では、どうぞ。
「えいがかん?」
いよいよ今日で休日最終日。最後の日は何をしようかなー、なんて考えていると、彼から聞き慣れない単語を言われる。
「うん。映画館。イシュマウリさんの全面協力の下、アスカンタ城に作られた娯楽施設、かな」
「ふーん。どういうのなの?」
朝食を終えて食休みついでの話題にはもってこいな内容だ。行くかどうかは別にして、とても気になる。
「旅の途中でシセル妃の記憶をハヴァン王と一緒に見たけど、それをどうにかして好きな時に好きなように見れるようになりたかったらしいんだ」
「うん」
「色々苦心していた時にメイドのキラから話を聞いて月の窓を開いたんだって。そこでイシュマウリさんにあって、どうやってやったのか、とか、何か代わりになるものはあるのかな、とか熱心に聞いたらイシュマウリさんが協力することになって、なんだかんだあって出来たのが[魔法映写機]って言うアイテムなんだけど」
「また安直なネーミングね。ハヴァン王らしいと言えばらしいけと」
お茶を飲みつつ相槌を挟む。
確かに、なんて頷くあたり彼ももう少しいい名前があったんじゃないか、なんて思ってるのかも。
「魔力を使って本を複写したりする方法は知ってるよね?
僕も詳しいことはわからないんだけど、それの応用で旅芸人たちがやってる演劇のシーンを少し離れたところから魔法使いが魔力をフィルムっていう魔力を特に記憶させられる道具に向けて飛ばして、影絵のように焼き付けるんだって。
そうすると魔法映写機って、さっき説明した道具と合わせることによって、その演劇が暗闇と平坦で大きな壁があるところならいつでも見られるらしいんだ」
「…なんだか壮大な話ね。ちょっと目眩がしてきたわ」
「あはは。僕も最初聞いた時はそうだった。
まぁ、今でも理解できてるかは微妙だけど」
照れ笑いをしてお茶を飲みきる彼。
「…もしかして、行きたくなった?」
「当然」
そんなに顔に出ていたのだろうか。彼は若干驚き気味に尋ねてきた。
けど、顔にでるのも仕方ないわよね。最初は興味半分だった映画館の話だったけど、魔法が絡むと言うのなら話は別だ。
少なくとも今この時において世界で一番の魔法使いであるこの私が知らない魔法の技術があるなんて、とてもじゃないけど認められないもの。
「ねぇ、もし今日することがないならその映画館っていうのに行ってみない?」
「うん、いいよ。僕も気になってたから」
二つ返事で快諾してもらえた。
「じゃ、さっさと片付けていきましょ!」
あれから一時間もしないうちに私たちはアスカンタ城下町へと訪れた。当然と言えば当然だけど、初めて来た日に比べて今はかなり活気がある。
それは多分、パヴァン王の正しい政治が理由だけじゃなくて…
「結構…大きいのね…」
「うん。想像してた以上だね…」
見上げるのは巨大な施設。アスカンタ城の縦横半分ずつくらいの大きさはある、映画館、とベルガラックのカジノのように大々的に掲げられるネオンの看板。
あのおとなしい雰囲気のパヴァン王からは想像も出来ないくらいの派手さと、城下町にそぐわないほど目に眩しい店構えに身動きが取れずにいる。
「おーい!今日はバトルロードもやるらしいぜー!」
「やったー!前の続きかなー!」
私と彼の両脇を小さな男の子達が駆け抜けていく。
彼らの口ぶりからするといくつかの作品がやるらしい。
「…あんまりここに立ってちゃ邪魔になるかもね。取り敢えず、中に入ろうか」
「そ、そうね。観るかどうかは何がやってるのか見てからにしましょう」
なぜかぎこちない動きにお互い苦笑いしながらも、お城の門並みにある両開きの扉を開けて中に入った。
「す、凄い人だかりだね…」
「トロデーン城でやった祝勝会よりもいるわね…多分」
中は外よりも眩しかった。
デイン球を惜しみなく使った豪華な内装に、色とりどりで鮮やかな大きな張り紙群。見たことのない箱…?の中で今まさに生きているかのように動く映像。…多分、これが映画というものだろう。
「あの張り紙に描かれてるのが多分今やってる映画よね。思いの外あるわね」
「だね。てっきり二つ三つくらいだと思ってたけど…へぇ、八つもやってるんだ、バトル物…恋愛物…伝記物に絵物語物…。色々あるけど、どれがいいかな な」
走り回る子供とそれを追いかける父親を背後に張り紙の前で立ち尽くしてどれを観るか決める。
決めようとするけど、これだけあると逆にどれがいいのかわからなくなる。
「うーん。難しいわね…」
「それなら、逆にどれは興味ないのかで選んでみたら?」
「…なるほどね。結果的に残ったのが一番興味あるものになるのか」
そうと決まれば早い。
バトル物はもう十分だし、絵物語は面白そうと思えるのがない。伝記物も…トロデ王やフォーグとユッケの話じゃあね…知ってるし。
となると…
「恋愛物のどちらか、よね。あなたはどっちが良い?」
「そうだね…。僕はこれがいいかな」
彼が指差したのは恐らくこのの一番人気と思われる作品・[夢で君に逢えたなら]。
もしかしなくてもハヴァン王とシセル妃がモデルだろう。
「うん、いいんじゃないかしら」
映画が決まった。
周りの話によると、映画を観る際はポップコーンと呼ばれるお菓子とジュースを一緒に買うのが基本らしい。他にも、チュロスと呼ばれる細長いお菓子や、驚くことにお酒なんかも売っていて、ちょっとした軽食なら取れそうだ。
「薬草味、毒消し草味、きつけ草味と、岩塩味。どれがいいかしら」
「一番人気は岩塩味ですね。きつけ草味は少し辛くて、薬草味はハーブっぽいという話です。毒消し草味は人によっては苦手な味だそうで」
「なら岩塩味にしようか。ゼシカはどうする?」
「私も岩塩かな。飲み物は…ホイミドリンクにするわ」
「僕はスラベスオカにしようかな」
「でしたら、こちらのカップルセットというのはいかがでしょうか。二人分のポップコーンと同じく二人分のお飲み物がついてお値段が少しだけ安くなりますが…」
「じゃ、じゃあそれにしようかしら。あなたは?」
「僕もそれがいいかな」
「かしこまりました。
………どうぞ、お品物になります。では、お楽しみ下さい」
五分と待たずに出されたそれらを手に、上映されるシアターと呼ばれる部屋が横並びに配置されている廊下へと向かう。
途中、係りの人に購入したチケットを確認してもらった。
ちなみに、この廊下はかなり薄暗い。デイン球を惜しげもなく使った玄関…?とは打って変わり、雰囲気を出すためなのかとてもムーディな明るさだ。
心なしか足音の響きもいい。
「八番シアターだから、ここかな」
「そうみたいな。
…あら、中もかなり広いのね」
「そうみたいだね。
えーっと、Dー八と九は………っと、ここだね。暗いから通り過ぎるところだった」
「ふふっ、しっかりしてよね」
囁き声で会話をしつつ、選んだ席へと座る。本来なら予約をしないと取れない程にいい場所らしいのだけど、運がいいことに予約していた人がキャンセルをしたらしく、私たちがありつくことができた。
「(あ、暗くなった)」
「(そろそろ始まるのかな?)」
さっきよりも更に小さい声で会話を始める。
座席番号が見える程度には明るかったシアター内は夜になったかのように暗くなり、それこそ階段の足元のデイン球でさえ可能な限り光を抑えている。
〔上映中のマナー〕
「(なにかしら)」
「(…パペット小僧、だね)」
スクリーンと呼ばれる大きな白い垂れ布に映し出される黒子の姿をした魔物・パペット小僧。その頭上に文字が現れ、手にした人形を使って何か小芝居を始めた。
〔前のイスを蹴っちゃ…ダメ!
大きな声で話すと…他の人に迷惑!
暗い中で走ると…怪我するかも!?〕
げんじゅつしとスライムの人形を巧みに操り、まるで実際に起きたことがあるかのように演じてみせる姿は、気を付けよう、と思うより、面白い、と思えてしまう。
小さな子供も楽しめるようにという意図もあるのだろう。
…考え過ぎかな。多分、あの魔物が笑わせるのが好きでやってるだけかも。
〔それでは上映時間です〕
最後に、ぺこりと三人でお辞儀をして映像が移り変わる。
映されるのは真夜中の願いの丘頂上。そこを一人歩くごく普通の格好をした青年。
「…もう一度、君に逢えたなら。僕は…」
ぼそりと独白し、彼を照らす月を見上げる。その月を隠すようにして文字が現れる。
〔夢で君に逢えたなら〕
「…大丈夫、ゼシカ?」
「だ、大丈夫よ。問題ないわ…うぅ、何よこのくらい。あんな話、どこにでも転がってるじゃないのよ…ズズッ」
一時間二十分という上映時間。その間、ずっと座っていたにも関わらず身体のどこにも痛みはない。
買ったポップコーンはほぼ残り、飲み物は綺麗になくなる。思いの外食べないものだ。
「そっか。
それにしても面白かったね。まさか最後の最後に夢に出て…」
「まって!い、今ここでその話するのはやめましょう?
い、家に帰ってからのお楽しみって事で…」
「ふふ、わかった。じゃあ、僕は飲み物のカラを捨ててくるから、ゼシカはそこに座ってて」
「うん」
シアターの並ぶ廊下を出て少ししたところにある三人用のテーブルに腰掛けて彼の帰りを待つ。
思い浮かぶのは映画のことばかり。
映画の内容は至ってシンプルだった。
引っ込み思案で気の弱いけど賢い青年と、明るく爛漫で誰にでも好かれるけど人には話せない過去を持つ少女。彼らはサザンビーク城で行われるバザーで知り合い、住む場所が同じアスカンタ国領だったことを知る。
それ以来、何かと縁があり城下町で会ったり、川沿いの教会で同じ日に泊まったりして少しずつ距離が近づいていく。
そんなある日、青年は夢だった城の兵士を大怪我をしたせいで諦めなくてはならなくなった。
それまで毎日必死に剣術を磨き、兵法を学び、武具の種類を網羅し、アスカンタ領内のみならずパルミド地方に出現する魔物の生態すら空で言える程に暗記していたにも関わらず、医師に諦めろと言われてしまう。
深く落ち込み絶望した彼は自暴自棄になりドニの町にある酒場に入り浸り、呑んだくれては外に追い出されて道端で眠る生活を送っていた。
けれど、その生活は一週間と続かなかった。
いつものようにお酒を飲んでいると追加の酒を運びにきたバニーガールの顔を見て青年は激しく動揺する。
そのバニーガールの女性とは、青年が密かに恋していたあの少女だったのだ。
恥ずかしさと情けなさと悔しさが青年を同時に襲い、ただただ店から逃げるようにして走り出す。
たどり着いた先はマイエラ地方とアスカンタ領の境目付近にある川沿いの教会だった。
教会の外で縮こまり、寒さでガタガタと震える青年。
『いつ死んでもいいと思っていた時は風邪の一つも引かないくせに、こんな時ばかり身体は怯えるんだ』
半べそになって呟く彼は震える身体を強く抱きしめ、遅いから睡魔に必死に抗う。もしも今寝て仕舞えば最後、二度と空にある綺麗な月を見ることは叶わないと分かっていたからだ。
けれど、睡魔は猛然と襲いくる。
『もう、いいか』
戦うことをやめ、安らぎを求めた青年は静かに目を閉じる。
その時だった。
青年の頬を鋭い痛みが走る。驚いて目を見開くと、目の前には息も絶え絶えに立ち、ずれたうさ耳バンドを直す少女の姿があった。
『月と一緒にうさぎが見れたんだから笑ってよ』
そう、涙ぐみながら言葉を口にする少女に青年は何故、と問う。
『…言わせないでよ。バカ』
その一言で青年は全てを悟る。
自分と同じように、彼女も恋をしていたのだと。
『はぁ…あそこ、私の無理な頼みを聞いてくれる最後の仕事先だったのに、途中で抜け出したのが分かったら即クビよ?
責任、どう取ってくれるの』
『…僕が、働くよ』
『…そっ。なら許してあげる』
輝く月の下、二人は優しく抱き合い、細やかな口づけを交わす。
翌日から二人は同じ屋根の下で暮らすことになる。
…本当はそこに至るまでに少し問題があったみたいだけど、上映時間の関係からか端的な説明だけだった。
一緒に暮らすようになり、青年は知らなかった少女の一面をいくつか知るようになる。
自分の前では明るく振る舞うのに、自室に戻ると正気を失った人形のようにぼんやりと天井を見つめる。
時々、物忘れをする。昨日食べた夕飯の献立、なんていうレベルではなく、一分前に自分から聞いた質問を一分後にもう一度全く同じように聞き直したり、と。
不審に思った青年は医師の元へと足を運び、そこでとんでもない事実を知る。
『彼女はある魔物の呪術により、日を追うごとに生命力を削られて行くのです』
と。
医師の言う生命力とは単純な体力の事だけでなく、それまでの生きた証である知識や記憶。あるいは、これから何をしようか、などといった行動力も含まれるらしい。
不審の真相を知った青年はすぐに少女に問い詰める。
『ごめんなさい。私、本当は悪魔みたいな女なの。
だって、そんなこと言ったら貴方は私を嫌いになったでしょう?』
青年は愕然とした。
自分の、彼女を愛する気持ちがその程度だったのだと思ったから。
ではなく。
彼女のそんな気持ちに気付けず、自分勝手にわめき散らした事を激しく後悔したのだ。
「…シカ?ゼシカ!」
「へっ!?あ、あなた。
…って、ここは」
「よかった、ようやく気づいてくれた。
ほら、もう家だよ?」
「え、えぇ…?」
彼の言葉に耳を疑う。けれど、目の前にあるのは間違いなく私達の家だ。
多分、あんまりにも深く考え込みすぎてルーラで家に着いたことにすら気がつかなかったんだろう。
辺りを見渡せばすっかり暗くて、まるで映画のラストのよう…
「う、うぅ…。シ、シルゥ〜」
「シルーって…あぁ、確かにここから見る風景は最後のシーンによく似てるね」
彼が月を見上げてから私を見る。
「やめてよ…
あーもうほら!思い出すだけで涙が…」
込み上げてくる嗚咽を必死に抑えて涙を拭う。
そう、映画の最後は川沿いの教会に訪れあの日のように月を見上げた後、子守唄に聞いた願いの丘に登り、月にいるうさぎ…シルーの影を追いそこで眠るのだ。
その時の夢にシルーが現れる。
『あなたって、賢いくせにバカよね』
ただ一言告げて消えて行くシルー。
目を覚ました青年は、再び助けてもらったことを心から喜び、また、心から恥じた。
決意を新たにした青年・パーヴァは呪いによって亡くなってしまったシルーがもう二度と夢枕に立たなくて済むように日々を送る。
やがて彼はアスカンタ城で大勢の人を集めることになる。
『僕はただ夢を叶えたかっただけです。こんな自分を愛してくれた妻のために』
そう言い放ち、それを聞いた人たち〔夢を叶えた心強き人〕と彼を持て囃すが、医師を始めとする数人だけは知っていた。
その夢は彼の物ではなく、少女のものだと言うことを。
「ねぇあなた!私やっぱり思うんだけど、あの話考えた人って酷くない!?わざわざシルーを殺すことなんてないでしょ!?」
茶の間にて、テーブルの上にしけかけのポップコーンを置き、ひょいパクと口に運びつつそんなことを言う。
「気持ちは分かるけど…でも、あそこで彼女が死ななかったら話としてダメじゃない?」
同じくポップコーンをつまむ彼。
「分かってるわよー!だから酷いって言うの!別にシルー死ななくていい物語だったのにわざわざ御涙頂戴で殺したんだったらそこを突き回してこの気持ちを落ち着かせたのにー!」
「うーん。ちょっとひねくれてる気がするけど、気持ちがわかるせいで何も言い返せない…
そうなんだよね、あそこでシルーが死ななかったらパーヴァはまたうじうじして一歩踏み出せなかったわけだし」
「そうそう、そうなの。強烈な後押しがないと彼は何も出来ないのよ。それだけの能力があるのに、自分はダメだと思っちゃって。ただでさえそう考えちゃうのに、そこに兵士の夢を諦めた事が来るのよね〜。ホント良くできてるわ」
「そう言えば、シルーはなんであんなに無理して仕事してたんだっけ。何か説明してたかな?」
「ううん。覚えてる限りだとされてなかったわ。
でも多分、インクや紙を買うためにお金がいるんじゃなかったのかしら。今でこそ紙もインクも安いけど、私たちが旅してた頃は普通の人がそうそう手にできるようなものじゃなかったしね」
「そっか。言われてみればそうだね。
忘れてたけど、少し前まではあの話みたいに理不尽な呪いで死んじゃう人もいたんだよね、きっと」
「…そうね。そう考えると、あながち作り話とは言い切れないかも。
あ、そうだ!もしも私がシルーみたいに大変な呪いにかかったりしたら、どうする?」
僅かに重くなり始める空気に、けれど私は不必要に笑って話を逸らす。
あんなにおもしろいお話を観たのに暗くなるなんてナンセンスだ。楽しい日は楽しい気持ちのままで眠らないと、そんな気持ちにしてくれた色んな人たちに申し訳ない。
「考えたくは無いけど…そうだね、多分、絶対にゼシカの側を離れないかな。
物語の中では働きに行くためにパーヴァは何度も家を空けて、そのせいでシルーが抜け出して命を落としたけど、僕なら何があっても一緒にいる」
「ふふ、すごく嬉しい。
でも、お金はどうするの?」
「…誰かの家で養ってもらうとかは?」
「あっははは、それもいいかもね。
ヤンガス辺りなら逆にお願いされるかも」
「あり得そう」
彼と笑い声が重なり合う。
映画のような出来事は恐らくもう誰にも起こりはしないだろう。けれど、それでももしも起きたとしたら。それが運悪く私だとしたら。
彼はきっと今言ったように、手を尽くして私と一緒にずっといてくれる事だろう。
勿論、彼がその呪いにかかったとしても私は絶対に彼の側を離れないと断言出来る。
何故なら、そう出来なかった青年を知っているからだ。
彼の深い悲しみと後悔。それを見て仕舞えば誰だって私達と同じ気持ちになるだろう。
…ま、仮にあの映画を観てなかったとしても、私も彼もきっとずっと側にいるでしょうけど。
「さて、ポップコーンも食べ終わった事だし、そろそろお風呂にしましょうか」
「だね。
また機会があれば映画館にも行こうか」
「そうね。
今度はもう一つの方の〔濡れる海の怠け者〕が気になるわね。
隣のシアターだったけど、出てきた人達みんな顔を赤くしてたし」
「…オススメはしないけど、どうしてもっていうなら付き合うよ」
「そう?なら、次行った時はお願いしようかしら」
空になった大きな筒状の箱を捨てて彼と一緒にお風呂場へと向かう。
すっかりお馴染みになった、一緒にお風呂に入る、という行動が、例の〔濡れる海の怠け者〕を観たことによってとんでもなく躊躇われるようになるのは、今日からしばらく先の事。
To be next story.
かなり無茶な感じで建設しました映画館。この後の登場予定は…
では、また次回!
さよーならー