Infinite Days~獅子の姫達とその勇者~   作:のんびり日和

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32話

――ガキン! ガキン!

 

激しい金属と金属のぶつかり合う音。

砂浜から少し離れた海上で、5機のISがぶつかり合っていた。

 

「フッ!!!」

 

刀を振るい、攻撃をする一夏。しかし篠ノ之に憑りついている者はその攻撃を避け、距離をとる。

 

「チッ。二つの流派を使い分けて動くから難しいな」

 

「だが、何とかしてあ奴をISから叩き下ろして妖刀を破壊せんといかんぞ!」

 

「分かってる!」

 

イライラを見せる一夏とレオ。するとダルキアンが声をかける。

 

「一夏殿、篠ノ之殿の動きが分かったでござる」

 

「何ですか?」

 

「どうやら、一夏殿の攻撃は避けているようでござる。しかし、拙者たちの攻撃は受け止めて叩き斬ろうとしているでござる」

 

「どういうことです?」

 

今度はユキカゼが口を開く。

 

「恐らく一夏殿を傷つけない為、そして拙者たちを殺そうと対応を変えているんだと思うでござる」

 

「なんだよそれ? 意味が分からん」

 

「流石に拙者たちも理由は定かではないでござる。しかし、早く篠ノ之殿を解放しないと危険なのは確かでござる」

 

ダルキアンの言葉に一夏は、えぇ。と返しながら虚ろな目の篠ノ之を睨む。

 

「さて、どうやってあいつをISから叩き落すか」

 

「一夏殿、拙者たちが波状攻撃で篠ノ之殿を追い詰めるでござる。一夏殿は隙を見て一撃を決めてほしいでござる」

 

ダルキアンの言葉に一夏は頷く。

レオとビオレ、ダルキアンとユキカゼは武器を構える。まず動きの素早いビオレとユキカゼが攪乱させるように素早い攻撃を行う。篠ノ之はその攻撃を弾き返していくが、流石にいくつか攻撃を食らう。

こんどはレオが戦斧を片手で振る。篠ノ之はレオの戦斧に真っ向から対抗するも、敵うはずもなく吹き飛ばされる。追撃するようにダルキアンの大太刀が迫る。篠ノ之はそれを防ごうと刀を構えるが、ダルキアンの大太刀にたやすくへし折られる。

そしてその背後から一夏が大和のワンオフアビリティー『乱れ散々桜』を発動して斬りかかる。葵を失った篠ノ之は対処できるはずもなく一夏の攻撃にさらされる。

 

「とどめぇ!!」

 

上に上がって一気に箒に落下して刀を突き刺す。

月の攻撃を受けた篠ノ之はそのまますごい勢いで地面に落下し、地面に叩き付けられると同時にISが解除される。

5人は篠ノ之が落ちたところに降り立ち、ISを解除する。篠ノ之は視線が定まらないようにぐりぐりと目を動かし続ける。そしてその手元には妖刀が握られており、ダルキアンは躊躇うことなく大太刀で妖刀を叩き折った。

刀から禍々しいオーラが消え、一夏とレオ、ビオレはホッと一安心するが、ダルキアンとユキカゼは何か嫌な予感を感じ、地面に横たわる篠ノ之に近づき右腕の羽織をめくる。

篠ノ之の右手から上が黒く変色していた。そしてその変色は徐々に広がりを見せていた。

 

「っ!」

 

ダルキアンとユキカゼは息をのみ、一夏達もその腕に驚愕する。

 

「ダルキアンさん、これは?」

 

「妖刀の呪いでござる」

 

「呪い?」

 

「そうでござる。今しがた折った妖刀が悪足掻きと言わんばかりに、篠ノ之殿の腕に呪いの一部を移したんでござる。このままでは篠ノ之殿は呪いに取り込まれ、再び暴れるでござる」

 

ダルキアンの説明に眉間にしわを寄せる一夏。

 

「どうにかする方法はあるんですか?」

 

「残念ながらないでござる。此処はあの世界ではない為、フロニャ力が無いでござる。出来るのは、苦しめることなく…」

 

ダルキアンは其処から何も言わなかったがその場にいる全員が理解した。篠ノ之を助けるには殺すしかないと。

そうこうしている間にも、呪いの浸食は進み、篠ノ之の肘間近まで来ていた。

一夏は拡張領域から刀を取り出して篠ノ之に近づく。

そして上に振り上げ、一気に篠ノ之に向かって振り下ろす。

 

 

 

ザシュッ!!!

 

 

その場に肉の裂ける音が鳴り響く。




次回
臨海学校終了

~これが最善策か…~

次回投稿してほしい小説(詳細は活動報告の「次回作一覧」を見てください)

  • ①IS×ウォーシップガンナー2
  • ②IS×メタルギア
  • ③IS×オリジナルストーリー①
  • ④IS×オリジナルストーリー②
  • ⑤IS×クロスアンジュ
  • ⑥IS×タイムクライシス
  • ⑦IS×オリジナルストーリー③
  • ⑧IS×人狼 JIN-ROH
  • ⑨IS×東方project
  • ⑩IS×オリストーリー④
  • ⑪IS×R-type
  • ⑫俺ガイル×IS
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