私はここ、雄英で爆豪さんでしたっけ?と戦うことになっていた、霊夢さんや咲夜さんに比べたら全く強くないと思いますし、もちろん油断は禁物!油断大敵ですからね!それに相手にも失礼です
何でも怪我させても“りかばりーがーる”なる人がすぐに直してくれるそうです、こっちでの八意先生にあたる人なんでしょうか
じゃあ私も少し本当に少し本気を出しましょうか…
このコンクリートという岩でできた建造物に囲まれ、いつも踏みしめている地面との違いを感じつつ、目先の相手はこっちをずっと睨んでいた
そこに爆豪さんの怒号が鳴り響いた
「オイ!!そこのお前、聞いてんのか!この勝負怪我したくなかったらさっさと失せな!」
もちろん私は少し集中していたので、半分以上聞き取ることは出来なかったが、忠告してくれたのかな?流石ここで一番と言い張るだけのことはある
「え、あ、ご忠告ありがとうございます、でも貴方の方が気をつけてくださいね、そうやって見下していると足元を救われますよ?」
私は少し煽り気味に爆豪さんにお礼を言った
「な、なんだとてめぇ、いいだろう!忠告はなしだ、後悔しても知んねぇからな!」
アナウンスが流れる…『対人訓練を始めてください』
ドカンッ!!!
いきなり目の前に彼が来たと思ったら、刹那爆発した!爆発!?ここの人間も能力を持っているんですか?私は後ろに回避運動し、爆発を使って器用に移動する彼に少しわくわくしていた
「うわぁ!!凄いですね爆発ですかー爆発を使う程度の能力でしょうか?威力はまだまだですが人間にしてはなかなかですねー!」
「なっ…!?強がってんじゃねぇよ!俺の爆破をもろに受けてどうして
笑ってんだよ!チッ!」
何か怒っているようですがもう暫く身体を温めさせていただきましょう、そう思い私は彼に近づき近接戦闘を試みようと拳を打ち付ける、彼は咄嗟に腕でガードし、距離を取ろうとしたが、私は彼の手を取り地面に投げつけた
「逃がしませんよっ!そこです」ブンッ
「カハッ…やろォ…動きに迷いが全くねぇ…何でだ、初見で俺の動きについていけるはずがねぇのによォ」
地面に叩きつけたことによる炸裂音と彼の声だけがこの場に響く
「降参したらどうですか?貴方じゃ私には勝てませんよ?やるなら止めませんが、痛いですよ?」
「止めねぇよ、こんな屈辱を感じたのはデク以降初めてだ、だから…負けられねぇんだよ」
「そうですか!じゃあ私も貴方の熱意に答えて正々堂々と…と言いたいところですが、力無きものをいたぶる趣味はありません、なので即座に終わらせてあげますので、今より怪我させてしまいますけど、治してもらってくださいね」
こっちではこの彼みたく、能力を持っているみたいですね(今更ですが)…スペルカードとどっちが強力なのでしょうか?まぁいいです彼には一旦寝てて貰いましょうか
「では!スペルカードッ!!彩符『彩光風鈴』!」
唱えると同時、私は“気”を纏わせた、そして回し蹴りの連撃を彼に命中させた、普通の人間ならここまでしなくても良かったのだが、これも確実にここに入るためです許してください
何十連撃か食らったあと、彼はコンクリートの床に伏して倒れていたが、フラフラしながら立ち上がったのだ、もちろん、体はもう既に満身創痍、戦える状況ではない
「ハァ…ハァ…お、俺は誓ったんだ…もう、誰にも負けないって…だから…こんな所で…!負けられねぇんだよ!」
「これをまともに食らって立ってられるとは、貴方やりますね、そうですか倒れませんか…ですがどうですか、その怪我で闘えるのですか?勇敢と無謀は違いますよ?」
「んなことぁわかってる!だから…せめて、情けないまま終わらせないでくれ…立ち上がる事ができるのに、倒れた振りなんて出来るわけねぇだろうが、俺はオールマイトを超えるヒーローになるんだ!こんな事言う奴じゃねえってのも一番わかってる!だが!俺は絶対に最後まで諦めねぇ!!」
これが人間ですか、周りにいるから知ったつもりでいましたが、こんな人もいるんですねーこんなにボロボロで小突いてしまえば倒れそうなほどなのに、実力差は嫌ってほどわかっているはずなのに
刹那美鈴の頭に何百年前かは自身も覚えていないような、“記憶”が蘇る
…はぁ嫌な思い出を思い出してしまいました…昔とは少しは違うようですね人間も…
「はぁ貴方強がりですね…ならさっきので倒れててくださいよ、トドメを刺すのがどれだけ、嫌か分からないですかねー私はあまり“人”を傷つけたくは無いのですから、ではこれからよろしくお願いしますね爆豪さん」
私は拳を握りしめ、彼に向かって鉄拳制裁を与え、圧勝したように見えていることでしょう、当ててはいません、しかしこれで私は一応勝ったことになるのですから♪過程などどうでも良いのです、久しぶりに骨のある人間に出会えました、私を超えられるといいですねフフッ
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緑谷side
2人の戦闘が始まってものの数分だった15分はかかってない無いだろう…僕はいや、僕たちは目の前の光景を目の当たりにして、驚きを隠せないでいた、それはそうだあのかっちゃんが、まるで赤子同然のように扱われ完敗しているのだ
「お、オールマイト…あの人は誰なんですか!?あんなに強い同級生がいるんですか!?本当に誰かわからないんですか?」
「あ、いや、さっきも言った通り私はあの子が誰か知らないし、正直予想以上に強くて、私も足がプルプルしてるんだが…それに爆豪少年が暴れ出さないか心配でね!」
みんな黙ってはいるが、画面に釘ずけで、取り憑かれたように映像に見入っていた、どんな技を使ったのか何を話していたのか少しでも聞こえないか確かめるために、僕もそれは例外ではなく
「とりあえず爆豪ちゃんをリカバリーガールの所へ連れて行かないといけないんじゃないかしら?ケロッ」
いつも通りに冷静な蛙吹さんが、呟いた
「相澤先s…」「もう連れていった、お前ら行動が遅いぞ…」
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
「と、とりあえず今日の授業はここまで今日はもう解散してくれたまえ!じゃあみんな!また明日な!」
オールマイトと相澤先生は急くようにこの場を去った、残された僕たちはただただ唖然としていた
僕はこれからのかっちゃんが心配でならなかった、暴れ回りそうで…
「デクくん、飯田くん今日はもう帰ろうよ、なんか大変な事になってきたような気がするよ…あの子は誰なんだろうね、個性もよく分からなかったしね」
「「そうだね(帰ろうか)」」
今度会えたら聞いてみよう…そう言えばあの子どこに行ったんだろうか、ここには帰ってきてないみたいだけど
キョロキョロと当たりを見回していると、後ろから峰田くんが話しかけてきた
「なぁなぁー緑谷!さっきので闘いで分かったんだけどさーやっぱり雄英はイイ!だってよぉーさっきの姉ちゃん見たかよ!長い脚に胸もでk…あばばば」
相変わらずの、峰田くんの目と耳にコードが刺さっていた、これは耳郎さんのだね、あっちの方ですごい形相でこっちを見ていた、峰田くんが変態なのは分かるんだけど、何であんなに怒っているのだろうか?
雷くんも雷くんで彼女に殴られていた…うん、こっちは平和だ
帰ろうそう言えばあの子の個性は何だったのだろうか?
そのうち聞く機会でもあればいいんだけどな
「ほんっとーに凄かったよね!あの子まさか爆豪君をあんなにあっさり倒しちゃうんだもの」
「個性を使った感じはしなかったな、いや、1度だけ使ったのだろうか?だが、ほとんど素で戦っていたのだろう、あのスピード、パワー、バランス力どれをとってもプロレベル…いやそれ以上とも言えるんじゃないか?」
僕たちは帰り道、今日の事について意見を交わしていた、個性のことについて
「多分あれは本気じゃないよ、多分本気はあれ以上…個性も全く使ってない所を見ると、若しかしたらオールマイト位のレベルだったり…なんてね」
「流石に高校生なんやから、そこまではいかないでしょー凄く個性が気になるなー本気も見てみたい気がするしねー」
「あははは、そうだよねー」「緑谷くんは冗談が下手だなー」
いつものように、僕たち3人は帰っていた
「あれ?貴方達は爆豪さんのクラスメイトさんではありませんか?あ、やっぱりやっぱり」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた、そうあの子だ、確か紅美鈴さんて言ったかな?噂をすればなんとやら…
「あ、あー!美鈴さん!ちょうどあなたの事話してたんだー!どうしたのこんな所で!」
「私は散歩ですかね、ここら辺には来たばかりなので色々と珍しいものも多いので!体も鈍りますしね、改めて今日はお世話になりました!紅美鈴と言います、“これから”よろしくお願いしますね」
「よろしくっ!私は麗日お茶子って言います!こっちの2人は」
「学級委員長を務めさせてもらっている、飯田天哉!以後お見知りおきを!」
「ぼ、僕は緑谷出久!よ、よろしく」
1通りの自己紹介を終えた僕たちは美鈴さんに色々聞いてみたけど、謎の多い人だった
「そのうち、話しますよ!すぐに会えますしね」
「「「???どうゆうこと?」」」
「そう言えばまだ言ってませんでしたね!私、昨日の対人訓練で爆豪さんに勝ちましたので、あなたがたのクラスに編入することになりましたので、明日にでも会えますからね」
「ー(声にならない声)」
「えー!本当!?やったね2人とも!これで美鈴さんの本気とか見れるかもしれないよ!それにおいおい彼女の事知れそうだし!」
「美鈴でいいですよ、女の子同士ですし」
「仲間が増えることはいい事だな!うん!よろしく頼むよ美鈴くん!」
「そっかー!よろしくね美鈴さん!あーそうなったら今日にあったことノートにまとめないと!」
僕たちは一足先に彼女が編入してくることを聞いた、あ、そうだ個性について聞かないと、でも教えてくれるかな?
「あのー美鈴さん?貴方の個性は何なんですか?今日見た感じ使っているようには見えなかったんですけど?」
「個性ですか…ちょっと待っててください電話です!」
個性と聞いた瞬間に少し深刻な顔になってしまった、聞いちゃダメなやつだったのだろうか?数分後電話が終わったみたいだ
「個性の話でしたよね、私の個性はあえて言うなら“気功”ですかね、相手の“気”を読んだり、自分の“気”操ったりすることができますので」
「気ですか、結構抽象的な概念のものなんですね…そんな個性もあるのか、なかなか対策のし難い個性だな」ブツブツ
「あ、あのー緑谷さん?大丈夫ですか?」
「「大丈夫だ(よ)いつもの事だから」」
こうして僕達は美鈴さんと少し話しながら帰路についた、不思議な人だったが、とってもいい人そうだった
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美鈴side
散歩してたら今日の3人にあった、仲がとても良さそうで、質問攻めにあった、ほとんどの事について答えることが出来なかったが、個性については説明しといた方がいいと思い、途中でパチュリー様に相談した
「ムキュ、何かしら美鈴?今いいところだったのだけど?」
「こっちには個性なるものがありまして、私達は〜〜な程度の能力じゃないですか?どうやって言い換えればいいのか分からなくてですね、お力添えをと思いまして」
「そういう事ね…そうね貴方、気を使う程度の能力よね…シンプルなのがいいのなら、気功ぐらいが妥当じゃないかしら?そう言えば私も少し考えたのだけれど、あなたはあくまでも学校に通うのよね?なら勉強の方はどうなのかしら?」
気功ですか、よく分かりませんがかっこよさそうですね!あ、そう言えば勉強ですか?何でしょうかそれは?
「では、これからは気功ということにします!勉強の事ですが、多分全くわからないと思いますよ?私武術しか取り柄ないので」
「学校ということなら、頭が悪くては資格は取れないでしょう?勉強は私の方に任せてくれないかしら?伊達に“動かない大図書館”と呼ばれてないから、安心して身を委ねなさいな」
「え、何するつもりですか…身を委ねる?ちょっとまさか…」
すると一瞬私は気を失った…「起きなさい、美鈴!」「はっ…パチュリー様?私いったい何を…」
「今の状況を説明すると、私の魂が貴方の体に入っていて、貴方と私は今この身体を共有している事になるわね、私の身体は咲夜が責任もって世話してくれているはずよ、戻ろうと思えばすぐ戻れるから安心してね!ちなみにこの身体の所有権はいま私が握っているわ」
「は、はぁ無茶苦茶ですね…要するに勉強や頭を使う時はパチュリー様がこの身体を操り、体力や武術が必要な時、日常時は私がということですね?こっちに来るタイミングはどうやって教えればいいのですか?」
「あ、それは大丈夫、あなたが思えば私には分かるから、忙しい場合を除いてこちらに赴くわ、私からこっちに勝手には来れないけどね、そのための携帯よ」
ふむふむなかなか、便利なもんですね…これで私は勉強はしなくてもいいと…でも一応少しはしよう、なんかの役に立つかもしれないですしね
「じゃあ私は一旦戻るわね、私がこっちに興味がでて、見に来たくなったら電話するわ、知識のいる時は任せなさい!じゃあね」
多分パチュリー様も勉強にかこつけて、こっちを見に来たいのだろう
正直に言えばいいのになぁー
私は彼らの元に戻って個性の話をし、帰路についた…
帰る家が無いの忘れてた…
見てくださりありがとうございます
美鈴さんがこのままだとチート級に…考えなければ