エクソシストについてのレポート
適合者
ジィジィ
黒髪。金眼。
寄生型イノセンスの影響と推察される発育障害が見受けられる。
外見年齢は8~12歳。実年齢は脳の発育から16歳~18歳。
六月二十六日生まれ。
ユダヤ系イギリス人。(自己申告)
過去経歴:
聴取によると、10歳ごろからストリートチルドレン生活。14歳のころ、パトロン関係だった娼婦がアクマ化したために破壊。
のち、『怪人ファントム』と通称され、詐欺・空き巣・強盗行為をイノセンス能力で繰り返す。
10歳以前の経歴は、記憶障害のため聴取不可能。
イノセンス名:聖母の
寄生型イノセンス。肉体を分子レベルにまで粒子化、操作する赤色のイノセンス。
その性質により、アレン・ウォーカーのイノセンス回復任務として、クロス元帥捜索部隊から離脱。行き先をアジア支部に変更。
のち、アジア支部に侵入したレベル3アクマの破壊に尽力する。そののち、日本のクロス元帥捜索部隊に戦線復帰。
アクマの装甲から入り込み、イノセンスの汚染によって内側から爆破、破壊する。
粒子の密度調整を行うことにより、気体、液体、個体といった特徴を操作し、防御の楯を作り出すことも可能。
第二開放:夜の雫
粒子の色彩が赤から黒へと変色し、液状化からの結晶化。適合者の周囲を覆う。
適合者とその周囲を防御する、完全防御形態。
デメリット:適合者は完全な休眠状態となり、移動は実質不可能。しかし驚異的な防御力を誇る。
第三解放:天使の祝福
液状化したイノセンスが、半径二十メートル圏内に降り注ぎ、圏内の活動生物の休眠状態を促す。
ダークマターで構成されたアクマは活動を停止する。
適合者のシンクロ率により、発動時間がやや短いのが難点。
※エクソシストジィジィについてのレポート
エクソシストジィジィのイノセンス発動実験結果について述べる。
箱舟内での戦闘において、エクソシスト・ジィジィのイノセンスが特記されるべき形態変化をあらわした。
イノセンス名“聖母の抱擁”は、粒子化のイノセンスであり、分子レベルにまで細分化して操作できる寄生型イノセンスである。
エクソシストの細胞をもとにしており、『部位』の細胞を独立して『脳』にあたる部位で統率していることが分かっている。
ある程度濃縮されると赤から黒への色彩の変化があり、また、色以外の特徴は見受けられない無形のイノセンスであった。
箱舟内の戦闘において、精神攻撃を使用するノアと交戦。
自身の深層心理を垣間見たエクソシスト・ジィジィのイノセンスは、以下の形態に変化した。
パーツ1
女性のものと思われる腕のパーツ。
パーツ2
上記の『腕』が抱くように支えている、液体状の球体。
これらは以前と変わらず、エクソシスト・ジィジィの細胞をもとにしており、粒子化イノセンスという形態に変化はない。
しかし、その粒子イノセンスに、特記した性質が発現していることをここに記す。
シンクロ率は現時点で97,2%。
エクソシスト・ジィジィのイノセンスは、アクマ、またはノアにのみ効果を発現するウイルス、細菌兵器として変化した。
ダークマターを用いた実験によると、効果が出るまでには約3時間~5時間。破壊に至るまでには、24時間以上かかると予想される遅行性ウイルスである。
感染力は非常に高く、感染アクマから他のアクマへの感染も可能。
発動者であるエクソシスト・ジィジィの細胞から生成されたものであるため、今までの細分化された粒子イノセンスと同じく、彼の認識化においての操作も可能。
これらの形態変化は、肉体の状態に発動状態が左右される寄生型、中でも、脳を含めた全身がイノセンス化しているエクソシスト・ジィジィであったために発現した変化であると結論付ける。
これからも、彼のイノセンス変化には留意すべし。