俺は今危機的状況に陥っている。
なんでかって?そりゃ・・・
「恭也兄さん?いつまで部屋にこもっているんですか?早くでできてください。でできて一日頑張った私にご褒美として裸で抱き着いてください。」
などと妹が言っているからだ
「あ、もちろん私も裸なのでんーぷろぐれむです。」
しかもそんなに英語は達者ではない。
「いいから早く服を着て自分の部屋に戻りなさい。今戻ればお兄ちゃん怒らないであげるから」
「怒ってくれるんですか?恭也兄さんならうえるかむです。さあはやく部屋の鍵を開けて全裸な私を叱ってください。もちろん怒るときはベットの上でだきあいn「もうおまえだまれよ!!」はぁはぁ・・・ッツ・・・今ので軽くイっちゃいました。私の準備はもうばっちぐーです。さあ早く一つになりましょう!もう我慢できないです!結構うちの廊下って寒いの恭也兄さんしってますよね?!早く冷え切った妹を恭也兄さんの肌で温めてください!」
「じゃお休み。」
「恭也兄さん?!現実から逃げないでください!ってきいてます?!にいさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
自己紹介が遅れたな。俺は立花恭也今大学三年生のちょうど先月21歳になったばかりだ
さっきから部屋の外でぎゃあぎゃあ騒いでるのが妹の立花美子。
三つ下で去年あたりから突然スキンシップが激しくなってきて今ではこんな感じにまでなってしまった残念な妹なんだ。
「ううう・・・にいさぁぁん・・・あけてくださいよぉぉぉ・・・」
「達者でな妹よ・・・俺はもうだめだ・・・だから寝る。邪魔すんなら家から追い出すからな。」
にいさぁぁぁぁぁぁぁん・・・
妹の悲痛な叫びが聞こえる中俺は睡魔に身をゆだねたのであった。
PPPPPPPP
スマホのアラームが目覚ましになりつつあるこの頃毎日起きるタイミングは朝の6時。
早くに起きて体がなまらないようにトレーニングをしている。頭がさえてきたところで俺は寝ていた布団に違和感を覚えた。
なぜ横にもっこりした部分があるのか。確認したくない気持ちが大きいが確認せざるを得ないので布団をはぎ取った。
そこにいたのは・・・
「美子ちゃんだと思った?残念お母さんでした!」
そこにいたのは妹ではなく母だった。
「母さん・・・」
「えへへへおはよ恭ちゃん!」
ほんと若く感じるんだよな・・・まあ興味ないんだけどね。
・・・ほんとうだからな!
「昨日ずいぶんとさわいでたね~お母さん一回起きちゃったよ~。」
「すいませんね。妹はどうした?」
「布団で丸めてひもで逃げれないように縛っておいたよ?」
「布団巻きじゃん。で?なんで母さんが俺の布団で寝てんのさ。」
「たまにはいいじゃない。親子のスキンシップって大切なんだぞ~」
「てか部屋の鍵かけて寝たはずなんだが・・・」
「合鍵持ってるのは母さんだからね~。母さん悲しいな~息子が寝るとき部屋に鍵かけて寝るだなんて。」シクシク
「文句なら美子に言ってくれ。あいつに付きまとわれたら寝るに寝れん。」
「そうよね~そのまま夜戦になっちゃうもんね~」
「ならねえしさせねえからな!」
恭也兄さん私はいつでもうえるかむだと昨日言いましたよね!!
「下からバカがなんか言ってるんだが・・・まあいいや。母さん美子の処理はまかせた。俺はランニングして来るから」
「はいは~い。」
「・・・いつまで人のベットに居んのさ。着替えるから出てよ。」
「えーいいじゃない。なにも減らないんだしさ~。」
「俺のSAN値減るからで出てった出てった。」
「しょうがないな~」
なんでそんなにしょんぼりしてんだよ・・・
日課のランニングをするためにジャージに着替え玄関に行く
恭也兄さん?!私を置いていくんですか?!
「母さん。帰ってくるまであいつ縛ってていいから。」
「わかってるわよ~。気を付けてね~」
「はいはい。んじゃ行ってきます。」
「行ってらっしゃい♪」
待ってくださいにいさぁぁぁん!!
美子が何か言っているが生憎俺は聞く耳を持ってはいないのでな。
ドアを開けると愛犬のちゃーちるが自分も行きたいと言わんばかりの眼差しでこっちを見ていた。
「大丈夫だ。お前もつれていくからな。」
ちゃーちるの首輪にリードをかけ走り出す
いつもなら45分で13キロほど走るが走ること大好きなちゃーちるがいると15キロは走るのだ。
ぶっちゃけ最近は慣れてきた。
20分ぐらいは走ったところに公園がある。いつもそこで水分補給をしたり体をほぐしたりする。
毎回途中から高校が同じだった女子、橋本蓮菜という女子が合流するのも日課になりつつある。
「おはよ!恭也君!」
「ああおはよう蓮菜。今日はちゃーちるがいるからだいぶペースは速いぞ?」
「わたしだってそのぐらい余裕だもん!」
「だとさちゃーちる。本気見せてもいいんだぜ?」
わん!
「ふふ・・・なんでこんなにちゃんと会話できるのかしら。すこしおかしい・・・」
「意思疎通できるならそれに越したことはないではないか。」
わん!
ちなみにちゃーちるの犬種は柴犬で黒柴と呼ばれるやつらしい。
「さて、いくか。ちゃーちる!もう行くから戻ってこい!」
この公園では自由にさせているためリードは外しているのだ。
ちゃーちるにリードを付けたら家に向かって走るだけ。
「いっつも思うけどさ、恭也君って部活とかしてなかったよね?なんでこんな走るの?」
「ちゃーちるのためってのが大きいな。後逃げるため。」
「逃げるって何からさw」
「妹。」
「あ、(察し)」
「そういうことだ。」
「迷惑じゃないの?ああいうのって法的にも世間的にもよくないでしょ?」
「仕方ないさ。むげにはできん。」
「もともと離れ離れだったんだっけ?」
「まあな。あいつは分家の子ってだけでこうなったからな。」
「ふ~ん・・・まいいや!私こっちだからまた明日ね!」
「ああ。またな。」
蓮菜と別れ家へと戻っていった。
玄関を開けるとなぜかメイド服を着た妹が出迎えた
「お帰りなさいませ恭也お兄様。朝ごはんの変わりに私にしますか?それともシャワーの代わりに私にしますか?それともわ・た・し?」
「黙れ下郎。先に汗を流すからどけ。」
「ああん。恭也兄さんのいけず!でも今の罵倒でまた軽く・・・ッツ!!」
ったく毎日毎日うるさいったらしない。
「おお恭也、おはよう。」
「おはようクソ親父。」
「今日も美子がかわいいと思わんか?お嫁にする気になったか?」
「黙れクソ親父。そしてそこをどけ。」
「答えるまでどk「バキッ!!」ぎゃぁぁぁぁぁ!!おま!親の指!ゆびいいいい!!「ごぉぉぉん!!」はらひれほろはれ・・・」ドサッ
「朝から煩いですよ?あ・な・た?」
「ご、ごめんねママ・・・」ガクガク
真打の登場母親である。
てかフライパンが凶器ってマジやべえ・・・
「恭ちゃんは早くシャワー行ってきなさい。あ、美子ちゃん?あなたは私の手伝いをしなさい。ちょうどメイド服着てるんだし。」
「仕方ないですね母さん。」
母さんと妹はキッチンへ行き、俺はクソ親父を放置してシャワーを浴びに行った
ランニングの時に言っていた分家の話をしておこうと思う。
本来俺の家系には四つの家があり立花家が筆頭にほかの家を纏めてきた。
他三家は長澤家、新城家、天野家とある。
美子は新城家の子だった。
何を思ったのか知らんが現当主、立花厳春が引き取ってきた。
そもそもこの四家はあまり仲が良くない・・・といっても現党首らが仲が悪いというだけなんだが。
まあそこはどうでもいい話だ。だが引き取ったのを快く思わないやつがいたんだ。
長澤家。そこの長男長澤道(みち)頼(なり)。俺の一つ下でかなり生意気な感じ。自分の思い道理にならなかったら癇癪をすぐに起こすタイプで思い込みが激しい。
「恭也兄さん?もう出来ました。」
「わかったすぐ行く。」
考え事が長かったか・・・
着替えながら出申し訳ないが簡単に言うと俺立花恭也は転生者である。
神に殺され神に同情され神に転生させられた。転生特典も黄金律や帝王特権、完全暗記、未来予測だったりと戦闘よりも逃げに徹するような感じにしてある。
もう生前のような生活はしたくないからだ。
「どうぞ恭也兄さん。今日は某ジ〇リのハ〇ルの〇く城に出てきたようなベーコンエッグとトーストを作ってみました。」
「ママ?なんで俺だけ小魚一匹何だい?」
「あらあなた?文句おありなのですね。悲しいわママ」(ノД`)シクシク
「そんなことないぞ!うれしいなー!」
「母さんいい加減まともなもの食わせないと倒れるからやめたげて。」
「き、きょうや・・・」( ;∀;)
「今死なれるとかなり迷惑だから。」
「そんなんだと思ってたわい!」
こんな感じの出来事が毎日繰り広げられるのが立花家なのだ。
生前はこんな感じにはならなかった。
父は過労死母は鬱になり自殺残された俺は親族の間でたらいまわしにあって生きてきた。
そんな人生とは程遠いいぐらいに今の人生が降伏で満ち溢れている。
「恭也?どうした?目から鼻水が出てるぞ?」
「は?」
親父にそう言われ目に手を当てると確かに涙が流れていた。
「恭也兄さん?何かやなことでもあったんですか?もしかして朝食が気に入らなかったのですか?!すぐに作り直します!!」
「いや違うんだ・・・ただ少し昔を思い出していてな・・・美子の作るご飯はおいしいから心配するな。食事時に泣いていて済まない。」
「恭也兄さん・・・」
「恭也、何かあったらすぐに相談しなさい。」
「そうよ恭ちゃん。お母さんたちは常に見方なんだから。」
本当に暖かい家族だ。俺にはもったいないくらいの。
「ああ、わかってるよ母さん、父さん。」
「恭也が久しぶりに父さんって呼んでくれた!!」
「せっかくいい感じになったのにお父さんのせいで台無しです。」
「あ、ああ済まない美子。」
あの神様は見ているのであろうか。見ているのであれば貴女に感謝したい。
こんな幸福で平和な世界に転生させてくれてありがとう。
貴女のことは決して忘れないと。
「恭ちゃん?泣いてないで早く食べなさい。美子ちゃん送るんでしょ?」
「ああそうだったな。」
湿っぽい考えはやめてさっさと食べて美子を高校に送ってやらんと。
「恭也兄さんいつもありがとうございます。」
「なんだ珍しい。」
「いえ・・・言わなきゃとおもって・・・」
「攻めているわけではない。後五分待ってくれ。準備してすぐ行く」
「わかりました。リビングに居ますね。」
そう言い残し美子は下りていった。
どうも皆さま立花美子と申します。
え?なんで恭也兄兄さんのことが好きかと?
人を好きになるのに理由は必要でしょうか?
まあ強いてあげるのであれば・・・あの時でしょうか。
まだ私が中学二年生だった時です。
「道頼兄さん?私に御用とお聞きしたのですが・・・何用でございましょうか?」
私は道頼兄さんが嫌いだった。
私を見るとき体を嘗め回すように見たり、下着を盗んだりといろんなことをされたからです。
都合が悪くなると怒鳴り散らすだけではなく、暴力までありました。
俗にいう捌け口といいますね。
中学二年生に上がって間もないころです。私は道頼兄さんに襲われたのです。
「おい美子!・・・服脱げよ。」
「は?!な、何を言っているのか理解してるのですか?!」
「っるせえ!いいから脱ぎやがれってんだ!!」
叫び私の服を掴み強引に脱がしにかかってきました。
「いやぁ!!」
たった数秒の出来事でしたがその時だけとても長く感じました。
どうして親戚の人たちは助けに来ないのかと思いました。
怖くて目を瞑り抵抗していたとき突然引っ張られる感覚がなくなったのです。
目を開けようとしたらなにか布を全身にかけられました。
その次の瞬間にはとても鈍い音が部屋に響き私はその音にびっくりし体を丸め震えていました。
親の目を盗み親族が集まってる中私に襲い掛かってきた道頼兄さんを私から引きはがし、助けてくれてくれたのです。
あの時の恭也兄さんは本当にかっこよかったです。
ただそれ以上に恐ろしいと思ってしまった私がいるのです。
あの時の兄さんはなにか別のものにとりつかれてるような、そんな気がして、別人に思えたからです。
「恭也兄さん・・・」
「待たせたな美子。準備は大丈夫か?」
どうやら恭也兄さんが来たみたいですね。
「はい。大丈夫です。」
「バイクと車どっちがいい?」
バイク・・・これは兄さんと密着できるチャンス?!
「ではバイクで!」
「あ、やっぱりバイクなし。車な。」
「そんなぁ~・・・」
私はあの家から出た後も一年はおびえていました。
知らない土地であまり知らない人たちと共に過ごす。これほど怖いことはなかったと思います。
ですが恭也兄さんは煙たがることもなく本当の兄妹のように接してくれました。
そんなところにひかれたのです。
恭也兄さんに怒られることも褒められることもすべてのことが大好きなのです。
私だけの恭也兄さん。ダレニモワタサナイ・・・ゼッタイニ・・・
こんな私でも恭也兄さんは好きになってくれますよね?
「美子?行くぞ?」
「はい、すぐに。」
いつまでもおそばに居させてくださいね・・・恭也兄さん?
なのはの息抜き程度にPCで書いてみました。
え?なのはかけ?戦闘描写がガガガgg
ps,恭也が恭弥になっていたので修正しました。報告ありがとうございます┏○ペコ