Infinite Days~獅子の姫達とその勇者~ 作:のんびり日和
パーティーの翌日、一夏達は教室で談笑をしていた。
すると談笑していた話に相川達が声を掛けてきた。
「土方君、皆おはよう」
「おう」
「おはよう、清香」
「おはようございます」
「おはよう」
「おはようでござる!」
「ねぇねぇ今日2組に転入生が来ることって知ってる?」
「転入生? いや、聞いて無いな」
「そうなんだ。なんでも中国からの転入生で、代表候補生でもあるんだって」
「へぇ。そうなんだ」
一夏はそう零しながらふと懐かしそうな顔を浮かべる。
「どうしたのだ一夏よ?」
「あ? あぁ、中国と言えば俺の幼馴染が帰った国だなぁと思ってな」
「一夏様の幼馴染ですか?」
「あぁ。小学校から中学の途中まで一緒につるんでいた奴でな。たしか、爺ちゃんが危篤になったから国に帰ったんだ。それからは連絡がなかなか取れなくてな。何してるんだろな、アイツ」
そう零していると
「その、つるんでいた奴ってこんな顔じゃなかったかしら?」
そう廊下の方から聞こえ、それぞれ廊下の方に顔を向ける。
そこには茶髪のツインテールをした小柄な少女が腰に手を当てながらニヒッと笑みを浮かべ立っていた。
その立ち姿を見た一夏は
「おぉ、やっぱり鈴か。てか、身長替わってねぇな」
「うっさいわねぇ! 久しぶりの再会の一言目がそれ!?」
「まぁ気にするな。カッカッすると保育園児と間違わられるぞ」
「喧しいわ! これでもあの時から3㎝は身長伸びたわよ!」
「アァ、ソウデスカ」
「棒読みすんじゃないわよ!」
暫しの口論?をした後、肩で息をする鈴。そしてはぁと息を吐いた後一夏の近くに来る。
「久しぶりだな、鈴」
「えぇ、そうね」
そう言いながらハイタッチする一夏と鈴。
2人の口論を見ていたレオ達が口を開く。
「おい一夏よ。二人で会話しておらんと、こやつが何者か説明せんか」
「おぉわりぃ。こいつがさっき言っていた幼馴染の」
「鳳鈴音よ。ところでアンタ達は?」
「儂はレオンミシェリ・ガレット・デ・ロワだ」
「ビオレ・アマレットと言います」
「ブリオッシュ・ダルキアンでござる」
「ユキカゼ・パネットーネでござる!」
「よろしく。あぁ、そうだ。アタシ――」
鈴が何か言おうとする前に鈴の首根っこを誰かが掴み持ち上げた。
「ちょ、ちょっと誰よ! 人を持ち上げるのは…」
「わ・た・し・だが?」
そう睨んだ表情で鈴を見る千冬。鈴は顔を青くさせながら汗をだらだらと流す。
「ち、千冬さん」
「織斑先生だ。鳳、もうじきチャイムが鳴る。さっさと教室に戻れ!」
「はい!」
そう返事を返すと、千冬はパッと手を放し鈴を解放した。鈴は地面に着地すると千冬に一礼した後廊下に出て行く。すると鈴が顔だけ教室に覗かせる。
「一夏、昼休み久しぶりに話したいから空けといてよ!」
「さっさと戻らんか!」
「はひぃ!」
用件を伝え終えた後、千冬の怒号に慌てながら自身の教室に戻っていく鈴。
その姿に一夏はハッハハハハと笑いながら見送ていた。
そして昼休み、一夏達は食堂へと向かおうと立ち上がる。
「そうだ。オルコットさんも誘うか」
「うむ、儂は構わんぞ」
「私もです」
「拙者も構わんでござるよ」
「ユキカゼもでござる!」
それぞれ了承の言葉を貰い一夏はオルコットの方に顔を向ける。
「オルコットさん、食堂で飯食いに行くか?」
「えぇ。行くところですが、何か?」
「もし良かったら俺達と一緒にどうかなと思ってな。後今朝来た鈴っていう奴もいるけど、どう?」
そう聞かれセシリアは暫し考え込んだ後口を開く。
「ではお邪魔させていただきます」
そう言いオルコット共に一夏達は食堂へと向かう。
暫くして食堂に着くと入り口前で鈴が仁王立ちして待っていた。
「遅いじゃない一夏!」
「…おい、鈴。お前、そんなところで仁王立ちすんなよ。他の人達の迷惑だろ」
「だってあんたが来る前にご飯受け取ったら冷めちゃうじゃない」
「だったら入口の端っこにでも立っておけよ。ど真ん中で突っ立ってたら邪魔だろうが」
そう言いわれ、うぐ。と言い返せなくなる鈴。その後反省した雰囲気を出しながら一夏達と共に食堂へと入っていく。
そしてご飯を受け取った後大人数が座れる席へと着く。
「さて、昼食の前に自己紹介をしても?」
「えぇ、良いわよ。私は鳳鈴音、中国の代表候補生よ。で、コイツとは小学4年から中学2年まで一緒につるんでたわ」
「ありゃ、なんだお前代表候補生になったのかよ」
「お母さんの実家の道場に入って暫くしてから大会に出たの。そしたら最優秀賞を取っちゃってね。しかも大会を見ていた政府の役員がISに乗ってみないか?って誘われたのよ。最初はあまり興味が無かったんだけど、代表候補生とかになればお給料が出るって聞いてね。道場の備品補充だったり壁とか床の補修とかで結構お金がかかるからちょっとでも手助けになればと思って話に乗ったのよ」
「なるほど。そう言う事か」
「素晴らしい親孝行ですわね」
「ありがとう。それでアンタは?」
「私はセシリア・オルコット。イギリスの代表候補生ですわ」
「へぇ、イギリスの代表候補生なのね。宜しく!」
「こちこそよろしくですわ」
そう言い互いに握手を交わす2人。
そして自己紹介を終えた7人は談笑を交えながら昼食をとるのであった。
次回予告
一夏だ。
まさか鈴の奴が転入してくるとは思わなかったぜ。
まぁ、理由はどうであれ久しぶりに会ったら強くなって帰って来たんだ。
後で試合でもするか。
次回
中国武術対日本剣術!
次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)
-
①IS×ウォーシップガンナー2
-
②IS×メタルギア
-
③IS×オリジナルストーリー①
-
④IS×オリジナルストーリー②
-
⑤IS×クロスアンジュ
-
⑥IS×タイムクライシス
-
⑦IS×オリジナルストーリー③
-
⑧IS×人狼 JIN-ROH
-
⑨IS×東方project
-
⑩IS×オリストーリー④
-
⑪IS×R-type
-
⑫俺ガイル×IS