Infinite Days~獅子の姫達とその勇者~   作:のんびり日和

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8話

一夏side

クラス代表決定戦を行う事が決まってはや一週間。

その間の事を説明するぜ。

 

まずは一週間の間、姉貴の使っている訓練所で何時もやっていた通りに刀の素振りや、ストレッチマシーンを使って体を鍛えていた。

向こうの世界(フロニャルド)でもこっちの世界でも習慣みたいにしてたから、やらないと落ち着かん。

てか、あの4人。俺がストレッチをした後ガン見してくるの止めて欲しんだが。何で見てくるんだよ。何か頬染めてるしよ。

 

※一夏の体は原作以上に筋肉がついており、Tシャツの上からでもはっきりと分かるほど筋肉出ている。

更に汗をかいて若干筋肉が透けて見えている為4人はそれが気になって見ているのだ!

 

まぁ、そんな事は置いておいて。他にやった事はISの訓練とかだ。こればっかりは生身の訓練以上に出来なかったな。

アリーナの予約を取ろうにも上級生達が使っている事が多いからやれる日が少なかった。まぁ新しい機体を動かせる程度の訓練は出来たから何とかなるだろ。

 

あと、篠ノ之がやたら絡んできたのがうざかったな。腕を見てやる!ってやたら五月蠅かったから一本勝負で勝負したが、訓練で出している程度の力しか出してないのにアイツそれよりも弱いと感じたんだが。

勿論勝負にならず面一発打ち込んだら、のた打ち回っていた。

で、それ以降も何度も絡んできたから姉貴に言ったら、放課後篠ノ之の首根っこを掴んで教室で居残り授業を受けていた。

まぁ授業に真面目に受けている様子も無かったし、いい薬になったろ。

 

という感じで一週間を終えて今日はオルコットさんと決闘だ。

気合い入れて行きますかねぇ。

 

一夏side end

 

アリーナのピットで自身のISを整備する一夏。その近くでは

 

「ふむ、IS同士の戦いとはこのようなものなのか」

 

「戦興業とはまた違った物なのですね」

 

「ふむ、基本は一対一の物でござるか。地面で戦うだけでなく空中でも戦うとは」

 

「中々難しそうな物でござるな」

 

4人がISを使った勝負事のルールなどが書かれた書物を読んでいた。

 

「確かにそうかもな。まぁ地面で戦う事に慣れてるから難しいと感じるが、慣れたら結構面白いと思うけどな」

 

「それはそうでござるが…。その、一夏殿。もしよろしければお時間が良い時でも構わないので、教えて欲しいでござるが?」

 

「んぁ? 別にそれは「あぁ! ユキカゼ、貴様! 抜け駆けなど許さんぞ! 一夏、儂も混ぜよ!」「その、私もお邪魔でなければお願いします」「一夏殿、拙者も頼むでござる」……へいへい」

 

4人の頼みに一夏は苦笑いを浮かべながらコンソールを閉じる。

そして自身のISを見上げた。

 

「さて行くぞ、『大和』」

 

そういって一夏は自身のIS、大和を身に纏う。

一夏が出撃しようとカタパルトに乗ると、4人が声を掛けてきた。

 

「一夏よ、無様な負けは許さんぞ!」

 

「ご武運をお祈りいたします」

 

「気張らず、何時も通りの動きで行くでござるよ」

 

「一夏殿、ファイトでござる!」

 

そう声援を受け、一夏はサムズアップした後カタパルトから射出された。

アリーナへと出ると其処にはオルコットが自身のIS『ブルーティアーズ』を身に纏って地面で佇んでいた。

 

「待たせたか?」

 

「いえ、私が早く出てきただけですのでお気になさらず」

 

そうか。と言いながら一夏はオルコットの向かいに立つ。

 

『では、これより試合を開始します。3…2…1…試合開始!』

 

試合開始の合図が出されるが、お互いに武器を出したが動かなかった。

 

「どうした、来ないのか?」

 

「勿論行かせていただきますが、その前に下準備を」

 

そう言いオルコットはブルーティアーズに積んであるBITを全て展開した後地面に落す。

 

「何の真似だ?」

 

「土方さん、貴方は己の武に誇りをお持ちですよね?」

 

「勿論だ」

 

「それと同じ様に、私も自らの武術に誇りを持っております。ですので貴方には武術をもってお相手したいのです。ですのでこの様な遠隔操作するような物は使う気はありませんわ」

 

「なるほどな。だがいいのか? それが原因で負けたとかお国の連中が五月蠅いんじゃないのか?」

 

「問題ありませんわ。貴重な男性操縦者との戦闘データ採取とでも言っておけば黙りますわ」

 

「おぉ、おかっねぇ。で、下準備は終わったのか?」

 

「いえ、最後にもう一つございますわ」

 

そう言い自身が持っていたスターライトを片付けると、今度はボルトアクション式のライフルを取り出してきた。

その光景に一夏は更に怪訝そうな顔付を浮かべる。

一夏の顔にオルコットはしてやったりと笑みを浮かべていた。

 

「土方さん。私が得意としているのは確かにナイフです。ですが、それはあくまでも護身にすぎません。私が得意としているのは」

 

そう言い取り出したボルトアクションライフルの銃口に銃剣(バヨネット)を取り付ける。

それを見て一夏はなるほどな。と笑みを浮かべる。

 

「ほぉ、銃剣術か」

 

「えぇ、私が最も得意としている武術です」

 

「しかしボルトアクションライフルって、使いづらくないか?」

 

「確かにそうですわね。ですが、この形状だからこそ出来る技があると言う訳ですわ」

 

そう言いながらボルトアクションライフルをまるで体の一部の様に振り回し構える。

 

「さて、下準備は終わりました。では、参りますわ!」

 

その掛け声と共にオルコットは一気に一夏との間合いを詰めて来てライフルを突く。

一夏はそれを避けながら後ろに下がりオルコットの動きを観察する。だがその動きに隙は見当たらなかった。

常人だったらこの状況に焦った表情を浮かべるが、一夏はまるで楽しんでいるかのような表情を浮かべていた。

 

「随分と余裕といった表情ですね」

 

「そうか? 実際は全然ないけどな」

 

「ですが笑みを浮かべておられますよ?」

 

「そりゃあ、今まで戦ってきた事が無い武術と相対しているんだ。笑いたくもなるよ」

 

「なるほど。相対したことが無い武術と戦う事で己の技量を磨く、という事でございますね?」

 

「あぁ、そうだ」

 

「なるほど。ですが、未だに攻めの姿勢に入られておられませんわよ」

 

そう言いながらオルコットは更にスピードを上げ突いてくる。

 

「安心しろ。もう目が慣れた!」

 

そう叫び、一夏は持っていた刀『兼定』で銃剣の突き攻撃を弾く。

 

「っ!? 驚異の動体視力ですわね」

 

「褒め言葉として受け取っておく。それじゃあ行くぜ!」

 

そう言うと今度は一夏の方から攻め込む。

懐に飛び込んできた一夏に、オルコットは焦る事なく突きの攻撃から振り払い攻撃に切り替え絶妙な距離感を開けて戦う2人。

暫くして互いに距離をとり合い息を整える2人。

 

(流石としか言えませんわ。私の銃剣術をモノの数分で動きをとらえるとは…)

 

(うっはぁ~。捌くのきつかったぁ。それにしても間合いの詰め方から距離をとるタイミング。どれも流石としか言いようが無いな)

 

互いに次の一手をどうするか、暫しの静寂が流れた後またオルコットが先に動く。先程とは違い払いの動作を取るオルコット。一夏は兼定を縦にして攻撃を防ごうとするが、オルコットはそれを読んでいたのか素早く体を捻り、振るう行動から突きへと変える。一夏は突然の事だった為一夏はそれを避ける動作を取る。

攻撃は当たらないと思っていた一夏。だがオルコットはフッと笑みを浮かべるのを見逃さなかった。

次の瞬間

 

ダァーン!!

 

銃声が鳴り響く。

撃たれた弾丸は真っ直ぐに一夏の元へ向かい命中するかと思われたが、一夏の持っていた兼定が運よく弾丸を切り、真っ二つにして軌道を変え防いだ。

 

「アッぶねぇ」

 

「惜しかったですわ。あれが当たっていれば此方が有利になっておりましたのに」

 

「だろうな。あぁ、今のはマジで胆が冷えた」

 

そう言いながら息を吐く一夏。オルコットはボルトを引き排夾をして次弾を薬室へと送り込む。

 

(さて、どうするかなぁ。下手に距離をとると撃たれるからな。かといって接近戦に持ち込んでもあの槍捌きを躱さなきゃならんしな)

 

そう思いつつ策を練る一夏。が、そんな考える時間を与える程オルコットは優しくは無かった。

 

「考えている時間などありませんわよ!」

 

そう言い間合いを詰めついてくるオルコット。迫りくるバヨネットに一夏は兼定で弾き返しつつ次の一手を考える。

そして

 

(…槍と刀じゃ、向こうの方が有利だからな。だがそれは槍の先端、刃の部分の届く範囲だ。だったら打つ手は一つしかないか)

 

そう思いながら兼定を斜め下に構えながら一気に間合いを詰める。オルコットはそれを迎え打とうと、槍を突く。迫りくる槍に一夏は焦ることなく寸での所でスライディングし懐に潜り込む。

これにはオルコットは驚き直ぐに間合いを取らねばとするも

 

「貰ったぁ!」

 

そう叫び一太刀浴びせる一夏。その攻撃でオルコットのSEは削られた。

 

「っ。流石ですわ。ですがまだ終わりではありませんわ!」

 

そう叫びオルコットは一夏との距離をとろうとライフルを振るう。

 

(この攻撃を受けるとSE負けする)

 

そう思い攻撃を防ぐべくもう一本装備されている短刀『康継』を構え攻撃を防ぐ。振られたバヨネットを防ぐも衝撃までは防げず、ズザザザ!と押される。

 

「あっぶねぇ。あれを受けたら逆転負けするところだったぜ」

 

「でしょうね。ですが、次は当て『ビィーー!』……はぁ、此処までですか」

 

続きをやろうとする2人に時間切れのアラームが鳴り響いた。

そして結果がアナウンスされた。

 

『時間切れにより、勝敗はSEの残量で決定します。結果は土方君が多かったため勝者は土方一夏君です。おめでとうございます』

 

そうアナウンスされると、盛大な拍手が沸き起こった。

一夏はアナウンスにあっぶねぇ。とふぅと一息吐く。

 

「おめでとうございます土方さん」

 

「ありがとう、オルコットさん。今日はいい経験になったよ」

 

「此方も同様ですわ。私もまだまだ未熟と言う事が分かりましたし、次は勝たせていただきますので、その首とられない様にしっかりとお守りくださいね?」

 

「ふっ。なら次はギリギリの勝利ではなくしっかりとした勝利を取れるよう俺も技量を上げますかね」

 

そう言いながら二人は手を差し出し合い握手を交わす。

こうしてクラス代表決定戦は終わった。




次回予告
レオじゃ。
一夏め、ますます力を付けて強くなっておるの。クッククク、やはり儂が見込み、その、惚れた男だな。
それにしてもあの篠ノ之とか言う奴。一夏によく突っかかりおるのぉ。
ん? 勝負じゃと? はぁ、どう考えても勝負にならんじゃろ。 

次回
意味の無い決闘

次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)

  • ①IS×ウォーシップガンナー2
  • ②IS×メタルギア
  • ③IS×オリジナルストーリー①
  • ④IS×オリジナルストーリー②
  • ⑤IS×クロスアンジュ
  • ⑥IS×タイムクライシス
  • ⑦IS×オリジナルストーリー③
  • ⑧IS×人狼 JIN-ROH
  • ⑨IS×東方project
  • ⑩IS×オリストーリー④
  • ⑪IS×R-type
  • ⑫俺ガイル×IS
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