月桂樹の花を捧ぐ   作:時雨オオカミ

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2章学級裁判―消化不良―

 

 混乱のさなか、ぼくは圧迫されるような彼の目線に肩を引く。

 なんでこんなに敵視されているんだ。心当たりなんてないぞ。

 それに、彼は本当に彼…… で合ってるんだよね。まさか、実は男装女子でしたみたいなことは…… いや、それはないな。男子トイレにごく普通に入る場面も一応見たことあるし。なら、無印の腐川さんみたいに多重人格…… とか?

 そういえば、ここまで2章は誰かの秘密が暴かれるっていうジンクスがあったな。ならその線が濃いだろうか。

 

「それに香月さんは嘘をついているわ。王馬君の怪我は1日経ったものではないと思うの」

 

 あくまで女性らしい口調を崩さない彼に、ぼくは依然圧迫感を受けながら反論する。

 

「きみがそう思った…… ただそれだけのことだよね。これだけの人数が同意してるんだよ。ぼくは嘘なんてついてないよ」

 

 こんな人は初めてだ。

 静を体現したように目を細め、余裕そうに顎に手を当ててぼくを見下ろすように立つ姿。なのにその内に秘めた感情は激烈なものに思える。ピリピリとした緊張感。圧迫感。まるで、鎌首をもたげた蛇に睨みつけられているような焦燥感。

 どこか経験したような、この嫌な感じ。覚えのある息苦しさ。

 ずっとずっと身に受けてきたからこれと似たものをぼくは知っている。

 

 それは、嫉妬だ。

 女の嫉妬、そして、蛇のような執着。

 この人がぼくに向けるその瞳は、それと…… 母さんとそっくりだった。

 

 もう二度と受けたくない類の視線、威圧。

 苦手だ、とてつもなく。ともすればトラウマがちくちく刺激されるようだ。

 

「そうね、私が思っただけ。私だけの感覚です。けれど、それは貴女の言う〝 香り 〟もそうではないかしら?」

 

 これは…… 痛いところを突かれたな。

 ぼくだけが知っている情報は多く、そしてそれはつまり保証する人物がいないということ。

 

「もし貴女が夢野さんを殺したとしたなら、大勢が到着する直前に水槽に身を投げればいいだけ。彼処(あそこ)は是清が証言したように、外からの足音も反響してある程度聴こえるのでしょう? 可能なはずよね。そうしたらあら不思議、貴女が殺した後でも大勢の目撃者ができて放送がすぐに鳴ることになるわ」

 

 くっ、言ってくれるな。

 たしかに、ぼくは単独行動でなおかつ発見したときも、その後の最初の調査も、そして殺されかけたときだってずっと1人だったんだ。

 発見した人間が1人きりならば、現場でなくなっていたハンガーのことだっていくらでも嘘がつける。

 ぼくがそういう悪意のある嘘を平気でつくような性格じゃない、なんて自分自身で主張しても胡散臭いだけ。普段の人柄だって偽っているのだと言われても完全に否定はできない。

 ぼくだって、他人がコロシアイを起こして動機が公開されず有耶無耶になるのを望んでいたんだから。完璧に黒い部分がないというわけではないんだ。

 むしろ…… 心はいつでも卑怯でみんなの印象を裏切っている気もする。ぼくはそんなに綺麗なものじゃない。他人の犠牲を求める汚い性根をしていると言ってもいい。

 

「それを言うなら、そもそも真宮寺くんが聞いた足音だって嘘の出まかせなのかもしれないってなるよね? そんなの水掛け論になるだけだ」

「王馬君にだって可能かもしれないわ。ねえ、2人共に共犯者で、是清に罪を被せようとしているのではなくて?」

「そんなこと言い出したらキリがないよ。議論するなら証拠が全てだ」

「あら、不思議ね。自分から退路を塞ぐなんて。可笑しくて笑っちゃう」

 

 証拠が全て。

 ああそうだ。ぼくの言った香りは目に見えない証拠。

 ゴン太君は嗅ぎ分けられても花の種類なんて分からないだろうし、他の人も香りが複数混じってたら分からないだろう。そもそも花屋さんだって香りだけで嗅ぎ分けなんてできるものではない。

 キーボくん? レモンの香りを機械的に分析したようなロボットに雅な趣味を解すことなんてできるわけないだろ。未だにぼくは怒ってるんだ。あれがある限り彼とは仲良くなれる気がしない。

 …… ともかく、目に見えない証拠をあてにしても彼に口論で勝ち、みんなを納得させないと意味がない。

 この学級裁判は納得させたほうが勝ちだ。たとえ証拠が足らなくたって、言論で説得力を持たせたほうが勝ち。

 証拠や現場にあったものを今いじることはできない。だからあちらにはでっち上げなんてできない。

 彼のはしょせん言いくるめに過ぎない。たとえタイムアップになったって、その時点で納得させればつまり勝ちなんだ。

 

 もはや方向転換をするつもりはない。

 こんな変化があったということは限りなく彼がクロ寄りのグレーには間違いない。

 頑固すぎるかもしれないけど、まあ間違ってたら天海くんが止めてくれるよね。

 チラッと視線を天海くんに向けても困ったように笑われるだけで止められはしない。

 とにかく、彼はぼくを信じてみてくれているようだからこのまま押し切る!

 

「なら、きちんと決着をつけようか。ぼくだって、負けない」

「いいでしょう。愛の深さ、思い知らせてあげるわ」

「あ、愛…… ?」

 

 ところで、みんなドン引きしながら隣の席の人さえ真宮寺くんから少し距離を取っているんだけど……

 真っ先に立ち直り、噛みつきにいったぼくと彼の一騎打ちを静観していた赤松さんが思わずといった様子で口に出し、しまったと言いたげに手で口を押さえた。

 多分彼女の言葉はぼく含む全員の心境を代表したものだと思うよ。

 

「香月さんって、意外と頑固だよねぇ……」

 

 しみじみと噛みしめるように言われるのは少し傷つく。

 ぼく、白銀さんの前でそんなに頑固な言動したっけ?

 

「まあいいんじゃない? オレもなんか容疑者から外されてないみたいだけど、2人で口論してみてもらったほうが情報が増えるからね」

「オレらでも考えねーでどうする。そもそもオレは口論させるのに反対だ」

「え、なんで? だってそのほうが判断しやすくない?」

「どっちも犯人じゃねー可能性もちゃんとあるだろーが! もっと全体で見るべきだろうよ」

「つーか、オカマ野郎の気持ち悪ぃ変化のことはいいのかよ!」

「犯人の豹変はありがちだよね、うん」

「終一、こんなときになに言ってんだ!」

「あ、うん。そうだよね、ごめん」

 

 そう遠くない席で百田くんが最原くんに言う。ちょっとばつが悪そうにした最原くんは素早く目を逸らして 「議論もたくさんしたし、新しい切り口で話し合うのは悪くないと思うよ」 と口にする。

 でも、彼の言い方を見るに最原くんは真宮寺くんが犯人だと思っているようだね。仲間がいて嬉しいことは嬉しいんだけど…… なんだろう、今の呟きに僅かな違和感を覚えた。絶妙なメタ発言というか…… いや、最原くんも探偵だしな。場数踏んでるとか? もしかしたら某バーローみたいに推理小説大好きだったりするかもだしなあ。

 

「終一は現実と物語をごっちゃにするのをやめなさい…… さすればもっとみんなと馴染めるのだーって、神様が漫画読みながら言ってるねー」

「ご、ごめん?」

「えっと、その神様ってもしかして地味に立川に住んでない?」

 

 漫画ネタじゃん…… アンジーさんの守備範囲と神様像が本気で分からない。最原くんも困ってるし。

 

「えっと、真宮寺くん…… さん? って女性だったの…… ?」

「ゴン太ー、あれはオカマって言うんだよ。真宮寺ちゃんは紛れもなく男だよねー。体格とか、筋肉のつき方とかさあ」

「オカマ…… ? オカマさんなの?」

「王馬! 嘘を…… じゃねぇだと!?」

 

 百田くんが衝撃を受けてる。

 いや、まだオカマと決まったわけじゃないから。それと失礼すぎるからその話題はやめてくれ。口論してるぼくが言うのもなんだけど、あまりに無神経すぎる。

 

「て、転子はどうすれば…… ? 言動があまりに女子で仕方ないんですが……」

「…… どこからどう見ても体は男でしょ」

 

 真宮寺くんからずっと目線を逸らし続けていた春川さんがチラリと彼を見て呟く。

 王馬くんも春川さんもそう思ってるのか。ならぼくの思い違いということはないはずだよなあ。

 

「ふふ、賑やかね。是清にはいい環境よ…… ここが男子校だったら良かったのだけれど」

「…… さっきから別人みたいになってるのは気になってるんだよね。なんか妙な発言が多いし、きみは真宮寺くんのなに?」

 

 ぼくがそう言った途端、余計怒らせたようで彼か、もしくは彼女は髪を振り乱してこちらを睨みつけた。

 な、なんなんだよ本当に…… ぼくなにもしてないぞ…… どの発言がそんなに煽り立てているのかが分からない。

 普通に質問してるだけなんだけどなあ。

 

「是清の…… なにかって…… ? 勿論、私は愛しい是清の姉以外の何者でもない。貴女にそっくりそのまま同じ台詞を返させていただきます」

「…… ぼく? いや、特に接点はないよね。それこそまともに話したのなんてショーの手伝いをしてくれたときだけだし」

「私は知っています。是清は貴女の行動、言動をよく観察していたわ。そして人間として褒めていたの。気に入っていたのよ」

 

 うえっ、と密かに思わないでもないけど…… 真宮寺くんは人間観察が趣味ということだし、全員に同じことが言えるんじゃないの? それ。

 

「ストーカー的発言は許しませんよ!」

「それよりも、なにか弁論しなくても良いのかしら。是清は犯人ではない。足音の主を追いかけて外に出て、そして戻ってきたのは1番最後の組がやってきたときよ。貴女を殺そうとするタイミングなんてなかったの。それくらいは理解できるわね?」

 

 それは事実だけど…… このままじゃ堂々巡りだ。

 ぼくはなにか見落としてるのか?

 

「…… そうっすけど、キミが本当に体育館を離れていたのかも不明なんすよ。1番最後に戻ってきたところしか分からないんす。本当に外に出ていたと証言できる目撃者もいないっす。そこはいくらでも言い訳が効いちゃうんすよ。人のことは言えないんじゃないっすか?」

 

 どちらの証言も、そして証拠も、他人の保証がない。

 どれも嘘かもしれないし、本当かもしれない。

 もし、ぼくが犯人だとしたらどうする…… ? そんなとき思いつくのは…… そうだな。完全な嘘を吐くより、少しの真実を混ぜながら語るほうがより騙しやすいとかなんとか聞いたことがあるような気がする。

 となると、やっぱり小手先でどうにかこうにかするより説得合戦するしかないのか。あんなに分かりやすくケチャップだの放送だの証拠がありながら、完璧に追い詰められる証拠がない。

 これが学園外の普通の事件なら指紋やらいくらでも証拠が取れただろうけど、残念ながらこれは学級裁判なわけで…… そんな便利なものはない。

 証拠をボロボロ残しながら犯人に繋がる最後の一手はしっかりと隠す。これって学級裁判における完全犯罪に近いものがあるよね。

 1番の完全犯罪は2作目の運に頼ったあれだけど。

 

「…… 香月さん、なにかお忘れじゃないっすか?」

 

 お忘れ? ぼくが?

 ええと、なにかあったっけ…… 天海くんからの、助言?

 

 もしかしてあれか? いや、そんなまさか。さすがに誰かしら気づくよな…… いくら焦っていたって、そんな馬鹿な。さすがにありえないと思うんだけど。

 

「…… 犯人が、体育館から離れずどこかに隠れていたとしたら?」

「犯人が逃走したのは体育館の窓からと言っていたのは貴女達でしょう?」

 

 ぼくは言ってないぞ。

 

「それは推論にすぎない。あれは飾りが取れてたからそう推測されただけで、本当に体育館の窓から逃げたかは分からないよ。誰もその現場を見てないんだから」

 

 そう、ぼくでさえ犯人がどこに行ったのかなんて分からない。足音も水中だから分からなかったし、視線を動かすのだって限界だったから影さえ見てない。

 そもそも水中はそこまで得意じゃない。

 

「なら、どこに隠れていたと言いたいの? 教えてくれるかしら? 階段の中? カーテンの裏? それ以外に隠れる場所なんて〝 どこにもないわ 〟よ」

「香月さん、覚えてるっすよね。俺が言ったこと」

 

 うん、天海くんのアドバイスを忘れるわけないよ。分かってる。

 ありえないから除外してただけ。でも、今これしか言えないのなら、試す価値は充分にあるはずだ。

 

「それは違うね。あるんだよ、まだ隠れられる場所は」

 

 

 「そういや、俺たちが駆けつけたときも扉は開けっぱなしだったっすね。香月さん、こういうことも心のメモに追加しといたほうがいいと思うっすよ。多分、結構大事なことなんで」

 

 

 ―― アドバイス

 《コトダマ 開け放たれていた体育館 》を記憶しました。

 

 

 そう、それは。

 

「ぼくが出て行ったときは体育館の扉は閉めていた。アンジーさんは?」

「バーン! って出てバーン! って閉めたよー」

 

 お、おう。意外と乱暴。アンジーさんは本当によく分からない。

 

「なら、真宮寺くんが足音を聞いて外に出たあとは開けっ放しにしたんだね」

「そうだろうねー。オレのときも普通に開けっ放しだったよ?」

「ぼくのときも開けっ放しだった。だから誰もいないのに照明が点いていて気になって調べたんだから」

「な、なにが言いたいのかしら?」

 

 こういうことだよ。

 

「犯人は開け放たれた扉の裏でずっと息を潜めていた…… あの扉は床との間がそんなに広くないから、気配を殺してずっと待機してたんじゃないかな? 1番最後に、あたかもずっと外にいたみたいに合流するために」

 

 なんとなく、春川さんあたりが気づきそうな気もするけど…… 彼女は王馬くんをものすごい勢いで追ってたからそっちに集中してたのかもしれない。そう思うしかないよね、うん。

 

「証拠に、ハンガーもそこに落ちてたんすから。信憑性は高いっすね」

「そっか。ハンガーがあったってことは、犯人が一旦そこに隠れてたのは間違いないんだね。ずっとなのか、そこに置いて逃げたのかまでは分からないけど」

 

 白銀さんが自身を納得させるように言う。

 

「みんな、外で真宮寺くんのことは見てないんでしょ?」

「……」

 

 もし、これが不正解だったのなら…… このまま全滅するしかない。

 そうなったらぼくの責任だ。でも、確定まで一気に持っていける証拠がないんじゃあ推論と相手の態度で判断するしかない。

 

 祈れ。

 計画的犯行に近いのに証拠が多すぎてずさんだなんだと思っていたぼくが見当違いだったんだ。無駄な情報が多すぎる。証拠がたくさんあるくせに、決定打と、なるものがない。

 祈れ祈れ。

 ここで終わってなるものか!

 

「…… ふっ」

 

 真宮寺くんが無理矢理マスクを口に被せた。

 そして、俯きかげんになり、懐から古い手鏡を取り出した。

 

「ああ、いいんだ。いいんだよ姉さん…… これ以上、悲しい姿を見せないで」

「えっ」

 

 口調が真宮寺くんに戻っている?

 やっぱり多重人格説が濃厚なのかなあ。

 

「し、心中というのも、民俗学者としてはありなのかもしれないヨ……」

「はあ?」

 

 これまた唐突な。

 入間さんが心底頭のおかしい人を見るような顔で引いてる。彼女が引くとか相当なことでは?

 

「認めるよ」

「は?」

 

 今度は最原くんの声だった。

 いつもより少し冷たい声。面食らったような、そんな声だった。

 

「僕を投票してほしいんだヨ」

「うっわ、いきなり方向転換されると胡散臭すぎるよー」

 

 王馬くんの言う通りだ。

 逆にぼくが間違っているのかと思えてくる。でも、もう証拠は出揃っている。

 釘を打った方法は花瓶をトンカチ代わりに使えばあの現場がてきあがるわけだし…… 実質言いたいことは出し切っている。

 あとは信用合戦あるのみだった。

 けど、これは、なんだ。この拍子抜けするような、自白は。消化不良もいいところだ。

 

「多分1番望まれていないのは自白だネ。だから僕は自白するヨ。姉さん愛しさになにもかも黙認したのは僕だからネ。僕にも責任はあるんだヨ」

「つまりそれは、どういうことですか」

 

 茶柱さんの声が震えていた。

 

「僕は、亡くなった姉さんを愛していた。文字通り、兄弟の仲を超えてネ…… それで、幾度も降霊術を試したんだけど…… その中に、鏡の自分を相手に見立てて生活するというのがあってネ…… 結果」

 

 彼は口をつぐむ。

 結果、なに?

 昔、鏡に対して 「お前は誰だ」 と毎日言うと人格が崩壊してしまうらしいと聞いたことがある。

 なら鏡の中の自分に別人を投影して話しかけたら…… ?

 

 それは、今の彼を見ればなんとなく分かった。

 鏡の中の相手に、それも〝 愛していた 〟とまで言う相手として自分を見続ける。空恐ろしいことだけど、その結果彼の中に同じく彼を愛する理想の姉の人格ができてしまった…… とか?

 

「僕は多重人格者になった。姉さんはもう僕の手を離れてしまったんだヨ。僕の妄執が、姉さんを変えてしまった」

 

 入れ替わりのスイッチもないのか?

 腐川さんのことを思い出しながら該当する部分を探すけど、彼の人格交代には特に予備動作のようなものがない気がする。しいてあげるなら口紅かとも思ったけど、確か口調が変わってから口紅塗ってたから違うはず。

 

「僕の動機ビデオにはね、その様子が映ってたんだ。それで、やっと〝 思い出した 〟んだヨ」

 

 動機ビデオで思い出した、か。

 結局は、動機。でも、なんで夢野さんを狙ったのかが分からない。

 そもそも、彼らの中で自己完結してるなら誰かを殺す必要なんてないじゃないか。恋人の再開で済まされるだけのはずだ。

 なぜ?

 

「嫉妬…… だヨ。僕の持っていた妄執は、全部姉さんが持って行ってしまったんだ」

 

 嫉妬?

 嫉妬?え、は?

 

 いや、ぼくがあの蛇のような視線に見覚えがあったのは、今の説明で充分納得できた。

 だって、ぼくの母さんと同じだから。

 母さんに似たぼくに、父親は執着した。そして母さんは父親がとられたと思ってぼくを嫌った。あの視線にまさにそっくりだった。

 

 でも、いや、そんな、本当に?

 やっぱり自白なんておかしい……よね?

 

 なんだこれ。

 

「…… ふざけないでください!」

 

 裁判場内に、茶柱さんの声が響いていた。

 

 

 

 




 あの動機ビデオ自体がライトの効果があるっていう考察もありますね。特に東条さんのアレとか普通忘れるはずない記憶ですから。

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