戦火と人魂は夜闇に映ゆる   作:Red October

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なん…だと…!?
ま、まだ始まって間もないような、こんな作品に、感想が付いた…!?

RGT様、ありがとうございます!!圧倒的感謝です!


「戦火と人魂は夜闇に映ゆる」 第3話、お待たせいたしました!

やっと、幽霊の話が出せる…(噂だけですが)。

それでは、ごゆっくりお読みください!


第3話 幽霊の噂

 

「実は…出るんです、渓流一帯には」

 

少女の告白。

 

「「出るって、何が!?」」

 

私とケートの声が重なる。

2人が出した言葉は同じだが、出て来た理由は異なる。私のは、何か危険なもの…例えば、貪食の恐王イビルジョーとか…が狩猟中に出たら不味いから、先に知っておこうという、リスク回避が理由。ケートのは、単純な恐怖が理由だ。その証拠に、ケートの顔は完全に色を失っている。

 

数瞬の沈黙。そして、少女は絞り出すようにして答えた。

 

「…幽霊が」

「きゃあぁ!」

 

幽霊という言葉を聞いた途端、ケートが悲鳴をあげ、腰を浮かせる。後ずさろうとして、足を滑らせ、後ろにひっくり返った。

あっという悲鳴。続いてザボンという水音。ケートのいた場所には、砲弾でも落ちたかと思うような、派手な水柱があるばかりである。

悲鳴と水音で完全に周囲の目を引いていたが、それに気づかないほど私の思考は速く回っていた。

 

(怪談…の類か?)

ケートが浴槽に沈没する横で、私は考えた。だが、今の少女の告白、怪談と決めつけるには早い。私の頭の中では、何故か警戒信号が鳴っている。

 

「この世界に怪談?」と思う方もいるかもしれないので、補足しておこう。科学というものがあまり発達していないこの世界では、いやこの世界だからこそ、お化けやら妖怪やらが真面目に信じられることもあるし、怪談が出回ることもある。

この世界の怪談で有名なのは、ジャンボ村にあるという廃坑道だろう。ここでは、かつて大規模な落盤事故があって、今もその時死んだ作業員の霊が出るとか、ある寒い朝に燃石炭売りの少女が、廃坑道の前で燃石炭を握りしめたまま冷たくなっていた、などと言われている。怪談は、この世界では決して珍しいものではないのだ。

 

「あの、信じてもらえますか?ハンターさん達には信じてもらえないことが多くて…」

 

少女の声で現実に引き戻される。

 

「ああ、うん、信じるよ。注意しないといけないと思って言ったんだろ?」

「はい!」

 

ここで漸くケートが浮上してきた。

 

「この村に昔から伝わる言い伝えなんですが、渓流には幽霊が出るらしいんです。といっても、最近は全く見られていないそうですが…」

「最近って、どのくらい?」

「両親は見たことがないそうです。おばあちゃんは見たことがあると言ってましたが…」

 

ということは、ここ数十年くらいは出ていないのかな。

そんなことを思いながら、横目でケートを見る。彼女は完全に怯え、風呂に浸かっているのに顔面蒼白で、ガタガタ震えていた。そういえば彼女は昔から、お化けやら怪談やらは大の苦手だったな。

 

「その幽霊というのは、どんな姿をしてるの?」

 

ケートはもはや質問どころではないので、代わりに私が質問する。

 

「おばあちゃんの話では、ボロを纏った人間のような形で、足はなく、人魂に囲まれて宙を滑るように動くって言ってました」

 

うわ、完璧に幽霊だよこれ。

 

「そりゃ怖いな、本物の幽霊じゃないか。わかった、気をつけるよ」

「あと…」

「ん?」

「あと、これは別の人が言ってたことなんですが…その幽霊は、実は自然の守り神で、自然に悪いことをすると現れて、罰を与える、と」

「罰って、どんな?」

「すみません、そこまでは分からないんです…」

 

さっきから感じていた警戒信号は、このためか。罰ってところに反応していたのだろう。

 

「それじゃ、私はこの辺で」

「そうか。教えてくれてありがとう。気をつけて行ってくるよ」

「いえいえ。良い狩りを」

 

少女は一礼すると、風呂からあがり、出て行った。

 

(自然の守り神、か…。メゼポルタの知り合いに聞くところでは、地面からいきなり竹やぶを生やして攻撃してくる古龍がいるそうだし、あながち嘘ではないかもしれん…)そう考えながら、隣にいるケートを見ると、まだ震えている。

 

「おいおい、しっかりしなよ」

「うう、お化けコワイ…」

 

リオレウスすら恐れないケートの、意外な弱点である。

体も温まって疲れも取れたため、ここで私たちは風呂からあがった。

 

(狩猟環境は不安定、それに加えて幽霊か…こりゃ厄介だな)

 

そう考えながら、浴場に併設されたドリンク屋で買った、「ボコボコーラ」とかいう飲み物を口に入れる。

 

「ん!?これ結構イケるぞ!」




如何でしたでしょうか?

このシーン、言葉で描写するのに苦労しました…。うp主の文章力がないせいです。ああ、頭に浮かんだシーンをそっくり言語化してくれるマシンが欲しいな…。
というか、こんな日常的シーンでこの始末では、いざ幽霊を書こうとするとどうなるやら…。絵にしたいところですが、残念なことにうp主には絵心というものがまるでないのですorz

余談ですが、うp主は3G以前の作品はやったことがありません。ですのでジャンボ村に行ったことは勿論ありませんし、ユクモ村を詳しく知ったのもXになってからです。
え?じゃあ何で温泉ドリンクを知っているのかって?

……ライトノベルのせいです。読んでるんですよ、あのシリーズ。



次回予告です。


クエストを受け、夜の渓流に出ようとするパーティ。そのメンバーは、ベティ(主人公)と、ケートとジークと…

次回「クエスト受注」 乞うご期待!


ようやく、狩りの準備段階です。



まだまだ海のものとも山のものともつかない作品ですが、感想・評価よろしくお願いいたします!
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