鯖対抗聖杯争奪戦争   作:なる竹

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皆さんはだれに使いましたか?


聖杯使うの悩みますよね?

 すぐさまぐだ男は逃げ出した。

 

 「あ」

 

 それは誰の声だったのか。止める暇もなく、彼は自分のサーヴァント達やぐだ子達を置いて帰還用のゲートを通った。

 残ったのは今回のクエストで連れてきたぐだ男のサーヴァント三騎とくだ子、ぐだ子のサーヴァント三騎だった。

 

 「「……」」

 

 「マスター(安珍様)、そのような『でりけーと』な問題に口を出してはいけませんよ」

 

 なんともいえない沈黙を最初に破ったのはぐだ子の清姫だった。ちなみに聖杯は貰っていない。

 

 「いや、きよひー。そろそろぐだ男も聖杯あげる子を決めた方がいいでしょ。私とはんぶんずつにしてたて慎重になり過ぎ」

 

 今話題に上がっている聖杯とは、それ一つで個人の願い程度なら叶えられ、複数あれば歴史すらねじ曲げられる願望機のことである。

 

 

 彼らはそれを複数個入手に成功していた。勿論、願いを叶えるために使用などはしなかったがある日カルデアの天才が聖杯活用法を発明した。してしまった。

 

 

 聖杯を使ったサーヴァントの限界突発を可能にしたのだ。

 今までよりも強くなることができるため戦力の増大になること間違いなしなのだが、聖杯の数は限られている。そのため聖杯を渡されることはカルデアにいる多くのサーヴァント達にとって頼りにされている証拠になりうる重要なモノだといえる。

 

 

 ケッコン(仮)といっても過言ではない。

 

 

 「確かにそうだな。マスターにも腹をくくってもらいたい」

 

 ぐだ男のエミヤが賛同する。ただ、お前がいうかシロウ、そんな声が聴こえてきたとかなんとか

 

 「ならアタシで決まりね。なんだかんだ付き合いも長いし、また貢がれるなんて罪な女ね」

 

 「ふむ、どこからその自信が出ているか聞きたいがキャットは聞かないワン」

 

 「なによ、キャット。スキルマなのよ」

 

 「そんなの珍しらしくないワン」

 

 得意気なエリザーベート。キャットは興味なさげに答える。

 

 

 「下らねぇ」

 

 「いやいや、このなかで聖杯もらってるのオタクだけだからね。」

 

 ぐだ子のクーフーリンオルタとロビンフットがそう話す。クーフーリンオルタはカルデアで一人だけ聖杯をもらっている。

 

 「まあ外堀から埋めていけばぐだ男も使うでしょ。今のことカルデアに帰ったらどんどん話していってよ」

 

 「それは……1歩間違えればカルデア崩壊だぞ」

 

 「私のスキル、破壊工作が発動してしまった」

 

 「ジョーダンキツイぜ、マスター」

 

エミヤとロビンが恐ろしいモノを見る目でぐだ子を見た。

 

 

 この日からカルデア中がこの話題で持ちきりになる。

 あるサーヴァントは自分がふさわしいと言い切りながら、あるサーヴァントは興味がないといいながらそわそわしながら、己のマスターの返事を待ちわびたのだった。

 

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