Infinite Days~獅子の姫達とその勇者~ 作:のんびり日和
GWが終わり、小旅行やら実家に帰省していた生徒たちは皆楽しんだといった表情を浮かべながら教室へとやってきた。
そんな中一夏達も教室内へと入っていく。
「皆それぞれ楽しんできた様子でござるな」
「そのようじゃの。まぁわしらも一夏にそれぞれ連れて行ってもらったからの。たのしかったぞ」
「そりゃどうも。そういえばビオレ、今朝の卵焼き若干焦げていたけどいい感じにできていたぞ」
「そ、そうですか? それは良かったです」
「いっぱい練習していたでござるからな。ビオレ殿、今度はユキカゼも一緒に料理をしてもよいでござるか?」
「もちろんです!」
そう会話をしながら席へと着く5人。
「皆さんおはようございます」
席に着くと同時に教室内に入ってきたオルコットが一夏達に気づき声をかける。
「おぉオルコット殿。貴殿もこのごーるでんうぃーくで何処かに出かけられたのでござるか?」
「長い休みでは無い為、英国にいた時から気になっていた日本の歴史博物館などを見て回ってきましたわ」
「ほぉ、それはまた珍しいでござるな」
「意外と思われても致し方ありませんわ。ですが、他国の武術を学ぶことは自分の武術を磨き上げる道の一つだと思っておりますの」
「なるほど。確かに『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』って故事にもあるからな」
「こじ? 一夏様、故事とは何ですか?」
「昔あった出来事とかを伝承したものの事だ。例えば『井の中の蛙大海を知らず』っていう言葉は井戸に住んでいるカエルは自分がいる此処が一番大きいと思い込んでいるが、井戸なんかよりも大きい海が存在するっていうことは知らない。これは自分で見たり体験したこともないのに知っているふりをしたやつの事を指すんだ」
「なるほど。他にもあるのか?」
「色々とあるぞ。俺の記憶が間違ってなければ100個以上あるはずだ」
「そんなにもあるのでござるか。いやはや驚きしかないでござる」
そんな談笑を続ける6人。
そしてオルコットが自分の席へと戻ったと同時にチャイムが鳴り響き、立っていた生徒は慌てて自分の席へと戻っていく。
チャイムが鳴り終えると同時に千冬と真耶、そして2人の生徒が中へと入ってきた。
「諸君、おはよう」
『おはようございます!』
「うむ、全員来ているようだな。ではGW明け最初のSHRを始める。まず最初に転入生がこの1組に入る。ではまずボーデヴィッヒ自己紹介を」
「はい」
千冬に呼ばれボーデヴィッヒと呼ばれた白髪の眼帯を付けた少女が前に出る。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ空軍特別IS実験隊に所属しており、階級は中尉だ。幼少の頃から軍人としての心構えなどを教わってきたためしゃべり方に威圧的と感じられると思うがどうか許してほしい。こちらには日本の文化や知識、そして一般常識などを学びにやってきた。よろしく頼む」
そういい一礼するボーデヴィッヒ。それに対して生徒たちは拍手で答えた。
自己紹介を終えたボーデヴィッヒはまた先ほどの位置に戻るそして今度は金髪のショートが前に出てくる。しかしその格好が明らかに可笑しかった。それは
「え? 男物のズボン?」
一人の生徒がそうつぶやく。
「えっと、シャルル・デュノアと言います。世界で2番目にISを動かした男性操縦者です。デュノア社の企業代表としてやってきました。よろしくお願いします」
そういい一礼するデュノアと名乗った人物。それに対して生徒たちは
『きゃあああぁぁぁあっぁああ!!!!!』
と黄色い声を上げた。
「二人目よ、二人目!」
「まさか2人目の男性操縦者が1組にやってくるなんてもういいこと尽くしじゃん!」
「やったぁあ! 本が書けるぞぉ!」
などと言った声を上げる生徒達。そんな生徒たちに千冬は
「静かにしろ!」
と一喝する。千冬の言葉に生徒たちはすぐに静かになる。
「えぇGW中にフランスのデュノア社が検査したところ見つかったという事でIS学園にやってきた。当クラスにはすでに土方がいるため大丈夫と思うが、色々と配慮してやるように」
『はい!』
「よろしい。では次の授業は2組との合同授業の為移動するように。土方、デュノアに男性更衣室まで案内してやれ」
千冬がそう告げる。だが一夏は
「はぁ? いや無理なんですが」
と拒否したのだ。
「土方君、そんな拒否するのは…」
真耶は拒否した一夏に困惑しながらも咎める。
「いやだって、
なんで、
と言ったのだ。
一夏の言葉に同意するようにレオやビオレ、さらにダルキアンやユキカゼが頷く。
「先生、流石に女性が男性更衣室に行くのはまずいでござるよ」
「その通りだ。というかなぜ男装なんてしておるのだおぬしは?」
ダルキアンやレオの言葉に意味が分からないといった表情を浮かべる生徒たちと真耶。
すると
「私も同意見です織斑先生。なぜ男装した女性を男性更衣室に行かせるのですか?」
ボーデヴィッヒがそう告げたのだ。
当の本人であるデュノアは訳が分からないというか酷く焦った表情を浮かべていた。
「な、何のことを言ってるの? 僕は男「いや、無理があるぞ」ど、どういうこと?」
デュノアの言葉を遮るように重ねる一夏。
「まず体格、男性にしては細すぎる。それに胸を何かで圧迫してるだろ? 呼吸が明らかに細いし呼吸数が多い」
そういい違和感を伝える。
それに対してデュノアは「あの、それは…」と言葉がうまく出てこずしどろもどろになっていた。
そんな中千冬ははぁ。と溜息を吐く。
「まったくこちらの配慮も気にもかけずにずけずけと言いおって」
「いや、配慮って…」
「この学園は生徒の自主性を重んじるところがあるんだ。そのため女性にもかかわらず男装しているのは何か理由があるからということで黙っておいてやったんだぞ」
千冬の言葉にデュノアはもうバレてた!?とショックを受けた顔を浮かべていた。
「けど、流石に女にもかかわらず男と紹介するのはまずいんじゃないでござるか?」
「そうかもしれんが、こいつは心から男だと思い込んでいるかもしれんだろ? なぁ?」
千冬の問いに呆然となっていたデュノアは
「……いえ、僕女です」
と正直に答えたのだ。
「えっと、どうして女にも関わらず男として入学してきたんですか?」
真耶の質問にデュノアは「そ、それは…」と言い淀む。
すると千冬が喉をならす。
「んん。山田先生、それは後で生徒指導室聞きましょう。ではデュノア私たちと共に生徒指導室に行くぞ。訳はそこで聞く」
「わ、わかりました」
「では、諸君はこの後1組と2組との合同授業の為皆アリーナに向かうように」
『は、はい』
生徒たちの返事を聞いた後、千冬は真耶とデュノアと共に教室から出ていった。その後一夏も着替えに更衣室へと向かって行った。
次回予告
ユキカゼでござる!
いやはや今朝の者は何故男の格好をしていたのでござろうか?
謎でござるな。
では次の話でござるが、1組と2組のとの合同授業故アリーナに集まったユキカゼ達。
さてさてどういった授業になるでござろうな。
次回合同授業!
次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)
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①IS×ウォーシップガンナー2
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②IS×メタルギア
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③IS×オリジナルストーリー①
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④IS×オリジナルストーリー②
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⑤IS×クロスアンジュ
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⑥IS×タイムクライシス
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⑦IS×オリジナルストーリー③
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⑧IS×人狼 JIN-ROH
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⑨IS×東方project
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⑩IS×オリストーリー④
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⑪IS×R-type
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⑫俺ガイル×IS