私のいたところは孤児院なんだよ。そこでは年上が年下の面倒を見てたから、そういう環境だったから保育士ってだけ。上の子がバイトして備品を揃えてるから、高い消耗品を買うくらいならランドセルを買ってやると思うよ」
ぼくはなるほどと頷いて、それから深追いしないよう慎重に言葉を選んだ。
「そうか…… いつかそういう子達にも香りを届けられるようになりたいな。春川さん、これさっき言ってたオレンジスイートなんだけど、良かったら受け取ってくれないかな?今は芳香浴用の器具がないから少し不便だけど、少し手の甲につけて香りを楽しむことくらいはできるからさ」
「あんた、私の話聞いてた?」
「うん、聞いてたよ。ぼくがこの香りを好きになってほしいだけ。要するに勧誘だよ。よろしくね」
「そう…… 初対面でプレゼント渡して来るなんて、あいつらみたいだね」
えっ、それは子供っぽいって言いたいのか? 解せない。
「じゃあ」
「うん、またね」
小瓶をポケットにしまい、玄関に向かっていく春川さんを見送ってから左手にある階段を見下ろす。
目に良くない変なデザインだ。なんか、オモチャみたい。
暗そうな地下に行き、辺りを見回す。
扉は四ヶ所。でもそのうち二つは裏口みたいになっているので、部屋は二つだけだ。
まずは先程気になっていた図書室らしき場所の入り口に手をかける。
中は思った通り本のぎっしり詰まった部屋だった。一面本棚になっていて、溢れた蔵書が本棚の上や机の上、床の上にまで積み上げられ明らかに部屋に入れるべき蔵書量を超えている。
あーあ、これじゃあ本が傷んでしまうだろうに。
それと、やはり通気口を発見した。本棚の上に小柄な人が入れる程度の通気口がある。あれが上の教室まで繋げているのだろう。外の廊下にも通気口の管があったし。
なぜかある地球儀には目もくれず、中央に歩を進める。真っ正面の本棚を見つめる緑がかった金髪の人がいたからだ。
初対面の人だから自己紹介しなくちゃね。
「初めまして…… っすよね?」
彼が振り向いてこちらを見る。随分と派手な服装だ。少々軽薄そうに見えるけど、纏わせる香りがそんなことはないと言っている。
秋の山中のような…… それと甘い感じ…… メイプルってことは楓か。
実際に楓って名前の子がいるのに誕生花が楓とはね。
意味は大切な思い出、美しい変化、遠慮、蓄えなど。ギャル男っぽさは感じないな。ちょっと安心した。
耳にたくさんピアスをつけているし、アクセサリー類が目立つ。
服装も制服というより私服っぽい…… というか完全に私服だろう、あれは。黒とグレーのボーダーTシャツと茶色のサルエルパンツ。
タレ目気味で派手だけど優しそうなお兄さんといった感じだ。
「初めましてだよ。ぼくは超高校級のアロマセラピストの香月泪。よろしく」
ぼくがそう言うと彼も本棚の前から移動し、こちらにやって来る。
柔和な印象通り、フレンドリーな人物のようだね。
「俺は天海蘭太郎っす。〝 超高校級の冒険者 〟なんて呼ばれてますけど…… まっ、要するにただの旅行好きっすね。ところで、キミもここに来る前の記憶はないんすよね?」
ぼくは迷いなく肯定の言葉を返した。
・誕生日
ロンパクラスタの皆さんは既に覚えていそうなので省略。
・レモン
王馬に取られた精油。疲労回復の効果があるので切実に使って欲しいところ。キミは少し休みなさい。
・ジャスミン
実は催淫効果もあったりする。
・なん図書
なん図書が図書室にいる。
???枠は今回いません。