あ、裏設定はR・TYPEが一番すごいと思います。
--さーたん視点
朝。小鳥のさえずりが聞こえ、清々しい朝日が東から立ち昇り、爽やかな空気は今日も素晴らしい一日になるだろうことを予感させてくれる…
…そんな素晴らしい朝、食堂に、死霊の盆踊りを3回連続で見たあとのような、死んだような顔をした男たちが2人…
「…オース晴明…いつも通り何も考えてないような面してんな…」
「メース織斑、朝っぱらから死にそうな目してんな…」
「まあ、あんなことがあったんじゃ無理もないだろ…」
「ああ…」
あの後、騒ぎを聞きつけた織斑先生に織斑と、そしてついでと言わんばかりに何故か俺もブッコロがされ、俺たちは、夜通しで"心肺停止でNOドキドキ!必見☆三途の川ツアー"に参加するはめになってしまった。あの千冬様の新しい出席簿…命を刈り取る形をしていたよ…
「いやあびっくりしたよ…何か最終的に白一色のビル群に迷っちゃってよ…」
「お前それ
マジかよ織斑のやつ。何か三途の川にいねえなと思ったらそんなとこ行ってたのか…俺も見たかったなあ…
「……」
「お、箒、おはよう」
「……」
ムスッ。と言う表現が一番適格だろうか。篠ノ之さんは仏頂面で、朝食のトレーをもって織斑の方へと向かう。そのまま織斑の隣に座り、その不機嫌極まりないという顔のまま朝食を取り始めた。…あ、西京焼き定食頼んでる。朝からボリューミーだな…
「…で?一体何があったんだ?30字程度で簡潔に説明しろ」
「箒の湯上りに居合わせて、その後ブラジャーを触ったらご覧のあり様」
「簡潔でよろしい。お前よく死ななかったな?」
「いや死にかけたろ!」
まあ、確かに昨日は酷かった。織斑が部屋に押し掛けてくるわ。それの余波で何故か俺も追いかけまわされるわ。しまいには死神代行にホロウにされかけるわ、散々である。
「人のこと言えるのかな~?佐丈く~ん?」
「ん?」
声のした方を見ると、そこには少し怒ってそうな顔の相川さんがいた
「あ、相川さん、おはよう…昨日は悪かったよ…てっきりきよたんが本名だとばかり…」
「いやそこじゃないよ!?どうして私の裸見たことは頑なに話題に出さないの!?私の体に興味ないの!?」
「ああ、そっちか」
いや興味は大変にあるよ?俺も一応、思春期男子だし。どうでもいいけど、そういう言い方は誤解を生む元になるんじゃないかな、と思うんだけど?
「ん?何だ?そっちも何かあったのか?」
「あ、織斑君!酷いんだよ?佐丈君ったら!」
「こっちもそっちと同じ感じ。ラッキースケベイベントにあったんだよ」
「…ああ、大体わかった。…多分だけど、その時にコイツが見当違いなこと言ったんじゃないか?大方『部屋めっちゃ豪華』とかそんな感じのこと」
「す、すごいね…ドンピシャだよ…」
「まあ、晴明はそういうやつだから…俺が言うのもなんだけど、大目に見てやってくれよ」
「苦労してるんだね、織斑君も…」
そう言い合いながら、2人して半ばあきらめたような乾いた笑顔でこちらを見つめてきた。失敬な。いくら何でもそこまでの阿呆じゃない…はず…
「でもさーたんすごく優しいよ~?お菓子くれるし」
「あ、本音…」
そうこう話しているうちに、本音さんもいつの間にかいた。ちなみに今は制服姿じゃなくパジャマ姿だ。今の姿だとピカチュウらしさが5割増しくらいになってる。これで友達にサトシって名前の人がいたら完璧だな
「ハハ…まあ、お菓子はともかく、晴明がすごく優しいやつなのはホントだよ。普段はこんなんだけどな」
「う~ん…いまいちピンと来ないんだけど…」
こんなんってなんだ。お前も普段は俺と大して変わんないだろ
…まあ、でもフォローしてくれてるのはわかる。そう言えば、織斑とも結構長い付き合いになるんだな…
「いつまで食べてる!もうすぐ朝のHRはじまるぞ!早くしろ!」
不意に聞こえる死神代行もとい織斑先生の声。あの人がそういうこと言うと完全に軍隊っぽいな。そのうち泣いたり笑ったりできなくなりそう
「…では私は先に行くぞ、織斑」
「ん?ああ、またな箒」
篠ノ之さんは結局一言も話さぬまま、いつの間にか朝食を食べ終えそそくさと一人教室に向かって行った。もうそんな時間か…一応俺も少し早めに教室に行っておこう。そう思い俺はパンを一切れ口に含み、荷物をもって席を立った
「悪い織斑、先行くわ」
「あ、おい晴明!お前朝飯は…」
「パン食べたよ」
「おいおい、一口サイズの一個食べただけじゃないか。ダメだぞ、朝飯はしっかり食わないと…」
「お前は俺の女房か?いちいちうるせえよ」
「は?」
「「「え!?」」」
え?なんで周りの婦女子の方々が反応してるんだ?…まあいいや、行こう
「じゃあ本音さんも相川さんも後でまた。遅れないでな」
「え…あ、うん…」
「ま~たね~」
「お、おいちょっと待て晴明、今言ったことをすぐに弁明し…」
織斑が何か言ってるけど、どうせまだ朝飯のことで何か言ってるんだろう。アイツは飯のことになると妙にうるさいのだ。
…しばらく後、この会話が原因で、俺と織斑のカップリング本という業の深いものが学校に出回るのは、また別の話だ…
--きよたん(相川さん)視点
(優しい人って言われてもなあ…)
ピンとこない。
そう思いながら授業中、佐丈君の方を見ながら、今朝、織斑君に言われたことを思い出す。あの後、聞いたハナシによると、あの2人は中学の頃から一緒で、よく遊んでいたらしい。どうして仲良くなったのかって聞いたら、何となくって言っていた。
(…まあ、悪い人じゃないっていうのは、何となくわかるんだけどさ…)
正直なところ、いまいち佐丈君の人間像が見えない。何考えてるのかわからないし、表情は、たまに笑う以外には基本ポーカーフェイスだし、授業態度は不真面目だし…はっきりと言ってしまえば、少し不気味だとも、思えてしまう。
(…あ、でも今回は真面目にうけてるっぽい)
前に千冬様に怒られたのが堪えたのか、今日の佐丈君は、ちゃんと教科書を開いて、真剣な顔でそれを凝視していた。
(…普段からそうしてればいいのに…)
普段の奇行さえなければ色男なのになあ、なんて…
(…ん?いやちょっと待って…)
…あれ?でもなんか変だな…何か…教科書と言うよりその横を見てるような…ん?何か横で手をゆっくり机にぶつけて…
「授業中になに二重の極みの練習してるんだ貴様は!」ズァッパアァーz_ァァン
「めけーもッ!?」
…やっぱり、ただの変な人なんじゃないかな、あの人?ていうか千冬様もあれで結構マンガ読んでるんだな…意外…
--さーたん視点
「…失礼、山田先生。続きを…」
オオオ…いってー…なにもあんな叩くことないじゃんか、騒がしくしてたわけでもなし…
「あ…はい…えーとつまりですね…ISにも意識に似たようなものがあり、お互いの対話…つまり一緒に過ごした時間が長いほど、えーとわかり合う…つまりISの操縦者の特性を分かろうとするわけです。それによって相互理解をし、性能を引き出していくわけです。ISは道具ではなく、パートナーとして扱って下さい」
「先生ー、それって彼氏彼女みたいな関係ですか?」
「え…ど、どうでしょう…先生は経験がないのでわかりませんが…」
俺が痛がっている間にもつつがなく授業は進み、そして1人の女生徒の質問に山田先生は赤面し、しどろもどろになる。なんと平和でほっこりとする後景だろうか。これであの死神代行さえいなけりゃ平和なもんなんだけどな。
「ど、どうでしょう?さ、佐丈君、織斑君…わかりますか?」
「え?」
「は?」
え?何?俺たちに振るの?織斑はともかく、俺に振るのは煽ってるとしか思えないんですけど?
山田先生がそう聞いた瞬間、女子の好奇の眼が俺たち2人に向けられる。先生、いくら答えられないからって、それを生徒に振るのはどうかと思うの
「ええ…?どうなんだろう、晴明?」
「いや知らんわ。雪風みたいなもんじゃね?メイヴの方の」
「め、めいぶ…?」
「お前それ、しまいにはISに殺されねえか?」
「殺される!?」
困惑から驚愕とコロコロ表情が変わる山田先生をしり目に、俺たちは一時期はまった戦闘妖精談義を始める。あれ凄いよね、俺たちもIS使うんなら深井さんを見習わないと…え?ネタが伝わらない?メイヴ雪風で検索しよう(ダイマ)
「んーじゃあエイダみたいな感じ?」
「それ、下手すりゃアーマーンで自爆するだろ」
「自爆!?」
「じゃアローヘッド」
「俺たち脳みそだけになるか、四肢切断されるしかないじゃん。やめろよマジで」
「脳みそ!?四肢切断!?」
俺たちがSFゲーム話に花を咲かせるごとに、その花の言葉に卒倒しそうになる山田先生。面白いなあの人。ていうか織斑も結構知ってんな…ちなみに女の子は体が14歳に固定される。これマメな
「何なら私が切断してやろうか?あん?」
「「あ、スイマセン…」」
しまった…ここにバイドより恐い人いたんだった…周りを見ると、俺たちの話を聞いていたであろう女生徒諸子が引いてる、というか怯えてる。あちゃー…これはやっちゃったかな…
キーンコーンと、時代を通じて同じメロディのチャイムが、授業終了と共にこの何とも言えない空気を終わらせてくれた。
--閑話休題
「…さて、次の授業を始める前にだ…織斑、佐丈。お前らには、調査のために特例として、専用機が与えられる」
「「専用機?」」
俺と織斑の声がハモる。専用機っていうとあれか?エースの特権として与えられるやつか?
そんなことを考えていると、教室がざわざわとなり始める
「せ、専用機!?1年のこの時期に!?」
「つまりそれって、政府からの支援が出るってわけで…」
「いいな~専用機…私も欲しいな~」
「私も専用機に乗って、ドヤ顔で『貴様には水底が似合いだ』とか言ってみた~い」
なあ最後の人、あとで俺と話さない?絶対話し合うと思うんだよね。ちなみに俺は地底人だ。意味わかんない?そう…
「えーっと、つまり?」
「…教科書6ページ、音読しろ」
意味が分からないといった感じの織斑に、暗に教科書に書いてあるから確認しろと言った千冬様。そこには、ISに関する大まかなことが書かれている。
要約すると、『ISって一体なんなのよ!中身は意味不明!数はたった467機!全てメイド・イン・シノノノ!おまけにその人以外誰も作れないONLY☆ONE!かと思ったらこれ以上作りましぇーんみたいなことほざきだす!挙句は世界中の国家が取り合う!あんたらお菓子を取り合う子どもなの!?お次は司法ときたわ!ISのコアを取引しようとしたわ!そしたらアラスカ条約で追われる身よ!一体ISって何なのか教えて頂戴!』ということが書かれている。
ちなみにこの問いに対してベストアンサーに選ばれた篠ノ之博士からの解答は『駄目だ』の一言であった。…ん?てか待て。この篠ノ之ってもしかして…
「あの、先生…篠ノ之さんって…篠ノ之博士の関係者なんでしょうか…」
俺のそばの席にいる大人しめの女の子が、織斑先生にそんな質問を投げかける
「ああ、篠ノ之はアイツの妹だ」
と、織斑先生が言った瞬間、教室は驚愕の声であふれかえった。
「エェーッ!?す、すごい!このクラス有名人の身内が2人もいる!」
「ねえねえ、篠ノ之博士ってどんな人!?やっぱり天才だったりするの!?」
「篠ノ之さんも天才だったりする?今度ISの操縦教えてよ!」
そういって、炎に向かう蛾のように篠ノ之さんに群がる女生徒諸子。いやそれも思ったんだけど、それよりあの人って…
「あの人は関係ないッ!」
突然の大声、それがした瞬間、教室は数秒前とは打って変わって静まり返る。集まった女子はみな一瞬何が起こったのかわからなかったのか、目をぱちくりとしていた。
「…大声を出してすまない。だが、私はあの人じゃない。教えられるようなことは何もない……」
そういって、篠ノ之さんは窓の外へと目を移してしまう。女子はこれが何だか気に入らなかったようで、渋面で席へと戻っていった…そうか…あの人そういう人だったのか…
「織斑、すごいんだなあの人。フェイスブックでオススメロボットアニメ紹介してるだけの人じゃなかったんだな」
「そうだぞ、凄いんだぞ。今週はキングゲイナー紹介してたな」
「おいちょっと待て!?なんだその話!?姉さんフェイスブックやってるの!?」
篠ノ之さんがすんごい驚いた顔でこちらに振り向いた。振り向く速度もすんごかった。ちなみに織斑先生も『あいつフェイスブックやってんだ…』みたいな顔になってた。知り合いの意外な一面知るとそんな顔になるよね。わかる。
そしてこの後、篠ノ之博士の投稿を確認したら、エウレカセブンを紹介してた。河森氏は神ってコメントしてた。
SF・ロボットもののネタが全部わかった御方は作者と友達。