カオス・ストラトス   作:caose

304 / 304
 続きです。


刀使いの巫女⑧-4

・・・20年前

 相模湾戦闘は等々6日目に突入した、既に多くの死傷者を出したこの戦闘に

遂に政府はある決定を下したのだ。

 それが・・・これだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~~相模湾を放棄し米軍から譲り受けたナパーム弾を使い辺りを焦土にしたのちに

直進距離でのノロ撃滅作戦を実行する。

 

 

 

 

 

 

 

 作戦時刻は7日目の00:00、これがタイムリミットであると通達があり各員が避難準備を始めていた、

 相模湾を焦土と化させる、其れはつまり・・・今戦っている紫達を見殺しにするという

苦渋の決断である。

 それを聞いて雪那はボロボロの怪我を押して前線に向かおうとするのを見て

江麻達が止めに入ったのだ。

 「何処行くの雪那ちゃん!そんな体で!!」

 「離して・・・紫様が・・・美奈都先輩達が・・・篝先輩が・・・!」

 「今行ったところで貴方じゃあ足手まといや!それ位自分も分かっとるはずやろ!?」

 「けど・・・此の儘じゃ!」

 雪那がそう言って見るや無理矢理でも向かおうとするのを見て・・・

沙南が立ち上がってこう言った。

 「じゃあ私が行くよ。」

 「「「「「沙南ちゃん!」」」」」

 「私のS装備・改も充電終わってるし今なら戦闘せずにまっすぐ行けば最前線迄

あっという間だと思う。」

 「危険だ!お前も見ただろあの人型のノロを!!あれは今迄とは全く理が違う

手合いだ!?待ち伏せでもされてたらそこで終わりだぞ!!」

 結月がそう言って沙南を止めようとすると沙南はこう反論した。

 「じゃあ・・・此の儘あの3人を見殺しにしてでも良いのか!」

 「其れは・・・だが我々が援護に向かっても・・・!」

 結月はそう言って・・・下唇を噛み握りしめていた腕からは血が流れ始めていた、

自身だって行きたいのは同じなのだが・・・今の自分達では

助けにもなれないという現実がのしかかって来て今にも泣きたくなるのを

我慢しているのだ。

 そんな中雪那だけでも向かおうとして・・・雪那が何かを見つけた。

 「何かが・・・誰かが来ます!」

 『!?』

 それを聞いて全員が身構えていた、搬送作業をしていた自衛隊が銃を構えると

常闇の奥から・・・3人の人影が映った。

 そして雲に隠れていた月が姿を見せてその正体を露にした。

 その正体は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・美奈都と篝を脇に抱えてこちらに来ている紫であった。

 「紫様・・・!」

 雪那は其れを見て涙を流し始めると・・・紫が倒れこんだのだ。

 それを見た結月が紫の元に向かうと・・・紫はこう言った。

 「頼む・・・美奈都・・・篝・・・を・・・・」

 「分かった!要救護者3名!!頼む!?」

 結月がそう言って自衛隊の救急隊員をこちらに呼ばせると・・・紫は結月に向けて

こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「任務・・・達成・・・大荒魂・・・討伐完了だ・・・!」

 それをまじかで聞いた結月はもう一度聞こうとすると・・・紫が気を失ってしまった。

 「紫!・・・紫!!」

 結月は紫に対して体を動かしながら何度も聞こうとするも当の本人は

気を失っていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして現在

 「これを持って死者は総勢8600人、負傷者は14300人と言う途方もない

犠牲の果てに勝利を得ました。」

 朱音の言葉に全員が耳を揃えて聞いていた、当事者・・・其れも前線から

遠かったとはいえ後方で見聞きしていた当人の情報は貴重であった。

 そしてと朱音は更にこう続けた。

 「其の後暫くして我が姉紫が当主になってから・・・日本の刀使師の環境は

激変しました。刀剣管理局、特別祭祀機動隊を折神家の名のもと指揮下に収め

政府管理の元禁足地としていた相模湾において回収したノロの体液と・・・

『騎兵』型ノロと『砲兵』型ノロを回収して・・・今から10年前に稼働装甲兵装が

出来上がりました。S装備を圧倒的に上回る機動力と攻撃力、そして量子展開する事が

出来る遠隔操作式稼働装甲兵装輸送ロケットの開発、これらを姉さまは全て

刀使師達の未来の為と言う名目で技術を独占していました。」

 そう言うとまあ当たり前だがねと言ってフリーマンはこう続けた。

 「これだけの技術力だ、公開すれば正に世界の常識を一変してしまうし何よりも・・・この技術は危険度が高すぎる。」

 それを聞いて可奈美はええとと言ってこう続けた。

 「何で・・・ですか?」

 便利なのにと聞くと一夏がこう答えた。

 「可奈美さん聞いてくれ、突如としてそんな鎧を大量に国内で製造していたら

間違いなく諸外国は其れが自分に向けられたら怖くなるんだ。」

 「・・・?」

 「ああつまりだ・・・いきなり鎧を展開することが出来るって事は武器だって

出来てしまう、そうなったら補給せずに戦線に参加して・・・向こうからしたら

堪ったものじゃないんだ。」

 「その通りだね少年、たったそれだけで戦争は其れを持つ者が優位に立てる。つまりは世界の支配者になる事が出来てしまうんだ。」

 「そ・・・そんな事で」

 「出来てしまうのです・・・実際に。」

 朱音はフリーマンの言葉に続けるような形でこう続けた。

 「私はこの技術の出所を調べる内に折神家の秘伝書を見つけました、其れは・・・

大荒魂を封印する方法でした。」

 「大荒魂の封印・・・其れって何なんですか?」

 マシュがそう聞くと朱音は暫くして・・・息を整えてこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「大荒魂を封印する方法其れは・・・刃威の速力を理論上亜高速まで引き上げさせて

大荒魂を隠世にて押し込ませて二度と出せないようにする・・・

刀使師の禁忌の技です。」




 次回はその意味。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

ISのコアになったって話すりゅ?(作者:おさんどんさん)(原作:インフィニット・ストラトス)

気づいたら....ISコアになっちゃった〜......はァ!?▼主人公の元ネタはサイボーグクロちゃん▼名前 クロ▼愛称 クロちゃんかクロさん▼基本武装ガトリングか長剣▼ISモードは打鉄の頭部分にクロちゃんの頭が▼ミーくんの合体的な感じ▼途中出てきている他作品の武器も使うけど緊急用▼誹謗中傷は感想欄に書くのはあまりおやめください。他に見てる方が不快に思うかもし…


総合評価:671/評価:8.27/連載:30話/更新日時:2025年12月22日(月) 16:30 小説情報

ミーア・キャンベル()の憂鬱(作者:星乃 望夢)(原作:機動戦士ガンダムSEED DESTINY)

転生先は特大の死亡フラグが待っているあのプラントの歌姫()ミーア・キャンベルだった。


総合評価:17361/評価:8.89/連載:47話/更新日時:2026年01月08日(木) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>