試合を観戦していたしほは、小百合と初めて試合をした時のことを思い出していた。
高校生活最後の戦車道の試合になるので「悔いの残らない良い試合にしよう」と意気込んでいたが、結果は味方全滅でしほが敗北してしまう。
が、敗北の要因は爆発と煙で視界を奪われたことで混戦になってしまったからだった。しほは試合中に起きたこの異常事態に納得出来ず、協会役員に直訴しに行ったが受け入れて貰えなかった。
当時のしほと同じ状況に立たされた合同チームは、どうなってしまうのか?
現在、合同チームは福田が3号戦車H型を引っ張り出した模擬の戦車工場に逃げ込み、じわじわと迫る恐怖に怯えていた。
残った戦車は大洗の4号戦車、ポルシェティーガー、ルクス、チリ改、M3、黒森峰のティーガー1、プラウダのKV-2、IS-3、聖グロのトータス、サンダースのM4シャーマン、知波単の95式軽戦車、アンツィオのセモヴェンテM41。
車輌は兵員輸送車のホハ、サイドカーの陸王、オートジャイロのカ号だ。
聖グロにはあとMKIVがあったが、トータスの乗員がこれ以上の戦闘続行を辞退したので、サティーらが乗り換えて使用することにしたのだ。
そして周囲警戒のため黒江琴羽と琴音、
その間に宗谷は誰にも話さず姿を消していた。一気に味方が減り、いつ負けてもおかしくない危機的状況に耐えられなくなったのだろうか。最後に見かけた水谷の話だと、ヘルメットを深く被って憔悴した顔で歩いていたそうだ。
歩兵団員は自分の武器を磨いたり点検したりしていたが、意気消沈しているかほたちが気掛かりだった。
彼女たちはこの戦車工場に逃げ込んでからずっとこの調子で、深憂に堪えない状態だった。
チリ改の乗員と歩兵団員が彼女達の気持ちを案じて話しかけたりしてみたが、返事を返してくれない。
その様子を見ていた
宗谷がいない今、指揮権は
一方ルクスは周囲の偵察を済ませた後、別件で頼まれた任務を遂行するため、豪雨が降る中快速に飛ばしていた。
行き先は合同チームがほぼ全滅してしまった行き止まりだ。
命令を受けた
暫くして、漸く目的地に到着した。やられた味方の戦車全て回収されて何も残っていない。
「うわ・・・・・酷い天気、ついてないなぁ」
陰鬱な気持ちで空を見つめる
「そんな事は良いから早く済ませてよ。敵が戻って来るかも知れないんだから」
「ったく、この大雨で濡れるのは僕何ですけど・・・・・」
スコップを使って怪しい所を掘ったり、周りを一周したりしたがめぼしいものは見つからない。
出てくるのは戦車のものと思われる破片だけ、「こんな所に何も残っていないだろう」、そう思いながら地面を蹴っていると突然足に何かが引っ掛かった。
しゃがんで見ると土に埋もれていたので、スコップで軽く掘り起こしてみた。
出てきたのは鉄製で丸型、直径は約50センチ、中心部には怪しげな突起物が付いている人工物だった。目を凝らして見たことで瞬時に理解した、これは地雷だ!
「うわぁ!!じ、地雷!?」
目の前に現れた地雷に驚いて転倒してまい、泥だらけになってしまった。
動転しながら周りを見ると、自然に出来たものとは思えない穴が幾つもあり、側には小さな破片が散らばっている。
この地雷が原因であることは明白だった。
「この地雷を処理して持ち帰れば、相手の不正を暴ける」、そう思ったのだ。狙撃が彼の主任務だが、まだ近衛に在学していた時に地雷仕組みと処理のやり方を教わったことがある。
持ち合わせの道具では心もとないが、いつ敵が来てもおかしくない状況で議論をしている暇はない。
早足でルクスに戻ると、持ってきた道具を手に取った。無言で行動する
「ね、ねぇ?突然道具を持ち出して何するの?」
「今から地雷の信管除去作業を始めます。危険ですから作業が終わるまでここから動かないでください」
「じ、地雷!?何ふざけたこと言ってるの!?」
「ふざけていません、とにかくここから一歩も動かないで」
琴羽が不安になって止めに入ったが
地雷の目の前に着くと、持ってきた道具を広げて深く深呼吸をした。今目の前にあるのは対戦車地雷、古典的なものであれば信管に一定の圧力が掛かることで起爆する
この方式であればちょっとした衝撃では起爆しないが、中には信管が複数付いていたり、少し傾けるだけで起爆するものもあるので注意が必要だ。
信管の頭は6角のボルトで造られているようなので、この部分を外せば起爆しなくなる・・・・・と、頭では分かっているが手が震えたまま動かない。
「信管を動かした瞬間爆発したら」、「上手く除去出来なかったら」と、最悪の結果ばかり考えてしまう。しかしここまで来て引き下がる訳にはいかない。
最悪な結果を考えないようにするために、信管に工具のレンチを掛けた!
きちんと信管に工具が掛かっているか確認すると、震動で起爆しないように少しずつ力を入れて回していく。
レンチを握る手には汗が滲み、緊張で小刻みに震えている。
少し回したら一旦止めて、また少しだけ回す、時間が掛かるが一番安全な方法だ。漸く1周回したが、信管は1ミリも浮いていない。もう1周すれば浮くかもしれない、そう考えて再び回し始めた。
2周目が終了したがさっきと全く変化は無い。2周させて変化がないとなると、ネジがなめて抜けなくなっているかもしれない。
もしそうなっていたら工具で外すことは出来ない・・・・・思わず「くそっ」と言いながらレンチを地面に叩きつけた。
見るからに怪しいものは目の前にあるのに持って帰れない、そう思うと悔しくてたまらない。
「くそっ何で・・・・・証拠は目の前にあるのに・・・・・ん?」
その時、「工具で外せないなら手で回してどんな感じなのか感覚を掴んでみよう」と名案が浮かんだ。
一定の圧力が掛からなければ起爆しない、それなら信管に直接触れても問題無いはず。
そう思って信管にそっと手を掛けて半時計周りに回した、しかし手応えがない。もしやと思い、そっと上に引き上げてみると何の引っ掛かりも無くすぽっと抜けてしまった。
「あ、あれ・・・・・?抜けちゃった」
見た目はちゃんとした地雷なのに、肝心の信管がこんなに簡単に抜けてしまうという想定外の事態に声が出なかった。
信管本体にも地雷にもネジは切られておらず、見た目道理
それが分かると今まで張り詰めていた緊張の糸がきれ、大きなため息が出た。その様子を見ていた琴羽が駆け寄って声をかけた。
「ね、ねぇ?除去出来たの?」
「・・・・・出来ました・・・・・ほら」
どっと押し寄せてくる疲労感を感じながら琴羽に信管を見せると、地面から地雷を持ち上げた。
簡易的な見た目に反してそこそこの重さがある。その地雷を見た琴羽は、目の前にある地雷を不思議そうに眺めた。
「これが対戦車地雷?何でこんなに物がここに?」
「分からないから、このまま持ち帰ってラントミーネに見て貰いましょう。地雷の事ならあいつの方が詳しいですから」
地雷を持ってルクスに戻ろうとしたその時、戦車が発する爆音が響き渡った。
音の発信源は今いる行き止まりの向こう側から聞こえている、耳を済ませて聞いていると爆音が鳴り止んだ。
囲んでいる建物には人が通れる隙間が開いていたので、
隙間を通り抜けると、その先にはアメリカの試作重戦車T29が停車し、周りに傘を持った乗員と思わしき影が見える。会話をしているようなので耳を傾けた。
「はぁ、何で重戦車で偵察しないといけないの?普通軽戦車か中戦車がすることでしょ?」
「仕方ないでしょ、今は重戦車しかないんだから」
どうやらこちらと同様に偵察をしているらしい。辺りを見渡すと「ここも異常無し」と言って戦車に戻っていった。
「それにしても相手が気の毒だわ。種島隊長の作戦のせいで友軍が一気に減らされたんだもの。
一時休戦にしてあげる何て言ってたけど、この休戦が終わったら私達の重戦車隊にボコボコにされるのよね。隊長車はあの
「相手に同情なんて無用よ。そんな事より早く次のエリアに向かわないと時間無くなるわよ」
「同情なんてって言うけど同情するわよ。だって私達にとって
彼女たちの会話を聞いていた
T29がいなくなったこと確認するとルクスに向かって走り出した。この重要な情報を早く届けなければならないからだ。
観客らは突然降り始めた大雨を凌ぐため、敷いていたシートを被って観戦したり、屋根がある場所に避難して雨を凌いでいた。
雨は降らないという予報だったからか傘を持っていない人の方が多く、今の状態だとは大きな動きは無いだろうと思ったのだろう、数分足らずで観客席はほぼ空になった。
観客はほとんどいなくなったが、みほ、杏、まほ、しほ、小百合の5人は傘をさして席に座っていた。試合が急転することもあり得るため、なるべく席から離れないようにしているのだ。
「種島と初めて試合をした時にも・・・・・あんな煙が上がっていた・・・・・」
モニターを見ていたしほが思い出したかのように呟いた。あの時、納得出来なかった試合と同じ光景、忘れようとしても忘れられなかった光景・・・・・しほは爪が手のひらに刺さるぐらいに強くこぶしを握りしめながらまほに言った。
「まほ、みほと角谷さんを連れてここから離れてくれないかしら。種島と2人きりで話がしたいの」
「え?急にどうしたんです・・・・・」
「何度も言わせないで!!良いから連れてい来なさい!!」
しほはまほに対してものすごい剣幕で怒鳴り散らし、側にいたみほと杏は今までに見たことがないしほに愕然としていた。
ただ事ではないと察したまほは、言われた通りみほと杏を連れて席から離れた。周りに人がいなくなったところを見計らって、しほが話始めた。
「種島・・・・・あなた覚えているかしら、私と初めて試合をしたときのことを」
「なんです?藪から棒に。覚えていますよ、
「良い試合でした・・・・・?私にとっては思い出したくないほど酷い試合だった!忘れたくても忘れられないくらいに・・・・・」
「あら、それはお気の毒に。でも、今さらになって何故その話を?」
「私はずっと疑念を持ってたのよ。突然起きた謎の爆発、やられた場所に残っていた破片、視界が殆ど無い中での正確な射撃・・・・・どう考えても納得出来ないことばかりだった。
当時の協会役員には相手されなかったけど、ずっと調べてきたわ。
あの時のことを調べれば調べるほど懐疑は確信に変わっていった、あなたが何か仕組んだことは明確なのよ!」
小百合はしほの問い詰めにも全く動じていなかった。10秒ほど無言が続いたあと、小百合が大きな溜め息を付いて話始めた。
「何か勘違いしているみたいですけど、私が仕組んだという証拠があるんですか?それに私自身当時のことは良く覚えていないんですよ。変な言いがかりは止めてくださいよ」
何も覚えていないと否認されたが、小百合の言うことにも一理ある。小百合が仕掛けたと言う証拠は残っていないのだ。
あの時かき集めた破片は、高校卒業と同時に処分してしまったので何も残っていない。
そう考えるとこれ以上何も言えなかった。しほはこの怒りを何処にぶつければ良いのか分からず、ずっと握りしめていたこぶしをベンチに叩きつけた。
そしてその様子をみほ、まほ、杏は見ていた。しほの様子が今までと違っていたこともあり、喧嘩になってしまうのではと危惧していたのだ。
会話を聞いていた3人は、この気まずい空気をどうやってやり過ごすか、考えさせられることになってしまった。
あれからかなりの時間が経った。意気消沈していたかほたちは漸く立ち直れたようで、少しずつ会話の声が聞こえてくるようになった。
その様子を見た男子組はほっと胸を撫で下ろした。後は偵察に出ているルクスとが無事に戻ってくることを祈るだけだ。その時、外を見張っていた
「車両接近!正面!!」
歩兵団員が武器を片手に入り口に集まって外を確認したが視界が悪く、識別が出来ない。
迫ってきた車両は進路を変え、裏側へ回っていった。姿が確認出来なくなってエンジン音だけが響いていたがその音はピタリと止み、今度はシャッターを叩く音が聞こえてきた。
「僕だよ、スコープだ」
「合言葉を言え」
「あ、合言葉?そんなの良いから開けてよ」
「良いから言え、まさか忘れたなんて言うんじゃないだろうな?」
「分かった言うよ。えーっと、『戦闘隊十一班の十一は、武士の士』」
「よし今開ける。ドライバー、上げろ」
敵の方も偵察しているようで、目立った動きはしていないこと。そして偵察していたT29の乗員が「隊長車が『レーヴェ』という戦車に変わった」ということ。
報告を聴取した
その会話を聞いていた秋山優香子が兢々とした表情で「レーヴェ」について答えた。
「『レーヴェ』はティーガー2の後継車両になるはずだった重戦車です。
試作番号『VK7001』、制式採用されれば『VII(7)号戦車』という名前で量産される予定でした。
重量72トン、避弾経始に優れている丸みを帯びた砲塔に70口径10.5㎝戦車砲一門搭載、エンジンは出力700馬力を誇るマイバッハ製HL230水冷式V12気筒ガソリンエンジン、最大速度は約30㎞、装甲は正面100㎜、側面でも80㎜あります。
ヤークトティーガーよりも厄介な戦車です」
これまでの流れから重戦車であることは察していたが、優香子の説明を聞いて勝算は消えたような気がした。
少々補足させてもらうと、優香子が話した性能は設計を担当した『クルップ社』が最終設計案として提出したもので、この案に以外にもエンジンを中央に、砲塔を後ろに配置するという案もあった。
最終設計案ではエンジンを後方に配置して砲塔は中央に配置することになっていた。
しかしライバルである『ポルシェ社』がレーヴェよりも性能を上回るVIII(8)号戦車『マウス』の案を出したことと、敗戦色が濃くなり始めた状況で無駄に重戦車を作らない方が良いという判断から後者の『マウス』の試作を優先させることになり、レーヴェは試作車が完成する前に没案となってしまった。
周りが絶望感に支配され始めた時、着替え終わった
それを見たかほたちはこの試合で最も驚怖することになる。そう、先程解除した対戦車地雷だ。その地雷を見た栞が怖気づきながら尋ねた。
「ね、ねぇ・・・・・もしかしてそれって地雷!?」
「ええ、でも信管は除去していますから起爆しません。これは混戦になってしまったあの行き止まりで見つけたんです。
近くに穴が幾つも空いていて、小さな破片が散らばっていた。つまり、この地雷が混乱を引き起こした原因だと思ったので持って帰ってきたんです」
説明を終えると、
解析を頼まれた
5分後、
「おい、どうなんだ?」
「確かにこれは対戦車地雷・・・・・と言いたい所だが、地雷とは思えない代物だな」
分解した地雷を「地雷とは思えない」と批評すると、各部分を指差ししながら説明を始めた。
「まず火薬の量だ。このサイズだと約2㎏~9㎏ほど火薬が詰め込まれているはずだが、この地雷はせいぜい1㎏弱しか入ってない。
この程度じゃ戦車の破壊は困難だろうな。次に信管、スコープが除去してくれた信管は感圧方式、ここまでは普通の地雷と変わらないが、この信管にはネジが切られていない。
これだと簡単に抜けちまうからわざわざ除去しなくても起爆しなくなる可能性がある。
最後にこの黒い粉だ。これは
この火薬は取り扱いを誤れば自分の身が危うくなる。火、静電気、摩擦、衝撃には敏感で、着火したら
しかもたった3つの成分で出来ているから作成も難しくない。最後に吸湿性が高い、一度水を吸ったら使えなくなるんだ。
乾かせばまた使えるけど、この火薬は湿気てる。湿気対策が全く出来ていない証拠だ」
元近衛の男子組は地雷の構造、用途が理解出来るので「地雷とは思えない」と批評することには納得出来た。
かほたち女子組には理解が追い付かず首を傾げてばかりだが、「地雷としては役に立たない」ということは理解した。
「以上の点を踏まえると、これは『地雷の見た目をした煙玉』だ。用途としては爆轟と煙で混乱させるためだと推察出来る。
地雷は爆発すれば破片だけになるし、日本で地雷の製造は禁止されているから『地雷を仕掛けるなんてあり得ない』という概念も相まってこの地雷の存在は闇の中に葬ることが出来るわけだ。
起爆しなかったのは誤算だったみたいだがな。何か質問は?」
全ての説明が終わると同時に、
「くそったれ!あいつらは正々堂々と戦う気ねぇのか!!」
相手の不正行為に対して激しく義憤を感じている
「おい!怒りたくなる気持ちは分かるが落ち着け!」
「落ち着けだと!?こんなことされて落ち着いていられるか!ラントミーネ!地雷寄越せ!本部に直訴しに行って、相手の不正を暴いてやる!」
「それは無理だと思うぞ。学校の頭文字か校章、これを作ったメーカーのロゴでもあれば不正として訴えることが出来たかもしれないが、この地雷にはそんなものがないからしらを切られるだけだ。
下手したらこっちが名誉棄損で訴えられるぞ」
「じゃあどうすれば良いんだよ!味方は半分以下まで減って、相手は重戦車だけ!このままじゃ負けるぞ!!」
激怒している
「頭冷やせよ。まだ負けたと決まった訳じゃない、逆転出来るチャンスはいくらでもあるだろ?こっちは歩兵に軽戦車に中戦車も残されている。
この利点を最大限に発揮すれば重戦車なんて目じゃない。西住みほ教官もさまざまな戦術組んで戦ってきた、教官たちに出来て俺達に出来ない筈はない!今こそ一致団結して戦うべきだ!宗谷のためにも!」
「有り難うラントミーネ、その気持ちだけで十分だ」
後ろから声がしたので振り向くと、ずっと姿を消していた宗谷がずぶ濡れになって立っていた。ずっと宗谷のことを案じていたかほが駆け寄った。
「宗谷くん!何処に行ってたの!?急に居なくなったから心配していたんだよ!!」
宗谷は悲憤のあまり涙を流すかほを宥めると、皆の前で突然頭を下げた。
「隊長として全員に謝らなければならない。俺が過去に決着をつけなれなかったせいで、危険な目に合わせてしまった。
今から離脱したい人は離脱しても構わない、チリ改だけになっても良い。本当に申し訳ない・・・・・」
頭を下げて謝罪する宗谷、すると福田がポンと肩を叩いた。
「宗谷、それは愚問だぜ。ここまで来たのに離脱なんてしないさ、最後の最後まで戦うぜ。そうだろう、みんな!!」
問いかけるように声を上げると、その声は倍になって帰ってきた。誰一人として「離脱する」とは言わななかった。
「みんな・・・・・有り難う、本当に有り難う・・・・・」
周りの優しさに思わず涙が込み上げてくる。涕涙で頬を濡らす宗谷を宥めると、張り切って作戦を立て始めた。
まだ勝算は残されている、そう信じて。
「今回も最後まで読んでくれて有り難う!チリ改副砲砲手の水谷だ!」
「それと、同じく副砲装填手の北沢です!それにしても今回はとんでもない物が出てきたなぁ」
「まったくだ。まさか地雷が出てくるとは夢にも思わなかったぜ」
「これから俺達どうなっていくんだろう、なんかお先真っ暗になってきだしたよ・・・・・」
「何言ってんだ!ここから俺達のペースに持っていかないといけないんだぜ!不安になっている場合じゃないぜ!」
「そ、そうだね。勝利のためにも頑張らないと!最後に感想、評価を宜しくお願いします!ではまた次回!」