合同チームを混乱に陥れた原因を探る為、歩兵団の狙撃手の
地雷を解析した
相手の不正行為を報告しようと考えた者もいたが、
合同チームは反撃の作戦を立てようとしていた。
『優衣、なぜ負けたの?しかも相手は戦車道の素人に負けるなんて』
『まさか曲射弾道を利用してエンジンを攻撃するなんて思わなかった!それさえなければ私が勝ってた!』
『この後に及んで負け惜しみは止めなさい!あなたは私が引き取った子なのよ!
いずれはこの種島流を引き継いで貰わなければならない。負けは許されないのよ、分かったわね』
『はい・・・・・ごめんなさい・・・・・
「種島隊長、種島隊長?」
車長の席に座っている優衣は砲手に起こされた。囮として使ったヤークトティーガーがやられた後、このレーヴェに乗り替えて休憩していた。その間に眠ってしまったようだ。
「大丈夫ですか?大分うなされていたみたいですけど」
「・・・・・大丈夫よ。余計な心配しないで」
大丈夫とは言ったが、思い出したくなかったことを夢で見たので寝覚めは最悪だった。
夢に出てきたのは、宗谷と初めて試合をした5年前のことだ。戦車道の長い歴史の中で、男子が戦車道に出場するという初の試みでもあった。
優衣の頭の中には、その時の記憶が鮮明に残っている。
5年前、宗谷率いる近衛選抜チームと試合をしたあとのことだった。
相手の戦車は1式中戦車チヘ、対して優衣のチームは重駆逐戦車ヤークトティーガーで出場した。
初めは優勢だったが、宗谷が曲射弾道を使った攻撃を実施したことでエンジン部を破壊、ヤークトティーガーはたった1発の攻撃で白旗を挙げた。
絶対勝てると自信を持っていた優衣は、予想外の攻撃でやられたことに納得出来なかった。
小百合も予想していなかったが、「種島流に敗北は許されない」と優衣を一喝した。
その試合のあと、優衣は「絶対に負けない戦車道をする」という理由で、小百合に学園の改革を手伝って貰うことにした。
小百合はその考えに賛成し、協会役員の立場を利用して学園を変えていった。もう2度と、敗北を味あわないために。
学園改革を思い立ってから、宗谷を引き抜こうと考えた。何をさせようとしていたのかというと、戦術の指導を任せようとしていたのだ。
試合をした1週間後、優衣は近衛を訪ねて宗谷を勧誘をした。
「お願い!あなたの戦術があれば、私たちは1つ上のレベルに進化出来るの!」
試合をした時とは正反対の態度で勧誘をする優衣に、宗谷は軽く溜め息をついてはっきりと断った。
「悪いがお断りだ。俺は近衛の中等科を卒業したら志望している学園に行きたいんでね」
「私が通っている学園はあなたが志望する学園よりずっと良い。戦車は良いものを揃えてるし、優秀な生徒ばかりよ」
「・・・・・お前、あの時俺が言った言葉を全く理解していないようだな。
お前には足りないものがあるって言ったはずだぞ」
「私に足りないものなんてない!最強の戦車に無敵の流派、これ以上何が必要なの!?」
優衣が問い詰めたが、宗谷は呆れた表情を見せて背を向けた。
「今のお前に答えを言っても無駄だ。
俺はとある学園が見せた逆転劇を見て自分に足りないものに気付いた。
お前もその逆転劇を見れば、その何かに気づくんじゃないか」
溜め息まじりにそう言い残すと、背を向けたまま手を振って宿舎の方に歩いていった。
優衣は「絶対に引き抜いてやる」と呟き、その場を後にした。
それからというもの、1週間に1回は必ず宗谷を訪ねては勧誘をしたが宗谷の答えは変わらなかった。
半年後、東京機甲大学校は『東京パンツァーカレッジ』という名前に改名し、改革後は負け知らずの無敵の学園となった。
対して近衛機甲学校は、生徒数減少と防衛学校削減という理由から廃校になり、優衣は宗谷の居場所が分からなくなってしまった。
そして4年後、宗谷が新しいチームを結成して大洗女子学園と戦車道に出場したことを知り、漸く居場所を突き止めることが出来た。
その時は優衣も戦車道の大会に出場していたので再会するのに時間が掛かったが、居場所を特定出来たのは大きな進展だった。
そして今、東京パンツァーカレッジは優位な状況で試合を進めてきた。
しかしその状況を進められたのも、スポーツマンシップの風上にもおけないほど卑怯な手を使ってきたからだ。
今回の試合で歩兵の出場を認めたのも、こうした手を使えば勝てると確信していたからだ。
優衣が目を擦りながら砲手に現状を聴衆する。
「それで?敵の様子はどうなの?」
「今のところは動きありません。偵察に出ているT29からは敵を発見したという報告はありません」
「そう・・・・・そのまま偵察を続けて。敵を発見したらすぐに報告するように伝えて」
種島はそう言い付けると、気分転換のために外の空気を吸おうと思ってハッチを開けた。が、外はあいにくの雨模様だったので余計に気分が悪くなった。
合同チームは各戦車の車長らを集めて作戦を練り直していた。
相手は重戦車しか残っていない、更に隊長車は試作重戦車の『レーヴェ』に変わっている。
この戦車に関しては、ヤークトティーガーよりも厄介な戦車だと秋山優香子は話している。
今のところ重戦車はT26しか見ていないが、このレーヴェ意外にも未確認の戦車がまだ残っている可能性は十分考えられる。
作戦を立てる上では少々材料不足気味なので臨機応変に対応することが求められる。
「さて、どうやって攻めるか・・・・・」
宗谷は地図を拡げてそう呟いた。敵の戦力が不明な今、どのように立ち回るかが悩みの種だった。
悩んでいる宗谷に、西住かほが提案を持ちかけた。
「宗谷くん。考えたんだけど、敵陣の奥深くにラントミーネさんとゲヴェアさんを送りこむのはどうかな?
戦車で行くより目立たないし、詳細な情報が簡単に手に入ると思うんだけど」
ラントミーネとゲヴェアは特殊訓練を受けている、敵陣の偵察は容易に行えるはず。宗谷はその案を承認することにした。
「よし、それでいこう。敵陣までの輸送はカ号にさせよう」
これで敵の大まかな戦力は把握出来るはず、後は味方の立ち回りだ。宗谷は突然紙きれを出して何かを書き始めた。
書き終わると、紙きれを見せながら説明をする。
「味方の動きだけど、残りの戦車と歩兵団員を混合させた小隊を組んだ。
歩兵を組ませたのは敵戦車の早期発見のためだ。
それと偵察専用の部隊もあるから確認してくれ」
車長らはその紙きれを見て、宗谷が命名した小隊名と共に行動する歩兵の名前を確認した。
アンコウ・タイガー小隊
戦車 ティーガー1・4号戦車
歩兵
アメリカ・ヒノマル小隊
戦車 M3中戦車・M4中戦車シャーマン・95式軽戦車ハ号
歩兵
パスタ・キャット小隊
戦車 セモヴェンテM41・2号戦車ルクス
歩兵
シベリア小隊
戦車 KV-2・IS-3
歩兵
エレキ・シェル小隊
戦車 ポルシェティーガー・重駆逐戦車トータス
歩兵
航空偵察
カ号観測機・操縦 水谷仁
周囲警戒・偵察
97式側車付自動2輪車『陸王』・操縦 福田彰
1式半装軌装甲兵車ホハ・操縦士酒田伴(キャプテン・ドライバー)・5式中戦車チリ改 別行動
「ねぇ、ホハとチリ改だけ『別行動』って書いてあるんだけど?」
かほが1番最後に書かれている『ホハ、チリ改別行動』と書かれていることを尋ねると、宗谷はこう答えた。
「あぁ、それに関して何だけど、偵察の為に福田と水谷が離れてチリ改の能力を発揮出来なくなるからホハの護衛をしながら行動することにしたんだ。
だから少しの間は後方支援という形になるけど、宜しく頼む。じゃあ各小隊ごとに分かれて作戦を立ててくれ。出撃は30分後だ、解散!」
車長らは一緒に組む歩兵団員を呼んで作戦を立て始めた。
かほは一緒に組む
「面白そうじゃねぇか!思いっきり暴れてやろうぜ!」
「落ち着け脳筋バカ。それで、どういう作戦で行くんだ?」
その記号にアルファ(A)、ブラボー(B)、チャーリー(C)、デルタ(D)、エンド(E)と名前を付けた。
地図上ではアルファ(A)は南、ブラボー(B)は南西、チャーリー(C)は南東、デルタ(D)西北、エンド(E)は北を指している。
「私たちが今いる場所はこのブラボー(B)、敵は市街地の出口にあたるエンド(E)にいると推測してる。
恐らくカ号が動き始めると敵も動き始めて、エリアの中央になるチャーリー(C)で会敵すると思うわ。
重戦車相手に正面からだと不利になるからアルファ(A)を経由してチャーリー(C)に向かう。
遠回りになるかもしれないけど、敵と正面で戦うのは避けたいの。上手く行けば側面を取れるはずよ」
かほは敵と正面で戦うことを避ける為、敢えて遠回りをして重戦車でも弱い側面を取ろうという作戦だ。夏海もその作戦に賛成した。
「確かにこの作戦ならこっちが不利になることはないだろう。2人も了解したか?」
「分かった。その作戦で行こう」
「そうと決まれば、出撃準備に掛からないとな!」
この小隊は澤あいかを小隊長として作戦を立てていた。あいかにはこの小隊を組む前からとある作戦を考えていたという。
作戦を聞いた西太鳳とリンは驚愕し、思わず聞き返した。
「あの・・・・・あいか殿?私の聞き間違いなら
「ま、まさかよね?そんなクレイジーなことするなんて」
「いえ、本気です!このステージの建物は軽、中戦車程の重量なら耐えられるように設計されています。
そこでビルのような建物を占拠して、屋上からM3を吊り下げます。こうすれば敵重戦車の真上から攻撃出来ます!」
あいかは本気だった。この小隊の戦車では重戦車の厚い正面装甲を破ることは不可能。
そこで小口径砲でも撃ち抜ける上面装甲を真上から撃ち抜くと言うのだ。作戦を聞いた
「ところで、なんでM3なんだ?
M3の重量は27tだぞ、吊るすなら重量が軽いハ号の方が良いと思うが」
「それも考えました。でもここはM3の方が適任だと思ったんです。
主砲が外れてしまっても、M3には副砲が付いているので確実に仕留められます」
理にかなった答えだが、戦車を吊るすという作戦には現実味がない。
そしてもう1つ問題がある。どうやって敵を誘き寄せるかだ。
この作戦を遂行する時点で、上限の3輌に到達している。歩兵で誘き寄せるのは難しいだろう。
仮に誘き寄せたとしても、ハ号の馬力でM3の重量を支えるのは不可能だ。
別の小隊に応援を頼むべきかと頭を悩ませていると、
「おーい!ここに使えそうな車両があるぞー!」
彼の声は中戦車が2段に積み重なっている裏側から聞こえている。声がする方に向かうと、手を振って呼び掛けている。
指を指しているところには埃で汚れている大型の車体に、ドイツ戦車には標準の千鳥形転輪を装備している。
砲搭にあたる部分にはクレーンのアームとフックが付いている。
この車両はベルゲティーガーという戦車回収車で、ティーガー1の車体を改造したものだ。
車体、砲搭はそのままにして砲身だけを取り外し、砲搭上面にウインチを取り付けている。
しかしこの車両に関する正確な記録は残っていないので、戦車回収車ではなく地雷処理車ではという説もあるという。
あいかはこのベルゲティーガーを見て心を弾ませた。
「これなら作戦遂行に持ってこいですよスコープさん!」
「でしょ?それに戦車の備品も大量に残ってるから、ワイヤーも少し多めに持っていこう」
敵を引き付ける囮役はハ号が担当することになったが、護衛として
軽戦車のみで構成されたパスタ・キャット小隊。対戦車戦闘は圧倒的に不利なので偵察役で動くという話になっていた。
M41、ルクス共に機銃しか備えていないので、この役の方が適任だろう。
黒江琴羽が地図をペンでなぞりながらルートを確認している。
「敵は移動時間を短縮するために、エリアの中心を通ってくると思う。
私たちは市街地を外回りに走るわ。敵と正面でばったりとあったら勝ち目ないからね」
安斎千代子が地図の中心地点を指しながら言った。
「私としては、中心地点を張っている方がいいと思うぞ。
偵察役として動くなら多少のリスクは背負わないと」
「でも相手は重戦車よ?下手したら全滅しちゃうわ」
「私も全滅するリスクより安全な方を取ります。軽戦車でも貴重な戦力ですから」
琴羽、琴音は全滅することを懸念している。機動力はトップクラスでも戦車砲に当たってしまったらあっさりとやられてしまう。
しかし、千代子の言い分も否定出来ない。敵の進行ルートを避けていては偵察の意味がないからだ。
すると、3人が言い合っている所を横目で見ていた
「建物の中や路地裏を通れば良いんじゃないか?重戦車には無理でも、軽戦車なら通れる」
「つまり、道なき道を進むってこと?」
琴羽が尋ねると
琴羽は「うん」と一言返し、
「このあたりは倉庫が多いから、軽戦車が通るには充分な幅がある。
もし見つかってもすぐに引っ込めば、追跡を諦めるだろ」
「よし、これで決定ね。ルートは大通りを避けて裏道を進もう」
琴羽が改めてルートを選択し、パスタ・キャット小隊の作戦も決まった。
もし見つかってしまった場合は、近くにいる別の小隊と合流して行動することにした。
プラウダ高校と
サティと
対して
サティは敵より速く中央部を占拠して待ち伏せし、姿を見せた敵を一網打尽にするというものだった。
上手く行けば敵を殲滅出来ると豪語しているが、
サティはその意見に腹を立て、この作戦の方が良いと言い張って意見を聞こうとしない。
「絶対にこの作戦の方が良いわ!中央を抑えれば敵の進行を遅らせるじゃない!」
「情報が無いのに中央を占拠するのは止めた方が良い。
敵を殲滅する前にこの小隊が殲滅されるぞ」
「あなたは戦車道のいろはを知らないでしょう!?余計な口出しはしないで!!」
目を吊り上げながら大声を上げるサティに、
「ああ分かった、お前の好きにしろ。俺も勝手にさせてもらうぜ」
サティの態度に限界がきたのか、足を踏み鳴らしながら小隊から離れていった。
ルフナが横目でサティに尋ねる。
「サティ様、良いんですか?戦車道の素人とは言っても彼自身も貴重な戦力何ですよ?」
「ほっときなさい、一緒にいても邪魔なだけよ。出発するわよ、乗り込みなさい」
サティは地面を蹴ってKVー2に乗り込んだ。
ルフナも指示に従ってISー3に乗り込んだが、本当にこれで良いのだろうかと不安そうにしていた。
奇抜な発想で生まれた重戦車のポルシェティーガー、敵陣地を縦横無尽に突破するために生まれた重戦車トータス。
見た目も中身も変わった戦車同士が揃っている小隊も作戦を考えて・・・・・
「あったぞ。頼まれたドイツ戦車の消火装置」
「お!あったのね!よーし取り付けようか!!」
いや、何かしらの作業をしているようだ。中島美幸が「ポルシェティーガーに必要な改造をする」と言い出し、
見た目だけを便りに探し回り、20分かけて漸く見つけることが出来た。
「なぁ、消火装置を増設して一体どうするんだ?」
「これはね、モーター部に取り付けるんだよ。私のお母さんが取り付けた加速装置を長く使うためにね」
美優はニッと笑うと、操縦席に案内した。操縦席の左右に操縦レバーが2本、足元にはアクセルペダルとブレーキペダルが付いている。
クラッチペダルが無い以外は普通の戦車と特に変わりはない。
「これだよ!これ!このレバーに付いてるボタン!」
美優が左側のレバー付いている、『M・B』と書かれているボタンに指を指した。
「何だこれ?M、B?」
「それは『モーター・ブースト』っていうの!お母さんたちが学生だった時に使っていたものを改造したのよ。
このボタンを押せばモーターがフル回転して、重戦車とは思えないくらいの加速力を出せるの!
でも一度使えばエンジン、モーターが一気に加熱して爆発しちゃうんだよね。」
「成る程。用途は理解出来たが、どのくらい加速出来るんだ?」
「お母さんのアドバイスを受けながら手を加えてるけど、連続運転は5~6秒が限界。
でも!この消火装置を付けて強制的に冷却すれば30秒の連続運転が可能になるの!!」
美優は頬を赤くしながら少し興奮気味に説明を終えると、
一方
「あの、作戦を立てないんですか?」
「ウッドペッカーさん、どうぞ召し上がってください。
紅茶は精神を落ち着かせる効果があるんですよ」
「いや折角淹れて貰ったから頂きますけど、作戦は?」
「大丈夫ですよ。時間はまだあります」
ルフナは余裕な表情でダージリン・ティーを口に運んだ。
先に飲み干したルフナが地図を広げた。
「さて、どう立ち回りましょうか。トータスは機動力がかなり低いですけど、防御力はドイツの重戦車並みにあります。
ですから後方支援に徹する動きをした方が良さそうですね」
ルフナはトータスの性能を理解しているようだ。敵の陣地を突破するために生まれた戦車は、強力な武装に加えて機動力は致命的に低い。
前線に出ても返り討ちに合うことが手に取るように分かる。
「いえ、ここはポルシェティーガーと一緒に前線を張りましょう」
「何故です?この戦車は機動力が低いんですよ?」
「この戦車を擬装するんですよ。このエリアに散乱している木箱を使って、荷物を置いているように見せるんです。
敵は油断して何の疑いを持たずに素通りするはず、その隙をつくんですよ」
「あの、俺変なこと言いました?」
「いいえ。良い作戦だと思いますよ。
機嫌を悪くされたのなら謝りますわ。近衛の生徒ってお堅い考えを持っているのかと思っていましたから」
ギスギスしていたシベリア小隊とは違って和やかな空気が流れている。
少し緊張していた
20分後。各小隊ごとで作戦が決定し、慌ただしく出撃準備が進められていた。その最中、宗谷が全小隊に向けて激励の言葉を送った。
「全小隊に次ぐ。隊長の宗谷佳だ。まずみんなには、こんなくだらない試合に巻き込んでしまったことに対して、改めて謝罪する。
自分の指揮が劣っていたせいで、戦車は僅か12輌に減らされてしまった。だが、敗北が決定したとは思わないでほしい。
諦めなければ、希望は残されていると思ってもらいたい。ここから逆転することだって不可能じゃない!
この絶望的な状況を変えて見せようじゃないか!みんな!全力で戦ってくれ!以上だ」
宗谷から激励の言葉を受け取った各小隊はその言葉に励まされ、絶対に諦めないと心に誓った。
それから少しして、各小隊の出撃準備が整った。各車一斉にエンジンを始動させ、轟音を立てながら出撃していった。
宗谷は先行で出撃していく5個小隊に敬礼をして見送った。
市街地エリア上空を、PSC2名をウインチで吊り下げながら輸送するカ号が飛行している。
「こんな輸送方法ありかよ!!俺たちはUFOキャッチャーの景品か!!」
「カ号には2人しか乗れないんだ!少しの間我慢してくれ!」
まるでスパイ映画で敵のアジトから脱出しているような感覚に、
「ハッハッハッ!良いじゃねぇか!こんな体験滅多に出来ねぇぞ、ゲヴェア!!」
「こんな身の危険を感じる体験ならお断りだー!!!」
「今回も読んでくれてありがとう。歩兵団のキャプテン・ドライバーこと酒田伴だ。
次回はいよいよ反撃していくぜ。それにしてもマガジンのやつどうするつもりなんだろ・・・・・
感想、評価を待ってるぜ」