Infinite Days~獅子の姫達とその勇者~ 作:のんびり日和
試験から数日が経ち、入学式当日となった。
入学式を終え、多くの生徒達が自分達のクラスへと入って行く。勿論一夏達も自分達のクラスへと入って行く。
教室に入り黒板に貼られた名前の書かれた席表を見ながらそれぞれ席に着く生徒達。
一夏達も席表を確認し席に着く。
席に着いた一夏は何とも言えない表情を浮かべていた。
「……」
「どうしたのじゃ、一夏よ。眉間にシワなど寄せよって」
「何か悩み事でござるか?」
「悩み事ででござったらユキカゼ達に相談してほしいでござる」
「一夏様、一人で抱え込まないでくださいね」
そう言い一夏の事を心配そうにする4人。それに対して一夏は
「いや、悩みと言うか、違和感憶えねぇか?」
「違和感? 全くないぞ」
「拙者も無いでござるぞ」
「ユキカゼも無いでござる」
「申し訳ありません、私もありません」
一夏の言う違和感に心当たりがないと4人が言うと、一夏は盛大な溜息を吐く。
「じゃあ、言うわ」
「なんで、前後左右お前等に固められてるんだよ!」
そう、一夏の言う違和感とは前にレオ、右にダルキアン、左にユキカゼ、後ろにはビオレが座っているのだ。
「そんなことか。気にするような事ではないであろう」
「うむ。閣下の言う通りでござる」
「一夏殿の隣に座れて拙者は嬉しいでござるぞ!」
「私は、一歩後ろからお仕えするのに慣れておりますので、此処は丁度いいです」
「……あっそ」
そう言いはぁ。とため息を吐く一夏。
そして教室前の扉が突如開き、廊下から真耶が入って来た。
「はぁ~い、皆さん。ご入学おめでとうございます! 私が皆さんの副担任を務めます、山田真耶と言います。どうか3年間宜しくお願いしますねぇ!」
そう元気よく挨拶する真耶。が
『……』
と返事は無く、真耶は出ばなを挫いてしまった。と感じるも
「「「「よろしくお願いします」」」」
と一夏とレオ達がそう返事を返したのだ。それに対し真耶は
「は、はい! よろしくお願いします!」ウルウル
涙目で喜ぶのであった。
(泣くほどのことか?)
(あやつ、不埒な人生でも送って来たのか?)
(ふむ、返事をしただけで泣くとは、余程涙もろいのか?)
(教師…で、あっているのでござろうか?)
(だ、大丈夫なのでしょうか?)
と5人に心配されていた。
「では、端の人から自己紹介をお願いします」
真耶にそう言われ、端にいた生徒から次々に自己紹介を行っていく。そして
遂にレオ達の番となった。
「レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワじゃ。好きな事は鍛錬じゃ」
「ビオレ・アマレットです。趣味は裁縫です」
「ブリオッシュ・ダルキアンでござる。座右の銘は泰然自若でござる」
「ユキカゼ・パネットーネでござる! 元気いっぱいが取り柄でござるので、よろしく頼むでござる!」
4人の挨拶が終わると同時に教室前の扉が開き黒のレディーススーツを着た女性、千冬が入って来た。
「山田先生、すまん。職員会議が思っていた以上に長引いてしまってな」
「あ、織斑先生。いえ、大丈夫ですよ」
「そうか。さて、私の自己紹介をする」
そう言い教壇の横に立つ千冬。
「私が君達の担任となる織斑千冬だ。主にISの座学と体育を担当する。授業内容やそれ以外の相談事がある場合、可能な限り相談には乗る。但し、女尊男卑や私の事を崇める様な物は一切受け付けん。以上だ」
そう締めくくる千冬。それに対して生徒達は
『きゃぁーーーーー!!!』
と大声で黄色い声を上げた。
それに対して5人はそのあまりの五月蠅さに顔をしかめつつ耳を手でふさぐ。
その叫びに対し千冬は何処からともなく取り出した出席簿を勢いよく机に叩きつける。
「他のクラスがまだSHR中だ。それと、さっきも言った通り私の事を崇拝するような物は受け付けん! 私は教師だ。神様でも無ければ、教皇でもない」
そう威圧しながら告げると、生徒達は先程までの歓声が一気に静まり大人しくなる。
「よろしい。それで山田先生、自己紹介は何処まで行きましたか?」
「えっと、半分ほど終えました」
「そうですか。えぇと時間が無いから、土方やれ」
千冬にそう言われ一夏はへぇ~いと返しながら重い腰を上げる。
「えぇと、土方一夏です。特技は家事全般と剣術で、趣味は釣り。まぁ、よろしく」
そう言い席に着く一夏。周りの生徒達は黄色い声を上げようとしたが
「……」
千冬の無言の威圧が放たれ、静かにパチパチと拍手を送るだけで終えた。
拍手が終えたと同時にチャイムが鳴り響く。
「ではSHRを終える。この後は授業になるからしっかりと受ける様に」
そう言い千冬と真耶は教室から出て行った。2人が出て行った後生徒達はそれぞれ談笑などを始めたり、チラチラと一夏に目線を向けたりする。
「ふむ、一夏よ。ここはどうするんじゃ?」
「あ? 此処はこうすればいい」
「うぅん? 一夏殿、此処がよくわからんでござる」
「そこはその公式を当てはめればいい」
周りから向けられる視線に対し一夏達は勉強をしており、レオとユキカゼは束からもらった参考書で勉強しており、一夏に意味や公式などを聞いていた。
ビオレとダルキアンは教科書を静かに読み進めていた。
その光景に誰もが話しかけ様にも話しかけられずにいる中、一人の生徒が5人の元に近寄る。
「ちょっといいか?」
「ん? だれ?」
声を掛けてきた生徒に一夏がそう声を返す。その言葉に生徒は目を見開き驚いた表情を浮かべる。
「なっ!? 篠ノ之箒だ! お前、幼馴染を忘れるとはどういう事だ!」
「篠ノ之箒? あぁ、束さんの妹の」
怒鳴る箒に一夏は思い出すようにそう口にすると、一夏の言い方に茫然と言った表情を浮かべる箒。
茫然とする箒を尻目に一夏はユキカゼとレオに勉強を教え、ダルキアンとビオレは本を読み進める。
そしてチャイムが鳴りそれぞれ席に着く中、箒は未だ茫然と言った表情を浮かべていた。すると
「篠ノ之、さっさと席に着かんか」
教室に入って来た千冬にそう怒鳴られ、トボトボと自身の席へと向かう。
次の休み時間、レオは一夏の方に体を向け口を開く。
「のう一夏よ。さっきの篠ノ之箒と言う奴は、束の妹なのか」
「あぁ、束さんの妹。まぁ、俺もあまりよく知らないんだけどな」
「そうなのでござるか? 先程幼馴染と言っておられたが?」
「いやぁ、全然あいつと話した事ないんだよ。アイツが通っている道場には一度言った事はあるが、俺に合わなかったからやめたから殆んどかかわりは無いんだよな」
「そうなのでござるか。しかし、先ほどの物言いと言い何だか少し引っ掛かりを憶えるでござる」
「引っ掛かりって?」
「何でござろう。まるで一夏殿に対して、変な思いを抱いている感じでござった」
「ふぅ~ん。まぁいいけど」
そう言いながら談笑をする5人。すると
「ちょっとよろしくて?」
次回予告
一夏だ。
4人と談笑していたら、金髪の英国女性に声を掛けられた。
話をしたが、雰囲気と言い物腰柔らかい女性だな。
が、外見とは裏腹に心には闘争心を持ち合わせてるな。
ぜひ一本勝負したいな。
次回
内なる闘争心を秘めた英国女性
次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)
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①IS×ウォーシップガンナー2
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②IS×メタルギア
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③IS×オリジナルストーリー①
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④IS×オリジナルストーリー②
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⑤IS×クロスアンジュ
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⑥IS×タイムクライシス
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⑦IS×オリジナルストーリー③
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⑧IS×人狼 JIN-ROH
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⑨IS×東方project
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⑩IS×オリストーリー④
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⑪IS×R-type
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⑫俺ガイル×IS