キョンと古泉の描くドタバタコメディ?

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さて、これを書いたのが確か数ヶ月前ですが、長古好きなら知ってるであろう所謂「肉じゃがシリーズ」を読んでビビっときて書いてしまいました。これは初めて書いた作品で、拙過ぎる文章だったりしますが、ネタとしてサラッと読んでくれやがってください。


漢(オトコ)

3月に入り、そろそろ気候も暖かくなってきたのだが、我らSOS団と言えば宇宙的変態パワーの持ち主、我らが団長『涼宮ハルヒ』。情報統合思念体とやらから送り込まれたハルヒの観察役、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスであり、無口な文学少女『長門有希』。時間の歪みの調査員であり、SOS団専属のメイド『朝比奈みくる』さん。機関とやらから送り込まれた謎の転校生役、時間と場所限定のエスパー少年であり、ボードゲームを負けながらも俺に挑戦状を叩き付けてくるニコニコスマイル『古泉一樹』。そして、唯一何の能力も持たずに、時間跳躍を体験したり、脇腹にナイフが刺さる体験をしたりして、名乗った偽名は[ジョン・スミス]である、俺を含む5人で構成されている訳だが、今回は高校生らしい青春を送る話だ。

 

 

事の発端は、朝比奈さんのお茶を啜りながら、古泉と勝ちレースのボードゲームを嗜んでいたところ、ハルヒがいつものようにドアを蹴飛ばしながら入ってきて、言った一言だった。

 

ハルヒ「今日はキョンの家で第15948回SOS団女子率多めのドキッ!お泊り会をするわよ!」

 

 

みんなEverybody?蹴飛ばしていいぞ。

 

 

教室での出来事だ。

 

ハルヒ「キョン!今日あんた暇よね?二人で臨時の不思議探索するわよ!」

 

キョン「悪いが俺は今日、用事で田舎に帰っちまったお袋たちの代わりに妹の面倒を見なくちゃならんのだ。だから不思議探索には付き合えん。」

 

ハルヒ「今日あんた一人なんだ。ふーん。」

 

 

おそらく、この会話がキッカケであろう。

 

はい。回想終わり。

 

 

キョン「はぁ…。やれやれだ。まぁだが、妹の飯をどうするか考えなくてもいい分、気が楽だが。」

 

古泉「あなたの家に泊まることができるなんて光栄ですよ。」

 

キョン「顔が近い、息が吹きかかってる、気持ち悪いことを言うな。」

 

みくる「キョン君のおうちの人は大丈夫なんですかぁ?」

 

キョン「お袋たちは用事で田舎に帰ってるので妹と俺しか居ないんですよ。」

 

因みに長門はハードカバーをいつもの様に一定のペースで読んでいる。

 

ハルヒ「そうと決まれば今から買い出しよ!」

 

と、ここは駅前の「スーパー安土桃山」である。

 

ハルヒ「今日はカレーにしようかしら。人参と玉葱とブツブツ…」

 

ハルヒは買い物に熱中している。俺とハルヒ以外の面々は各自泊まりの用意を取りに行っており、俺は荷物持ちに内定した。

 

そんなこんなで一通り買い物を終え、ハルヒの家から俺んちに向かう道中の事は特に特筆すべき点もないのでカット。

 

一つ言えるのは、ハルヒの手は柔らかかった事と、俺達二人の関係が恋人と呼ばれる関係になった事くらいだが。それは別の話である。

 

 

そんなこんなで家に戻ったのだが、4人プラス妹の顔がニヤニヤしてたというのは気のせいであってほしい。

 

 

と言う訳で、ハルヒ特製カレーを待っている間に俺と古泉は二人でオトコ同士の作戦会議を企てていた。なお、ここで言うオトコというのは、「漢」という字だ。

 

 

古泉「女性陣は一緒に入浴をするようですね。」

 

キョン「ああ。この家の風呂は親父の趣味でやたら無駄に広いからな。」

 

古泉「ですが、天井が落ちては意味の無いことです。」

 

キョン「ああ、そうだな。」

 

古泉「ですので、今回はコレを使いましょう。」

 

古泉が取り出したのは小型の隠しカメラとノートパソコンである。

 

古泉「これは無線で繋がっていますので、ここの部屋から女性陣が入浴している所を見る事ができます。」

 

キョン「悪知恵が働くな、古泉。」

古泉「あなたには及びませんよ。」

 

キョン「漢だな。」

 

古泉「では、これを天井裏からセットしましょうか。」

 

キョン「ああそうだな。」

 

古泉と俺は風呂掃除を買って出て二人で風呂の死角になるであろう場所にカメラを設置し、ついでに仕方ないので風呂掃除も行った。

 

 

ハルヒ「アンタ達ー。ご飯できてるわよー!」

 

キョン「お、今行く!」

 

 

 

 

 

 

 

…とまぁ、ハルヒ特製カレーは美味かった。

 

女性陣は風呂に入るというので、二人で俺の部屋に設置したノーパソを開いた。

 

 

とたん、『何故か』隠しカメラが浴場に落下して、あえなくバレてしまった。

 

女性陣は一斉に服を着用して、漢達を問い詰めに来た。

 

ハルヒ「ちょっとキョン!古泉くん!どういうことなのよ!これ!」

 

キョン「誰だ!そんなもん仕掛けた曲者は!」

古泉「曲者ですね!早く追いかけなければ!」

 

ハ長朝妹「待ちなさい!」

 

古キ「は、ハイッ!」

 

ハ長朝妹「そんなどっかのssみたいな言い訳すんじゃないわよ!!!」

 

キョン「僕は嫌だって言ったんですが、古泉くんが無理矢理…。」

古泉「いえ…彼は嘘を言っています。彼に脅されたのです…一緒に来ないと親兄弟を殺すと。」

 

みくる「醜い罪の擦り付け合いです。」

 

ハルヒ「妹ちゃん。よーく見てなさい。こんな無様な大人になっちゃ駄目よ。」

妹「うん!」

 

長門「無様。」

 

ハルヒ「さーて、どうしようかしらねぇ?」

 

キョン「ああ覗こうとしたさ!漢のロマンだ!煮るなり焼くなり好きにしやがれ!」

 

古泉「漢のロマンです!」

 

ハルヒ「開き直るんじゃないッ!!!!!」

 

 

と、ハルヒのガナリ声と同時に天気が一気に雷を伴う大雨になりやがった。

 

古泉「雨ですね。」

キョン「雨だな。」

 

俺たちは覗きの罰として大雨の中、簀巻にされ、逆さ吊り状態だ。

 

古泉「これで8回目です。」

キョン「これで3回目…だな。」

 

古泉「学習しないのが」

キョン「漢だな。」

 

 

----END?----

 




ss自体、初めて書いたので拙い文章でお恥ずかしいですが、今後は頑張ってオリジナル作品を書きたいと思いますので、是非長く、生暖かい目で見てください。


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