時空管理局のお膝元、第一世界ミッドチルダより次元を隔て幾星霜。陸士達は異郷の空に見守られ、今日も今日とて異郷の大地を駆け巡る。「陸士なら足を使え」、先任は後輩に語る。彼らは飛べない。何故なら彼らは鳥に非ず、はたまた空士にも非ず。いつだって、地を這うのは翼を持たぬ選ばれなかった人間たちである。だが、彼らにしか見えない景色も、そこにはある。とある陸士は──彼女は、それを確かに知っていた。
キッカさんの業務日誌
  ep.1 親の言葉は侮れない()
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