久々の投稿…たいへん遅くなり申し訳ありません!
最近忙しすぎたのです…
それでは、「戦火と人魂は夜闇に映ゆる」第9話、ごゆっくりどうぞ!
ドンドルマにてマスター会議が行われている、ちょうどその頃。
遠く離れた山あいの温泉村・ユクモでも会議が行われていた。最も、出席者わずか3人のささやかなものだったが。
「ではこれより、幽霊に対する策を講じる会議を始めるッス!」
会議を取り仕切っているのはジーク。何の会議かは、言うまでもない、幽霊へのリベンジのための、作戦会議である。
まずは、前回の遭遇戦において、各自が収集した情報を整理していく。
「オイラのボウガン…どの種類の弾撃っても通ってなかったッスね…」
「私とケートの攻撃は通っていたがな…。ひょっとしたら、弾は全て無効なのかもしれん」
「火炎弾や電撃弾でも?」
「それは試さないと分からないが…もしかしたらそうかもな」
「少なくとも、龍属性は効かなかったッスね」
「ジーク、あなたボウガン以外の武器使える?」
「無理ッス!(即答)」
「…だよね…」
「実質戦力外だな」
「ちょ、先輩!?」
「…まあ、アイテム使用要員くらいなら、何とかなるわね」
「それフォローになってないッスよ…」
因みに、彼女らのケガは大丈夫なのか?と思った方もいると思うので、補足しておこう。
実は、この時点でケガのほうはほぼ治ってしまっている。ユクモ村の養生に向いた雰囲気と立地、食べ物、そして何よりユクモ温泉の湯治効果とハンターによくある凄まじい生命力の賜物である。
決して秘薬を使ったとか、そういうのではない。あんな高価な代物、そうほいほい使えるもんじゃないのである。
「そうだ、ボウガンといえば。あの幽霊が撃ってきたトゲみたいなもの、あれはサボテンのトゲで合ってるよな?」
「ええ、私もそう思うわ」
「えっ、ちょっと!?何でサボテンって分かるんスか?」
「あのトゲ…どうも見覚えがあると思ったら、サボテンのトゲにそっくりなんだ。ヤツは自然の体現者なんだろ?だったら、サボテンを使ってもおかしくないと思う」
「でも、渓流にサボテンなんて生えてないッスよ?何で持ってるんスか?」
「それはわからん…」
「わからないといえば、あの光もよくわからないわね。私たちを吹っ飛ばし、マリウスを殺ったあの緑の光…」
「それオイラも気になって仕方ないッス」
「あれなんだがな…どうも、周囲の植物と関係があるように思えるんだ」
「どうして?」
「あれに撃たれる直前に見たんだ、周りの植物が、その緑色を失って半分透明になってたのを」
「じゃああれは、植物の力を借りて撃ってる…?」
「でも、マリウスの時はそんなことなってなかったと思うッスよ」
「ジークの言う通りだと思う。私も、そんな覚えがある。だから、決めつけるのは危険だけど、あの光は、周りの植物から緑を奪うことによって、威力を高められるんじゃないかな」
「先輩、さっきから仮定の話ばっかりッスよ」
「仕方ないだろ、何もわかっちゃいないんだから」
…こんな感じで、なるべく見た物を思い出していたのである。
そんな中、ある日ギルドから連絡が来た。あの幽霊を、正式に 龍 として認める、とのことである。それと同時に、幽霊に関わると判断された資料が、僅かながら解禁され、閲覧できるようになった。そこで早速、資料を集められるだけ集めて、調べてみた。のだが…
「駄目だぁぁぁ新しい情報が何もないぃぃぃぃ!!」
ジークの絶望の声からお察しいただける通り、集めた記録からは、新しいことは何一つ分からなかったのだ。
「…これ以上は無意味か…」
「じゃあ、各自で情報集めることにしない?傷もすっかり治ったし」
「賛成ッス」
かくして、作戦会議は解散。各自で療養中に鈍った体を鍛え直しつつ、情報収集することとなった。
短くてすみません…
亀更新になる可能性大ですが、執筆頑張りますので、応援よろしくお願いします!
次回予告です。
ユクモ村にて情報収集にあたるベティ。その折に、あの少女と偶然出会う。そして彼女から知らされたものは…。
次回「新たなる希望」 乞うご期待!
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