ガンバライダークロス外伝からの続編にあたるこの小説、楽しんでいただければ何よりです!
〜あらすじ〜
ガンバライダー、そして世界を震撼させたアクート事件ら早十年。
世界からは犯罪はなくならず、バグという悪質なモンスターが消えることもなかった。
そんな中、一人のガンバライダーが世界と向き合い、戦い続けていた。
-20XX年-
あれから十年も経っていた。
世界を震撼させたアクート事件、それから世界を救ったガンバライダーという存在。それが生まれてから早十年が経とうとしていた。
しかし、世界は暴力で包まれ、殺人・傷害・誘拐などが多数起こるような世界だった。
「やめてください!!」
「うるせぇ!!」
女性は男から殴られそのまま地面に倒れ込んだ。無論女性が何かしたわけではない。そんなことが多数起こり、誰も目を向けないような世界だ。
「てめぇどこ見て歩いてんだ!!」
この世界を支配する会社「GRZ(ガンバライジング)社」。その会社と手を組もうとする輩は力を示すべく人々を脅かし、恐怖へと陥れていた。
「ごめんなさい・・・。」
「おっ、てめえ。」
男は写真と肩がぶつかった少女の顔を見比べる。その写真に写っているのはその少女だった。少女は俯きその場から去ろうとした。
「おい、ちょっと来い!」
「やめてください!」
少女は掴まれた腕を離そうとするが少女からは男の腕をその非力さで振り落すことは不可能だった。
「来てもらうぜ。これで俺らも昇進だ・・・。」
下衆な笑みを浮かべる男の前に一つのバイクが通った。スレスレだったため男は少女の手を離しバイクから離れた。
「あっ・・・。」
男の腑抜けた声をよそにバイクに乗った男は少女に声をかける。
「火織!乗れ!」
「翼!?どうして?」
男はゆっくりと立ち上がる。翼は火織の手を握り、バイクの後ろに乗せた。
「待ててめえ!!」
「飛ばすぞ。手を離すな。」
「でも翼、免許なんて持ってないんじゃ・・・」
バイクは火織の言葉をかき消すようにアクセル音を鳴らし一気に点火、加速した。男はメダルを上に飛ばすと、メダルは瞬く間に男の強化スーツへと変わり、すぐさまジェットを飛ばした。
「何あれ!?」
「パワードスーツ。GRZ社が開発した面倒なメカだ!」
翼はバイクのペダルをさらに強く踏み加速させた。男も負けじとジェットの推進力を上げて行く。
「ただ、アレは人間の推進力じゃない・・・。」
「っ!!?」
一気にバイクの方向を変えると、速度を保ったままパワードスーツの男へと突進して行った。
「何!?」
男はバイクに直撃し、そのまま地面に叩きつけられた。吹き飛ばされそうになった火織をよそに翼はゆっくりとバイクを降りた。
「お前・・・バグか。」
「ふふふ・・・ははははははは!!!」
男は姿を変え、姿は影のように黒く、体は獣のような体毛が付いていた。
「何・・・あれ。」
火織はそのまま地面に座り込んだ。その見たこともない怪物から目を背けることなどできなかった。
「火織。お前は逃げろ!」
「でも翼は・・・!」
翼はバグに殴りかかるもバグに効く様子などなかった。
「愚かな!!」
バグが殴りかかった瞬間、翼はそれを回避し腹を二発ほど蹴りを見舞いした。
「翼・・・。」
立ち上がった瞬間、逃げ惑う人々の波に飲まれて行く。火織は翼からどんどん離れて行った。
「翼!!!!」
か細いその声で叫ぶも、人波の中でそれが聞こえるはずもなかった。
「ふん。人間を逃すとは・・・。」
バグの嘲笑うような声に翼は冷たい視線を向けた。
「お前を倒すことに変わりはない。」
そこへともう一人の男がバグへと近づいてくる。男は銃を構え、何発かバグへと放った。
「ふん。」
バグはその銃弾を握りつぶし、男を睨みつけた。
「恵田さん?」
恵田はベルトを装填し、翼の背を叩いた。
「さっさとカタをつけるぞ。」
「はい。」
恵田の言葉に応答すると、翼は黄金に輝くベルトを腰に巻き、二人は同時に一枚のカードを取り出しベルトに装填した。
"Ganba driver stand by ready"
「変身!!」
二人の掛け声と共に光が二人をまとった。光が消えると、翼の姿は白を基調とした、そして恵田の姿は赤を基調とした鎧を装着していた。
「誰だ貴様ら。」
バグの言葉に翼は答える。
「俺たちはガンバライダー。」
その質問に答えたのち、ベルトから通信が流れた。
「エルス、ブリッツ!早よ倒しちゃってや!」
「オーケーだ。行くぞ翼!」
「了解。八神もサポート頼むぞ!」
ブリッツの言葉にエルスは軽く頷き、ブリッツは仮面ライダーブレイブの武器であるガシャコンソードを、エルスは仮面ライダーレーザーの武器であるガシャコンスパローを召喚した。
「行くぞ!」
エルスはガシャコンスパローをアローモードへと変え、何発もの矢を放った。
「ぐるぅぅ!!」
バグが弾いた瞬間、目の前にいたのはブリッツだった。
「おら!!」
ガシャコンソードで首に斬撃を加えた。
「貴様らごときがああああ!!」
二人はベルトに手を当て、そこからメダルを召喚した。
"透明化"
"高速化"
その瞬間エルスの姿は消え、ブリッツは一気に走り出した。
「何をしようと無駄・・・ぐっ!!」
「何だって?無駄?」
ブリッツは高速で何発もの攻撃を加えて行く。
「さあ、トドメだ。」
エルスは自分の専用武器である「ガンバブラスター」へと武器を変え、照準を合わせる。
「ファイア!」
「っぐああああああああ!!」
何発もの弾丸がバグへと直撃し、バグは瞬く間に爆散した。
「すげえ・・・。」
街の人々の遠くから聞こえるどよめきが聞こえる。そして二人のガンバライダーはバイクへと跨りそのまま去って行った。
「あれって・・・。」
火織は遠くから去って行く戦士の姿をじっと見つめた。
--またあの夢だ--
倒れこむ少女をかばうように騎士は戦う。その騎士は少女の目にはっきりと映っていた。
その戦う姿は白く鎧は黄金に輝き、背中には大きな純白の翼が開いていた。
少女は立ち上がり騎士の元へと向かおうとするが、足が鉛のように重く動くことすらままならない。
「あなたは誰?」
「・・・。」
座り込む少女はそう問いかけるが騎士はその質問に答えない。さらに少女は声をあげる。
「あなたは誰!!?」
騎士は朦朧として消えてなくなり、少女の目にはいつもの天井が写っていた。
「大丈夫かい?だいぶ魘されてたけど。」
「・・・九条先生。」
火織の九条の声に目を向けた。九条は安心したのかホッとしたように笑顔で笑ってみせた。
「・・・私は。」
「翼がここまで運んでくれたのさ。火織が倒れてる!って言って駆け込んできたよ。」
火織はその言葉にハッとした。あの時の鎧の戦士のことを思い出したのだ。
「九条先生!」
「ん?どした?」
そう話しかけた時だった。病室のドアがトントンとノックの音がした。
「あー、どうぞ。」
九条がそう言うとドアがゆっくり開いて、入ってきたのは翼だった。
「翼・・・。」
「元気そうで何よりだ。」
翼は安心したような息が漏れた。だが、火織の表情の曇りは消えていなかった。
「どうした?」
えっ?と火織は焦るように笑顔を作った。
「だ・・・大丈夫だよ。ちょっと・・・疲れただけ。」
火織はか細い声でそう言った。翼もそう。と返した。
「あーごめん、ちょっと翼借りるな。」
「えっ、九条先生!?」
九条は翼の肩を引っ張り、引き摺り出す形で翼ごと火織の病室から出た。
「・・・翼。」
昔から自分には何も語らなかった。翼はそういう人だと知ってる。でも・・・。
病室から出てロビーまで来た九条は翼を椅子に座らせた。
「どうしたんですか?」
「お前なぁ。」
九条は頭を掻き毟り翼の目をじっと見た。その目はこれまで以上に真剣そのものだった。
「火織ちゃんにお前がガンバライダーってこと告げてないんだろ?」
「そうですけど・・・。」
九条はそのしれっと返した翼に呆れた表情を見せた。
「もしお前が危険に巻き込まれてたら。って火織ちゃんずっと心配してるんだぞ?」
翼はハッとしたような目をして、しばらく硬直した。
「でも俺・・・」
「でもじゃねえの。」
九条は翼の言葉を制した。
「お前が火織ちゃんを巻き込みたくないのもよく分かる。でもな、お前が傷ついてるんじゃ元も子もねえってことは肝に銘じとけ。」
「それは・・・もちろん。」
よし。と九条はその場を去っていった。一人残された翼は小さく呟いた。
「火織・・・。」
九条は翼を背にして歩き去った。そしてその曲がり角だった。
「随分と辛辣な言い方だな。」
九条は少し驚くもすぐに笑顔を戻した。
「なんだ、大先生じゃねえか。」
外科医の鏡だった。鏡は九条の目を見た。その目は鋭く、冷たさすら感じる。
「容態はどうだ?」
「火織ちゃ・・・日下さんは特に異常はなかった。」
そうか。と鏡は話を続ける。
「・・・まだ言っていないのだろう。星川博士のことは。」
九条は目を背けた。そしてそのまま歩き去った。
「アイツは異例だ。それだけは分かっておけ。」
そう言い、鏡もそのまま歩き去った。
「異例・・・ねぇ。」
九条はタブレットを取り出し、データを見た。そこに映っていたのは幼い頃の翼、そしてその父である星川大地だった。
-星川大地-
かつて幻夢コーポレーションに所属していた科学者。仮面ライダー同士を戦わせるゲーム「ガンバライジング」の開発を行った。
ガンバライジングの開発後、自らが生み出したバグスターウイルス「アクート」に感染、そして人間を保ったまま結婚、息子「翼」を授かる。
最後はアクートバグスターとして仮面ライダーによって消滅している。
「っとまあ、こんな感じだな。」
九条は持っているデータを読み上げた。
「星川さん・・・。」
宝生は浮かない顔で下を向いた。
「ガンバライジング・・・、聞いた名だな。」
幻夢コーポレーションの元社長である檀はボソッと呟いた。
「CRでの解析も不可能。しかも翼にもアクートウイルスが住み込んでる始末だ。」
ゲーム病対策チーム「CR」でさえも、未知でありもうないアクートウイルスに対抗する薬は作れなかった。
「どう思います?飛彩さん。」
鏡はケーキを切りながら呟く。
「分離させ切除するのが妥当だな。」
「だが、未知のウイルスだ。無闇に触れるのは危険がある。」
檀は鏡にそう返した。
「それに永夢とパラドのような関連性なら彼奴はガンバライダーに変身できなくなるわけだろ?」
そう階段を上がってきたのは花家だった。花家は立て続けに話を続けた。
「彼奴が共存できてるなら様子を見るべきだろ。」
九条はうーん。と首を傾げた。
「でも彼奴には火織ちゃんがいる。彼奴がいつ無茶するかもわかんねえし。」
全員が硬直する中、宝生の体から出てきたのはパラドだった。
「バグスターも命だ。少し様子を見ないか?」
パラドの意見に全員が妥当のように首を縦に振った。
その直後、ナースである仮野が階段を駆け上がってきた。
「皆大変!!」
全員がそちらを向いた。そして動こうとした瞬間、九条は檀を引き止めた。
「神にはちょっとやってもらいたいことがあんだ。」
檀は神。というフレーズに乗っかるように笑みをこぼした。
それは何年か前に聖都附属高校で起こった事件だった。
高校で突然バグスターが出現。暴走したという事件だった。
「なんだあいつ・・・。」
花家は驚愕を隠せなかった。そのバグスターは見たこともない新型だった。
「やるしかないみたいですね。」
そこにきたのは宝生だった。二人は腰からガシャットを取り出した。
"マイティアクションX"
"バンバンシューティング"
「変身!」
宝生はエグゼイドへ、花家はスナイプへと変身しバグスターに殴りかかった。
「グゥ・・・アァ!!」
バグスターは二人を蹴飛ばし、地面を殴りつけた。
「黎斗さん!これは・・・。」
通信を開くと、檀はその問いに答える。
「それはガンバライジングガシャットから生まれた「アクート」だ。」
「アクート・・・。」
スナイプは銃を持ち、何発も弾丸を放つ。
「どんな敵だろうとぶっ倒すだけだ。」
「一気に決めるぞ!」
エグゼイドが攻撃しようとしたその瞬間だった。アクートは動きを止め、消滅した。
「えっ・・・。」
「は?」
呆気にとられたエグゼイドとスナイプは変身を解き、少しずつ近づいた。
「この子は・・・。」
宝生はそこに倒れた少年を抱えた。少年は深い眠りについており、立つことはなかった。
「その子は恐らくガンバライジングの生みの親、「星川大地」博士の息子だろう。」
宝生と花家は目を合わせ少年を抱きかかえた。そしてCRへと走って行った。
-聖都大付属高校-
ここ聖都大学が持つ高校で、医療、バイオ技術、様々なことで成果を挙げている。
「おはようございます。」
翼は教室に入り、そのまま椅子へと座った。
「おっはよー!」
「痛い痛い痛い痛いから。」
後ろから翼の脇に重いパンチが飛んだ。後ろを見ると、そこにいたのは雷同だった。
「おはよ。」
「なんだよそのテンションの違いは・・・。」
翼は呆れるような声で雷同に言い捨てた。雷同は男子とは思えない長い髪をいじりながら話した。
「一昨日のヒーロー事件かっこよかったよな!ヤバくね!」
「あ・・・あぁ。」
一昨日ガンバライダーとして戦っていたところが撮影されていたらしい。自分のことを言われてる照れもあるが、何より雷同のテンションについていけなかった。
「あ、来たぞ。」
「誰が・・・ってあぁ。」
雷同の向かった視線に目を向けた。そこへ入って来たのは火織だった。火織はそっと席に座り、本を取り出し読み始めた。
「やっぱキレーだしスタイル良いよなぁ。そらモテるわぁ。」
雷同はコソッとそう翼に言った。翼は空返事のようにうん。と返した。
雷同の言う通り火織は昔から人様から綺麗だと言われていた。だが、そう言う類の事件に巻き込まれることも少なくはなかった。
「お前幼馴染なんだろ?あんな美人さんいてよく恋も何もなかったよなぁ。」
「ラブコメでもなけりゃそんな展開ねえよ。」
翼はそっとそう返した。雷同も納得するように首を大きく縦に振った。
「ところで彼女さんのところ行かねえの?」
言ってたことと矛盾するだろ・・・。そう思いながら翼は返した。
「恋人でもなければ恋愛対象でもねえよ。」
雷同は目を見開いた。容姿中心の彼にしてみれば驚くのも無理はないだろう。
「ん?」
一本の電話がかかって来た。着信先は九条からだった。
「ごめん。」
「あぁ。」
雷同に一声かけると翼は走り出し外へと出た。火織はそれを追うようにそっと立ち上がり走り出した。
「えっ。」
雷同はやはり不穏だった。付き合ってんだろ?あの二人。
翼が連絡された先に着いた時にはもう街には血が飛び交い、傷を負った人々が倒れ込んでいた。
「これは・・・。」
そこらじゅうに怪人がいる。だがこいつらだけでここまでの被害は出せない。そう確信した翼がすぐさまガンバドライバーを装填した。
"Ganba driver stand by ready"
「変身!」
翼はエルスへと変身すると、すぐさまガンバソードを召喚し怪人たちへと刃をぶつけた。
「おう来たか。」
「九条先生!」
九条は自らが変身した仮面ライダー「レーザー」として翼の背を軽く叩いた。
「これは一体・・・。」
レーザーも辺りを見渡す。
「さあな。黒幕様を探す方が早いと見た。」
レーザーは近づいた敵を蹴飛ばし、走り出した。そして逆方向へとエルスも走り出した。そして通信を飛ばした。
「八神!敵の反応は!」
オペレーターである八神は解析したデータをモニターに映した。
「強い反応はそっちに向かってる!気いつけや!」
オーケー。とだけ返してエルスは立ち止まった。
「なっ・・・。」
エルスは硬直した。敵の姿は紛うことなくガンバライダーだった。
「ガンバ・・・ライダー?」
ガンバライダーはガンバアックスを召喚し、エルスへと飛びかかった。
「っ!?」
ガンバソードで防ぐも、相手はバーニアを展開し一気に押し込んでくる。
「こいつ・・・。バーストチェンジか。」
ガンバライダーはバーニアをさらに飛ばし、エルスを殴り飛ばした。
「しかもアタッカー。参ったな。」
エルスはビルへと叩きつけられ、そのまま倒れこんだ。
「あいつ・・・。」
エルスはガンバライダーを睨みつけた。ガンバライダーは一本、二本と指をポキポキ鳴らしながらエルスへと近づく。
「ガハッ・・・。」
ガンバライダーはエルスを踏みつけそのまま何発も腹に蹴りを入れていく。その蹴りは鉄を削るような鈍い音がした。
「エルス!」
八神の声が遠ざかっていくように聞こえる。倒れこみ、立ち上がることすらままならないエルスは意識すらなくなりそうだった。
"シャカリキクリティカルフィニッシュ"
"爆走クリティカルストライク"
二つのバイクの車輪がガンバライダーへと直撃しガンバライダーは吹き飛ばされた。
「大丈夫か?」
「レーザー。一気に決めるぜ!」
そこにいたのはレーザーと宝生が変身した仮面ライダー「エグゼイド」だった。
ガンバライダーは走り出し、レーザーとエグゼイドも同時に走り出した。
「てめえの目的は何だ!」
ガンバライダーはレーザーの問いかけには答えなかった。まるで機械が動くかのように無言かつ精密な戦い方だった。
「コイツ・・・只者じゃない。」
エグゼイドとガンバライダーは同時に拳をぶつけると、お互いに仰け反った。
「くっ・・・。」
エルスが立ち上がろうとした瞬間だった。後ろに人影が見えた。その人影はよく見た人影だ。
「火織・・・?」
どうしてここに。そんな疑問が頭に浮かんだ。ガンバライダーもその人影が見えたのか、ガンバブラスターを召喚し、その方向目掛けて何発もの光弾を放った。
「なっ!?」
「危ない!!」
エルスは力を振り絞り走り出した。
「うわあああああああああ!!」
エルスは何発もの光弾を受け倒れこんだ。変身は解除されそのまま立ち上がらなかった。
「翼!!」
火織は倒れ込む翼を抱きかかえた。レーザーたちはそれを庇うように同時に構えた。
だが、ガンバライダーはそれを見計らったかのように後ろに走り出した。
「引いた・・・のか。」
"ガシューン"
二人は変身を解き、翼の元へと走った。
「火織・・・どうして。」
「翼が・・・戦ってるって・・・知りたかったから・・・。」
火織は震えた声で話を続ける。
「せめて・・・寄り添うだけでもしてあげたかった・・・。」
「・・・。」
翼はゆっくりと立ち上がった。そして飛んできた弾丸をガンバドライバーで弾いた。
その弾いた弾丸は地面で死ぬように煙の音を出した。
「よく気付いたな。」
「言ったでしょ?その指鳴らすクセ、やめたほうがいいって。」
そこにいたのは恵田だった。恵田は自分の指を見て指を曲げていたことに気が付いた。
「そうだったな。」
八神からも通信が入った。言われることなど翼は分かっていた。
「一応機密やけど・・・どうする?」
本来ガンバライダーは機密組織のため正体が知られるなど言語道断のことである。
世間や組織にバラさないように、など幾らでも出来る。だが・・・。
「無論だ・・・。」
恵田は銃を構えた。その眼差しにはなんの迷いもない冷たさが見えた。
「ちょっと待て!」
止めようとした九条を制し、翼は銃口を持った。
「待ってください。。俺に提案があります。」
翼は九条たちの方へと歩き出した。
「記憶のエナジーアイテムで彼女から俺の記憶を消し去る。これでどうですか?」
「翼!?」
「おいお前!」
驚くような八神の声と同時に九条は翼の胸ぐらを掴んだ。翼はそっとその手を掴んだ。
「今、火織が生きることと死ぬこと。どっちが優先ですか?」
静止する九条の手を振り払い火織を見た。今にも泣き出しそうな彼女を見て少し頭を掻き毟った。
「ただし一週間だけ猶予をください。それが・・・最後の時間です。」
恵田はほくそ笑み首を軽く縦に振った。そして恵田はそのまま背を向け歩き出した。
「お前の選択は間違っていない。それだけ告げておく。」
恵田はそう言い残すと、果てに消えるように少しずつ遠くへと歩いて行った。
「翼くん・・・。」
宝生は翼のその背中を見て物悲しそうにつぶやいた。
「火織、大丈夫か。」
翼はゆっくりと手を差し伸べた。だが、その手を取ろうとはしなかった。
「大丈夫。ごめんね・・・。」
火織は瓦礫の中走り出し、そのまま姿を消した。
「・・・。」
翼もゆっくり歩き出した。その背中は小さく悲しいものだった。
「貴利矢さん・・・。」
宝生は九条へと声をかけた。九条はゆっくり歩き出した。
「こんな結末・・・俺は認めない。」
その一言だけを残し歩き去った。
「どうするんだ?永夢。」
心の中のパラドはそう宝生に問う。
「僕も・・・認めないよ。」
そう言い、宝生も九条の後を追った。
-あれから七日が経った-
九条は火織の部屋へと入った。そこにはベッドで蹲る火織の姿があった。
「・・・火織ちゃん。」
「私知ってたんです。翼のこと。」
九条はその言葉を背けるように彼女から目を離した。
その姿は火織が知っていたことを悟っているかのようだった。
「ずっと戦ってた。あの化け物に襲われた時だって皆を守るために必死に命を懸けてた。」
九条はそっと火織の方に目線を戻していく。
「でも、何もできなかった!翼だけが戦って私は・・・私は!!」
彼女は張り上げるようにそう言った。その言葉は自分を責め立て、自らが悪いとするかのようだった。
「まだ諦めるには早えんじゃねえか?」
九条はそっと火織の肩を撫でた。
「まだ出来ることがある。君にも、俺にも。」
涙ぐんだ目で九条を見た。その目は優しく、励ますようだった。
その時、ガタッとドアが開く音がした。
「誰だ!?」
九条が後ろを向くと、そこには無数のバグが迫ってきていた。
「先生!!」
不安げな声をあげた火織を背に九条は苦悶の表情を浮かべた。
「ちっ、どうなってんだ!!」
爆走バイクのガシャットを取り出すと、即座にゲーマドライバーに装填した。
「変身!」
\\レベルアップ!爆走独走激走暴走爆走バイク!//
変身音と共にレーザーターボへと変身し、バグを蹴りつけた。
「さあ!早く!」
「えっ・・・!?」
レーザーは火織を抱きかかえそのまま走っていく。
広間へ出たところにはレガシーゲーマーへと変身したブレイブがいた。
「監察医。これはどういうことだ?」
「さあねぇ。俺たちの敵であることは間違いなさそうだ!」
ガシャコンスパローとガシャコンソードで同時に斬りつけると、一筋の道が見えた。
「行かなきゃ・・・。」
「おい!!」
火織は九条の言葉を聞かずそのままその道を駆け抜けていった。
「追うぞ。」
ブレイブは敵を斬りつけ前へ進んでいく。
「でもこんな大勢をどうやって・・・」
「任せてください!」
来たのは宝生とパラドだった。
「あぁ!任せたぜ!永夢!パラド!」
永夢はマキシマムマイティX、そしてパラドはガシャットギアデュアルを取り出した。
「マックス大変身!!」
\\レベルマックス!マキシマムパワーエックス!//
\\マザルアップ!パーフェクトノックアウト!//
宝生はエグゼイドに、パラドは仮面ライダーパラドクスに同時に変身すると一気にバグを切り刻んでいく。
切り裂かれたバグたちは目の前で黒い灰となって消えていく。
「さあ!早く!」
二人は走り出し、走り去った火織の後を追うのだった。
-今日が約束の日だ-
翼はゆっくりと立ち上がった。
「火織・・・。」
彼はケータイを開いた。そこに映っていたのは火織と撮った写真だった。
「やっぱ好きやったんやねぇ。」
「!?」
翼は後ろを見た。そこにはそれを覗き込む八神の姿だった。
「なんだ・・・千草か。」
八神はニヤニヤと笑みをこぼしながら彼の横に座った。
「ホンマに今日で良かったん?」
あぁ。と軽く頷いた。翼はケータイを直し、静かに立ち上がった。
「俺はガンバライダーだ。使命を果たすために・・・」
「それ、違うんとちゃうかな?」
八神もゆっくり立ち上がり、翼の目の前に立った。
「火織ちゃんを・・・自分の大切なもの一つ守れないで人を救うなんて無理なんとちゃうか?」
翼は何かを考えるように俯いた。
「私には翼が・・・ガンバライダーエルスがそうしたいとは思えへん。」
「・・・どうだろうな。」
翼は近くにあった人体模型を一発殴った。人体模型は恵田の趣味らしく、翼の場所に置いていた。
その時だった。翼に一本の電話がかかってきた。その電話は火織からだった。
「失礼。」
八神は頷き、その部屋を出た。
「・・・火織か。」
うん。と小さく声が聞こえる。
「ちょっとだけ、話しても良いかな。」
あぁ。と彼も声を出した。
「私ね、いつも夢を見てたの。」
「夢?」
「その夢はね、真っ白な翼を持った金色の鎧の騎士がいつも守ってくれたの。」
翼はゆっくりと床に座り込んだ。
「記憶は無くなるけど、きっと翼ならそんなヒーローになってくれるって信じてる・・・だから」
「火織?」
火織の手からケータイの落ちる音がした。そしてガタッ。という音と共に電話が切れた。
「火織!!!」
翼はケータイを切り、ガンバドライバーを持ち出した。
「八神!力を貸してくれ。」
八神はモニターを開き、電波を拾っていた。
「任せとき!異常反応は拾ってる。」
翼は頷き、すぐさま基地を飛び出しバイクに跨った。
「無事でいてくれ。」
バイクは音を鳴らし、走り出した。
走り出した先には九条が既に戦っており、そこには鏡の変身したブレイブもいた。
「九条先生!」
エルスはそこらじゅうのバグを蹴飛ばし九条の元へと向かった。
レーザーは驚いたようにエルスへと駆け寄り肩を叩いた。
「何してる!お前は行け!」
レーザーはエルスと背中合わせになり、同時にバグに蹴りを決めた。
「火織ちゃんはお前を待ってる。お前が行かなきゃ意味がねえんだよ!」
「でも・・・。」
ブレイブはエルスに纏わり付いた敵を切り裂いた。続けて何体ものバグを切り裂いた。
「行け。お前にしか救えない命だ。」
エルスは少し止まった後頷き、バイクに跨った。
「ここを・・・頼みます!」
エルスはバイクを走らせ、そのまま去って行った。
エルスが去った後、ブレイブは小さくため息をついた。
「・・・あれがアクートバグスターの子孫か。」
「神も余計なもん作ってくれるよ・・・なぁ!」
ブレイブとレーザーは同時にバグを消し去った。
「余計なものを作った覚えはないな。」
檀はゆっくりと歩き、ガシャットをゲーマドライバーに装填した。
"マイティアクションX"
「グレードゼロ・・・変身!」
檀は仮面ライダー「ゲンム」へと変身し、一気に走り込んだ。
「あぁ、そのお陰で今の翼がいる。そう考えたら必要かもな!」
ゲンムはホルダーから一つのガシャットを取り出しレーザーへと投げた。
「受け取れ。頼まれた品だ。」
「サンキュー神!」
\\ガンバライジング!//
レーザーは受け取るとすぐさまゲーマドライバーに装填した。すると、バグたちの形が少しずつ狂い、破片のようなものへと変わっていった。
「思った通りだ。」
「どういうことだ?」
ブレイブは破片をどかしながらレーザーへ問いかけた。
「恐らくガンバライジング社が作ったイレギュラーなんだよ。そんでバグ修正してあげると力も弱まる。と。」
レーザー、ゲンム、ブレイブは肩を合わせた。
「ならあとは削除するだけだな!」
「そういうこと。」
「切除なら俺の得意分野だ。」
レーザー、ゲンム、ブレイブは同時に違う方向へと走って行った。
エルスはバイクを飛ばし、目的地へと一点を目掛けて走っていく。
「ここか・・・。」
エルスがバイクを止めて、そっと降りた。目の前にあったのは高さ十メートル程の廃工場だった。
八神からの通信が入ると、翼はすぐさま端末を開いた。
「気いつけてな。こっからは通信のジャマーがかかってる。」
「あぁ・・・ありがとう。」
翼は八神につられて親指を立てた。通信を切れるとそのまま廃工場へと入っていく。
中に入ると、そこには鎖で縛り付けられた火織の姿があった。
「火織!」
変身を解き翼は火織の元へと走った。彼女は犯人に殴りつけられたのか、服には幾つもの血痕が付いていた。
「・・・つば・・・さ。」
「もういい・・・もう話すな。」
鎖を外すと、火織を抱きかかえ、そのまま座り込んだ。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい!!」
火織は翼の胸元で泣きじゃくった。その声は大きく子供のようだった。
「火織・・・。もういいんだ。」
そんな姿を見たのは初めてだった。翼はそう言うと、焦るように火織を突き飛ばした。
翼の周囲は光弾が飛び交い、周囲は爆風に包まれた。
「翼あああああああ!!」
火織は涙声で叫んだ。彼女の目の前にいたのはエルスとして姿を変えた翼だった。
「あんたなんだろ?恵田さん。」
そう言い、姿を現したのは恵田の変身したガンバライダー「ブリッツ」だった。
「・・・よくわかったな。」
エルスはガンバソードを召喚した。
「だから言ったろ?その指を鳴らす癖、やめた方がいいって。」
ブリッツは指を見ると、軽い音で指が鳴っていた。
「たがだかこれだけでよくわかるもんだ。」
ブリッツはガンバアックスを召喚し、一気に飛びかかった。
「何が目的だ。」
「復讐さ。檀黎斗へのな!!」
エルスはガンバアックスを防ぎ、一気にはじき返した。
「奴さえいなければ俺がGRZ社の社長になるはずだった。だが奴は俺を売って自分が上り詰めた!!」
ガンバアックスを振り回すも、エルスはそれを的確に防いでいく。
「復讐のためになぜ火織を狙った!」
「彼女はこの聖都唯一のガンバライダー適正EXだ。」
エルスはブリッツを蹴飛ばした。ブリッツは腰から一つのアイテムを取り出した。
「このパーフェクターで彼女の生体エネルギーを吸い取り、アンドロイドに与えることで意思のない戦闘兵器が完成する!」
「そのために火織をヤクザどもに狙わせたのもお前か!!」
ブリッツはエルスの言葉に答えることなく笑いを抑えるように息を整えた。
エルスはハッとしてブリッツを見た。
「まさかあの人体模型!!?」
「そうとも!あれに生体エネルギーを与える!そして我が帝国を完成させるのだ!」
ブリッツはガンバブラスターとガシャコンマグナムを召喚し、同時に何発もの銃弾を放った。
その煙の中からはガシャコンスパローを構えたエルスの姿があった。
「そんなこと・・・させるか!」
ガシャコンスパローから何発もの矢をを放ち、一気に近づいた。
「貴様では勝てない!」
二人は同時に殴りつけ、距離が離れた。
「それを今から見せてやろう。」
そう言い、ブリッツはICカードを取り出しそれを反転させた。
「バーストチェンジ。」
ブリッツの背中にはバーニアが点火し、エルと一気に距離を詰めた。
「っ!!」
ガンバブラスターとガシャコンマグナムを何発も放ち、周囲には爆風が広がった。
「お前の適性はB、私はA。つまりバーストチェンジは不可能だ!!」
エルスは倒れこみ、ガシャコンスパローは目の前に落ちた。
「お前は二度と俺には勝てない。」
「立って!翼!!」
「無駄だ。」
ゆっくりと降りたブリッツを見計らうようにエルスは立ち上がり走り出した。
「まだ立つか・・・。」
「最後の賭けだ!!」
エルスはエナジーアイテムを召喚すると、それをブリッツ目掛けて投げた。
"混乱"
「なっ・・・!!」
エルスは横を通った瞬間にブリッツを蹴り飛ばした。
「貴様・・・!!」
エルスは少し倒れこんだ。その手にあったのは先程までブリッツの手元にあったパーフェクターだった。
「貴様・・・!!」
エルスは自らにパーフェクターを向けた。
「俺の命を果たしてでも、火織は絶対に守り抜く。だから!」
エルスは自らにパーフェクターを突き刺した。体にエネルギーが入っていくのが見て伝わる。
「俺の計画があああああ!!」
エルスを蹴飛ばすと、そのままパーフェクターごと飛んで行った。エルスは笑い、パーフェクターを落とした。
「これで、あんたの計画も終いだ!」
パーフェクターを踏み壊し、憤怒するブリッツを見ながらエルスはICカードを取り出した。
「バーストチェンジ・・・!!」
ICカードを反転させると、エルスの背中には大きな純白の翼が生え、周囲にはフィールドのような磁場が広がった。
「何!!?」
ブリッツのバーニアは消滅し、エルスの周囲には黄金の光を纏っていた。
「俺のバーストタイプはブレイカーだ。」
「ブレイカー・・・だと!?」
ブリッツは愕然とし、衝撃を隠せなかった。
「お前の力は封じた。」
エルスはゆっくりと近づき、ブリッツを蹴飛ばした。
「貴様如きに!!この俺が!!負けるわけない!!」
そう言いながらブリッツは何発も何発も拳を振るうが、その強く握った拳はエルスへと届かない。
そして思い切り振るった拳はエルスに受け止められた。その手を離そうとしてもエルスの掴んだ手がそれを許さなかった。
「お前は火織を利用した。権利なんてものにしがみつくアンタは二度も俺には勝てない!!」
そう言い、エルスは手を払いブリッツを壁へと殴り飛ばした。
ブレイカーの力からか、ブリッツの装甲は凹み、そこからは機械が壊れるようなスパークが起きていた。
「トドメだ。」
エルスは羽根を開き、空高く飛び上がった。
「ガンバライダーキック!!」
ブリッツを蹴飛ばし、一気に吹き飛ばした。
「なぜ・・・だ。何故お前ごときに・・・!!」
ブリッツは叫びと共に爆散し、エルスの背後には爆風と炎が広がった。
「火織!!」
エルスは火織の元へ走った。
「大丈夫か!?」
火織は小さく頷き、エルスに抱きついた。
「ごめんなさい。私・・・」
「もう良い。お前の気持ちは伝わってるよ。」
エルスはゆっくりと立ち上がり後ろの影に顔を向けた。
「あんたら誰だ?」
そこにいたのは赤いガンバライダーだった。
「俺はガンバライダーセイオウ。君を雇いにきた。」
「いや、俺は同じGRZ社の人間だぞ。」
セイオウは頭に疑問符を浮かべ、データを見た。
「いや、君のデータはないんだなこれが。」
「えっ・・・?」
所属すらしていなかった。そのことに衝撃しかなかった。
そして、エルスは火織を下ろしてセイオウへと近づく。
「じゃあ、火織の記憶を消さなくても・・・」
「いや、話聞いたけど人にエナジーアイテムを使うこと自体犯罪だし。」
セイオウの呆れ気味の返答に良かった。とエルスは倒れこんだ。
セイオウは一転して少し優しげな声でエルスに問いかけた。
「君の答えが聞きたいな。どうする?」
エルスは立ち上がり、火織を見た。そして
「行くよ。俺は戦う。」
エルスはセイオウの方へと歩いて行く。
「翼!」
その声を聞き、エルスは振り向いた。
「いつか会えると良いな。純白の翼を持った騎士に。」
火織が涙ぐんで頷いた姿を見た後、セイオウと共に歩いて行った。その後ろ姿を火織は一つも見放すことはなかった。
-あれから三ヶ月が経った-
火織はベッドから立ち上がり、入ってきた九条を見た。
「火織ちゃん。容態はどう?」
ありがとう。と一言九条に声をかけた。
パーフェクターの影響もあり、その後遺症が今も火織を蝕んでいた。
「大丈夫です。私は元気です。」
そう。と九条も座り込んだ。
「あれから会えてない?」
「はい。見なくなりました。あの夢。」
そっか。と九条は火織を見て、部屋を出た。
「盗み聞き?」
そこにいたのは鏡だった。鏡は九条の肩を叩いた。
「盗む気はない。聞いていただけだ。」
そう言い、歩き始めた。そして九条はつぶやいた。
「ったく、素直じゃねえんだから。」
そう言い九条もまた歩き出した。
エルスはセイオウと共に街を探索していた。
「こっちは大丈夫です!」
エルスは翼を開き、空を眺めていた。
「オーケー。ありがとう。」
犯罪が無くなることはなかったが、ブリッツとの事件がなくなってから犯罪の量も自然と減った気がした。
「八神、状況は?」
「オーケー。こっちは反応なしや。」
エルスの言葉に八神は答える。
エルスはほっと息を吐くように地面に降りた。
セイオウはエルスの元へと向かった。
「火織ちゃん、心配かい?」
あぁ。と空返事を返した。
「心配ないです。あいつは強いですから。」
セイオウは少し笑みをこぼした後、こっち。とエルスと共に空を羽ばたいた。
私は今でも戦っています。だから、もう一度会いたいな。
俺は今でも戦ってる。だから、いつかあいつに会ってやってくれ。
"純白の羽根を持った騎士様よ"
皆様、ガンバライダーエルスを手にとっていただき誠にありがとうございます。
オリジナルのガンバライダーの内容の中では最長にあたるものでしたが、皆様に楽しんでいただけたでしょうか?
使命を全うすることを考えた翼、そして翼を想うも届かない火織。お互いが見えていれば・・・。なんて思いながら小説を書いていました笑
そしてガンバライダークロス外伝から繋がるガンバライジング、そしてアクートバグスター。ここから様々な方に設定を使っていただきたいですね。
そしてエグゼイドのメンバーたち。全員を変身させたくて、様々なシーンを追加したりして楽しませてもらいました。
よろしければ、またどこかで翼の活躍や火織のその後なんかが見れたらなぁ。なんて思ってます←え
最後になりますが、読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました!!