八神コウを攻略するために、俺は遠山りんも攻略する   作:グリーンやまこう

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 お待たせしてしまって申し訳ございません。ラブライブサンシャインが始まってしまい、ラブライブの作品にばかり取り組んでいました。特に最新話で新曲が出た瞬間、よく分からんアドレナリンが出てくる始末でした。
 まぁ、今後も更新ペースは遅いですけどがんばっていくのでよろしくお願いします。


初給料の使い方はみんな違ってみんないい

「青葉ちゃん。はい、これ」

 

 はじめが財布を無くしたり、キャラを間違えたりしてから一週間後。

 後ろでりんが涼風さんに声をかけている。

 

「なんですかこれ?」

「給料明細よ。あとで中を確認しておいてね」

 

 なるほど。給料明細を渡すために声をかけていたのか。

 俺は椅子を回転させて涼風さんの方に向き直る。その時、興奮気味に給料明細を確認するはじめの姿が見えたが取り敢えずスルー。

 

「涼風さんは入社してから初めての給料だな」

「は、はい! バイトもしたことないので本当に初めてです」

 

 涼風さんは給料明細を見て、目を輝かせている。涼風さんは高卒だし、初めてなら尚更嬉しいだろうな。

 ちなみに俺の高校はバイト禁止だったけど、普通にバイトしてました。良い子のみんなはきちんと校則を守るんだぞ? 

 まぁ、バイト時代とは比べ物にならないくらい給料が入ってたので、嬉しかったんだけどね。ただし、税金。お前は許さない。

 

「でも、振り込みだとやっぱりこういう封筒だけなんですね」

「ん?」

 

 封筒をしげしげと眺めていた涼風さんの口から出た言葉に、りんが首を傾げる。

 

「だってお給料と言えば封筒の厚みで多いとか少ないとか、一喜一憂するものかと」

 

 いつの時代の話だよ! 今どきそんな光景、テレビドラマでも見ないと思う。

 

「あ、青葉ちゃんって本当に10代?」

 

 心の声を代弁してくれたのか、苦笑いでりんがツッコミを入れる。その後で俺にも給料明細を手渡してきた。

 

「はい、こっちはタケルのぶん」

「おっ、サンキュー」

 

 別に今すぐ確認する必要はないのだが、気になったので中身を確認する。

 ……よしよし、若干上がってた。これで少しは趣味にまわすお金も増えるだろう。

 

「で、でも本当に貰っていいんですかね? まだこれしか作ってないのに……しかも残業代まで」

 

 画面に映し出されているキャラデザをみて、申し訳なさそうな表情を浮かべる涼風さん。俺はそんな彼女に、問題ないと首をふった。

 

「いいんだよ最初のうちは。スピードが遅いのは当たり前だし、これからできるようになっていけば問題ないよ」

「タケルも最初のうちは酷かったから、気にしなくて大丈夫よ青葉ちゃん」

「お前の一言は余計だ」

 

 しかし、りんの一言を否定できないから辛い。昔のこととはいえ、最初は迷惑しかかけていなかったからな。

 口には出さないけど、葉月さんには結構救われたし感謝はしている。

 

 りんは結構そつなくこなしていた記憶があるな。コウは例外。高卒の新人で、あそこまでできるのは本当におかしい。これが才能の違いなのかと嫉妬した時期もあった。まぁ、今ではいい黒歴史(思い出)だ。

 

「だから青葉ちゃんは、何も気にせずお給料を受け取って」

 

 柔らかな笑みをりんが涼風さんに浮かべる。それにしても、ちゃんと残業代を出すイーグルジャンプは偉いと思う。払うのが当たり前なんだけど、最近は残業代の未払いだったり、サービス残業が社会問題になっているからな。

 某運送会社とか、某広告会社とかでは結構大きな問題になってたし。

 

「涼風さんの場合は、これからきちんと会社に貢献してもらえれば何も問題ないよ。それに会社に貢献していけば――」

「評価も上がって、お給料も上がるってわけですよ!!」

「人のセリフをとるんじゃねぇ……」

 

 最後のセリフを、やたらテンションの高いはじめに持っていかれる。言いたかったセリフがとられると結構萎えるよね。

 それにしてもこいつのテンションがこれだけ高いってことは、恐らく給料が少し上がったのだろう。

 

「は、はぁ……もしかしてはじめさん、お給料あがったんですか?」

「あっ、分かっちゃった~? ちょっとだけだけどね」

 

 俺の予想は正しかったみたいだ。ニヤニヤと笑みの止まらないはじめ。嬉しそうで何よりです。

 

「どうせ、デスクのおもちゃに全部消えるんやろ?」

「い、いいだろ別に!!」

 

 同じく給料明細を貰っていたゆんが辛辣なツッコミを入れる。しかし、ゆんが突っ込まなかったら俺がツッコんでいたと思う。なんせ、彼女の机には所狭しとおもちゃが置かれているからな。家にも相当あるっぽいし。

 

「そ、それにタケルさんだって漫画とかBDとか買ってるから!」

「俺は貯金をしたうえで買ってるんだ。だから何も問題な――」

「少し前、『やばい、今月はピンチだ……。こうなったら食費をもっと切り詰めるしか……』とか言ってませんでした?」

「……あのクールに神アニメが多すぎたのが悪い」

 

 ジト目のはじめから視線を逸らす。ちなみにゆんとりんからは、呆れたような視線を向けられました。

 

「で、でも、おもちゃだって資料になってるし、八神さんだってよく持ってくし……特にこれ!」

 

 はじめがビームサーベルみたいなものを取り出してぶんぶんと振り回す。

 

「これがあるだけで仕事がはかどるんだ」

「ちょ、危ないからぶんぶん振り回すなって」

「え~、せっかくカッコいいのに……」

 

 ぶつぶつ文句をいいながらビームサーベルをしまうはじめ。しかし、何を思ったか今度は別の剣を取り出す。

 

「ついでに西洋の剣もあります」

「な、なんでもありますね……」

 

 こいつのデスクには仕事の道具より、おもちゃのほうがはるかに多いんじゃ……。

 はじめの新人教育を社内のだれがやったか知らないけど、完全に教育の仕方を間違えている気がしてならない。

 

「青葉ちゃん、これ持ってみない?」

 

 そういって西洋の剣を涼風さんに手渡す。

 

「は、はい……って、細いのにすごく重い!」

「でしょ? 鉄の塊だからね!」

 

 なぜそんなところは無駄にこだわってるんだよ。まぁ、そんなところに惹かれないかと言ったら嘘になる。

 一方、西洋の剣を持った涼風さんはふらふらと少し危ない様子だ。

 

「よくこんなの、振り回せるなぁ……あっ!」

 

 案の定バランスを崩した涼風さん。その剣が……俺の額へと迫り、

 

ゴンッ!!

 

「ぐへっ!?」

「うわぁっ! タケルさん!」

 

 避けられるはずもなく、額に西洋の剣が直撃した。額を抑えて蹲る俺に、はじめが急いで駆け寄ってくる。

 

「うぐぉ……」

「す、すいません興梠さん!! 大丈夫ですか!?」

 

 あまりの痛みに悶絶する。デミグラスソースは出てないみたいだけど、痛いものは痛い。

 畜生、こうなるんだったらはじめのビームサーベルを借りておけばよかった……。

 

「ぷっ……大丈夫タケル?」

「オイコラ。笑いたい気持ちはわからんでもないけど、笑うんじゃねぇ」

 

 堪えきれずにふき出したりんに恨みがましい視線を向ける。

 しかしりんは顔を真っ赤にして笑いを堪えるばかり。まじで痛いんだぞ。

 

「まぁまぁ、取り敢えず額が真っ赤になってるんで、これ貼っといてください」

 

 ゆんが鞄から絆創膏を取り出して俺に差し出してくる。ここですぐに絆創膏を取り出すあたり、ゆんの女子力の高さがうかがえるな。

 ありがたく絆創膏を頂戴した俺は、そのまま一番痛いところに張り付けておく。

 

「だ、大丈夫ですか?」

「これが刃の所だったら危なかったけど、幸いなことに平らな部分だったからな。ただし、俺以外にあたったら大変だから普段は人目につかないところにしまっておいてくれ」

「分かりました!」

「涼風さんも、ぶつけたことは気にしなくていいから」

「あ、ありがとうございます」

 

 もう一度だけ涼風さんが頭を下げる。なんだかんだ、高卒とは思えないくらいしっかりしてるよな~。ただし、身長は除く。

 そこでりんが再び話を給料のことに戻す。

 

「話が大分それちゃったけど、お給料の査定は年に一回だから。青葉ちゃんも来年には昇格していればいいわね」

「評価って、いい仕事をしていれば上がるものなんですか?」

「青葉ちゃんだと、まだ与えられた仕事をこなしてくれれば大丈夫よ」

 

 まぁ、涼風さんはとてもまじめに仕事をこなしてくれているので、昇格はほぼ間違いないだろう。俺が新人の時にもちゃんと上がったのだ。従って、何も心配する必要はない。

 

 その後はどのように評価しているのかであったり、はじめがどうしてキャラ班のブースにいるのかなどを話して(はじめが落ち込んで若干めんどかった)、初任給は何に使ったのかという話になった。

 

「青葉ちゃんは初給料、何に使うか決めてる?」

「えっ? ……あぁ、何にしましょう。全然考えてなかった」

 

 給料自体貰うのが初めてだし、ある意味仕方のないことだろう。

 

「うちは服やったなぁ~」

 

 ゆんは服を買ったのか。確かに、いつも可愛い服を着てるから納得できる。

 

「好きなキャラのフィギュアにすれば思い出に残るよ!!」

「うーん……」

 

 はじめもぶれないなぁ。だけど今後は計画的にお金を使おうね。しばらく思案顔で悩む涼風さんだったが、

 

「やっぱり貯金ですかね」

 

 もの凄く堅実な答えが返ってきた。ほんとこの子、高卒? 他のみんなも俺と同じようなことを考えているのか、微妙な表情を浮かべている。

 どうでもいいけど、はじめは涼風さんを見習いなさい。

 

「遠山さんはなんに使ったんですか?」

 

 そこで涼風さんがりんに話を振る。あっ、これは絶対に長くなるやつや。俺は知ってる……というか自慢されたから知っている。

 自慢された日の夜は家に帰ってからも悔しくて眠れなかったものだ。しかし、初給料をもらった頃はコウと仲良くなかったので今更悔やんでも仕方がない。

 

「私? わたしは……」

「何々? みんなでなんの話してるの?」

 

 まさに今から話すというタイミングでコウが会話に混ざってきた。そんな彼女に涼風さんが「今、遠山さんは初給料を何に使ったのかについて話してて……」と説明する。すると、

 

「あっ、私も気になる~。何に使ったの?」

 

 事情を知っている者からすれば、信じられないといった発言がコウの口から飛び出した。

 案の定りんは「えっ……」と表情を固まらせる。

 

「覚えてないの!? 信じられない!!」

「へっ?」

 

 間抜けな声を上げるコウ。今回ばかりは流石にりんが可哀想だ。

 それにしても、怒り方が完全に彼氏を叱る彼女である。

 

「なぁ、コウ。お前、本当に覚えてないのか?」

「えぇ……なんかあったっけ?」

 

 一応助け舟を出したのだが見事に不発。どうやら本当に覚えていないらしい。こりゃ、もうどうしようもないや。

 

「…………っ!」

 

 プルプルと震えながらりんが怒っていますという視線を向ける。

 

「何でそんなに怒ってるの?」

 

 また火に油を注ぐ様な言葉を……。

 

「一緒に日帰り温泉に行ったでしょ~?」

「いたたたた! そうだった、そうだった!」

 

 怒り心頭といった様子で、りんがコウの頬を横に引っ張っている。しかし、初任給で一緒に行った日帰り温泉を忘れられていたのだ。無理もない。

 俺がりんの立場なら、怒りを通り越して抜け殻になっていただろう。頬を引っ張られていたコウだったが、しばらくしてようやく解放される。

 

「もう、そんなに怒ることないじゃん。温泉くらいで……」

 

 あのバカ……『くらい』とか言ったら絶対りんが――。

 

「くらい!? 二人でどこに行こうかも決めたじゃない!!」

 

 何も学習しないコウに、再び噴火する遠山さん。親の顔より……は見たことないけど、それでも結構見慣れた光景だ。

 一方コウは、ここまで言われても思い出せないらしい。

 

「あー、そんな気がする」

 

 そんな気がするって、絶対覚えてないだろ。

 

「じゃあ、どこに行ったか覚えてる?」

「…………」

 

 りんが涙目でぷくっと頬を膨らませる。悔しいけど可愛い。そんな事はいいとして、間髪を入れない質問にコウが黙りこくる。

 はたして、コウは覚えているのか。まぁ、答えはほぼ出てるんだけど……。

 

「……タケル、あとはよろしくね!」

 

 こんなに無責任なよろしくを俺は知らない。

 

「コウちゃん!!」

 

 りんが声を上げるもコウはあっという間にどこかへ行ってしまい、「はぁ…」とため息をついていた。

 

「遠山さんと八神さんって仲がいいんですね」

「入社も一緒みたいやしね。青葉ちゃんは同期おらへんからちょっと寂しいな」

「そうですね……ところでひふみ先輩は同期っているんですか?」

 

 涼風さんが我関せずといった感じで仕事を進めていたひふみに話を振る。そういえばひふみの同期の話って、あんまり聞いたことなかったな。

 話を振られたひふみは仕事の手を止めこちらに向きなおる。

 

「……違うチームにいる」

「へー、離れ離れでなんだか寂しいですね」

「……別に……喋らないし」

『…………』

 

 悲しいなぁ……。ひふみらしいっちゃ、ひふみらしいんだけども。

 

「あ、あはは……あれっ? 入社って言えば、興梠さんは遠山さんと八神さんと一緒なんですよね?」

「俺は二人と同期だよ。だけど最初のうちはあんまり仲良くなくてな。話し始めたのも結構遅かったんだよ」

 

 当時の事を思い出しながら口を開く。俺の方にも原因はあったのだが、コウもコウでかなり人見知りするタイプだったからな。

 

「へぇ~、なんか意外ですね。最初から仲がいいものだと思ってましたよ」

「今の俺たちを見たらそう思うのも無理ないかもな。まっ、とにかく色々あったんだよ」

 

 少しだけ強引に話を切り上げた俺は、未だにご立腹の様子であるりんの肩をトントンと叩く。

 

「まぁ、そう落ち込むなって。コウの性格はあんな感じだって、りんもよく知ってるだろ?」

「それはそうだけど……私を励ますのならまず、その勝ち誇ったような顔を止めなさい」

「おっと、これは失敬」

 

 キッと睨まれ俺は顔を手で覆う。どうやら気持ちを隠しきれなかったらしい。まぁ、俺も昔自慢されたわけだし、これでおあいこだ。

 

「ちなみにひふみんは初給料、何に使ったの?」

 

 いつの間にか戻ってきたコウがひふみに初給料の使い道を尋ねる。

 りんがあれだけ怒ってたのに、よく戻ってこれたな。ある意味コウの鈍感さには感心する。

 

「……コ……プレ」

「へっ?」

「……コスプレ、……衣装に」

「えぇっ!? 嘘ッ!? 写真ないの?」

「……ひみつ」

 

 コウや他のみんなも驚いていたが、実をいうと俺はひふみがコスプレをするということを知っていた。

 イベントに誘われてついていくこともしばしばだからな。ま、まぁ、俺もコスプレするって約束付きだけど……。ひふみは可愛いからいいけど、俺がコスプレする理由はマジで分からない。

 

「うーん、残念だなぁ~。あっ、ついでにタケルは初任給、何に使ったの?」

 

 ついでって言うな、ついでって!

 

「俺? 俺は普通に家族でご飯を食べに行ったくらいだな」

「えぇ~、普通だな」

 

 つまらないという表情を浮かべるコウ。普通で悪かったな。

 

「実家暮らしの妹にせがまれたんだよ。どうしても行きたいって」

「興梠さんの妹さんは今おいくつ何ですか?」

「大学2年生だから、今年二十歳になるよ。涼風さんよりも一個だけ年上」

「仲はいいんですか?」

 

 はじめからの質問に俺は少しだけ考える。

 

「いや、別に普通だと思うけどな。たまに、一人暮らしの家に泊まりで来るぐらいだし。掃除とか洗濯とかしてくれるから助かるんだよ」

『えっ……』

 

 なぜか女性陣(コウを除く)の表情が固まる。えっ? 俺、おかしなこと言った?

 

 

 

「わ、私、一人っ子なので分からないんですけど、世間一般的には妹が兄の一人暮らしの部屋に泊まることってあるんでしょうか?」

「そ、そりゃ、たまにはあるかもしれへんけど……普通は泊まるだけで掃除や洗濯なんてしないんとちゃう?」

「……ま、前に……、タケル君が言ってたんだけど、……別に実家とタケル君が住んでいるマンション、近いわけじゃないみたい……」

「タケルさんの妹ってまさかブラコン?」

「それは考えたくないわね。一回だけあった……写真を見たんだけど、タケルの妹とは思えないほど美人で可愛かったわよ」

 

 

 

 なんか女性陣でひそひそ話し合ってるみたいだけど、内容までは聞こえてこない。

 

「掃除も洗濯もしてくれるって、いい妹さんだね」

「だろ? ほんと、俺には勿体ないくらいだよ」

「どうして二人は妹さんについて、疑問を感じないのよ……」

 

 頭を抱えるりんに、俺とコウはお互いに顔を見合わせ首を傾げる。だって、別に変なところは一つもなかったし。

 

「ま、まぁ、取り敢えず世間話はこれくらいにしておいて、そろそろ仕事に戻りましょう。青葉ちゃんも初給料は貯金でもいいけど、何か思い出に残ることをするでもいいと思うわ。……忘れちゃう人もいるようだけど?」

「ひゅー、ひゅー……」

 

 りんからの厳しい視線を、コウはへったくそな口笛でやり過ごしている。あれで誤魔化せていると思っているのだろうか?

 

「はぁ、そうですよね。何か考えてみます」

 

 恐らくだけど、涼風さんが何をしても両親は喜ぶと思うけどな。特に父親なんて泣いて喜ぶだろう。

 

 そんな感じで話は打ち切りとなり、俺たちは仕事へと戻っていくのだった。

 

 

 

 ちなみに会社が終わった後、コウが今日のお詫びとばかりにりんを岩盤浴に連れて行ったらしい。

 ところが岩盤浴でコウが、「最近太った?」などと二の腕をぷにぷにさせながら言ったらしく……。

 

『ほんと、コウちゃんって鈍感よね!!』

「……なぁ、切っていい?」

 

 なぜか俺に文句をぶちまけてきたため、貴重な睡眠時間を削られました。


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