聖杯大戦で二人の藤丸リツカが戦う話   作:HYUGA

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※注意※

主人公のデフォルトネームは、ぐだ男が「藤丸立香」。ぐだ子が「藤丸立花」です。




聖杯大戦で二人の藤丸リツカが戦う話


聖杯大戦。

 それは、聖杯によって選ばれた七人のマスターと、サーヴァント七騎が、最期の一騎になるまで争う通常の聖杯戦争とは違い、二つの勢力が聖杯をめぐり争う大規模な魔術儀式。
 七騎対七騎、計十四騎のサーヴァントがそれぞれ二つの陣営に分かれて最後の一騎になるまで殺しあう、異例の聖杯戦争。

 しかし、聖杯大戦は通常のそれと違い、起こる可能性は極端に低い。
 理由は簡単。七騎のサーヴァントが同じ勢力に統一されることが、ほぼあり得ないからだ。


「―――やはり、月影のランサーはお前だったか。その二本の槍に傷つけられたあの日から、俺はお前の名を一日たりとも忘れたことはなかったぞッ!」
「それはこっちの台詞だ、新緑のライダー。
 俺も、お前に殺されたあの日からずっと思っていたさ。この手で、お前を殺せるその日を!
 そして、今日、その願いはようやく叶う!
 我が父、アクシオスに誓う!必ずや貴様を葬ってみせると!」
「よくぞ言った、月影のランサー!
 ならば、来い。真の英雄、真の戦士というものをその身に刻んでやろう!」
「いいだろう。ならば、新緑のライダー。貴様のその驕りごと、この槍で打ち砕く!」
「ハハ、ハハハハハ! 素晴らしい! 素晴らしいぞ、月影のランサー!
 やはり、お前は俺を傷つけ、殺すことができるのか!
 ならば、俺とお前の戦いは宿命であるッ!
 おお、オリンポスの神々よ。この戦いに栄光と名誉を与え給え!」


 だが、何事にも例外は存在する。
 そう、例えばそれは―――人類の未来をかけた、人理を守るための戦い。


「―――お久しぶりです、ランスロット卿。いえ、今は新緑のセイバーとお呼びすべきか」
「貴卿は、まさか―――」
「え、嘘、そんな」
「―――下がっていなさい、マシュ。卿の相手は私がする。だから、君はマスターとしての役割に徹してほしい。いいね?」
「お父さ…セイバー、ですが、あの方は、私の、それに、あなたの…」
「えぇ、ですが、今は聖杯戦争の真っ只中。そして、私が新緑のセイバーであり、彼は月影のセイバーだ。ならば、結論は一つのはず」
「はい。その通りですよ、マシュ、それと、新緑のセイバー。
 かつて、ブリテンにおいて私はあなた以上の騎士を知らなかった。
 ですが、この場において、私はあなたを超えなければならない。いえ、超えさせていただきます、父上」
「―――っ!よろしい、ならば剣を構えよ、月影のセイバー!」
「えぇ、今日、ここで、私はあなたを超えますッ!新緑のセイバー!」
「「我が王に誓って……!」」


 本来ならば、決して交わることのない二つの世界。二つのカルデア。


「やぁ、ロマニ!そろそろ会えるころ合いだと思ってたよ。おっと、ここでは新緑のキャスターだったね。退屈してたんだ、話し相手になってよ」
「……レオナルド」
「おっと、ノンノン!だめじゃないか新緑のキャスター。ここでは、私のことは月影のライダーと呼ばないと。ほら、一応、私たちって敵同士だし?」
「いやいや、敵同士なら普通、こんな風に慣れあっちゃダメでしょ。何普通に朝会ったときみたいに話しかけてきてるの!?」
「えぇー細かいことは言いっこなしだぜ、ロマニ。それに、私たちだって、君と敵同士になるのは予想外だったんだから。なーにナチュラルに裏切ってるのかなーこのゆるふわは」
「ちょっと!それ完全な言いがかりだからねっ!僕だって、出来ることなら立香君の味方になってあげたかったんだよっ!」
「いーや、わかってないねっ!だいたい、君はなんで私がライダーとして召喚に応じたと思ってるんだい?キャスターの枠を開けるために決まってるだろ?―――けれど、蓋を開けてみれば君は召喚されず。代わりに、君の息子が召喚された。あの時の立香君の今にも泣きそうな顔を、君に見せてあげたいくらいさ。
 ―――分かってるだろ、ロマニ。立香君が、本当は、誰に一番味方になってほしかったかくらい」
「―――あぁ、うん。分かってるさ、もちろん。だから、僕だって、ここにいるんだ。
 けど、僕は、そっちにつくわけにはいかない。いや、僕はそっちについちゃいけないんだ。
 レオナルド、いや、月影のライダー。なぜなら僕は、彼女たちを守らなければいけないからだ。
 この世界じゃない。別の世界から来た、マシュと、立花ちゃん。この世界のことを、この世界のカルデアのことを何も知らないあの二人を、僕が守らなきゃいけない。
 だから僕は、彼女の―――立花ちゃんの召喚に応じたんだ」
「ロマニ…」
「だから、レオナルド。こっちは任せてほしい。
 その代わり、立香君のことを頼んだよ。あの子は―――死ぬつもりなんだろ?
 だったら、君だけは、最後まで彼の傍にいてあげてほしい。
 僕と―――あの子の分も。最期まで、ずっと、一緒に」
「―――あぁ、任されたよ、ロマニ。いや、新緑のキャスター」


 様々な要因が重なった結果―――聖杯大戦は、ここに開幕した。


「やあ、はじめまして、藤丸立花」
「えぇ、はじめまして、藤丸立香」
「―――不思議な気分だよ。まさか、こうして平行世界の自分自身と話してるのが」
「そうだね。私も、まさか平行世界に来て、自分自身と戦うだなんて夢にも思わなかった」
「だね。それに、まさか平行世界の自分が女の子だってのも驚きだよ」
「それについては、同意せざるを得ない。平行世界の自分が男の子だったんだから」
「―――それじゃ、はじめようか、藤丸立花」
「えぇ、はじめましょう、藤丸立香」
「「俺(私)たちの、未来をかけた戦いをっ!」」


 そう、これは、未来を取り戻す物語。







          ※






 もう、幾夜も前の話―――。

 そこは、到底人間の生きていける世界ではなかった。
 標高6,000メートルの極寒の地。
 本来ならば魔術的な施しがされた防寒具を着てやっと生存が可能な場所。
 その豪雪の中を、ゆっくりと何かが動く。
 ずし、ずし、と深い雪に足跡を残し、点々と赤い血を滴らせながら、豪雪の中を歩く人影。
 半分以上を真っ赤に染めた白い制服を身に纏い、凍死寸前の状態でなお歩くのは、まだ成人も迎えていない少年だった。
 そして、少年の背には、同じ年頃の少女。
 だが、背中の少女はすでに息はなく、その腕は少年の肩からだらりと落ちている。
 そんな彼女の胸には、まるで銃で撃たれたかのような深い傷。
 事実、その傷は銃傷であり、そして、少年を庇ったせいで少女が受けた傷であった。


「……ごめんね。……寒いよね。……もう少し、だからね」


 少年は、背中に背負った少女を気遣うようにそうつぶやく。
 無論、少女は何も答えない。
 それでも、少年は一定の間隔で少女に語り掛け続けた。
 まるで、少女が応えてくれるのを祈るように。

 ―――やがて、目の前に岩陰が見える。
 寒さを凌ぐには心もとないが、それでも、この豪雪から少女を守るには十分な岩陰だった。


「―――着いたよ。何もないけど…とりあえず、雪と風は凌げる。……さぁ、傷を見せて。大丈夫だよ。これくらいの傷、魔術ならすぐに治せるから」


 地面に上着を敷き、まるで壊れ物ののようにやさしく少女を寝かせる。
 そして、すぐに少女の胸にある大きな傷を、止血するように両手で押さえつけ、少年はこれまでの七つの世界で身に着けた治癒魔術を施す。
 枯渇しかけていたはずの力が、どこからか流れ込んできた。


「あれ?治らない……あぁ、ごめん、すぐに治すから。すぐに……」


 指先が、凍傷を起こしたかのように黒く染まる。魔力が枯渇しかけていた。
 ただでさえ少ない少年の魔力は、すでにさっきまでの戦闘で使い果たしている。今、少女に使っている魔力は、それこそ、少年の命を削ってやっと捻出できているに過ぎない。
 それでも、少年は諦めずに両手に魔力を込める。止血し、傷口を塞ぎ、臓器の破損を修復する。
 元通りにするんだ。なんとしても。傷跡一つ残しはしない。絶対に。


「―――くそっ!なんでだよっ!」


 いつしか、口が毒づいていた。くそ、くそ、ちくしょう、と怨嗟がこぼれた。
 どうしてこんなことに。なぜこんなことに。いったい。
 誰が。
 その瞬間、思考の向かう先にかつてない恐怖を覚え、少年は恐怖と絶望を感じ、本能的に何もかもを否定した。とにかく、こんなことはあってはならない。なかったことにするのだ。
 大丈夫。少年は、そう必死に自分に言い聞かせる。治療は完璧だ。傷ついた少女の身体がみるみる回復していくのがわかる。あともう少し時間をかければ、すっかり元通りにできる。

 そう、元通り。元通り、少女と、みんなと、カルデアで―――。


「―――」


 けれど、その瞬間になって少年は不意に理解した。
 それは、ありえない未来なのだと。
 少女はもう戻ってこない。なぜなら、これは生きている人間に対して使う魔術であって―――すでに事切れた人間に使う魔術ではないのだから―――。
 少年は、指の根元まで黒く染まった手を少女の胸から退ける。
 治療は、完ぺきだった。
 少女の傷は、いまや見る影もなく、普通の治療ならば遺るはずの傷もいっさいない。
 そう、完ぺきだった。少女の体は、すっかり元通りにできていた。
 肉体は。しかし―――。


「―――ぁっ」


 頭の中の霧が瞬く間に晴れていく。
 瞬間、少年の胸に壮絶な焦燥が沸き起こる。
 へと、と身体の力が抜け落ち、少年は座り込んだ。
 傍らに横たわる少女へ、弱弱しく首を向ける。
 だが、そこにいるのは少女ではなかった。
 そこに置かれているのは、血に濡れたカルデアの制服に包まれた、少女―――マシュの亡骸だった。

 ―――――――――――――――――――――ッ!
 その事実を認識した瞬間、少年は慟哭した。この数年、ずっと傍にいてくれた後輩の身体を抱きかかえ、声にならない声で叫んだ。
 顔をぐしゃぐしゃにして泣きじゃくり、喉が破れるほど震わせて、繰り返し彼女の名を呼ぶ。
 けれど、その言葉に応えてくれる声はなく、少年の叫びも、激しく吹雪く雪の中へと消えていく。

 少年は、かつて世界を救った救世主であった。
 けれど、今、彼は少女一人の命すら救えない無力な自分を嘆きながら。
 ただ、亡骸となった愛しい少女を抱きかかえ、泣き叫んだ。






          ※






 ことの発端は一年前にさかのぼる。

 その日は、朝から不穏な空気が流れていた。

 人理継続保障機関フィニス・カルデア。
 数々の犠牲と、多くのサーヴァントの力を借り、一年にもおよぶ人理修復を成し遂げたそこに、その日、新しい人材が派遣された。
 元々の人材不足や、事件によってカルデアの所長と代理所長が相次いで死亡したことなどから、魔術協会からの職員の増員は当然といえば当然のことであった。
 それを面白く思わない職員やサーヴァントも当然いた。

 なぜなら、これからカルデアにやってくるのは、カルデアの利権やサーヴァントの力を狙ったハイエナのような者たちばかりであったからだ。

 特に注意すべき点は、人類最後のマスターであった少年―――藤丸立香。
 カルデアに所属する総勢150人近くの英霊の主である彼は、たとえ、それが―――サーヴァントをこちらに留める為の傀儡のような存在であっても、邪魔な存在であるからだ。
 そう、それが魔術協会側の藤丸立香に対する評価であった。
 これには無論、理由があった。
 この一年誰よりも歯を食いしばって戦い続けた少年。そんな彼と一年近く共に戦ってきた親しい職員やサーヴァントたちは、彼の身を何よりも案じていた。
 そんな彼らの働きによって、藤丸立香はほとんど役に立たない数合わせの存在だと情報操作され、そして、魔術協会側もそれを信じたのだ。
 結果、藤丸立香は魔術協会にとって、厄介な存在ではあったが、御し易く、後回しにしても問題はないという認識され、その後も、カルデアでマスターを続けることとなった。

 そして、いよいよその日が訪れた。
 朝、新しく来た職員を出迎える司令官代行のレオナルド・ダ・ヴィンチと、本来、カルデアに所属していた職員たち。そして、その場には一応ではあったが藤丸立香も立ち会わせていた。
 そんな彼を、侮蔑と獲物を狙うかのようにギラギラとした目で見る魔術協会から派遣された職員たち。

 その中に、その男はいた。

 元からカルデアに所属していた職員も。新しく魔術協会から派遣された職員も。まして、サーヴァントたちですら、その男を警戒していなかった。
 だが、人類最後のマスターであった少年―――藤丸立香だけは、その男を見た瞬間、ゴクリと唾をのんだ。
 なぜなら、彼は一度、その男に会ったことがあったからだ。
 けれど、その男はその事実を知らなかった。いや、経験していなかった。なぜなら―――。


「あぁ、私の番ですか、すみません。ここの最新設備に圧倒されてました。
 初めまして。いえ、お久しぶりと言った方がいいかもしれませんね。私は、アーノルド・ベックマン。かつてセラフィックスで事務官をしていた者です。どうぞよろしく」


 その事実はなかったこと(・・・・・・)にされたからだ。

 そして、新たなカルデアはスタートを切った。
 崩壊の歯車がその回転を、少しずつ速めていくことに気づかぬまま―――。





          ※






 少女の死を受け入れ、一通り泣き叫んだあと、少年―――藤丸立香は、ふと考えた。
 なぜ、アーノルドがあのような凶行に走ったのかを。

 この一年、アーノルドは献身的な働きをした。かつてのセラフィックスの事件を経験している立香も、はじめは彼を警戒し、距離を取っていたが、そんな彼の対応に腹を立てることもなく、アーノルドは親しげに立香に話しかけてきた。また、時には魔術協会から派遣されてきた職員の侮蔑を含んだ目から立香を守るために前に出てくれることもあり、もしかしたら、と立香も考えるようになっていった。
 無論、それで警戒を解くことはなく、常に一騎はサーヴァントを近くに置いた状況でのみ彼と対応していたが、それも一ヵ月が経ち、二ヵ月が過ぎ、半年を超えたころには、その警戒もだいぶ薄くなっていた。

 そして、一年目の今日、彼は立香にその刃を向けた。

 立香の気づかぬうちに、カルデアは彼の手に堕ちていたのだ。
 彼の凶刃を受け、逃げた先にサーヴァントの姿はなく、気づいた時には、カルデア中の人間が立香の命を狙ってきていた。そのすべてが、魔術協会から派遣されてきた職員ばかりで、立香は必死にあの戦いを共に駆け抜けた職員たちを探した。
 どこにいるのかは把握していた。立香と親しい職員は全員管制室にいる。
 必死に走って、走って、走って、立香はついにたどり着く。

 管制室は、真っ赤に染まっていた。


「―――っ!」


 ふと、そこまで考えて立香の思考は停止した。
 その悲惨な光景を思い出し、立香は思わず嘔吐しかける。
 それを堪え、立香は再び考えだす。
 思い出せ、思い出せ、ずっと、感じてるこの違和感を。思い出せ。

 やがて、場面はカルデアの正面入り口へと移る。
 かつて、初めてマシュと出会ったその場所で、立香は敵に囲まれた。
 奥からアーノルドが姿を現す。その手には、一丁の拳銃。
 彼はそれをこちらに投げ、立香に自害することを強要した。
 世界を救う戦いの最中で、立香は少しずつ精神を病んでいき、やがて令呪を使って共に戦った職員をサーヴァントに殺させ、自身も自害した。
 それがアーノルドの用意した筋書きだった。

 その要求に応えるつもりは一切なかった。
 これくらいのピンチは特異点で何度も経験した。命を捨てるくらいなら、最後まで無様でも生き残ってやる。
 立香がそう応えると、アーノルドは「残念だ…」と、カルデアの正面入り口を開く。
 それは、立香の遺体を処理する最も簡単な方法だったからだ。

 ―――先輩…っ!

 だが、その刹那、横から立香を突き飛ばす影が現れる。
 瞬間、アーノルドは反射的に拳銃の引き金を引いた。その弾丸は、立香ではなく、影―――マシュに命中する。
 その映像を思い出し、立香は無意識に唇をかんでいた。

 それからのことは、あまり覚えていない。
 今日がたまたま稀に見ない豪雪の日だったからか、それともマシュを背負いながらも死に物狂いで走ったからか、その後、二人を追いかけてくる人間はいなかった。


「どこだ…。いったい、どこなんだ…この違和感…」


 そこまでが、立香がわかる範囲での出来事だ。
 その範囲で、立香は探した。自らの感じる、違和感の正体を。


「―――そうか」


 そして―――立香は見つけた。この事件の違和感。いや、既視感(・・・)を。


「そういう、ことだったのか。アーノルドさん」


 違和感を感じるべきだった。いや、違和感は感じていた。だが、それにもっと注意すべきだった。
 そもそも、アーノルドはあんな性格ではなかった。セラフィックスで出会った彼は、もっと小物でクズな性格だったはずだ。それが、あの悲惨たるセラフィックスの事件を経験していないとはいえ、あそこまで変わるものだろうか。
 そして、今回の事件とセラフィックスでの事件の相似性。
 なにより、この慎重かつ狡猾な計画性。
 ほぼ、間違いなかった。


「魔神柱」


 そう呟いた瞬間、立香の中で確固たる意志が芽生えた。
 そして、自らの指を噛み、血を流す。
 記録だけは見たことがあった。その記憶を必死に思い出しながら、立香は地面に陣を描く。

 やがて、地面には真っ赤な陣が現れる。

 魔力はない。聖杯戦争が起こっているわけでもない。おそらく、十中八九失敗するはずだ。
 だが、どのみちここにいたら死ぬのは確実。
 ならば、賭けてみてもいいはずだ。右手に未だ残る令呪と、人類最後のマスターとしての経験に。


「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
 降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」


 驚くほど自然に、詠唱が頭の中に浮かんだ。


閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)
 繰り返すつどに五度。
 ただ、満たされる刻を破却する」


 枯渇しかけていた魔力が、いよいよ命も喰らい始めた。
 だが、立香は詠唱を止めない。


「――――Anfang(セット)


 これが、人類最後のマスターとしての、最後の戦いだと見定めたから。


「――――告げる。
 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」


 陣に光が宿る。
 強大な何かが近づいてくるのが分かった。

 そして、それが自分のよく知る―――でも、まったく知らない英霊(だれか)であることが。


「誓いを此処に。
 我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。
 汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」


 そして―――そこに彼はいた。


「サーヴァント、セイバー。召喚に応じ参上しました。
 あなたが、俺のマスターですね―――立香」


 その姿に、立香は思わず見惚れた。
 紫がかった銀髪。騎士がつけるに相応しい鎧。どこか、見覚えのある剣。

 なにより―――片目を隠すその顔立ちは、かの円卓最強の騎士にそっくりだった。






          ※






 ―――もう、幾夜も前の話。
 その日、地図にも示されない雪山の片隅で、少年は戦い続けることを決意した。






          ※







「先輩、おはようございます。もうすぐ朝食の時間ですよ」
「フォウフォフォーウ!」


 朝、大切な後輩とフォウ君の声が聞こえる。
 少女(・・)―――藤丸立花は、今日もその声で目を覚ました。


「ぅにゃぁ…あれ、マシュ?もう朝?」
「はい。そうですよ先輩、起きてください」
「ふわぁ…おはよう、マシュ」
「はい。おはようございます先輩」
「フォウフォウ!」
「うぅー……痛い、痛いからフォウ君。お願いだから叩かないでぇ……すぐ準備するからぁ」
「フォウ!」


 まるで「急げよ!」と急かすように鳴くフォウ君に、「うぅ…」と唸る立花。
 そんな二人のやり取りを見ながら、マシュは微笑ましそうに笑っていた。

 ここは、人理継続保障機関フィニス・カルデア。
 一年にもおよぶ人理修復を終えた現在。人類最後のマスターであった少女―――藤丸立花は、平穏な日々を過ごしていた。





          ※






 お腹が空いているのか、食堂まで一直線に走るフォウ君に急かされながら、まだはっきり開かないまぶたをした立花がふらふらと廊下を歩いていた。
 横には、歩きながらでも寝てしまいそうな先輩を、はらはらしながら見守るマシュ。
 普通ならあり得ないかもしれないが、残念なことにこの少女には前科があるのだ。
 その光景を鮮明に覚えている―――初めての出会いがそれなのだから当然といえば当然な―――マシュは、今にも眠ってしまいそうな先輩に気が気ではなかった。


「先輩。またレムレムしてますよ」
「―――はっ!寝てないっ!寝てないよ、マシュっ!」
「いいえ、今、先輩は78%の確率で思考が停止状態でした。これはつまり寝てたということですよ、先輩」


 ふらりとよろけた先輩を支えながら、マシュはニコリと言う。
 その言葉に、立花は「あはは」と苦笑いをこぼした。
 いい加減起きなきゃダメだなと、立花は「うーん」と背伸びをする。その姿を見ながら、マシュはまたくすくすと笑った。


「そういえばマシュ。今日の予定はなんか決まってるの?」


 背伸びをして、いくらかまともになった思考で立花は尋ねた。
 その問いに、マシュは顎に人差し指を当てて「うーん」と少し考えた後、首を振った。


「いいえ、今のところは何もありません。本日は、先輩はお休みでも構わないと思いますよ」
「そっか、じゃあ久しぶりにボードゲームでもしよっか。このあと、マシュ暇?」
「はい、マシュ・キリエライト、このあと予定はありません!喜んでお受けします!」


 立花の誘いに、マシュは満面の笑みで応えた。
 その笑顔を見るだけで、立花は世界を救ってよかったと心の底から思った。
 もう、マシュには戦う力は残っていない。そして、マシュがそのことをすごく気にしていることも立花は知っていた。けれど、立花はそれでもよかったと思っていた。
 もう二度と、マシュには戦ってほしくない。

 それが藤丸立花の心からの願いであった。


「「―――っ!」」


 そのとき不意に、カルデアの警報が鳴り響く。

 突然の出来事に、立花はマシュと思わず顔を見合わせた。
 すでに彼女がデミ・サーヴァントの役割を終えてかなりの時が過ぎている。だが、立花が見たマシュの目は戦う騎士そのものであり、強い意志を感じた。
 そして、マシュが見た立花の瞳もまた強い力のあるものだった。そこには先ほどまでの眠そうな瞳はなく、人類最後のマスターとしての強い意志があった。


「先輩…!」
「うん、行こうマシュ」


 言葉はそれだけで十分だった。そして、二人は一斉に駆け出した。
 どうやら、ボードゲームは、また今度ということになりそうだ。






          ※






「やあやあ、ごめんね休日に呼び出しちゃって!」


 駆け足で来たにもかかわらず、立花とマシュがブリーフィングルームに到着したのは一番最後であった。
 二人揃って「遅れました!」と声をかけ、すぐに自分の席に着く。
 そんな二人に、カルデアの司令官代理であるレオナルド・ダ・ヴィンチこと、ダ・ヴィンチちゃんがかけた最初の一言はそんな言葉だった。


「いえ、お気になさらないで下さい、司令官代理。それより、何があったんです?
 また、新しい特異点が発見されたんですか?」


 おそらく、また新宿やアガルタ、あるいはセラフィックスのような特異点が発見されたのだろう。そう見切りをつけた問いに、だが、ダ・ヴィンチちゃんの応えは立花にとって予想外のものであった。


「うーん、それなんだけどね。実は今回は特異点絡みの案件じゃないんだよねー」
「―――え?」


 その言葉に立花は思わず声を出してしまった。


「さらに言うと、この世界の私たちにとっては完全にとばっちりでしかないんだよねー」
「「―――え?」」


 今度はマシュも一緒に声を出してしまう。
 特異点絡みではない、立花たちにとってとばっちりでしかない出来事。
 その言葉に、二人は首をかしげるばかりだった。


「あのー、ダ・ヴィンチちゃん?それってどういう―――」


 もっと詳しい情報を求め、口にしたのその言葉はしかし、途中で途切れてしまう。
 なぜなら、その瞬間、立香は思わず言葉を失ってしまったからだ。


「まぁ、詳しい話は私より彼に聞いてくれたまえ」


 そこには、一人の男が立っていた。
 その場にいる誰もが、彼がここにいることに疑問符を浮かべている。
 中には、彼の顔を知っている者もいるのかもしれない。
 けれど、人類最後のマスターであった少女―――藤丸立花は、その男を見た瞬間、ゴクリと唾をのんだ。
 なぜなら、彼女は一度、その男に会ったことがあったからだ。
 けれど、その男はその事実を知らなかった。いや、経験していなかった。なぜなら―――。
 

「はじめまして、皆様。もしかしたら、こちらの世界で面識のある方もいらっしゃるかもしれませんが、あらためて自己紹介させていただきます。私は、アーノルド・ベックマン。かつてセラフィックスで事務官として働き、また―――今は、こことは別の世界のカルデアで指令官を勤めている者です」


 その事実はなかったこと(・・・・・・)にされたからだ。

 そして、少女は運命に出会う。






         ※






 アーノルド・ベックマン。その名前を立花が知ったのは、もう誰も―――正確には、某ムーンキャンサーを除いて―――覚えていない。あのセラフィックスの事件であった。
 当時、原因不明の事故で2030年までレイシフトした海洋油田基地セラフィックスで、所長秘書を務めていた男性。それが彼、アーノルド・ベックマンだった。とあるセラピストを中心とした共依存団体を結成し、一人、また一人とメンバーを処刑していき。そうして残存職員の中で職位が最高になった男。

 ある意味で、ドクターロマンと同じ立場にありながら―――ドクターとは正反対の存在。

 いや、そもそも、ドクターと比べること自体が間違っている。
 立香は、つい思い浮かんでしまったその思考を切り捨てる。そうだ、ドクターをこんな男と同列に語っていいわけがない。立花はもう一度頭を振った。
 無論、セラフィックスでの事件はなかったことになったため、この世界ではアーノルド・ベックマンは事件事態を経験していない。そういうことになっている。

 立香は、誰にもばれないようにちらりとアーノルドを見る。

 名前を聞いて、まず起こったのは嫌悪感だった。次に感じたのは、怒り。
 そして最後に、なぜこの男が別の世界とはいえ、カルデアの指揮官になっているのか、という疑問だった。

 立花は再びアーノルドの顔を覗く。
 今はただ、その澄ました顔を蹴り飛ばしたかった。


「―――と、いうわけなのさ。それで、今回立花ちゃんにやってほしいことっていうのが。…立花ちゃん聞いてくれてる?」
「―――っ!ごめんなさい、聞いてます聞いてます!」


 立花の様子を疑問に思ったダ・ヴィンチちゃんの言葉に、立香は慌てて応える。
 普段の立花なら絶対に行わないブリーフィング中の余所見に、マシュも心配そうに「先輩?」と声をかける。
 後輩のその気持ちに「大丈夫だよ」と応え、立花はマシュを安心させるためニコリと笑った。
 その様子に、ダ・ヴィンチちゃんが「仕方ないねぇ」といった困り顔をした。


「まぁ、たまの休日だし。疲れてるとこ、無理やり呼び出しっちゃったもんね。そりゃ、さすがの立花ちゃんもぼーっとしちゃうかー。ごめんねー」
「ダ・ヴィンチちゃんは私のことを何だと思ってるんですか」
「え?立花ちゃんのこと?うーん…そうだなー。基本的にいい娘だと思ってるよ?あと、ときどき性別ダ・ヴィンチちゃん☆の私でも惚れちゃいそうなくらい漢なとこもあるよねー。私、たまに立花ちゃんの性別間違えそうになることもあるし!うん、結論。立花ちゃんの立花ちゃんだ!」
「それって褒めてる?」
「もちろんだとも!」


 絶対嘘だ―――! 最期に立花が頭を抱えてそういうと、ブリーフィングルームにいた人間全員が笑い出す。
 隣に座るマシュも、悪いと思いつつも「ごめんなさい、先輩…ふふ」と笑っていた。
 そんな和やかな空気の中で、コホンと咳払いが一つ。
 その音源はたどるまでもない。この場ではイレギュラーな存在―――アーノルドだった。


「レオナルド女史。そろそろ話を進めてもよろしいですか?」
「あぁ、すまないアーノルド氏。では、みんな。立花ちゃんが話を聞いてなかったみたいだからあらためて概要を説明するよ。立花ちゃん、今度はちゃんと聞いててね?」
「うっ、ご迷惑をおかけしてホントに申し訳ありません。反省します」


 分かればよろしい―――! そう言って、ダ・ヴィンチちゃんはプロジェクターに映された画像を手に持った棒でピシッと指す。
 その画像には、素人の立花に分かりやすいように、簡潔な説明が書かれていた。


「それではまず、今回立花ちゃんが行ってもらう世界の話についてするよ。
 今回、立花ちゃんが行ってもらうのはこことは別の世界。つまり、平行世界だ。平行世界の説明はいるかい?ん?いるんだね。オーケー、いいとも。
 うん、じゃあ立花ちゃん。セイバーのアーサー王を思い出してくれたまえ。立花ちゃんはカルデアにアーサー王が何人もいることを疑問に思わないかい? 聖剣を携えたアーサー王。聖槍を武器としたアーサー王。あるいは、女性であった場合や、男性であった場合など、このようにいくつものイフが無数の世界にある。これを一般的にはパラレルワールドというんだ」


 ダ・ヴィンチちゃんのその説明に、立花は思わず想像してしまう。
 もし、それが本当なら。どこか、別の世界にはきっと所長や犠牲になった職員。あるいは、ドクターが生きている世界もあるのかもしれない、と。
 だが、それはここではない別の世界の話。よその世界ではそうであっても、こっちの世界で起こったことは変わりようのない事実なのだ。
 その考えを振り払い、立花はダ・ヴィンチちゃんに質問する。

 
「もしかして、今回私たちが呼び出されたのって、そのよその世界で何かが起こってるから?」
「Exactly。その通りだよ、立花ちゃん」


 その答えにウィンクを添えて、ダ・ヴィンチちゃんは続けた。


「本来、パラレルワールドなんかに干渉していたらきりがないし、出来るものでもない。でもそうも言っていられなくなったのさ。向こうの世界で何かが起きていて、その歪みがこちらの世界まで影響を及ぼしてるんだ。そして、極めつけが―――」


 そして、ダ・ヴィンチちゃんの視線が、アーノルドへと向けられる。
 その視線を受け、粛々とした面持ちで、アーノルドは首肯した。


「―――私という存在というわけだ」


 そう言って、アーノルドはダ・ヴィンチちゃんから説明役を引き継ぐと、プロジェクターの画像を切り替える。
 画像に写っていたのは、少年の写真だった。
 年の頃は、おそらく立花やマシュと同世代。カルデアの制服に身を包んだ彼を、しかし、カルデアの職員は誰一人として知らなかった。
 その写真の説明をしないまま、アーノルドは話をはじめた。


「では改めて。私はアーノルド・ベックマン。こことは別の世界のカルデアから来た者だ。
 そう、結論から言えば、私はこの世界にレイシフトしてきた人間だ」


 その言葉に、ブリーフィングルームがざわつく。
 それもそのはず。まず前提として、この世界のカルデアでは基本的にレイシフトは人類最後のマスターである立花が行っているからだ。
 人理修復を終えた現在、確かに立花以外にもレイシフトが可能なマスターは存在する。
 だが、彼らはまだレイシフトの経験が少なく、肝心な場面でのレイシフトはすべて経験豊富な立花が担っていた。
 そのことを理解しているのか。あるいは、その場にいる人間の反応を見て思い至ったのか、アーノルドは自分に注目を集めるように、ぱんっと手をたたいた。


「静粛にお願いしたい。そのあたりのことはこれから説明する。
 確かに皆、疑問に思うのは当然だろう。なぜ、人類最後のマスターではなく、私がレイシフトしてきたのか、と。だが、その答えはとても簡単だ」


 そして、アーノルドはプロジェクターの写真を差す。
 その瞳に、激しい憎悪の感情を燃やしながら。


「今回の事件。君らの世界と、そして、私たちの世界。両方の世界に影響をもたらすこの事件の原因。それこそが、あなた方の疑問の答えだからだ。そう、この歪みの原因は―――」


 アーノルドのその言葉に、「まさか…」と誰もが思った。
 マシュが口を手で覆う。ダ・ヴィンチちゃんですら、その芸術的な顔を小さく歪める。
 立花の心臓もその言葉に大きく高鳴った。

 それは、カルデアに所属する職員たちにとって、とても残酷な真実だった。


「彼―――私たちの世界の、人類最後のマスターだ」


 その答えに、ブリーフィングルームは沈黙した。
 誰もが想像し、けれど、一度は否定した結論。その台詞を聞いた瞬間、立花の中に、言葉に言い表せない気持ちが、堰を切ったようにこみあげてきた。
 その場にいる全員が、一度ちらりと立花を見る。
 けれど、その視線に立花が応えることができるはずもなく、立香はただまっすぐプロジェクターの写真を見続けた。
 その姿に見覚えはない。自分とは似ても似つかない。そもそも性別すら違う。
 けれど、はじめてその写真を見た瞬間から、立花には妙な確信があった。燕青のドッペルゲンガーと同じだ。無論、外見の話ではない。自分は人間だから、この例えはおそらく間違いなのだろうが、この例えが一番しっくりきた。
 写真の彼と私は、ともに同じ霊基を有した存在だ。

 故に、立花は確信したのだ。あれは―――私だ、と。


「今回、私がこの世界に来た理由はほかでもない。
 このままでは、君らの世界も、私たちの世界も、大きな歪みを孕んでしまう。故に、我々は協力しなければならないはずだ」


 そして、藤丸立花とマシュ・キリエライトは世界を超えることとなる。
 自分たちとは別の世界。平行世界のカルデア。
 そこで行われる、人理をかけた戦い。


「すでにこちらでは、彼を止める(殺す)ために、私を含めた五人のマスターとサーヴァントが揃っている。藤丸立花くん。マシュ・キリエライトくん。君たちにも、ぜひこの戦いに参戦していただきたい」


 聖杯大戦(・・・・)の、六人目と、七人目のマスターとして。







          ※






 あの日から、もうずいぶんと経った―――。

 美しい月が出ていた。
 ここ数日、拠点としている廃墟の寝室で、彼は月を眺めていた。
 灯りのない真っ暗な部屋の中、彼の手に刻まれた令呪だけが赤く輝いている。
 ふと、気が付くと、いつの間にか部屋の中には霊体化を解いた騎士の姿があった。
 マスター、と部屋の中、月明かりの届かない薄闇から呼びかけられると、彼はかつてカルデアにいたころから変わらない笑顔で微笑んだ。


 やはり、お気持ちは変わりませんか。


 問いかけに、彼は苦笑しながら右手の令呪をなでた。
 笑みの残滓が残る声で「うん」と、返事をする。そして、今度は笑みの残滓を消して、「ごめんね」と、続けた。
 その言葉に、騎士は沈痛な面持ちで顔を伏せる。
 二人の沈黙を、庭から聞こえる虫の音が、淡く優しく和らげる。
 騎士は、月光の中の主を、静かに眺めていた。
 そして、居住まいを正し、騎士の作法の通りに騎士は主への忠誠を示す。
 必ず守る。かつて、自身が力を貸した彼女の分まで、必ず。
 刹那、部屋の中に六つの影が増える。
 月明かりに照らされ伸びた六つの月影。
 そのすべてが、騎士に倣い、ゆっくりと頭を垂れた。


 ならば、我ら月影のサーヴァントの運命は、あなたと共にあり。
 我らの剣は、あなたの剣である。


 自身に従う七騎のサーヴァントのその言葉に、かつて人類最後のマスターと呼ばれた少年―――藤丸立香は照れ臭そうに頬をかく。
 やがて、少しの沈黙を経て、「ありがとう」と一言だけ付け加えた。

 そして、少年は運命に出会う。
 二つの世界のカルデアが入り乱れる聖杯大戦が、ここに開幕した。






 




ご覧いただきありがとうございました。
ここから先は蛇足ですので、あしからずお願いします。

まず、サーヴァントの設定です。
実は、この小説の中で Fate/Grand Order に実装されたサーヴァントは設定上ではほとんどいません。
理由は、カルデア対カルデアの戦いなので、お互いのカルデアに一度召喚されたサーヴァントの真名が駄々洩れだからです。
それでも召喚されたサーヴァントは、マスターとサーヴァント同士の縁が強かった(マシュとランスロット)。もしくは、それでも、一緒にいたかった(ソロモン、レオナルド・ダ・ヴィンチ)の何れかです。

また、一応本編中にはオリジナルサーヴァント(月影のランサー)が登場しています。
彼の真名に関しては、本編中に多くのヒントがあるのでわかる人はすぐわかったかもしれません。一応、このあとに、一覧を作っておきますので確認してみてください。

ちなみに、月影の陣営。新緑の陣営は、カルデアのマークを勝手に解釈して作った設定です。一応、月と葉をイメージしています。もしかしたら、月は波とかかもしれませんんが目をつぶってください。



新緑の陣営
 セイバー : ランスロット(マシュ・キリエライト)
 ランサー : ???(???)
 アーチャー: ???(???)
 ライダー : アキレウス(アーノルド・ベックマン)
 キャスター: ソロモン(藤丸立花)
 アサシン : ???(???)
 バーサーカ: ???(???)

月影の陣営
 セイバー : ギャラハッド(藤丸立香)
 ランサー : アステロパイオス(藤丸立香)
 アーチャー: ???(藤丸立香)
 ライダー : レオナルド・ダ・ヴィンチ(藤丸立香)
 キャスター: メネリク一世(藤丸立香)
 アサシン : ???(藤丸立香)
 バーサーカ: ???(藤丸立香)

ちなみに、月影のアーチャーと月影のアサシンも設定だけは考えています。
いつか書きたいと考えています。

それでは!







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