Infinite Days~獅子の姫達とその勇者~ 作:のんびり日和
一夏side
はいどうも皆さん毎度おなじみ、一夏だぞぉ。
「……誰に話してるんだ、俺は」
そんな突っ込みを一人でやりながら俺は昨日と同じく校門前で待っていた。
今日はユキカゼの買い物に付き合う日だ。
「一夏殿ぉ~! お待たせでござるぅ!」
そう叫ぶ声が聞こえて首を向けたら、薄いピンクと白のボーダー柄のコートに濃いピンクのインナー、そして半ズボンといったちょっと露出が多めの服を着たユキカゼが来た。(FATEの玉藻の私服だと思ってください)
「いや、そんなに待ってないぞ」
「そうでござるか? それじゃあ今日はどこに行くのでござるか?」
「いや、無難に遊園地に行こうかなと思っていたんだが…」
「ユウエンチとは、何でござるか?」
「まぁ、アミューズメント施設みたいな場所だ。いろんな遊具があったりとかまぁ楽しい場所だ」
「おぉ、それは楽しみでござるなぁ!」
ユキカゼはそういいながら喜ぶ。いや、喜ぶのは良いんだがぁ…。
「なぁユキカゼ」
「何でござるか、一夏殿?」
「その格好であまり飛び跳ねるのはよした方がいいぞ」
「? なんででござるか?」
「跳ねるから」
「跳ねる? 何がでござるか?」
「何って…、胸が」
「……一夏殿のエッチ」
「……」プイッ
仕方ねぇだろ、俺だって男なんだぞ。
「それじゃあ、行くぞ」
「そうでござるな、うむ!」
赤くなりながらも、俺はユキカゼと一緒に遊園地に向かうべくモノレールへと向かった。
一夏side End
一夏とユキカゼが乗ったモノレールが都心につくと、モノレールから降りて電車に乗り換える。
そして電車が遊園地前に到着した。
「おぉ~、すごいでござるなぁ! 此処がユウエンチという場所でござるかぁ!」
多くの人達が行きかう中、ユキカゼは目の前に広がる様々なアトラクション施設などに目を輝かせていた。
「それじゃあ中はいるか」
「うむ、参ろう!」
そういいながら一夏の腕に抱きつくユキカゼ。
「お、おい」
「駄目でござるか? レオ閣下とは手をつないで、お館様とは腕を組んだと聞いているでござるよ?」
「……はぁ。わかった、好きにしてくれ」
「ふふふ、はいでござる!」
そういい笑みを浮かべながらユキカゼは一夏の腕に抱きつきながら歩き始め、一夏も内心溜息を吐きながらもまぁ、いいか。と思いつつ同じく歩き始めた。
遊園地の中に入った2人はまずどこに行こうかとパンフレットを開く。
「それでユキカゼはどこか気になるところはあるか?」
「うぅ~ん、あっ! この『ドキハラ!? トロレール!』に行ってみたいでござる!」
「わかった。じゃあ行くか」
そういい二人はお目当てのアトラクションへと向かった。
ユキカゼが行きたいと言ったアトラクションに到着すると
『きゃーー!』
『ひゃーーー!』
といった悲鳴が鳴り響く。
その悲鳴にユキカゼは一体何がとあたりを見渡し悲鳴の元を探す。そしてその声が上からしたことに気づき見上げると
「い、一夏殿、あ、あれは?」
「ジェットコースターっていうやつだぞ」
そう。急斜面を下って行ったりひねられたりと体を360度いろんな方向に引っ張られるジェットコースターが一夏達の前にあった。
「あ、あれに乗るのでござるか!? 落っこちてしまうでござるよ!?」
「大丈夫だよ。ほれいくぞ」
そういい一夏はアタフタするユキカゼをしり目に手を引きながら中へと入っていた。
そしてしばし列を並んだあと一夏達の番が到着しコースターの席へと着く。
一夏の隣に座ったユキカゼは不安そうな表情を浮かべながらきょろきょろとあたりを見渡す。
「い、一夏殿、この乗り物は落ちたりしないでござるよね?」
「しねえよ。『それじゃあ皆さん、いってらっしゃ~い!』ほら、動くぞ」
そういうとコースターが動き始め、ユキカゼは緊張した面持ちになる。そしてゆっくりとコースターは上方向へと延びるレールを昇り始めた。
どんどん高くなっていくコースターにユキカゼはおぉ!と声を漏らす。そしてコースターの前に顔を向けた瞬間驚いた顔を浮かべる。
「い、一夏殿!? み、道がないでござるよ!?」
「ないな」
「やっぱり落ちるでござるのか!?」
「落ちるな」
「そんな呑気に言っている場合でござるか!?」
「まぁ、安心しろって。死にはしないから」
「全然安心できないでござるよ!」
そう叫んでいる間にもコースターはレールの先に到着、そして
コースターはその先に見えなかった下りのレールに沿って急加速で下って行った。
「ひゃっはぁーーーー!!!」
「ひやぁああああ!!!」
強風に、あっちこっちに引っ張られる感覚。ユキカゼはその感覚に一瞬驚きながらも次第に楽しさを覚え始めた。そしてしばらくしてコースターはスタート地点へと戻ってきた。
「いやぁ~、面白かったな」
「はいでござるよぉ。最初は怖かったでござるが、楽しかったでござる!」
そういい笑顔を浮かべるユキカゼ。そしてコースターから降りて建物の出口付近に近づくとモニターで何かをしている人々を発見する。
「一夏殿、あの人たちは一体何をしているのでござるか?」
「あぁ、あれか。あれはこのコースターの途中で写真を撮られる個所があるんだ。そこで撮られた写真を買ったりすることができるんだ」
「そうなのでござるか。それじゃあさっき拙者たちが乗っていた時のも」
「あぁ、撮られているだろうな」
「それじゃあさっそく見に行くでござるよ!」
そういい一夏を引っ張ってそのモニター前につくユキカゼ。そして自分たちが撮られている奴を探すと二人で楽しんでいる様子の写真が撮られているのを発見した。
「一夏殿!この写真ほしいでござる!」
「はいはい。ちょっと待てよ」
そういい一夏は写真番号を記憶し、隣の店舗で番号を伝え写真のデータとその場で現像してもらった写真を受け取り、ユキカゼに手渡す。
「ほらよ」
「ありがとうでござる一夏殿!」
ユキカゼは受け取った写真を大事そうに持つ。
そして二人はその後も色々なアトラクションに乗ったり時には遊園地内のレストランで昼食をとったりと楽しんだ。
そして夕日が差し始め、一夏達は遊園地を後にしようとしていた。
「で、どうだった遊園地?」
「ものすごく楽しかったでござるよ!」
そういいながらユキカゼは一夏がお土産屋で買ってあげた遊園地のマスコットキャラのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。
「そいつはよかった」
そういいながら歩く一夏。するとユキカゼが口を開く。
「あ、そうだ一夏殿」
「ん、どうした?」
「今日こんな楽しいところに連れて行ってくれたお礼、まだしていなかったでござる」
「いや、別にいいぞ」
「駄目でござる。お礼はちゃんとしないと拙者の気が済まないでござる!」
そういうユキカゼに一夏はどうしたものかと頭を掻く。すると
「あ、一夏殿あれ」
「え?」
ユキカゼが突如指で何かを指す。一夏は釣られてその方に顔を向けたと同時に
チュッ
ユキカゼが一夏の頬にキスをしたのだ。
「え? ゆ、ユキカゼ?」
「…まだ頬でござるが、何時かは口で受け取ってほしいでござるよ一夏殿?」
頬を赤く染めたユキカゼがそういいながら笑顔を浮かべる。
その後一夏はしどろもどろになりながらも、「か、帰るぞ!」と無理やり空気を換えるようにして叫びぎこちない動きで歩き始め、ユキカゼはその姿にくすくすと笑いながらもその後についていき学園へと帰っていった。
次回予告
ビオレでございます。
やっとついに私と、その、一夏様との逢瀬の日がやってきました。
色々と緊張することはありますが、ほかの皆様がそれぞれアピールや楽しんでいたとお聞きしますし、私も一夏様と楽しいひと時を楽しみたいです。
次回
ビオレとの逢瀬
次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)
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①IS×ウォーシップガンナー2
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②IS×メタルギア
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③IS×オリジナルストーリー①
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④IS×オリジナルストーリー②
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⑤IS×クロスアンジュ
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⑥IS×タイムクライシス
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⑦IS×オリジナルストーリー③
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⑧IS×人狼 JIN-ROH
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⑨IS×東方project
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⑩IS×オリストーリー④
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⑪IS×R-type
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⑫俺ガイル×IS