大洗女子学園戦車道科を、廃科の危機から救うことが出来た旭日機甲旅団。しかしその代償として、大洗を去らなければならなくなった。
別府に着いたその翌日、旭日機甲旅団は解散となった。その翌日、旭日機甲旅団を訪ねる者たちがいた。この出会いが、旭日の運命を左右することになる。
「宗谷佳!いますか!?いるなら開けてください!黒森峰の者です!」
時刻は朝5時30分、場所は別府。今いる場所は旭日機甲旅団の基地として使っているガレージの前。こんな朝早くに訪ねて来たのも気になるが、それよりも疑問なのは何故『黒森峰から使いが来たのか』と言うことだろう。
黒森峰とは一戦交えただけで、それ以降は何もしていない。何で訪ねてきたのか、その理由が分からない。訪ねてきた内の1人は、かつて黒森峰戦車道科の生徒だった、
3号戦車に搭乗し、河に落ちてしまったところをみほに救ってもらったことがある。卒業後は大学に進学し、教員免許を取得。その後黒森峰に戻り、今は指導員として勤めている。
そして今、何故ここにいるのかというと、「宗谷を呼んでこい」としほに頼まれたからだった。情報がほとんど無い中で、旭日の基地を見つけるのはとても苦労した。その情報が、『未成年の男子6人組』、『戦車に乗っている』、『旧日本軍のような格好をしている』、『少し古びたガレージに住んでいる』といった、あまりに大雑把な情報しかなかった。
挙げ句の果てに、基地の場所があまりに入り組んだところにあったため、別府に着いてからここを見つけるまで30分近く掛かった。ようやく見つけられたが、いくら扉を叩いても全く反応が無い。赤星の他に3人同行していたが、本当にここいるのかと疑問に思い始めていた。
「赤星さん、本当にここ何ですか?とても戦車があるような雰囲気に見えませんけど」
「これだけ呼んでも反応無いってことは、もう出ていったんじゃ・・・」
「生活反応もありませんし、人がいる気配もありませんよ。帰りましょうよ」
「ここまで来て何の収穫も無しに帰れないわ。何としてでも連れていかないといけないんだから」
「そこの住人、今はいないよ」
声を掛けてきたのは隣の住人だった。ガレージのドアを叩く音を聞いて出てきたのだ。「いない」と言うことは・・・まさか
「ここの住人は、もう出ていったということですか?」
「いや、そうじゃなくて、今はランニングに出ているんだよ。1回だけこの時間帯で会ったことがあってね、その時に聞いたんだ」
「ど、どこに行ったか分かりますか!?」
住人は駆け寄る赤星に戸惑いながら、どこに行ったのか教えてくれた。
「確か、『十文字原展望台に行く』って言ってたよ。国道に出て、看板に沿っていけば直ぐに着くよ。距離は6キロぐらいだから、ここから15分ぐらいかな?」
「ありがとうございます!!乗り込んで!出発よ!!」
慌ただしく車に戻り、大急ぎで十文字原展望台を目指していった。その様子を見た住人は、「忙しい人たちだなぁ」と思ったのだった。
十文字原展望台では、宗谷が1人で朝日を見ていた。その横には、陸王が停まっている。
「ったく。福田のやつ、陸王持っていけば良かったのに。時間があったら届けに行くか。
そう言うと陸王に乗り込み、出発しようとエンジンを掛けた。動き出そうとしたその時、赤星たちが乗った車が飛び込んできた。
「ドイツ軍の『キューベルワーゲン』か。えらい古いやつがきたな」
珍しそうに眺めていると、中から赤星がバタバタと降りてきた。その服装を見て、『黒森峰の指導員』だと1発で分かった。
「あなた・・・宗谷佳?」
「ええ、そうですけど?」
「やっと見つけた!あなたを探していたのよ!急いで準備して!協会長があなたを呼んでいるの!」
「・・・・・は?」
(『呼んでいる』?何で?)
「ボーッとしている時間は無いのよ!
「は!?9時!?早く言ってくださいよ!!」
慌てて陸王に乗り、アクセル全開で下り坂を下っていった。赤星たちもその後ろを付いていく。基地に戻ると、どたばたと制服に着替えて、再び陸王に乗り、今度は赤星たちの後ろを付いていった。
時間にはあまり余裕が無いと思い、高速を使って飛ばした。その間、キューベルワーゲンの中は後ろを付いてくる宗谷のことを話していた。
「・・・大会の時に見てましたけど、あんな感じでしたっけ?」
「うーん・・・何か、あの時のような迫力が無いと言うか、全てをやりきったって感じがします」
「何で協会長は彼を呼んだんでしょうね。まさか、黒森峰に入れるとか言うんじゃないですよね?」
「そんなわけ無いでしょ。でも、何で呼んだのかは・・・分からないけど」
宗谷も同じ気持ちだった。どうして協会長が呼ぶのか、全く検討がつかない。呼ばれる筋合いは全くない。
(何で今さらになって協会長が俺を呼ぶんだ?しかも熊本まで来いなんて・・・大洗戦車道科は救えたし、旭日は解散した。もう何もすることはないと思うんだが・・・・・)
疑問はどんどん膨らんでいく。しほは一体何を考えているのか、何をさせようとしているのか。
西住邸に着いたのは8時40分だった。朝が早かったということもあってか、高速は思っていた以上に空いていた。そして、宗谷が朝食を食べそびれたことに気づいたのは、席に案内されて約2分後のことだった。
「しまった・・・朝飯食うの忘れた・・・・・腹鳴らないと良いけど・・・」
そんな心配をしていると、まほが入ってきた。おにぎりが2つ乗った皿と、お茶が入った湯呑みを持っている。
「朝飯、まだだろ?食べろ」
そう言うと宗谷の前に置き、その向かいに座った。
「・・・・・あの、西住指導員・・・じゃなくて、科長。俺は何で呼ばれたんですか?」
「私にも分からない。お母様は、お前を呼んでこいとしか言わなかったからな」
(・・・・・『呼んでこい』って、一体何を言われるんだ?俺・・・)
それから10分後、しほが襖を開けて入ってきた。宗谷を見ると、一言声を掛けた。
「大会以来だな。あれからどうしていた?」
「どうしてたって言われましても・・・・・新しい道を探していたとしか言えませんね」
「新しい道、か。まだ見つかっていないのか?」
「そう簡単にはいかないということですね」
「まぁ、そんな話は置いておいて、お前にはこれを見てもらいたい」
しほはそういうと、1枚の紙を手渡した。その紙を見ると、宗谷には信じられないことが書いてあった。
「!? 協会長・・・・・これは?」
「見ての通りだ。お前には、その通りに従ってもらうぞ」
『なぁ!それ2号戦車だよな!乗ってもいいか!?』
『うん!君の名前は?』
『俺?俺は・・・
『ピピピ、ピピピ、ピピピ・・・・・』
「・・・・・夢・・・?」
場所はかほの部屋。時刻は朝6時、目覚まし時計の音と共に目が覚めたところだった。
(またこの夢・・・・・宗谷くんが出ていってからほぼ毎日この夢を見てる気がする。確か私が6歳のときに熊本の実家に行った時だよね。従姉ちゃんと戦車に乗っていたときに同い年ぐらいの少年に声を掛けられて・・・・・名前、何だったっけ?)
ここ最近、何故か実家に行った時の夢を見る。そして夢に出てくる少年は、『熊本に旅行で来た』と言っていた。名前を聞いて、一緒に戦車に乗って遊んだ。
その時に名前を聞いたはずなのだが、戦車に詳しい少年だったとしか覚えていない。11年も前のことだ、忘れていても仕方がない。
(・・・思い出せない。確か大分から来たって言ってて、すぐに帰っちゃったんだっけ・・・今どうしてるんだろ、元気にしてるのかな?)
そんなことを考えながら朝食を済ませ、学園に向かって歩いていった。その途中で藍と出会い、一緒に向かっていった。
「今日は1日戦車道の授業だけですね。旭日はどんな動きを・・」
「五十鈴さん、宗谷くんたちはもういないんだよ?」
「え・・・?あ、そうでしたね」
旭日が去ってから2週間ほど経っていた。いなくなってからこのチームにはぽっかりと穴が開いている気がしていた。今まで共に戦ってきた大洗にとって旭日がいなくなってしまったことは、大きな損失だった。
旭日が大洗に残していったカ号は使われる用がなく、この2週間は全く飛んでいない。それでも中嶋悟子たちの整備のお陰で、いつでも飛べる状態を保っている。そして返し忘れた南部14年拳銃は、かほ自身が大切に保管していた。
毎日磨き、戦車道の授業のときはホルスターを腰に付けて肌身離さず持っている。返し忘れたことに気づいたのは宗谷たちが出発して4時間経ったときだった。
格納庫に戦車を取りに行くときかほは必ずチリ改が停まっていた場所を眺める。チリ改が停まっていた場所には、エンジンオイル、塗料が入っている缶や、戦車の予備部品が置かれている。
かほには、宗谷たちが搭乗前の確認をしている姿がうっすらと見えていた。
『鉄帽!』
『よし!』
『戦闘服、戦闘靴!』
『よし・・・
かほは、旭日のメンバーがまだ大洗の何処かに居て、戦車道の練習をしているのではないかと思っていたが、そう思う一方で、「もう宗谷たちはいない」と言い聞かせる自分がいた。
何故なら、「いない人のことを考えていても、先には進めない」と思っているからだ。「宗谷がいたら」、「旭日がいたら」ということを考えないようにしながら過ごしてきた。さっきの会話の時に「宗谷くんたちはもういない」と言ったのはそう言うことだった。
忘れようと必死になっているかほ、その姿を見ている栞たちは心配していた。無理に忘れようとしているためか、ボーッとしたりするときが多くなったり、ちょっとしたミスが増えたりしていた。
かほは「大丈夫」と言っているが、誰が見ても無理をしているようにしか見えなかった。そしてその日の帰り道、栞たちがかほの事を話していた。
「あの、最近の西住さん、無理をしているように見えませんか?」
「そうでありますね。何だか練習に身が入って無いように見えるであります」
「惚れてたんじゃないの?宗谷くんが出ていくって言った時、すごくショック受けてたし」
「それは、無いと思う・・・・・惚れてたように見えないし」
とあまり関係ない話もしていたが、誰もがかほを心配していた。かほは大洗戦車道科隊長であり、大切な友達だ。何とか励ませないものかと考えていたが、どうやって励ませば良いのか分からなかった。
一方、熊本に帰った福田は、実家の部屋で次の道を探していた。実家に帰り付いてから3日間を休暇として過ごし、それ以降の11日間ずっと次の道を探していた。
そして昨日、隊員募集試験を受けた。熊本駐屯地で試験を受け、結果を待っているところだった。憧れていたところに行けるのは嬉しいことだが、これで本当に良かったのか疑問に思い始めていた。
「手応えはあったし、自衛隊に入れるだろうけど・・・何か、違うような気がするなぁ。まぁ良いか。これが俺の進む道なら、従うしかねぇよな」
その時、電話が掛かってきた。通話相手は公衆電話からだった。
「・・・・・あれ?公衆電話から?誰だ?」
公衆電話から電話が掛かってくるのは始めてだったため、少し怪しさを感じたが、とりあえず出てみることにした。
「もしもし?宗谷か!?どうした?・・・・・は?どういう意味だよ?・・・・・え!?・・・
それから4日経ち、かほは旭日のことを忘れ掛けていた。今まで起こっていたミスも減り、ボーッとすることも少なくなっていた。少し安心したが寂しそうな雰囲気だけは変わっていなかった。杏がその姿を見て、みほに話し掛けた。
「かほちゃん、今日も寂しそうな感じだね」
「本人は大丈夫だって言ってますから、きっと大丈夫ですよ。宗谷くんがあの子の抱えていた問題を解決してから隠し事しなくなりましたから」
「そうだと良いけど・・・・・寂しい思いをしてるのは、彼女だけじゃないからね。私たちも、他のみんなも、同じ気持ちよ」
杏が練習風景を眺めた。陸の男たちの声は無く、陸の女たちの声しかしない。これが当たり前のはずなのに、何だか物足りない。『男子は戦車道に出ない』、これが戦車道のあるべき姿だ。
そう言い聞かせていたが杏は罪悪感を感じていた。指導員として『生徒を守る』という1つの義務を果たせなかったからだ。例え『仮生徒』であったとしても、大洗の生徒に変わりなかったはずなのに。
自分達の古巣を守ることは出来た。しかしその代償として、旭日を強制退去させることになってしまった。古巣を危機から救ってくれた
呼び戻せるものなら呼び戻したい。しかし、旭日はもう解散してしている。もう、帰ってこない・・・・・
それから1ヶ月が過ぎた。夏が終わりを迎え、秋が始まろうとしていた。かほたちはいつも通り、戦車道の練習に励んでいた。次の大会も近づいているため、欠かすことは出来ない。
メンバーも欠けることなく、毎日の練習を楽しんでいた。宗谷たちから連絡はなく、かほたちも旭日のことを忘れ掛けていた。一旦休憩して、また練習を再開しようとしたとき、杏の携帯が鳴った。
「ケイから?」
相手はサンダースのケイだった。電話に出るとテンションが高い声が聞こえてきた。
「もしもし?急にどうしたの?」
〔ハロー!元気!?あなたたちに、嬉しいお届けものよ!〕
『嬉しいお届けもの』、珍しい部品でも持ってきたのだろうか?と思っていたら、上空にギャラクシーが現れた。
〔ほら、着いたよ!〕
〔え!?ほんとですか!?おいお前ら、見ろよ!着いたぞ!〕
〔お!マジだ!学園が見えるぜ!〕
〔何にも変わってねぇけど〕
〔たった1ヶ月離れてたぐらいで騒ぐんじゃねぇよ〕
〔何だよ!良いじゃねぇか!俺たちは帰ってきたんだぜ!〕
〔そうだぜ!喜ばねぇと損だぜ!損!〕
その声の主は、戦車道のメンバーなら誰もが一度は聞いたことがある声だった。そう、1ヶ月前に引き上げていった、あの陸の男たちの声だ。
「・・・・・宗谷くん?福田くんに、岩山くん・・・それから、柳川くんに、水谷くんと、北沢くん・・・・・?」
かほが一筋の涙を流した。もう帰ってこないと思っていた、あの陸の男たちが帰ってきたのだ。ギャラクシーの貨物室は、台に固定されているチリ改と陸王が乗っていた。
「宗谷キャプテン!もうすぐ降ろすからスタンバイして!」
「了解!よしお前ら、準備しろ!」
宗谷たちはコックピットから貨物室に載せているチリ改に乗り込んだ。乗り込むと同時に貨物室の扉が開き、薄暗い貨物室の中に光が差し込んできた。
「よーし!いっくよー!レッツゴー!!」
ケイがボタンを押すと、チリ改を固定していた台のロックが解除された。台がレールの上を滑り、貨物室からチリ改と陸王が降ろされた。
火花を上げながら着陸し、宗谷たちはすぐに顔を出した。そのチリ改の着陸地点に、かほたちが駆け寄ってきた。
〔確かに届けたからね!グッバーイ!〕
ギャラクシーは去っていってしまった。宗谷たちはギャラクシーに向かって手を振り、チリ改から下りた。
かほには理解出来なかった。文部省から退去しろと言われていたのに、何で戻ってきたのか?
「宗谷くん・・・どうして?」
「俺にも分からないんだよ。どういう風の吹き回しか、協会長の命令で戻ることになったんだ」
「協会長の、命令?」
「あぁ、今でも分からないんだけどな」
「協会長・・・・・これは?」
「見ての通りよ。あなたにはその通りに従ってもらうわよ」
「どういう事ですか?『旭日機甲旅団宗谷佳以下6名は、大洗女子学園に戻って戦車道科を卒業しろ』って。文部省から退去命令が出ましたし、旭日機甲旅団は解散しました」
「文部省にはもう話を通してるわ。それに機甲旅団は解散してまだ1週間も経っていないでしょ?すぐに再結成出来ると思うけど?」
また戦車道が出来るなんて、信じられないことだった。しほ相手にあれだけ歯向かったのだ、普通ならあり得ないことだ。
「どうして、戦車道科に戻してくれたんですか?」
「あなたたちには私が思っている以上に才能がある。あなたが考えることは奇想天外で見ていて面白いわ。これからも私の想像を超えるような戦い方を見せてほしいのよ」
「分かりました・・・・・ありがとうございます」
宗谷は頭を下げ、ポロポロと涙を落とした。また戦車道が出来る、大洗に戻れる。いろんな思いが込み上げていた。
「あなたたちは大洗に戻る前に、黒森峰で戦車道の基礎基本をしっかりと学んでもらうわ。まほが指導してくれるからしっかりと学びなさい」
「はい!」
「って言うことがあったんだよ。地元に戻った福田たちを呼び戻して、黒森峰で1ヶ月間戦車道を学んでいたんだ。で、サンダースのケイさんから送ってあげるって言われたから乗せてもらったってことさ」
「びっくりしたぜ。急に電話が掛かってきたかと思ったら、『旭日を再結成する』って言い出したからな。自衛隊入隊を断るのは気まずかったけど」
「まぁ、という訳で、俺たちはまたここで戦車道が出来ることになったんだ。卒業まで、この大洗女子学園でお世話になる。これからも宜しくな、西住」
宗谷がかほに向かってスッと手を差し出した。しかし、かほはその手を取らず、宗谷に抱きつき泣いた。
「に、西住?」
「もう一生会えないって思ってた・・・・・もう一生、一緒に戦車道は出来ないって思ってた・・・・・お帰りなさい、宗谷くん」
「ただいま。これからも宜しく、西住」
「いい雰囲気になってるとこ悪いんだけどよ、俺たちの寝床元に戻そうぜ?それから、カ号の様子も見ないといけないしさ」
福田の一言で、2人は慌てて離れた。
「あ、ああ!そうだな!悪い西住、また後でな!」
「う、うん。後でね」
その日の夕方、みほがしほに電話をしていた。旭日を戻してくれたことに、お礼を言おうと思ったのだ。
「お母さん、旭日を戻してくれてありがとう。お陰でチームが1つになったよ」
「そう、それはなによりよ。だけどこれだけは忘れないで。あなたは大洗の生徒だけじゃなく、
「分かった、ありがとう。それじゃ」
しほは電話を切ると、窓の外を見た。もう日が沈み、綺麗な夕日が目に写った。
「あの子は大きな事を成し遂げた。『大洗女子学園戦車道科を救った、男子だけの機甲旅団がいた』と語り継がれていくのね」
しほが言うように、旭日機甲旅団は大きな伝説を残した。男子だけで戦車道に参加し、優勝した。しほが言うように、この事はずっと語り継がれていくだろう。
「気をつけ!!休め!!」
翌日の昼、旭日機甲旅団のメンバーが格納庫の前に集合していた。戦闘服を着て、各装備品を身につけていた。
「本日より、また大洗女子学園で戦車道が出来ることになった。西住隊長たちに迷惑が掛からないようにすること!それから、俺たちの任務は終わった。あとは卒業まで、戦車道を楽しもう!」
「「「「「了解!!」」」」」
今まで、戦車道を楽しむ余裕はなかった。だからこそ、これからは何も気にせず、楽しもうという宗谷の思いだった。その時、かほが宗谷たちに声を掛けた。戦車道の授業の始まりだ。
「宗谷くん!そろそろ行くよ!」
「おう!よし、行くぜー!!」
「「「「「「パンツァー、フォー!!!」」」」」」
旭日機甲旅団は、今日も戦車道に奮起する!仲間と共に、相棒たちと共に!
「フフフ・・・・・やっと見つけた。まさかあんな所にいたなんてね。この私から逃げ切れたって思ってるのかしら?フフ、あなたは
ガールズ&パンツァー ~伝説の機甲旅団~
完
最後まで読んで頂きありがとうございました。ガールズ&パンツァー~伝説の機甲旅団~は一旦完結とさせていただきます。
新章は改めて投稿させていただきます。それでは、これからもガールズ&パンツァー~伝説の機甲旅団~を宜しくお願い致します!