「別れ」の物語   作:葉城 雅樹

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終節  「少女」に笑顔でさよならを

 わたし達が管制室に入ると入口に円卓の騎士達が揃っていた。ガウェイン、トリスタン、ランスロット、ベディヴィエール、アグラヴェイン、モードレッド、そして騎士ではないけどマーリン。このカルデアに召喚された円卓の騎士だ。

 彼らが管制室にいる理由はと言うと、わたしがサーヴァント皆との面談兼退去の予定を組んでいる最中に、ガウェインが唐突にわたしの部屋を訪ねてきたことに遡る。

 彼はこのカルデアに召喚されている円卓の騎士皆とマーリンの同意書を持ってアルトリアの最後に立ち会いたいとの申し出を持ってきたのだ。

 そして、その為に円卓の騎士の退去予定を全てのアルトリアが退去した後にして欲しいと相談を持ちかけてきた。

 わたしは快く、その相談を受け入れで、これまでに行われた六人のアルトリアの退去、彼らはその全てを見送ったのだった。

 

「「「「「「「お待ちしておりました、王よ」」」」」」」

 

 彼らが声を揃えてアルトリアに対して跪く。わたしは慣れていたので何一つ問題なかったのだが、アルトリアは衝撃で一瞬フリーズしてしまっていた。

 

「カルデアに召喚された円卓の騎士、マスター藤丸立香の許可の下、ここに皆集結しております」

 

 硬直しているアルトリアに集まった円卓の騎士を代表してベディヴィエールが前に出て言葉をかける。

 

「う、うむ。貴公らよく集まってくれた、私は嬉しく思う」

 

 硬直から解けたアルトリアは戸惑いながら王としての言葉を発する。そしてわたしの方を向いて少し頬を膨らます。

 

「マスター、貴方は彼らがここで待機していることを知っていたのですか……?」

 

「う、うん。既に他のアルトリアたちが去る時も同じような事があったし、一回目の時に許可も求められたから今回もいるとは思ってたよ……?」

 

 その言葉を聞いたアルトリアの顔が険しくなっていく。

 

「……はぁ、つまりわたしの必死の捜索は全くの徒労だった……という訳ですか」

 

「あっ……」

 

 アルトリアが呟いた言葉を聞いてわたしはおおよその事情を察する。アルトリアが探していたけど会えなかった人というのは恐らく円卓の騎士達だったのだ。わたしが話すことを勧めたのもあってか、用意を済ませたアルトリアは円卓の騎士に別れの挨拶をするために、カルデア中を駆け回ったのだろう。だがその頃円卓組は管制室で待機しているのがほとんどだったので会うことが出来なかったという訳である。そして怒りの矛先は円卓の騎士だけでなくその事を知っていたわたしにも向かう。

 

「リツカ、貴方は知ってながら()()()()()()を言ったのですか……?」

 

 静かな、しかし威圧感に満ちた声でアルトリアは訪ねてくる。直感だが、ここで返答を間違えてはいけない気がした。

 わたしが不用意な発言をしたせいでアルトリアに誤解を与えてしまったようだから、誤解を解かねばならない。少し考えてわたしは結論を出す。よし、ここは素直に言おう。

 

「ごめん、アルトリア。さっき話している時に貴女が円卓の皆を探しに行きそうだなって思ってたからこのことを匂わせるようなことは言ったんだけど、私の言葉が足りないせいでちゃんと伝えられてなかったみたい」

 

「どうしてハッキリと言ってくれなかったんですか……?」

 

「これもサプライズのつもりだったんだ。円卓の皆と相談して、ここに来るまでは伝えないようにしようって。だって、アルトリアは王様なんだし皆が来るって言ったら身構えちゃうでしょ? だから管制室に円卓の騎士が集まってることは言わなかったんだ、黙っててごめんね」

 

「…………分かりました。貴方は私のことを気遣ってくれてたのですよね」

 

 その言葉に少しだけ首を縦に振る。するとアルトリアは呆れた様子で表情を緩ませた。

 

「一瞬貴方が私に意地悪をしているのかと疑ってしまいました。ですが、貴方はそんなことをする人ではありませんでしたね」

 

 どうやらアルトリアの誤解は解けたようだ。

 

「そう言えば英雄王の姿が見えませんね。彼なら強引にでも来ると思っていたのですが」

 

「わたしがギルガメッシュにここに来ていいよなんて言うはずないでしょ?」

 

「いえ、それはそうなのですが、彼なら無理矢理にでも来るのではないかと思いまして」

 

 冷静さを取り戻したアルトリアは円卓の騎士がいてかの英雄王が居ないことを不思議に思ったらしい。確かにアルトリアの言うこともご最もだ。

 

「大丈夫、ギルガメッシュ王は絶対ここには来ないよ。いや、()()()()と言った方が正しいかな」

 

「いったいどういう事です?」

 

「実はね――」

 

 そうして私はアルトリアにこの一時間の間のことを話した。ギルガメッシュがここに来るのを防ぐためにエルキドゥ、イシュタル、イスカンダル、レオニダスといったサーヴァント達に彼がここに来れないように管制室近くの番を頼み、更にカルデアの皆に頼んで廊下をシャッター等を駆使して迷路上の状態にしてもらったということ。

 ギルガメッシュには確かにお世話になりっぱなしだけどそれとこれとは話が別だ。アルトリアとのお別れを邪魔させるつもりは毛頭ない。

 

「ふふっ。リツカ、なかなか思い切ったことをしましたね、後で大丈夫ですか?」

 

「大丈夫、大丈夫。わたしやカルデア職員に繋がる証拠は皆犯罪紳士(プロフェッサー)に消してもらってるから誰かが口を割らない限りわたしにたどり着くことはないよ」

 

「してもらった私が言うのも何ですが、貴方もなかなか酷いことをする。ですが正直助かりました。ありがとうございます」

 

「気にしないで、わたしが勝手にやったことだから」

 

「立香ちゃん、ちょっと来てくれる? そろそろ用意始めないと」

 

 そんな話をしていると男の娘マニア(ムニエルさん)の呼ぶ声が聞こえた。カルデア式の契約は一度に多数のサーヴァントと契約しているため、契約の解消も一苦労だ。

 そのため機械などで補助をして、確実に一騎のみを退去できるようにしている。わざわざ管制室で契約を終えるのもそのためだ。

 

「じゃあアルトリア、わたしはあっちで細かい作業があるからそれが終わるまで皆と話してて。用意が完了したらこっちから声をかけに行くから。それにもう言伝も必要なさそうだしね」

 

「マスター、それに皆さん、宜しくお願いします。」

 

「任せてください、アルトリアさん。確実に座に送り届けますよ」

 

 そうして、アルトリアは円卓の皆が集まっているところに向かい彼らと話し始めた。

 

「じゃあ立香ちゃん、こっちも始めようか」

 

「はい!」

 

 カルデアからのバックアップを受けているとは言っても契約しているのはわたし自身なので、契約の解消にはわたしを介する必要がある。

 そのお陰でアルトリアがわたし抜きで円卓の皆と話す時間をとることが出来たのだから今はこのシステムに感謝したいくらいだ。

 

「もう慣れていると言っても、気は抜かないでくださいね、先輩」

 

「大丈夫だよ、マシュ。それよりアルトリアに挨拶はした?」

 

「いえ、まだ出来てません。ですが、今は先輩に大事が起きないようにお手伝いする方が大事かと」

 

「マシュちゃん、こっちは大丈夫だから作業は僕達に任せて挨拶をしっかりしてくるといい」

 

「ですが……」

 

「わたしたちだけで何とかなるから行っておいでよ。 マシュが行くときっとアルトリアも喜ぶと思うし」

 

「分かりました、行ってきますね!」

 

 そうしてマシュを送り出し、ムニエルさん達とともに様々な作業をしながらアルトリアと会話するみんなを見ていると、さっきアルトリアとデザートを食べながら話していることが自然と思い出される。

 

 

『ねえ、アルトリア。わたし達、未来を守るために色んな特異点に言ったよね。その中で貴女の記憶に一番残っているのはどこ?』

 

『それはもちろん、第六特異点――エルサレムに成立していたキャメロットです』

 

 その時アルトリアは一切の間なくキャメロットと答えた。彼女は、キャメロット攻略には参加していなかった。いや、参加出来なかったと言った方が正しいだろうか。

 あの特異点には彼女とは異なるアルトリア――いや、かつてアルトリアだった女神が存在していた。そのため同一存在であるアルトリアはレイシフトすることが出来なかった。

 しかし後に聞いた話によるとアルトリアはわたし達のキャメロット攻略を観測可能な限りカルデアの中から見ていたらしい。それはつまり、彼女の別の可能性の成れの果てである女神ロンゴミニアドやその彼女に従っていた円卓の騎士達が行った残虐な行為も全て見たということである。

 そして最後まで戦い、無事聖剣を変換したベディヴィエールの姿も彼女の目にはしっかりと焼き付いたという事だ。

 そして、アルトリアは少し言いにくそうな表情をしながら言葉を続けた。

 

『今になってこういう事をいうべきではないと思うのですが、私はキャメロット攻略の様子を見るべきではなかったのかも知れません』

 

『それはどうして?』

 

『私や円卓の騎士達が行った残虐行為や、ベディヴィエールの最期などは受け止めることができますし、罪は背負うべきものでしょう。しかし円卓の騎士が(ロンゴミニアド)のいない所で語った様々な思いを私が知ってしまったという事は良くないことだと思うのです。私は彼らの苦悩を直接聞いたわけでもないのに知ってしまった。知ってしまった事を忘れることは出来ない。騎士達がこのカルデアに召喚されるまでの間、私は彼らがやってきた時にこの知ってしまった事実について話すべきか知らない振りをして今まで通りに接するかで悩んでいました』

 

『悩んでいたならわたしに相談してくれても良かったのに』

 

『第六特異点から帰還したばかりの貴方は酷く疲弊していました。そして第六特異点の黒幕になっていたのは他ならぬ私です。リツカ、私は以前貴方にこのような事を言ったはずです。この戦いは人類を守る戦いであり私たちの責務は何より重いものであると』

 

『うん、確かにアルトリアが来てすぐにそんな話をしたね』

 

『ですが私はそれ以降二度も貴方の敵として立ち塞がった。第四特異点でのほとんど意思がなかった状態であっても私は自らを恥じました。しかしながら第六特異点ではあろう事か別の側面であるとは言っても私自身の意思で貴方と敵対し、人理焼却に加担したのです。私はあの時貴方に会わせる顔がないと思っていました。』

 

 そう言った彼女の表情はとても困った顔をしていた。アルトリアはとても真面目な性格をしている。そんな彼女は、例え自分の行った事ではなくても女神ロンゴミニアドの所業に深い罪悪感を感じたのだろう。

 そうしてどう返答したものか悩んでいるわたしの様子を見てとったかのように彼女は自身から話を再開した。

 

『そして、一人で悩んだ私がどちらの選択肢を取ったのかは、恐らくマスター、貴方の考えている通りです』

 

『知らない振りを続けるのは辛くなかった?』

 

 わたしは反射的にそう聞いた。そんなわたしの問いにも彼女は穏やかにこう答えたのだった。

 

()()()()()()()()()()()()から、辛くはありませんでしたよ。しかし、もどかしさがなかったかと言われると嘘になります』

 

『わたしはね、アルトリア。やっぱりちゃんと話すべきだと思う』

 

 彼女の言葉を聞いて、わたしは思わずそんなことを言ってしまった。

 

『確かに座に戻れば今回の記憶は記録に変わって、今貴女の持ってる忘れられないほどの思いは無くなって、問題は自然に解決するのかもしれない。それでも、わたしは話すべきだと思う。だって……円卓の皆とこうして共に肩を並べて戦える機会が今後もあるかは分からないんだから。今話さないと絶対に後悔すると思う』

 

『リツカ……。 ですがもう私に残された時間は僅かです』

 

『大丈夫。必ず話せるよ、わたしが保証する』

 

 今になって見れば、わたしのこの発言がアルトリアに誤解を与えた所なのだろう。わたしは円卓の騎士と会う機会が必ず訪れると知っていたからこういう事を言ったが、彼女はわたしからの励ましにしか聞こえなかったに違いない。

 

『わたしには円卓の騎士とアルトリアの詳しい関係はあまり分かってないし、話してうまく解決するかも分からない。……でもね、円卓の皆がアルトリアを慕っているのは間違いないと思うから、話した方がいい』

 

 このカルデアにいる円卓の騎士、彼らと二人で話すとみんな揃ってアルトリアの話をする。ある者は後悔を、ある者は忠義を、またあるものは尊敬を。いくら関係が拗れようとも、彼らが未だにアルトリアを思っているのは紛れもない事実なのだ。

 だから、しっかりと話すべきだと思ってわたしはアルトリアに自分の想いを伝えた。

 

『ありがとう、リツカ。貴方のお陰で私の心も決まりました。貴方の言うように忘れられないほど強烈な記憶なのであるならば、記憶であるうちに話しておくべきなのでしょう』

 

 神聖円卓領域キャメロット。あの特異点がアルトリアに与えた衝撃が少しでも円卓の騎士のわだかまりを解くものであれば良いとそのときのわたしは思っていた。

 そして今、目の前で彼女と騎士達は会話を交わしている。ここからは言葉は聞こえないが、表情を見ると不味い事態に陥っているわけではなさそうだ。

 少し安心して、わたしは再び作業に戻った。

 

 

「さてと、あとは帰還促進用の術式を起動するだけだな。立香ちゃん、もう大丈夫だからお別れの挨拶をしてきなよ」

 

 それから一時間ほどの作業の後、残りの作業は帰還促進用の術式を起動する工程のみとなった。アルトリアと円卓の皆の会話も無事全て終わったようだ。ついさっき、マシュが知らせてくれた。そしてわたしはアルトリアに最後の挨拶をするために彼女の元へ向かう。

 

「マスター、貴方のおかげで私は彼らと最後に話すことが出来ました。改めてお礼を」

 

「ちゃんと話が出来たのなら良かった。じゃあ行こうか」

 

「ええ」

 

「それではガウェイン、ランスロット、トリスタン、ベディヴィエール、モードレッド、アグラヴェイン、マーリン。私はそろそろ行きます。再び貴方達とと共に戦えて幸せでした。私が去ったあと、短い間ですが幼い私とマスターをよろしくお願いしますね」

 

「「「「「「「はっ!」」」」」」」

 

 アルトリアは別れの挨拶をした後、彼らに背を向けわたしとともに術式の設置されている場所に向かう。その後ろ姿を円卓の騎士達は跪いて見送っていた。

 

「ちゃんと話はできた?」

 

「はい。貴方が背中を押してくれたおかげです。これで心置き無く帰ることができます」

 

「そっか。それなら良かったよ」

 

 その言葉以降自然とお互いに言葉が止まってしまう。

 ただ淡々と術式に向けて歩みを進める。

 そして術式の前に辿り着いた瞬間、アルトリアが口を開く。

 

「……とうとう、お別れですね……」

 

「やっぱり寂しいな、アルトリアと別れるのは」

 

「それは私も同じです。……でも、お別れはちゃんとしないと」

 

「うん」

 

「それでは、行きますね」

 

 そうしてアルトリアが魔法陣の上に乗り、術式が起動する。

 徐々に退去が始まり体が透け始めたアルトリアが口を開く。

 

「最後に、伝えないと」

 

「何……かな?」

 

 わたしは涙腺から溢れ出そうとする涙を堪えながら彼女に訪ねる。やはり何人目でも別れは辛い。多分これが本当に最後の瞬間だからだ。このあとの人生で会うことは間違いなくないだろう。

 

「リツカ――貴方に召喚されて本当に良かった。ありがとう! さようなら!」

 

 その言葉を聞いた時に既に彼女の退去はかなり進んでいた。

 わたしもそれに答える為に必死で笑顔をつくって言葉を紡ぐ。

 

「わたしの方こそありがとう! さよなら、アルトリア!」

 

 その言葉を聞いたアルトリアは少女らしい満面の笑みをこちらに向けて消えていった。

 

騎士王(アルトリア・ペンドラゴン)の霊基消失を確認しました、退去完了です」

 

 その言葉を聞くと同時にわたしは涙を流す。アルトリアとは笑顔で別れられた。

 だから今は思う存分泣いてしまおう。明日も笑顔で別れられるように、今日の涙は今日の内に流してしまおう。

 

 

 ――アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)、退去完了




ここまで読んでくださってありがとうございました。
これにて、アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)編は完結です。
最初は無計画に書きはじめた為にこのように二度も引き伸ばしてしまう形になってしまいました。この教訓は次回に生かして、次回は一人分書き上がってから分けて投稿という形にしていこうと考えております。
そして、セイバーアルトリア編の完結に伴って活動報告を上げさせて頂きました。そちらで、本筋に関係ない作品を書いた上での感想等を書いておりますのでもし宜しければそちらも合わせて読んでいただけると幸いです。
それで、こちらではある程度本筋に関わりがある事について少し書いて行きます。

・マシュについて
本編終了後の彼女がどうなるのかという事はもちろん現在本編では明かされていませんので、こちらで勝手にデミ・サーヴァントの能力を失いただの人間になったという設定をさせていただいております。

・フォウ君について
彼もマシュと同様に勝手な設定としてカルデアにはもういないということにさせていただいております。

・ダ・ヴィンチちゃんについて
彼(彼女)は最後の後始末全てが終わった後に退去することが決まっているという設定をさせていただいております。

・オルガマリー所長、ロマンについて
彼らが今後本編で復活したりするかもという話もありますが、こちらではそのような事は考えずにいないものとしております。

・セイバーアルトリアの退去は何番目なのかということについて
細かな数字は決めておりません。ただ、本編で登場したサーヴァントは残っており、逆にリリィ以外のアルトリアは全員退去済みです。

・円卓の騎士について
アグラヴェインが召喚されている扱いでガレスが召喚されていない扱いなのは立ち絵の有無による判断です。全てが終わった後という想定なので、既に立ち絵が存在するアグラヴェインが実装され、カルデアに召喚されている可能性は高いと考えました。逆に言及機会が多いものの立ち絵が存在していないガレスやモルガンはカルデアに召喚されていないと言う風に判断させていただきました。
次にバーサーカーのランスロットやライダーのモードレッドの扱いについてですが、同一人物を二人並べるのを良しとしなかったので両方ともセイバーの方のみを出させて頂きました。

・エミヤの和風煮込みハンバーグについて
食事の場面ではどうせならSNで士郎がセイバーに作ったものを完全に再現したメニューを一つだけ混ぜようと思いました。その中で和風煮込みハンバーグを選んだ理由はハンバーグは切嗣の好みでもあるためです。自身を構成する二人に関わる料理なら記憶の摩耗しているエミヤでも当時の完全再現が可能だと考えました。残りの料理もSNや衛宮さんちの今日のご飯等に登場した料理から引っ張っていますが、味付け等の細かいところは進化し、より洗練されたものになっています。

・アルトリアに対する呼び方について
幕間の物語では主人公は彼女のことをセイバーと呼びますが、セイバーが多く存在するカルデアでは現実的ではないと考えてアルトリアという呼び方にさせてもらいました。因みに他のアルトリアの呼び方は以下の感じです。
黒王→オルタ(ちなみにジャンヌオルタはジャルタなので区別は出来てます)
槍王→アルトリア(セイバーやアーチャーの方と同時にいる時はランサーの方のとつける)
黒槍王→オルタ(セイバーオルタと同時にいる時はランサーの方のとつける)
弓王→アルトリア(ランサーのものと同じく)
サンタオルタ→サンタオルタ(そのまま)
メイドオルタ→メイドオルタ(そのまま)
アルトリアリリィ→アリィ(ジャンヌはジャリィ、メディアはメリィ)
X→X(そのまま)
Xオルタ→えっちゃん(そのまま)

・ブーディカについて
ブーディカとアルトリアの絡みが夏のアヴェンジャーとメイドくらいしかないせいでほぼ参考にならなかった為に勝手にマテリアルにそって設定してみました。
主人公からの呼び方もブーディカ本人の希望通り姉さん予備にしております。

解説は以上となります。ここからは次回以降の話を

次回は前回も述べた通りエミヤオルタを書くつもりです。
その後はまだ予定ですがSN勢を順々にやらせてもらおうかと思ってます。
そして、次回の更新自体はエミヤオルタ編を書き上げてからになるので少し遅くなるかと思います。申し訳ありませんがお待ちいただけると嬉しいです。

最後に、重ね重ねになりますが読んでくださってありがとうございます。
感想・評価・お気に入り等して頂けるととても嬉しいです。もし宜しければお願いします!

今後優先して欲しいことはどれですか?

  • 更新速度
  • 1話辺りの密度
  • 色んなサーヴァントの出番

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