ラブライブ!~太陽と月~   作:ドラしん

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お久しぶりです。ドラしんです。

まずは謝罪から致します。

6年に渡る更新の停止。誠に申し訳ありませんでした。

待っている方がいるのは承知の上で、まともな説明も無く6年も空けてしまった事を大変申し訳無く思っており、皆様もどの面下げて戻ってきてんだと思っていると思います。そういった反応が正しいと思いますし、この後いくつかの理由を述べさせて頂きますが所謂言い訳です。

ですが、説明しない訳にもいかないので一度目を通して頂ければ幸いです。

まずは6年も空いた理由ですが、1つ目はそもそも更新停止するにあたりオリジナルの小説を本気で書きたいという理由で停止させて頂いていました。

そして別のサイトで書いてはいたのですが、中々自分で納得いく文章が書けず書いては消して書いては消しての繰り返しでした。

また、これは自分のこだわりなんですがある程度書き溜めてから公開したいというのがありまして、大体10万文字を目標にしていました。(書籍化された場合の単行本1巻の文字数が大体10万文字である為)

ですが、前述の通り書いては消しての繰り返しであった為10万文字まで辿り着く事が出来ず、ここでもご報告が出来ませんでした。

そうこうしている内に小説に対するモチベーションも段々無くなっていき、気付いたら書く事をやめていた…が1つ目の理由です。

2つ目が、仕事面です。

自分事ではありますが、介護職をしておりまもなく10年になります。

今でこそ少し余裕が出てきていますが、職員の退職が相次ぎ仕事を割り振られたりと忙しさがかなり増し、中々執筆の時間が取れなかった。というのもあります。

とはいえ実際はゲームをやる時間とかを削れば出来たのですが、そこはモチベーションの低下による物でゲームより執筆を優先する事が出来ませんでした。

後は仕事の忙しさやミス、人間関係から来るメンタル面が不安定だったのもあります。

以上が6年空いた理由になりますが、結局はモチベーション低下による僕のサボり癖が原因であり皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

活動休止の活動報告も消してしまいましたし、もうハーメルンには戻ってこないと思っていました。

しかし、戻ってきました。

理由は、書きたい二次創作の小説が出来たからです。

書きたくて書きたくてどうしようもなくて、我慢出来なくてハーメルンに戻ってきたら久しぶりにこのラブライブの小説を目にしました。

気になって最初から自分で読んでみたら、この先の物語を知りたいと強く思うようになりました。

冬夜とμ'sの先を見たい。じゃあ誰が作る?僕しかいないじゃないか。

…という訳で再び更新を再開した次第でございます。

当初の目的であった新しい二次創作の小説についてはその内公開すると思います。書き溜めているので。

ただ両立とは言わず、本当に気が向いた時に更新する形になります。

こちらのラブライブの小説については、せめて氷月冬夜編が終わるまでは頑張ろうかと思ってはいます。

そんな訳で恥ずかしながら6年ぶりに帰ってきましたので、もし良ければ冬夜、太陽とμ'sの物語を見守って頂ければ幸いです。

後五等分の花嫁の小説に関しては更新予定は現在ありませんのでご了承下さい。

それでは最後に。

繰り返しになりますが、6年間の無断休止本当に申し訳ありませんでした。

もしかしたらまたピタッと止まってしまうかもしれません。

出来る範囲で更新出来ればと思いますので、何卒今後もよろしくお願い致します。





第37話【μ's救出大作戦 前編】

「いやぁー初めてだね!皆でスクールアイドルショップに行くの」

 

昼下り。テンションの高い穂乃果を始めとしたμ's9人がスクールアイドルショップに向けて歩いていた。

 

「そっか。9人揃ってすぐスクールアイドルショップに行った時はことりちゃん居なかったんやっけ?」

 

「そうね。確かミナリンスキーだった時かしら?」

 

希がしみじみと話すと、悪戯っぽい笑みを浮かべながら絵里がことりを見ながら言う。

 

「…うっ…その節はすいませんでした…」

 

絵里の言葉に思わずことりの顔が少し暗くなる。

 

その様子を見た絵里は、慌てた様に口を開いた。

 

「あ、ち、違うのそんなつもりで言った訳じゃないのよ!?ごめんなさいことり!全然私気にしてないからね?」

 

「あー、えりちがことりちゃんいじめたー」

 

「だから違うってばっ!」

 

「もう!うるさいわよ。少しは静かにしなさいよ目立つでしょ!」

 

騒ぐ絵里達に痺れを切らしたのか少し怒った様子でにこが口を開く。

 

しかし、そのにこの様子に希は呆れた様な表情で声を掛ける。

 

「…にこっち。お冠の所悪いんやけどその格好は?」

 

「は?」

 

そう言う希の視線の先には厚手のコートとニット帽。サングラスに付け髭を装備したどっからどう見ても不審者な「何言ってるの?」とでも言わんばかりに希を見つめるにこの姿があった。

 

「希、今までμ'sやってきてそんな事も分かんないの?」

 

「…いやある程度予想はつくんやけど…一応ね?」

 

「はぁ…仕方ないわね。特別に教えてあげるからよーく聞きなさい。いい?私達はスクールアイドルなのよ。しかもただのスクールアイドルじゃない。それなりに世間から注目されてるそこそこ知名度があるスクールアイドル。ましてや自分の学校の廃校を阻止出来たなんてきっと他に例の無い特別な存在…そうなったらもうにこ達はもう有名人なの。道を歩けば声を掛けられサインを求められる。そうなってもおかしくない所まで私達は来たのよ!だったら今私達が出来る事は、プライベートを死守する為に自分を隠す事なのよ!だから私はμ'sのセンター矢澤にこである事を周りに気付かれない様に変装してるの!分かった!?」

 

「「「「「「「「…」」」」」」」」

 

もの凄い剣幕で幕し立てるにこの言葉にもはや他のメンバーは軽く引いていた。

 

一見すれば自分達の人気に天狗になってる様な発言に見えるが、にこは最初から典型的なアイドル思考な為いわばこれがにこにとっての当たり前なのだ。

 

知名度が無い状態から周りを気にして変装する程。

 

「でも、にこちゃんだけ変装しても意味ないにゃ」

 

「…うっ」

 

「確かに、これじゃ目立って逆効果ですね」

 

「…ぐっ!」

 

凛と海未の言葉に険しい表情を浮かべながら胸を抑えるにこ。

 

どうやら痛い所を突かれたらしい。

 

「…はぁ…何で9人でスクールアイドルショップを目指してるのよ…」

 

「それはにこちゃんがスクールアイドルショップに行くって言ったからだにゃ」

 

「だからって全員来る事無いでしょ!?」

 

「まぁまぁにこっち。たまには9人で出掛けるのも楽しそうでええやん。変装解いてもう少し気楽に行こ?」

 

「…」

 

宥める様に声を掛ける希ににこの勢いが止まる。

 

にこは少し考える様な素振りを見せると、「仕方ないわね」と呟きながら変装を解いた。

 

「…にしても大丈夫なのかな?太陽君怒っちゃうんじゃ…」

 

「大丈夫でしょ。ちゃんと皆でスクールアイドルショップに行ってから練習に参加するってメッセージ送ってるんだし」

 

一方、練習前にスクールアイドルショップへ行く事を太陽に叱られるのでは無いかと心配する花陽。

 

それに対し真姫は何も心配いらないといった様子で余裕そうに声を掛ける。

 

そんな真姫の様子に花陽は、

 

「それなら良いんだけどね」

 

と少し苦笑いをしながら返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから9人は暫く歩き続ける。

 

他愛もない世間話から練習の事、ライブで披露する曲や演出等様々だ。

 

やがて話し合いに夢中になった9人は、気付けば人気の無い裏通りに入り込んでしまった。

 

「…あれ?道こっちで良いんだっけ?」

 

一番最初に異変に気付いたのは穂乃果。

 

辺りをキョロキョロと見渡しながら皆に声を掛ける。

 

「…そういえば話に夢中で全く道を意識してませんでした…私とした事が…」

 

「うん。私も全然気付かなかったよ」

 

海未とことりも気付いた様で、直ぐ様二人はスマホを取り出した。

 

現在地を確認してスクールアイドルショップまでの道程を調べるつもりなのだろう。

 

しかし、その時だった。

 

「あ、この通りならここから右に抜けると駅前に出るわよ」

 

自信満々に発せられた声。

 

μ'sの視線が声の主に集まる。

 

そして、希が少し首を傾げながら口を開いた。

 

「あれ、えりちそんなに道詳しかったっけ?」

 

「…え?」

 

そう。自信満々に口を開いたのは絵里だった。

 

「うちはまだしもこの町での生活が長い穂乃果ちゃん達でさえ分からなかったのにえりちが知ってるなんて意外やね。来たことあるの?」

 

「あ、それは少し前にとう…!…」

 

…とここまで言いかけ絵里の口は閉ざされた。

 

しまったと言わんばかりの表情で口元を隠しながら目線を皆から逸らす絵里。

 

そう、この通りは以前絵里が冬夜に家まで送ってもらった時に通った道なのである。

 

さすがに冬夜君と二人で通ったなんて言えない…

 

そう思った絵里は、冬夜の名前を言う寸前で慌てて言葉を切ったのだ。

 

「…とう…何なん?」

 

そんな絵里の様子を当然見逃す事は出来なかった。

 

それがメンバーの中で一番付き合いが長く何かと察しが良い希なら尚更。

 

希の表情は怪訝しいものに変わり、ジリジリと絵里との距離を詰める。

 

「えっと…とう…とう…」

 

対する絵里は冷や汗をかきながら少しずつ後退る。

 

…まずい。どうにかして誤魔化さなくては…

 

でも、希をどうやって…

 

頭をフル回転させこの状況を打破出来る一手が無いかを必死に考える絵里。

 

そして…

 

「…!…と、遠回りしてお家に帰った時にたまたまここ通ったのよ!」

 

何とか絵里は答えを出す事が出来た。

 

この答えならおかしい所は無い…はず…

 

「ふーん…えりちが自主的に寄り道するなんて珍しいやん。しかもこんな人気の無い所」

 

「…うっ…わ、私の中にある冒険心が騒いじゃってね」

 

「へぇー、えりちにもあるんや。そういうの」

 

「ま、まぁね」

 

まずい…どんどん怪しまれている…

 

絵里自身も自分が何を言ってるか途中から分からなくなり、希の表情が更に怪訝しいそれに染まっていく。

 

やがて希は少しの沈黙の後、不敵な笑みを浮かべるとこれまでよりも大きく絵里に詰め寄り口を開いた。

 

「で、誰と行ったん?」

 

「…!…」

 

きっと希は気付いてる。

 

思わず口走った【とう】の二文字で絵里が冬夜とこの道に来た事に。

 

希からのプレッシャーに観念した絵里が正直に話そうとしたその時、それは起きた。

 

「あれー!μ's揃い踏みじゃん!」

 

「やっぱ付けて正解だったな。まさかこんな人気の無い所に入ってくなんて」

 

「うひょー!近くで見たらやっぱレベル高けぇ!動画よりもよっぽど可愛いじゃん!」

 

突如聞こえる興奮した様子の男の声。

 

μ's全員が声のした方に顔を向けると、そこにはチャラチャラした様子のピアスを付けた大学生くらいの男達がニヤニヤしながらこちらを見つめていた。

 

鼻や耳、舌にもピアスを付け、髪色も派手。そして所々タトゥーも入っている男達は明らかに普通では無かった。

 

「あ…貴方達は…」

 

楽しそうな雰囲気から一転して張り詰めた空気になったμ's。

海未が恐る恐る尋ねる。

 

「いやー俺達μ'sの大ファンでさ。たまたま街中で見掛けたからお近付きになりたくて後ろ付けてみた訳。そしたらこんな人気の無い道に入ってくじゃん?」

 

「そうそう!自ら来るなんて危機感無さすぎ。もしかして誘ってんの?」

 

「これなら襲われても文句言えねぇな!」

 

自分達のファンと名乗る彼ら。

 

しかし、その発言は到底そんな物では無く舌舐めずりしながらこちらを見る男達の様子にμ'sの面々は感じた事の無い感情に襲われていく。

 

嫌悪。

不安。

恐怖。

 

そんな感情に支配されたμ'sの体に悪寒が走る。

 

「こ…怖いよ…」

 

「凛ちゃん…」

 

「だ、だだだ大丈夫にゃ…か、かよちんは凛が守るから…」

 

ことりは恐怖に震え花陽は涙を流しながら凛に抱き着く。凛は比較的マシに見えるが花陽を抱き締めるその表情は青褪めており、到底守れそうには見えない。

 

「い…意味わかんない…」

 

「な、なんでにこがこんな目に…」

 

「…ど…どうすれば…」

 

真姫も心の底から理解出来ない様子で呟きながら後退りにこは自分が置かれた状況に絶望に近い感情を抱く。海未もどうしたらいいか分からず周りに目を泳がせる。

 

「…お、落ち着きなさい。相手は5人よ。いくら男と女と言えど人数差がある以上向こうも簡単に手が出せないはずよ」

 

そんな中、比較的落ち着いているメンバーがいた。

 

それはμ'sのお姉さんポジであり音ノ木坂学院の生徒会長である絵里だった。

 

「…確かにそうやね…誰かは逃げる事は出来るやろしその間に警察に電話してくれれば」

 

続いて声を上げるのはμ'sの母的なポジである希。

 

彼女もまた冷静だった。

 

「そうだよ!まずはこのままゆっくり後ろに下がろう。そして一気に走る」

 

そしてμ'sのリーダーである穂乃果。

 

彼女も冷や汗を少し流し良く見れば手足は若干震えてはいるが、極力恐怖心を表に出さない様に振る舞っていた。

 

「そ、そうですね…」

 

「うん…私達だって練習で鍛えてるんだし…」

 

「力では負けても体力なら勝てるかもしれない…」

 

そんな3人の様子に触発されたμ'sの面々は少しずつ冷静さを取り戻していく。

 

μ'sは互いにうなずき合うと、ゆっくりと後ろへ下がっていった。

 

男達から目を離さないようにしながら。

 

「おいおいおい。そんな逃げなくてもいいじゃん」

「そうだよ。俺達とキモチイイ事しようぜ?」

「大丈夫だよ。損はさせないし痛くもしないからさぁ〜」

「一度ヤればお前達も病みつきになるって」

「そんなに怖がらないでさ」

 

μ'sが離れた距離だけ近付く男達。

 

ニヤニヤと楽しんでいる様子の彼らは玩具を見る子供の様で、まるでいつでも捕まえられるぞと言ってるかの様だった。

 

「だ、誰があんた達なんかと!」

 

そう威勢良く叫ぶのはにこだ。

 

「あぁ〜そんな強気なにこちゃんも大好き!その強気さが犯された時にどうなるか見たいな〜!」

 

「ひっ…!」

 

恍惚な表情でそう言う男の言葉に、恐怖を感じたにこの足元が縺れそうになる。

 

「あ、あぶなっ…」

「にこっち!」

 

転びそうになった瞬間、間一髪で希がにこの体を支える。

 

「あ…ありがとう希…」

 

「お礼はええ。とにかくにこっち落ち着くんや」

 

「そうよ。あいつらの声をまともに聞いたら負け。絶対挑発に乗るんじゃないわよ」

 

「う、うん」

 

希と絵里の言葉に冷静さを取り戻すにこ。

 

崩れた体勢をすぐに直し、ゆっくりと後退る。

 

「そんなつれない事言うなよ絵里ぃ〜。そういういかにも興味ありませんって娘がいざスイッチ入ったらノリノリで腰を振るの知ってるんだからさぁ〜」

 

「…き、気持ち悪い…」

 

「えりち!」

 

「…!…」

 

男の発言に我を失いそうになった絵里だったが希の声に何とか自分を取り戻す。

 

「希ちゃ〜ん偉いねぇ。ちゃんと仲間達に声を掛けて。そんな希ちゃんが快楽に身を任せて叫ぶ姿が見たいなぁ〜俺、その大きな胸を使ってさぁ。やりたい事が沢山あるんだよ」

 

「…っ…」

 

男の言葉に顔を顰める希。

 

今度は絵里が声を掛ける。

 

「希!」

 

「…分かってる。ありがとうえりち」

 

互いに声を掛けながら冷静を保つ。

 

パニックにならない様に。思考が停止しない様に。男達から目を離さない様に。

 

だからだろう。

 

いや、仕方ないと言える。

 

思うはずがない。目の前に5人いてまさか…

 

 

 

 

 

 

「おお、勢揃いじゃんラッキー!」

「あ〜真姫ちゃんだ!愛しの真姫ちゃんだ!」

「へへへ…今からこいつらを好きに出来ると考えたら涎が出るぜ…」

「ふふふ…今日はツイてるな!こんな可愛い女の子達とヤレルなんて」

 

後ろから4人来るなんて。

 

 

 

 

 

 

「う…嘘…」

 

「後ろからも!?」

 

背後から来た男達の存在に顔を青褪める絵里とにこ。

 

位置関係的に、今いる場所はスペースはあるが一本道だ。

 

その為大きな通りに出る為には5人と4人がいる道を通るしか無い。つまりは…

 

「…挟まれてる…」

 

そう。μ'sは2グループの男達に挟まれ、完全に身動きが取れなくなっていた。

 

「おぉ〜遅いじゃん」

 

「悪い悪い。ちょっと車取りにな」

 

「じゃあ準備は万端か?」

 

「ああ。いつでもいいぜ」

 

しかもこの男達は仲間。

 

そしてμ'sは彼らのやり取りに絶望する。

 

「まさか…時間を稼がれた…?…」

 

「お、さすがは真姫ちゃん鋭いねぇ〜」

 

「そうさ!俺達は仲間が来るのを待ってたんだ。お前達が警戒してノロノロ進んでくれて助かったぜ」

 

「…くっ…」

 

その言葉にμ'sは後悔する。

 

こんな事なら脇目も振らずに逃げていれば…

そして四の五の言わずその場ですぐ警察や太陽に連絡をしていれば…

 

しかし、今ここで悩んでいる暇は無い。

 

μ'sは直ぐ様行動に移る。

 

「…すぐに警察と太陽君に連絡して!」

 

「「「「「「「「うん!」」」」」」」」

 

穂乃果の声に反応したμ's達は一斉にスマホを取り出す。

 

警察と太陽に連絡する役割に自然に別れ、震えた手付きで操作するμ's。しかし、男達がそれを許すはずもなかった。

 

「おっと!そうはさせないぜ!」

 

1人の男の言葉を皮切りに、9人の男達が一斉にμ'sに飛び掛かる。

 

「くっ!や、やめて!」

「触らないで!」

「やめてください!」

「来ないで!」

「いやぁぁぁ!!!」

「誰か助けてー!!」

「痛い!手離しなさいよ!」

「近付かないで!きゃぁぁぁ!!」

「ぐっ…や、やめて!!」

 

元々距離はそんなに無かった為男達はすぐにμ'sに辿り着いた。

 

それぞれの腕を掴み地面に倒し、動けない様に拘束する。

 

その慣れた手付きと連携は、これ以前にもやった事がある様な動きだった。

 

μ'sも最初は抵抗していたが、所詮は女子高生と歳上の男性。

 

力勝負では叶うはずも無く、μ'sはあっという間に組み敷かれてしまう。

 

「ぐっ、は、離しなさいよ!」

「や、やめて!」

「うっ…く…ぐすっ…」

 

「うひょー!女の子の体柔けぇ!しかもいい匂いだし!」

 

「ずっとこのままでもいいけどさすがに何度も叫ばれちゃたまんねぇ。ちょっと眠っててもらおうか」

 

男の1人がそう言うと、懐からハンカチを取り出す。

 

そしてそのハンカチを躊躇いなく花陽の口元に押し付けた。

 

「うぐっ…!…」

 

「か、かよちん!」

 

花陽のくぐもった声に凛の声が飛ぶ。

 

そして花陽は少し手足をジタバタした後、パタリと力無く地面に伏せてしまった。

 

「は、花陽ちゃん!」

 

「ちょっと!花陽に何したのよ!」

 

花陽の様子に穂乃果とにこの声が飛ぶ。

 

他の面々も怒り半分恐怖半分といった様子で叫びに近い声を上げている。

 

「はっはっは。そう怒るな。花陽ちゃんは薬で寝ているだけだよ」

 

「ドラマで見た事あるだろ?クロロホルムって奴。これすげぇよな!本当に人の意識奪っちまうんだぜ?こんな風にな!」

 

もう1人の男がハンカチを取り出すと今度はことりに押し付けた。

 

「や、やめっ…むぐっ!…」

 

ハンカチを押し付けられたことりも花陽同様少しの抵抗の後意識を失う。

 

次々に意識を失う仲間達に、他のμ'sの面々は恐怖に支配される。

 

「や、やめて!離して!」

「嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だ!」

「ごめんなさいごめんなさい!」

 

「さて、皆おネムの時間ですよ〜」

 

ジタバタと暴れるμ'sにも男達は顔色一つ変えず、ニヤニヤした表情のまま次々とクロロホルムで意識を奪っていく。

 

「ぐっ!」

「うむっ!?」

「ぐむっ!!」

「ぶむっ!!」

「うっ!!」

「…まっ…!…むっ!!」

 

「や、やめて!皆!みんなっ!!」

 

その様子を見ることしか出来ないまだ意識のある穂乃果は涙を流しながら叫ぶ。

 

「ことりちゃん!海未ちゃん!花陽ちゃん!凛ちゃん!真姫ちゃん!にこちゃん!絵里ちゃん!希ちゃん!」

 

必死に名前を呼ぶ穂乃果。

 

しかし当然その声は届かない。

 

「どうだ?μ'sのリーダーである穂乃果ちゃん。意識を奪われていくメンバーを見ることしか出来ないその気持ちは」

 

「…っ…許さない!絶対に…絶対にあなた達を許さない!!」

 

怒りに染まった表情で叫ぶ穂乃果。しかし馬乗りになっている男はその様子を見て笑いながら言う。

 

「アッハッハ!!許さない?いいねぇいいねぇその表情!その顔が快楽に歪むのが楽しみだ!!」

 

「くっ…離して!…離せぇ!!!」

 

暴れる穂乃果。だがその体はビクともしない。

 

男は嘲笑うかの様に少しの間その様子を眺めると、飽きたのか懐からハンカチを取り出す。

 

「安心しろ。目が覚めたら仲間と一緒だ。そこで仲良く可愛がってやるよ」

 

「…!…」

 

ハンカチを見た穂乃果の表情が恐怖に染まる。

 

そして叫ぶ。

 

「…やだ…嫌だ…やめて!やめて!やめてぇぇぇ!!!助けて!誰か!誰か!」

 

「うるせぇ…よ!」

 

「太陽君!!と、冬夜君!!た、たすけ…ふむっ!!」

 

やがてハンカチを押し付けられた穂乃果は、抵抗虚しくそのまま意識を失ってしまうのだった。

 

「さて、全員寝たな」

 

「あぁ。皆仲良く寝てらぁ。なあ、まだ犯しちゃダメなのか?」

 

「ダメだ。ここじゃ人が来る可能性がある。だからいつもの場所に移動だ」

 

「ちぇ!こんな上玉を前に我慢しろってか!?」

 

「それに。どうせ犯すなら意識ある状態でヤッた方がいいぞ?相手の反応も見れてより興奮する」

 

「あっちの方が人目に付かないし集中出来るしな。お前は初めてだから分かんないと思うが、【学校】でヤるのって凄い興奮するぜ?」

 

「ふーん…まぁ確かにそっちの方が楽しめそうだな。仕方ねぇ。運ぶとするか」

 

意識を失った女の子達を前に到底人と思えない会話をした男達は、μ'sを抱えるとそのまま手際良く運び出していく。

 

人が見てない事を確認し1人ずつ車に乗せる。

 

慎重に。慎重に。

 

そしてμ'sそれぞれを3人ずつ3台の車に乗せ終わると、そのまま車を発進させた。

 

こうしてμ'sは、満足に警察や太陽、冬夜と連絡を取れないまま9人全員が連れ去られてしまうのだった。

 

唯一、希と海未がμ'sのグループLINEにそれぞれ送った【たすけて】というメッセージだけを残して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…は?」

 

俺は海未と希から送られてきたメッセージに思わず声を漏らした。

 

いつの間にか来ていたスクールアイドルショップに言ってから練習するというμ'sからのメッセージを見て、のんびり音ノ木坂に向かっていた矢先。

 

グループLINEにメッセージが来たと思ったらそこに書かれていたのは【たすけて】の4文字のみ。

 

一瞬時が止まった様な感覚だった。

 

これは嫌がらせでもドッキリでも無く、間違いなくμ'sの身に何かが起きた。

 

そう理解した俺は、皆が向かったであろうスクールアイドルショップへと走り出した。

 

「皆…無事でいてくれ!」

 

何が起きたかは分からない。

 

だが、メッセージを見た瞬間に感じた強い悪寒と胸騒ぎは絶対に気の所為なんかでは無い。

 

焦る気持ちを何とか抑え、冷静に考えながらスクールアイドルショップへと向かう。

 

幸い、いた場所からショップまでの距離が近かった事もあり目的地にはすぐ到着した。

 

だが、店内をくまなく探したがあいつらの姿は誰一人として無かった。

 

「あの、すいません!ここにμ's来ませんでしたか!?」

 

俺は直ぐ様店員に尋ねた。

 

だが店員は…

 

「いえ、朝からいますが見てないですね」

 

と俺に返した。

 

という事は道中で何かが起きた。

 

そう思った俺は店員にお礼を言うと、店から飛び出し音ノ木坂の道中を探し始めた。

 

大きな通りで何かあったとは思えない。となれば可能性が高いのは人気の無い道。

 

何故人気の無い道を進んだのか疑問はあるが、考えている暇は無い。俺は路地裏を中心に探し始める。

 

暫く探し続け、ついに俺は見つけた。

 

「これは…あいつらの…」

 

地面に、無造作に捨てられたスマートフォン9台分。

 

それを見た俺は瞬時に思う。

 

「もしかして…攫われた?」

 

9人同時にどうやってと思うが、そうでもないとあいつらのスマートフォンがここに捨てられている説明が俺にはつかない。

 

半分勘みたいな物。

 

だが、この勘は当たってる自信があった。

 

「…これは俺には手が負えないな」

 

そう思った俺は一番の親友である冬夜に電話を掛ける。

 

鳴り続けるコール。

この時間が俺には長く感じて仕方が無い。

 

早く出てくれと思う俺の気持ちとは裏腹に、コールは止まない。

 

やがて、しばらくコールが鳴り続けた後ついに冬夜は出ず通話は切れてしまった。

 

「出ない…という事はあいつは移動中か?」

 

だが、出ない事によってヒントは得れた。

 

基本あいつは俺からの電話は出るかすぐ切るかのどちらかだ。

 

しかし、最後までコールして出ないという事はあいつが移動中という事。十中八九バイトだろう。

 

しかもあいつはバイト中スマートフォンの電源は切るタイプ。

という事は今冬夜はバイト先に向かっている途中のはずだ。

 

「…なら…」

 

先回りするしかない。

 

あいつがバイト先への移動で使いそう道を逆から辿り、直接出会うしかない。

 

バイト先の場所は知ってる。そこまでの道も。

 

勿論出会えない可能性もある。というかその方が高い。

 

だが、それでも…やるしかない。

 

「間に合ってくれ!」

 

俺は走り出す。冬夜なら…冬夜ならきっとどうにか出来るはず。

そう俺は信じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから俺は暫く走った。

 

バイト先まで至る様々なルート。それをすれ違いが起きないよう何往復もした。

 

自分の足の速さ。そして体力がある事に今この瞬間程感謝した事はないだろう。

 

時間がどれだけ経ったかは分からない。今はスマホを見る時間すら惜しい。

 

スマホが震えていない所を見ると海未と希以降の連絡が無い事は明白。ならひたすら足を動かす。

 

何が何でも冬夜と出会う為に。

 

μ'sを救う為には、あいつの力が必ず必要になるから。

 

走る。走る。走る。走る。走る。走る。走る。走る。走る。走る。

 

ただただひたすらに。

 

そして、何度目かのルート周回時。ついに俺は見つけた。

 

正面から走ってくる見慣れた自転車の姿を。

 

「…!…冬夜!」

 

俺の姿を見た冬夜の表情は少し驚いている様に見えた。

 

まぁそれもそのはずだ。本来ならこの時間帯はμ'sが練習している時間だから。

 

「…はぁ…はぁ…」

 

ようやく冬夜に出会えた俺は膝に手を付き息を整える。

 

さすがにずっと走りっぱなしだったからか体力はもう残っていない。

 

いつ振りだろうか。息が切れる程走ったのは。

 

「お前…どうして…今μ'sの練習中だろ?」

 

目の前で自転車を停めた冬夜が降りながら疑問を投げ掛ける。

 

そういえば久しぶりに冬夜からμ'sってフレーズ聞いたなとか思いましたが今はそんな暇は無い。

 

俺は簡潔に伝えた。

 

「大変だ…μ'sが…攫われた…」

 

息も絶え絶えな中、何とかはっきり伝える事が出来た。

 

信じてる。例えμ'sとの繋がりを絶ち、金輪際関わる気が無いとしても…

 

冬夜なら、9人の女神を助け出してくれる事を。

 

「…は?」

 

俺の言葉を聞いた冬夜は、普段の冬夜からあまり聞かない力の無い声を上げる。

 

顔を上げる俺。そして冬夜の表情を目にする。

 

力の無い声を上げた冬夜の表情は…

 

 

 

 

普段のポーカーフェイスからは想像出来ないくらい、驚きの顔に染まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それ、本気で言ってるのか?」

 

俺は思わず、目の前で珍しく息が切れている様子の友達、太陽に尋ねていた。

 

素直に、理解が出来なかった。

 

攫われた?μ'sが?全員?

 

何を馬鹿な事を。どうしたら9人も纏めて攫えるんだよ。常識的に、現実的に考えてありえない。

 

俺をからかっているだけ。普通ならそう思う。

 

だが、太陽はこんな冗談を言う奴ではないし、何より今も息切れを起こしている太陽の様子からもとても嘘だとは思えなかった。

 

「…はぁ…はぁ…ふぅ…冬夜が、信じられない気持ちは分かる。だけど…本当なんだ!」

 

少しずつ体力が戻ってきたのか、大分はっきりと喋れる様になってきた太陽が力強く言う。

 

そしてポケットから自分のスマートフォンを取り出すと、あるメッセージを見せてくる。

 

「…これは…海未と希から?」

 

そこに書いてあったのは【たすけて】という海未と希からのメッセージ。

 

μ'sのグループLINEに送られている様で、その直後に太陽が【何があった!?】と返信しているが既読は0。誰も見ていなかった。

 

太陽に個別で送られているならまだしも、グループLINEに…しかも海未と希から送られているのは冗談だとしたら凄く違和感だ。

 

「…そうだ。順を追って説明する。まずは今日、μ'sは全員でスクールアイドルショップに向かった。俺には皆で行く旨と、行って用事を済ませたら学校に戻って練習するって旨のメッセージが来ていた。そして、それから暫く経った時に海未と希からこのメッセージが来たんだ。1時間後くらいだった」

 

そこで太陽一度言葉を止めると、続けて口を開く。

 

「そのメッセージを見た俺は只事では無いと思い探し回った。そして、ある路地裏でこれらを拾ったんだ」

 

言い終わると、太陽が鞄から数々のスマートフォンを取り出す。

 

色とりどりで数にして9台。そしてそのスマートフォンには見覚えがあった。

 

「…それ、あいつらのか?」

 

「そうだ、これが無造作に捨てられていた。そこで俺は思ったんだ。μ'sは攫われたんだって」

 

…なるほど。捨てられたスマートフォン。海未と希からのメッセージ。忽然と姿を消したμ's。確かに、これらを考えると誰かに攫われたという予測は納得は出来る。

 

「勿論、攫われたとしても疑問点はいくつかある。9人もどうやって攫うんだとか人目に付かずどうやって移動してるんだとか。でも俺には、攫われたとしか思えないんだ。半分勘なんだけど…」

 

深刻そうな表情で太陽は言う。

 

俺は直ぐ様答えた。

 

「間違いでは無いんじゃないか?」

 

「…え?」

 

「その情報から考えると、誰かに攫われた可能性が一番高いっていうのがしっくりくる。疑問点も、相手が大人数だったとか意識を失わせて車に乗せられたとか思えば一応解消は出来る」 

 

「信じて…くれるのか!?」

 

そう言いながら嬉しそうにこちらを見つめる太陽。

 

どうやら俺が信じないと思っていたらしい。

 

「信じるも何も、これだけの情報が揃ってるんじゃそう思うしかないだろう」

 

俺は太陽にそう返す。

 

正直痕跡が無さすぎてこれ以外の可能性が浮かばん。

 

「良かった…」

 

ホッと胸をなで下ろす太陽。

 

そして次の瞬間、真剣な表情を浮かべるとそのまま俺に向かって頭を下げる。

 

「冬夜頼む!μ'sを助けるのに手を貸してくれ!」

 

90度。綺麗なお辞儀だった。

 

太陽からの本気の懇願。

 

彼がどれだけμ'sを救いたいと思っているか。

何故、警察ではなく真っ先に俺を頼ったのか。

そして、俺自身が今やるべき事は。

 

「…」

 

俺は何の為にμ'sから離れた?

 

μ'sとの関係は確かに絶った。

もう関わるつもりは全くもって無かった。

 

でもそれは、あいつらの事を思っての事。

 

今、例えどれだけ戻る様懇願されたとしても長い目で見れば必ず俺という存在が邪魔になる日が来る。

 

俺がいない事により、μ'sは余計な爆弾を抱えずに済み気兼ね無く羽ばたく事が出来る。

 

俺は心からそう思ったから離れたんだ。

 

このまま知らんぷりを決め込めば完全にμ'sとの関係は絶てる。二度と会うことは無くなるだろう。

でも、それじゃあいつらは幸せになれない。

 

 

 

それで、いいはずが無い。

 

 

 

もっともっともっともっともっともっともっともっともっと…

 

学園祭の時のμ'sとは違う。

 

あいつらは輝き、俺なんかじゃ到底辿り着けないステージに立ち、必ず歴史に名を刻む存在になる。

 

こんな所で、終わらせていい存在じゃない。

 

自然と握った自分の拳に力が入る。

 

そして気付く。

 

ははっ…どうやら俺にも残っていたらしい。

 

 

 

 

誰かの為に怒る…感情ってやつが。

 

 

 

 

 

俺はポケットから直ぐ様スマートフォンを取り出し、バイト先に電話を掛ける。

 

「…冬夜?」

 

太陽が不安そうな表情でこちらを見つめる。

 

だが、今は答える時間も惜しい。

 

「…もしもし。店長ですか?氷月です」

 

数コールの末、繋がった電話は幸い店長が出てくれた。

 

それならば話が早い。

 

「突然で申し訳ありませんが、今日のバイトはお休みさせて下さい。理由ですか?どうしても助け出さなきゃいけない人達がいるからです」

 

今まで一度もしたことが無かった当日の休みの電話。

 

だけど、言葉は自然と出た。

 

「意味、分かんないですよね?でもすいません、今は事情を説明してる暇は無いんです。クビでも構いません。俺にとってこれが最優先事項なので」

 

相手の返事は待たない。

 

店長が何を考えているのか。

何を言おうとしているのか。

 

だけど俺にはそれを待つ暇は無い。

 

「では、失礼します」

 

俺は最後にそう言うと電話を切る。

 

店長からの返答は、聞かなかった。

 

あーあ、この問題が片付いたら新しいバイト先探さないとな。

 

俺はスマートフォンを仕舞うと、そのまま自転車に跨る。

 

すると太陽が驚いた様な表情で口を開く。

 

「と、冬夜?」

 

「太陽、乗れ」

 

自転車の荷台を指さす俺。

 

太陽は信じられないといった様子で見つめる。

 

「い、いいのか?」

 

「時間が無い。早くしろ」

 

「…っ…ありがとう!冬夜!」

 

俺が言うと、太陽は嬉しそうに後ろに乗る。

 

これからは1分1秒を争う戦いになる。

 

警察への連絡は、場所を特定してからでいい。

 

「これから俺が指揮をする。太陽、失敗は許されんぞ」

 

「あぁ、分かってるよ」

 

「よし、飛ばすぞ!」

 

俺はそれだけ言うと、力一杯ペダルを漕ぐ。

 

最初からフルスロットル。トップスピードで駆け抜ける。

 

「まずはスマートフォンが落ちていた場所に行く。太陽、道案内頼む」

 

「任せろ!」

 

必ず見つけ出す。俺の全てを使って。

 

俺の体がどうなってもいい。最悪、命を落とす事になるとしても。

 

だから…どうか、無事でいてくれ。

 

街中を駆け抜ける俺と太陽。

 

こうして、音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sの現コーチと元マネージャーによる、

 

救出作戦が開始されたのであった。

 

 

 

 

 




μ'sが攫われるまでの執筆が止まらず気付けば文字数がめちゃめちゃ膨らんでいました。

変わらないね。この癖。

その為μ'sの救出まで辿り着けなかったので、前話の次回予告を少し変更しています。

後次回予告はもう面倒臭いので廃止!!
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