清楚系ド淫乱アイドル『逢坂冬香』   作: junk

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冬香がラブライカの二人をバックダンサーにする代わりにプロデューサーに要望して作ってもらった番組です。
知る人ぞ知る深夜のラジオ、というノリ。
何を言われても「あれは台本なので」でゴリ押してます。ファンも「なんだ台本か」と納得して、そういうもんだと思って楽しんでます。




第17話 オールナイト・美城プロ

 ――毎週火曜夜十一時きっかりに、

 『それ』は始まる

 穏やかな日常を壊し、君を非日常に引きずり込む『それ』が……

 

冬香:はい、というわけで今夜も始まりました『オールナイト・美城プロ』、パーソナリティを務めますのはどうも、逢坂冬香でございます。

奈緒:私にも名乗らせろ! ラジオの前のみんな、今日も付き合ってくれよな! 神谷奈緒だ! ……なあ、やっぱりオープニング変えないか? 明らかにこの番組と合ってないだろ。

冬香:いえいえ。私の危ない発言に、きっと偉い人達の穏やかな日常は壊されてることと思いますよ。

奈緒:自覚してるならやめろよ!

冬香:全方位に喧嘩を売ることで、全方位から攻められる。私はそうありたい。

奈緒:そうありたい、じゃねーよ。それ私も巻き込まれてるから!

冬香:興奮しているところ大変恐縮なのですが、そろそろオープニング・トークを切り上げてもよろしいでしょうか?

奈緒:よーし喜べ。あたしへの喧嘩の売り方は満点だ。

 

 

オープニング曲『こいかぜ』

 

 

冬香:えー今回は記念すべき第10回ということなので、なんと十五時間拡大スペシャルでお送りいたします。

奈緒:拡大しすぎだろ! 台本が骨太SFハードカバーみたいになるわ!

冬香:と言ってもこの番組の台本、ペラッペラですけどね。ラジオの前のみなさんに説明しますと、基本『フリートーク』とだけ書かれていまして、たまに『この辺でこのコーナーやって』とある程度です。

奈緒:実際1ページしかないからな。卒業証書挟むアレみたいになってるとか、おかしいだろ……企業宣伝もないし。

冬香:あっ、でも奈緒今日はちょっとセリフ書いてありますよ。読み上げますと『いやぁ、今日は寒いねえあっ、寒いと言えばさ――』

奈緒:誰のセリフなんだよ、これは! 口調完全におっさんだろ! しかも『寒いと言えばさ――』の後何にも書かれてねえじゃなねえか! 寒いと言えばなんなんだよ!

冬香:寒いと言えば、全裸オナ◯ーが捗るなあ、とかじゃないでしょうか。

奈緒:そんなこと言ったら、記念すべき第10回で番組が終わるわ! それに寒いのに全裸になるな!

冬香:いえ、寒いときこそ全裸になることで――

奈緒:あー! あー! 聞きたくない!

冬香:――寒さに攻められるという自然とのSMプレイがですね、

奈緒:続けるなよ!

 

 

挿入歌『雪の華(高垣楓カバー)』

 

 

冬香:――というわけで、残念ながらそろそろサヨナラのお時間です

奈緒:いやいやいやいや。まだ全然序盤だから、コーナー何一つ消化してないから! なんならフリートークしかしてないから!

冬香:ほお、つまりコーナーを消化するまで終わらないと?

奈緒:しまったああぁぁぁ! うぅ、コーナーやりたくない……

冬香:やって参りました大人気コーナー『神谷奈緒は処女なのか? 非処女なのか?』。読者様方から投稿されたお題を奈緒が体験していなければ処女、体験していれば非処女となります。

奈緒:おかしいだろ! やっぱりこれおかしいだろ! なあ! 深夜ラジオとはいえ、あたし達アイドルだぞ!?

冬香:最初のお便りは『社食で奈緒ちゃんの眉毛食べたい』様からです。

奈緒:無視! しかもよりによって社食かよ!

冬香:なんだかんだ言ってコーナーが始まると素直に受け入れるその姿勢、私は好きですよ。さて、お便りを読みますね『冬香さん奈緒ちゃんばんわっす!』。はい、ばんわっす!

奈緒:番組恒例のように言ってるけど、そんな挨拶初めて聞いたからな?

冬香:『奈緒ちゃんはラ・ク・ロ・ス未経験でしょうか、それとも体験済みでしょうか。気になって奈緒ちゃんのCDを100枚も買ってしまいました』とのことです。

奈緒:これ本当にラクロスの話かっ!? ラクロスの話なんだよあ! なんか悪意感じるぞ!

冬香:……

奈緒:なんで冬香もスタッフさんも真顔で黙るんだよ! 今まで見た中で一番迫真の顔するな!

冬香:……

奈緒:く、ぅ……! あーもう、仕方ねえな! しょ、処女だよ! 悪いか!?

冬香:はい、いただきました。奈緒の処女発言いただきましたよ。社食で奈緒ちゃんの眉毛食べたいさんには、番組特製オリジナル高垣楓ステッカーをプレゼントしちゃいます。

奈緒:なんでだよ! あたしか冬香のステッカーにしろよ!

冬香:いやでも、これ凄く出来がいいんですよ。しかもこの番組用にわざわざ新しい衣装まで用意してもらって撮影したので、本当に価値のある品ですよ、これは。

奈緒:明らかに力入れる所おかしいだろ……

冬香:ちなみに予算を使い過ぎて、スタッフさん達が自腹を切ったそうです。

奈緒:ここのスタッフって本当に頭おかしいよな。

冬香:頭おかしいといえば、こないだ奈緒の大食い企画あったじゃないですか

奈緒:ああ、あったな……ラジオなのに何故か大食いさせられたな。

冬香:奈緒がラストスパートに入った際、BGMに千早さんの『arcadia』使ったせいで、しばらくゲストどころか飲み物さえ用意出来てませんでしたよね。

奈緒:かんっぜんに力入れる所明らかに間違えてたよな世界一無駄な『arcadia』の使い方だと思うぞ。

冬香:でもこないだ共演した時、如月さん爆笑したって言ってましたよ。

奈緒:まさかのリスナー!?

冬香:社食で奈緒ちゃんの眉毛食べたいさんが如月さんの可能性もあるわけです。

奈緒:765プロの社食があたしの眉毛になったら、いよいよ末期だな。

 

 

挿入歌『Nation Blue(高垣楓ソロリミックス)』

 

 

冬香:続いてのお便りは『死ぬ時はせめて奈緒ちゃんと冬香ちゃんに挟まれながら愛を囁かれて死にたい』さんからです。

奈緒:せめてって言いながらさらっとデカイ要求してくるな、こいつ。

冬香:読み上げますね『奈緒ちゃん冬香さんばんわっす!』はい、ばんわっす!

奈緒:だから、なんで今日はみんな『ばんわっす!』統一なんだよ。どこで示し合わせてきたんだよ。

冬香:『いつもお二人の仲睦まじい会話を聴いて癒されてます。本当に仲が良いんだな、と声越しでも伝わってくるのがとっても微笑ましいですね』。

奈緒:おお! 普通のお便りが来て、何故かあたし感動してる! ほら、まともなお便りが来たの、初回だけだったからさ……

冬香:『そこで質問なのですが、お二人は百合なのでしょうか? そして仮に百合であった場合、どちらが攻めでどちらが受けなのですか? お二人は一体どこまで進んでるのですか?』とのことです。

奈緒:あたしの感動を返せ。

冬香:うーん、これはちょっと……

奈緒:だよな! 冬香も変なお便りだと思うよな!?

冬香:処女か非処女で答えるの難しくないですか?

奈緒:そこかよ!

冬香:ふざけつつも、しっかりコーナーはやり切る女。どうも、逢坂冬香でございます。

奈緒:うん。そのしっかりやり切ってるコーナーが良くないんだけどな。

冬香:というわけで死ぬ時はせめて奈緒ちゃん冬香ちゃんに挟まれながら愛を囁かれて死にたいさんの質問には答えません。ステッカーもなしでーす。

奈緒:うぉい! この手のやつでステッカープレゼントしないの初めて見たよ! てゆーかなんで採用した!?

冬香:それにまあ、私と奈緒の進展具合を申し上げると、流石のこの番組といえどピー音のオンパレードになりますからね。

奈緒:ならねーよ!

 

 

挿入歌『2nd SIDE(高垣楓カバー)』

 

 

奈緒:今更なんだけどさ。

冬香:はいはい。

奈緒:なんで挿入歌全部楓さんなの?

冬香:第10回にしてそこに触れますか。

奈緒:いや、おかしいだろ! あたしと冬香のラジオじゃん! なんならゲスト一回も来たことないからな!

冬香:多分楓お姉様に予算を使ってるから呼べないんでしょうね。

奈緒:そこがもう間違ってるだろ! あたしと冬香に予算をさけよ!

冬香:お金より、面白さ重視。昔の各方面に噛み付くラジオの精神を忘れてなくて好きですけどね、私は。

奈緒:噛みつきすぎたんだよ! 流石に普通アイドルのラジオって言ったら、メイクとかファッションとかお仕事の話をするもんじゃないのか?

冬香:はあ、しょうもな。

奈緒:しょうもなくないだろ!

冬香:そんなキャッキャウフフな話をして、誰が喜ぶんですか?

奈緒:ファンの皆さんだろ!

冬香:このラジオのファンですよ?

奈緒:ああ……そっか。

冬香:というわけで、コーナーを続けましょうか。

奈緒:うん。あたしももう諦めたよ。

冬香:続きまして『来世は奈緒ちゃんのストッキングになって寒さから守ってあげ隊』さんからです。

奈緒:ここのリスナーはそんなんばっかか!

冬香:でもこの投稿者さん、女子高生みたいですよ。

奈緒:えぇ……

冬香:『奈緒ちゃん冬香ちゃんこんば――えっ、あ、はい。ばんわっす!』

奈緒:これ誰かからの指示受けてるよなあ!? 書いてる途中ばんわっす! て書くよう指示されてるよなぁ!?

冬香:『私事なのですが、最近イギリスに旅行してきました。海外に行くのは初めてだったので、日本とは違うことばかりの連続で、凄くビックリしちゃいました! そこで質問です。奈緒ちゃんと冬香ちゃんは海外に――えっ、し、下ネタ? わ、分かりました……島村卯月、がんばります! え、えーっと、奈緒ちゃん、今日パンツ何色だよ!?』とのことです。

奈緒:やっぱり指示受けてるじゃねえか! どう見ても途中で方向転換させられてるじゃん! ありなのか、これ!? そして思いっきり身内だよ!

冬香:あまり話したことない身内と気まずい思いをしながらこんな話をする。そんなのもアリですね。

奈緒:アリじゃねええええええええ!

冬香:いえーいしまむー聴いてるぅ〜?

奈緒:身内ネタ止めろ!

冬香:あっ、メールで『はい、しっかり聴いてます!』ってきました。

奈緒:オンエア中にメールするな!

冬香:ではここで、島村さんに電話してみましょう。

奈緒:!?

冬香:呼び出してっと……はい、奈緒。島村さんにお電話が繋がってますよ。

奈緒:キラーパス過ぎる! あたしあんまり関わりないぞ! ……あ、お電話代わりました神谷です。

謎のリスナー『はい、島村うづ――じゃなかった来世は奈緒ちゃんのストッキングになって寒さから守ってあげ隊です!』

奈緒:あっ、本人的にはまだバレてないていなのな。

謎のリスナー『初めまして、奈緒ちゃん。いつも応援してます。ぶいっ!』

奈緒:応援ありがとな! あたしもニュージェネ大好きだぞ!

謎のリスナー『えへへ、ありがとうございます! 今度凛ちゃんと未央ちゃんも誘って五人でご飯でも行きましょう!

奈緒:是非! 先輩の話とか、もっと聞きたいって思ってたんだ。冬香の話は参考になんねーから。

謎のリスナー『私なんかでよければ! ――えっ、あっ、はい。奈緒ちゃんごめんなさい。ちょっと失礼しますね』

奈緒:ん?

謎のリスナー『はい、はい。もっとちゃんと悪口言います……だからもう、許して下さい……』

奈緒:やっぱり脅されてるじゃねえか! おい、大丈夫なのか!?

謎のリスナー『許して下さい、楓さん……』

奈緒:まさかの黒幕!?

冬香:はい、ここで電話を切りますね。というわけで来世は奈緒ちゃんのストッキングになって寒さから守ってあげ隊さんでした。当然ステッカーはなしでーす。

奈緒:後味悪っ!

冬香:最後に、奈緒のパンツの色なのですが。

奈緒:くぅぅぅ! 忘れてると思ったのに! これは本当に答えたくない! 番組的につまらないのは、あたしだって分かってるんだ。それでもあたしは、これにだけは答えたくない!

冬香:それでは私がお答えしますね。

奈緒:え?

冬香:ちょっと失礼しますよ。

奈緒:うおい! 自然にあたしのスカートを捲ろうとするな!

冬香:ふっ、笑止! その程度のガードでSランクアイドルたるこの私の攻撃を防げるとでも?

奈緒:! お、おま、その手にあるの!

冬香:『忍法・変わり身押し付け』です。奈緒のパンツを奪い、代わりに私のパンツを穿かせておきました。等価交換だ! というやつです。

奈緒:待て待て待て! あたしの理解が追いつかない!

冬香:奈緒のパンツの色は――いえ、これはやはり、私の心の中にだけ留めておきましょう。

奈緒:なんだその『死んだ師匠から送られた自分にだけ意味が分かる遺言を受け取った奴』みたいな顔は! そんな場面じゃないだろ!

冬香:例えツッコミが長いですね。

 

 

挿入歌『Snow World(高垣楓カバー)』

 

 

冬香:続いてはこのコーナー『逢坂冬香を丸裸にひん剥こう』です。

奈緒:ま、普通に質問コーナーだな。プライベートが結構謎な冬香に質問をして、どんな人なのか解き明かしちゃおう! って企画だぞ。名前がちょっとあれだけど……

冬香:『神谷奈緒は処女なのか? 非処女なのか?』では私がハガキ厳選していますが、こちらは奈緒が厳選しているので、私はどんな質問が来るのか本当に知りません。

奈緒:この厳選がな、本当に苦痛なんだ。変な質問して来る人とか、あたしがハガキ厳選してるから、その……なんだ。あたしに向けて、ら、ラブレターとか、変な自撮りとか送って来る人がいて。あ、ありがたいんだけどな! 応援してくれることは。でももうちょっと節度を守ってもらえると、嬉しいな。

冬香:普通ある程度スタッフさんが選別して、安全なハガキだけ渡すんですが、この番組はそういうの一切ありませんからね。

奈緒:あたしはここのスタッフに良識とか心遣いを期待するのをやめたよ。

冬香:ここまで信頼関係のないスタッフとクリエイターの組み合わせは珍しいですね。割と長寿番組ですのに。

奈緒:よし。それじゃあ最初の質問を読み上げるぞ『魚の塩漬け』さんからの投稿だ。ありがとうございます!

冬香:急に普通のラジオっぽくなりましたね。

奈緒:いいんだよ、これで! こほん『奈緒ちゃん冬香ちゃんばんわっす!』ってここでもかあ! こっちでも『ばんわっす!』か! てゆーか、え、あたしが厳選した時はこんな挨拶じゃなかった気が……

冬香:まあまあ、いいじゃありませんか続きを。

奈緒:あ、ああ。なんか釈然としないな……まあいいか。こほん、『冬香ちゃんは最近、ユニットを組みましたね。冬香ちゃん、如月千早さん、高垣楓さん、東豪寺麗華さん、水谷絵理さんの五人ユニット『6 eye(シックス・アイ)』。音楽は本当に素晴らしいのですが、この五人がトークしているところを見たことがありません。普段はどんな感じでお話ししているんですか?』ということです

冬香:お便りありがとうございます。

奈緒:あー、これはあたしも気になってたんだよな。冬香以外全員クール系だろ? どんな話するんだ?

冬香:えっ? いやいやちょっと、私もクール系でしょう。キンキンですよ。

奈緒:どこがだよ。頭パッションだろ。

冬香:そんなこと言ったら奈緒もツッコミパッションだと思いますが。

奈緒:誰のせいだ、だれのっ!

冬香:わはははは。だーれのせいかね、こりゃあ。

奈緒:誤魔化し方下手かっ! でも本当に、冬香のユニットかっこいいよなあ。ジャケ絵とか曲調もそっちに寄せてるし。全員スーツ姿のジャケ絵、あたし結構気にいってんだよなあ。メンバーカラーがワンポイント付いてるのもいいよな。

冬香:知らない方のために説明しますと、私達のユニットはメンバーカラーが設定されてるんですね。例えば私ですと薄紫なので、淡い紫色のチョーカーを巻いてます。他には麗華は紅いネクタイ、という風ですね。

奈緒:楓さんは翡翠色の髪飾り、絵理ちゃんは水色のメガネ、千早さんは青色のリボンを手に巻いてるんだっけ。

冬香:基本的には。

奈緒:応用はなんだよ。

冬香:まあその話はおいておきまして、質問にお答えするとですね。私達の練習は基本的にクッソ空気悪いです。

奈緒:えぇ……

冬香:先ず、大体私が麗華をいじります。そして喧嘩になります。

奈緒:なにやってんだよお前。

冬香:腹を立てた麗華がついつい大声を上げ、絵理さんがちょっとビクつきます。で、麗華ってヒール気取ってますけど、結構根は良い人じゃないですか。なんで絵理さんに謝ろうとするんですけど、ヒール役魂がそれを許さず、微妙な空気になります。

奈緒:うわぁ……

冬香:すると楓お姉様がニコニコしながら、そろそろレッスンしましょうか、と言います。すかさず千早さんが乗ります。

奈緒:流石楓さんと千早さんだな。

冬香:ですがそうは問屋がおろしません。再び私が麗華をいじります。

奈緒:なんでだよ!

冬香:こないだは麗華と絵理さんがお互い泣きながら謝るところまで行きました。

奈緒:そんなんだから色んなアイドルから共演NG食らうんだよ……

冬香:後はまあ、会話が盛り上がりかけた時に不意に私が「ところで、枕営業とかしたことあります?」とか「握手会の最中キモヲタが急に乱入して来たらどうします?」みたいなこと言って空気を凍らせてます。

奈緒:なにしてんだよ!

冬香:ちなみに奈緒は、枕営業したことあります?

奈緒:ないわっ!

冬香:私もです。このラジオを聴いてる偉い方々、逢坂冬香は枕営業いつでも歓迎ですよ。なんなら仕事はくれなくてもいいです。

奈緒:後でプロデューサーにチクっとこ。また冬香が枕営業しようとしたって。

冬香:いやあぁぁあ! こ゛め゛ん゛な゛さ゛い゛な゛お゛おおぉぉぉ!!!

 

 

挿入歌『Absolute Nine(高垣楓ソロリミックス)』

 

 

奈緒:続いてのお便りは『ばんわっす!』さんから……ってもう名前が『ばんわっす!』じゃねえか!

冬香:いえーい! ばんわっす!!

奈緒:どうした急に!? ……こほん、冬香に付き合ってるといつまでも進まないからな。続きを読むぞ。これも『6 eye(シックス・アイ)』関連だ。

冬香:あんなクソユニットがなんでそんなに人気なんですかね。

奈緒:自分のユニットをクソって言うな!

冬香:ごめんなさい。

奈緒:すなおっ!

冬香:奈緒、お便りの続きを。

奈緒:はいはいっと『冬香ちゃんは『6 eye(シックス・アイ)』の中だったら、誰と一番仲良しですか? 一番仲良しな人と、どのくらいプライベートで遊んでますか?』とのことです。お便りありがとうな!

冬香:私からも、ありがとうございます。質問に答えるとですね、一番仲良しさんなのは麗華ではないでしょうか。

奈緒:あれは……仲良しって言うのか?

冬香:お互い罵倒しながら蹴落とし合うのを友人と呼ぶのなら、私と麗華は間違いなく友達ですね。

奈緒:うん、それは敵だな。

冬香:強敵と書いて友と呼ぶ、というやつでございましょうか。

奈緒:いや、怨敵と書いて敵だな。

冬香:じゃあ仲悪いです。

奈緒:認めちゃったよ。

冬香:まあ、誰とでも仲良いですよ。プライベートでの付き合いもあります。こないだは千早さんのお宅でお鍋を突きました。

奈緒:その場面撮って、ライブの特典とかに付けたら凄そうだな。

冬香:千早さんに泣きながら、もう二度と来ないでと言われました。

奈緒:やっぱ仲悪いじゃねえか!

冬香:違うんですよ。机の上にカセットコンロを置くじゃないですか。その後麗華が火をつけたんですよ。そこに私が『いぇーい、一番乗りー!』って言って手を突っ込んだら、みんなビックリして泣いちゃったんです。

奈緒:何が違うんだよ! むしろあたしが想定してたより数倍やべえ! そんでテンション高いな!

冬香:その後私は言ってやりましたよ。楓、何か言ってやれって。

奈緒:人任せっ!

冬香:シャレになってませんねーシャレも言えないほどに、ふふふって言ってました。

奈緒:どんなメンタルしてんだあの人。

冬香:まあオッドアイですからね。

奈緒:関係ないっ!

冬香:ふと気になったんですけど、オッドアイの人がいるってことはオッドキャンタマの人もいるんですかね。

奈緒:いたとしても、解剖しないとわからないだろ。それにあたしはそんな議論はしたくない。

冬香:司法解剖の結果、被害者はオッドキャンタマでした。

 

 

エンディング『お願いシンデレラ(高垣楓ソロ)』

 

 

冬香:そろそろお別れの時間のようです。キス・ミー・グッバイ♪

奈緒:それ他の事務のアイドルのやつだから! しかもカバー!

冬香:一曲歌うだけで二人の歌手を敵に回してしまう女。どうも、逢坂冬香でございます。

奈緒:もう終わるのに自己紹介すんな!

冬香:もう自己紹介すんなって言う女。こちら、神谷奈緒でございます。

奈緒:あたしの紹介もしなくていい! てゆーか紹介なのかこれ。

冬香:この番組ももう10回ですから、新しいリスナーを獲得しなければなりません。今のは私から新しいリスナーの方々への配慮です。

奈緒:うん。初めて聞いてくれる人に配慮するのはいいことなんだけどさ。あたしへの発言とか放送禁止用語とかももうちょっと配慮してくれな。

冬香:初期からのファンの方々はどのくらい脱落してらっしゃるんでしょうね。8割くらいでしょうか。

奈緒:そのうちの9割くらいは初回でお前がテンション上げすぎたせいだよ。

冬香:ちょっと覚えてないっすね。

奈緒:叱られたバイトかっ!

冬香:っす。じゃ、次のゴーシーあるんで、おつっしたー。

奈緒:うおい! そんな感じで記念回を終えるなあああああああああ!






一応、お便り募集中です。
フリートーク用のお便り、今回やったコーナー用のお便り、新しいコーナーの要望&お便りなど、どんな感じでもいいんで活動報告に書くか、私にユーザーメッセージを送って下さい。
ペンネームは添えてもらえましたらそちらを使いますが、なかった場合はこちらで勝手に作ります。
使わなかったり、一部の表現をこちらで勝手に改変するかもしれませんが、ご容赦ください。

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