Infinite Days~獅子の姫達とその勇者~ 作:のんびり日和
土方道場と表札が掲げられた門に着いた2人。
「なんか、新選組の副局長の子孫がやってそうな道場だね」
「そうだな。まぁ取り合えず中に入ろう」
そう言い千冬は一夏を連れ中へと入って行く。中へと入って行くと竹刀を叩き合う音が鳴り響いており、2人は道場と思われる建物の入り口を覗き込むと数人程の防具を着た者達が打ち合っていた。
すると端に居た人物が2人に気付き近付く。
「おぉ、来たか織斑」
「ん? あぁ沖田か。ほら一夏、この前ウチに来た沖田だ」
「あ、どうも」
そう言い一夏は頭を下げた。沖田はにこやかに笑いながらこんにちは。と言う。すると奥に居た男性が3人の元に来る。
「沖田、今日お試しで来ると言っていた2人か?」
「えぇ。けど体験するのはこっちの小学生ですが」
そう言い沖田は一夏を男性の前に連れて行く。
「織斑一夏です」
「この道場で師範をしている土方政宗だ。で、そちらは?」
「姉の千冬と言います」
「うむ。さて、一夏くん。君は何故剣術を習いたいと思ったんだ?」
政宗はそう聞くと、一夏は
「う~ん、考えた事が無いや。けど……」
「ん?」
「何時までも守りでいるのが嫌になったと思ったからかな」
一夏は最初に頭に思い込んだ事を呟くと、政宗は「ほぉ」と呟く。
「なるほどな。では、君の腕を少し拝見しても?」
そう言い政宗は自身の道場で使っている小学生用の木刀を手渡す。だがその木刀は普通の木刀よりも分厚く、明らかに重い感じを醸し出していた。
「あの、一夏にそんな木刀を握らせるのですか?」
「我が道場で教えているのは『天然理心流』なんだ。実際の刀と同じ重さの木刀を振ることで、実戦に直ぐに活かせる様になる。その為昔から剣術を習うなら、実際の刀と同じ重さの木刀を握らせる。まぁ、この木刀は小刀くらいの重さだ。それでも小学生には重いと思うが」
政宗にそう言われ千冬は大丈夫だろうか?と不安げに一夏を見守る。一夏は渡された木刀を見てしばし木刀を見つめた後、柄を握りしめる。
そして重そうではあるが、それでも振り出す。その姿を見ていた生徒達や沖田は
「「「おぉお~~~!」」」
と振った事に拍手を送る。
何回か振った後一夏は振るのを止め、木刀を降ろす。そして一夏はスッと顔を政宗の方へと向ける。
「あの土方さん」
「何かね?」
「俺を此処に入門させてくれませんか?」
一夏はそう願い出ると、千冬は驚いた顔を浮かべ沖田はやっぱりかと予期していた様な含み笑いを浮かべる。そして政宗は
「何故此処に入門したいと思ったのだ?」
「この木刀を振った時に、刀の重みを理解したと同時に守る為に必要な重さでもあると思ったから」
そう言うと、政宗はフッ。と笑みを浮かべる。
「なるほどな。いや、君から願い出なくとも此方からお願いする予定だった。君のその木刀の振り方を見てぜひうちの道場に入って来て欲しいと思えたのでな」
そう言われ一夏は「じゃあ、宜しくお願いします」と一礼し、千冬はアイツに合う流派で良かった。と安堵した表情を浮かべた。
次回予告
土方道場に入門した一夏。日が経つにつれ一夏は強くなっていく頃、千冬は友人の束からあるお願いをされた。……このお願いで世界は大きく変化する。
次回
白騎士事件
次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)
-
①IS×ウォーシップガンナー2
-
②IS×メタルギア
-
③IS×オリジナルストーリー①
-
④IS×オリジナルストーリー②
-
⑤IS×クロスアンジュ
-
⑥IS×タイムクライシス
-
⑦IS×オリジナルストーリー③
-
⑧IS×人狼 JIN-ROH
-
⑨IS×東方project
-
⑩IS×オリストーリー④
-
⑪IS×R-type
-
⑫俺ガイル×IS