未来からの手紙   作:スターゲイザー

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感想が多かったので、やる気マックスになって執筆。
目標としていた感想も100件を越えたので続きます。
そしてメタルクウラ編が始まりました。




メタルクウラ編
第二十一話 メタルクウラ


「ぅ……」

 

 孫悟空は不自然な体勢での目覚めに苦し気な声を上げた。

 それもそのはず、悟空は布団に寝ているどころか立ったまま縛り付けられていたのだから。

 

(そうだ、オラは界王神界でブウを倒して)

 

 記憶が混濁している。

 まだ全然足りない睡眠欲を満たそうと襲って来る眠さに瞼を開けられないまま、こうなってしまった状況を必死に思い出す。

 

(界王神様にドラゴンボールのことを話して新しいナメック星に来たんだ)

 

 ブウとの戦いで精魂を使い果たして一眠りし、空腹で目覚めたところに戻って来た界王神に作ってもらったあまり美味しくない食事を食べて英気を養った悟空達。

 

(ナメック星に着いたら変なロボットみたいな奴らとナメック星人が戦っていて――――っ!?)

 

 下界と星々の間なら自由に瞬間移動で移動できるという界王神に、ナメック星のドラゴンボールの話をして連れて来てもらったところまで思い出して激しい頭痛を覚える。

 

(変なロボットを倒したらアイツが現れたんだ、アイツが!)

 

 変なロボット自体は大した強さではなかった。悟天やトランクスでは超サイヤ人になっても苦戦していたが、悟空・悟飯・ベジータならば通常状態でも倒せない相手ではなかった。

 問題は、粗方のロボットを倒した後に現れた者にこそあった。

 

「ようやく、お目覚めか。随分と遅かったな、孫悟空」

 

 そいつの声が聞こえた瞬間、悟空の眠気は一瞬で覚めた。

 

「っ!? く、クウラ!!」

 

 悟空を含む悟飯、ベジータ、悟天、トランクスすら斃した敵の名を悔し気に呼ぶ。

 

「良いぞ、恐怖に震える心地良い声だ。この俺を破った男を今こうして見下ろすのも実に気分が良い」

 

 目を開けた悟空の目に映るのは、新ナメック星の緑溢れた大地ではなく良く分からない機械だらけの広大な空間だった。

 

「悟天! 悟飯! ベジータ! トランクス!」

 

 近くには右隣に悟天、左隣に悟飯、その隣にベジータ・トランクスと続いている。先程までの悟空と同じく意識はない。

 

「どこだ、クウラ!」

「お前達の目の前にいるのが私だ」

 

 全身傷だらけの状況で、せめて敵の顔ぐらいは拝んでやろうと叫ぶと以外にも簡単に答えが返って来た。

 言う通りに前を見ると、ほんのりと光っている球体をつぶさに見てみれば、巨大なクウラの顔があった。

 

「嘗て俺は貴様に敗れ、太陽に放り込まれた」

 

 フリーザとの激戦の一年後、地球に戻って来てトランクスより伝えられた三年後に現れる人造人間と闘うための修行を始めた直後にクウラ達は現れた。

 弟であるというフリーザを超える戦闘力を持って何度か追い詰められたが、最終的には悟空のかめはめ波によって太陽にまで吹っ飛ばされて死んだはずだった。

 少なくとも悟空はそう思っていた。

 

「流石の俺もこのまま太陽に焼き尽くされるかとも思ったが偶然にも脳の一部だけが宇宙に放りだされ、運良くこのビック・ゲテスターのメインコンピューターと合一し、コアとなって掌握した。そして高度な科学力によって、失っていた体をメタルクウラとして作り上げたのだ。以前よりも遥かにパワーアップしてな」

 

 メタルクウラの強さは実際に戦った悟空も実感したことだった。

 煙からも再生できるブウには純粋な再生能力は及ばないものの、ダメージを受けてもビック・ゲデスターによって直ぐに修復して補強・改修して更に強化されるのは厄介でしかなかった。

 最初は超サイヤ人2のベジータと同等だったのに、何度かダメージを受けては修復・補強されて強化されたメタルクウラの力は超サイヤ人3の悟空ですら気の抜けない領域になるまで強くなった。

 

「いずれは貴様らサイヤ人の猿を滅ぼす為に地球に向かうつもりだったが、都合良く来てくれたのは僥倖であった」

 

 更に各々が使う技を瞬く間に解析・習得して、悟空の瞬間移動すらも我が物とまでする有り様。

 最後はフュージョンしたゴテンクスも合わせ、更に強くなる前に力尽くで四人がかりで修復できないまでに完膚なきまでに倒した。

 しかし、本当の恐怖はここからだった。

 

「貴様もあの頃から相当に腕を上げたようだが、その程度の力ではメタルクウラの軍団に及ばん」

 

 ようやくメタルクウラを倒して一安心していた所に、丘の上に三桁を遥かに超えるメタルクウラが数え切れぬほどにいたのである。

 ゴテンクスのフュージョンも解け、四桁、五桁を超えて地面を埋め尽くすばかりのメタルクウラの姿は最早、絶望以外の何物でもなかった。

 

「クウラ機甲戦隊の代わりというつもりはないが、我がメタルクウラの軍団の前に敵はいない。ふふっ、これは少し自画自賛が過ぎるか」

 

 最後の足掻きとばかりに悟飯が突撃し、悟空とベジータもフュージョンしてゴジ―タとなり、死に物狂いで戦った末にこうやって捕まった。

 

「…………なんで、オラ達を殺さねぇ」

 

 せめて悟天とトランクスは逃がしてやりたかったが界王神はドラゴンボールを探していて近くにはいなかった。

 悟空の最後の記憶は合体が解けて仰向けに倒れ込んだにも関わらず、空を覆い尽くすメタルクウラの太陽で光る薄気味悪いテカる体だけだったから。

 

「戦闘民族サイヤ人、俺は貴様らを正当に評価している」

 

 サイヤ人の母星ベジータを破壊したフリーザの兄の癖にして、クウラは真面目腐った声でそんなことを言い出した。

 

「宇宙一と思っていた俺達一族を遥かに上回る超サイヤ人を、こうも多く輩出した貴様らの強さは本物だ」

 

 悟空達がナメック星を訪れた時は数千から良くても数十万という戦闘力の中で、フリーザの最終戦闘力は一億を超える。

 当時の悟空もフリーザの強さには、十倍の界王拳ですらマックスパワーの半分しか使ってないと言われ、無理して二十倍にまで引き上げる前にはったりであってくれと願ったほどだった。

 最終的にはクリリンが殺されたことで悟空が怒りで超サイヤ人に覚醒しなければ勝つことは叶わなかっただろう。

 人造人間は悟空を倒す為に開発された物でセルも同じだ。

 ブウは封印されていたのだから、悟空達超サイヤ人が現れるまではフリーザ達の一族が宇宙一であったことは事実である。

 

「それを超えた自分の方が凄いってか」

「俺はこうして機械になることで強くなったが、貴様らは純粋な鍛錬と実戦を潜り抜けてその力を手にしたのだろう。純粋に褒めているのだ」

 

 喉の奥に溜まっていた血の塊を吐き出した悟空に、素晴らしいとクウラは称賛した。

 

「俺と戦った時より、貴様は更に強くなった。数倍、数十倍、或いは数百倍か。このナメック星の奴らにしようとしたように、エネルギーを吸い取って自己を作り変えねば強くなることは出来ない俺とは違う」

 

 人造人間と戦いを繰り広げ、更なる強敵であるセルを倒し、最後には魔人ブウまで倒した悟空の力は嘗てフリーザやクウラと戦った時とは比べ物にならない。

 多くの星からエネルギーを吸い取って自己改造を繰り返してきたクウラと違って、多くの実戦と修練を繰り返してきた証拠である。

 

「だから、俺は俺の流儀に従って、敗者を尊重しようとしよう」

「オラ達をどうするつもりだっ!」

「その桁外れの超サイヤ人の生命エネルギーを全て貰う。敗者は全てを喪い、勝者は全て得る。単純な理論であろう」

「何っ!?」

 

 悟空がその言葉の意味に気付いた時には、体が勝手に超サイヤ人に成って拘束されているコードからパワーが勝手に引き出されて吸われていく。

 

「う、うわぁああああああああああああ!!」

 

 意識のある悟空の勝手にパワーを引き出されていく叫びが広い空間に響き渡る。

 意識のないベジータ達は苦痛の呻きすら発すことが出来ないほどで、最もパワーを吸われている悟飯は白目を向いていた。

 

「これからはメタル超サイヤ人の軍団を量産し、宇宙に覇を唱えるとしよう!」

 

 悟空の苦しみに染まった叫びが天上の調のように聞こえているクウラは己が野望を声高に告げ、更に超サイヤ人のエネルギーを吸い取る速さと量を増やす。

 

「いいぞ、もっと吸い取れ! やがては破壊神を超え、この俺が宇宙全ての頂点に立つのだ!!」

 

 元より負傷して疲労していた悟空達のエネルギーを吸い取るのにそう長い時間はかからない。

 一切の手加減なく吸い取っていたクウラの意を受けて、やがてコードはその動きを止めた。

 

「吸い切ったようだな」

 

 意識のあった悟空も虚空に向けられた焦点の結ばない目を開けたまま、意識を失ったのか命が消えたのか、ピクリとも動くことは無くなった。

 悟飯は白目を剥いたまま戻らず、ベジータは開かれた口から涎を垂らし、悟天とトランクスは首を折って全身から力が抜けている。

 

「超サイヤ人のパワーがこれほどだったとはな。これ以上、吸い続けると危ないところだった」

 

 予想よりも遥かに多いエネルギーに改めてサイヤ人の恐ろしさを再認識したクウラが五人を、このままビック・ゲテスターが新ナメック星の地殻に向けて掘り進んでいる中で沸き立ったマグマに突き落とそうかと考えていると異変が起こった。

 

「なんだ、どうした?」

 

 突如として壁の一部が爆発して、一度は止まったはずのエネルギーの吸い取りが悟空・ベジータ・悟飯のみ再開された。

 

「まだ残っているというのか、これほどのパワーをどこまで……!?」

 

 ビック・ゲテスターのコアと完全に融合しているクウラはサイヤ人の底知れないパワーに考察をしている暇などなかった。

 

「や、止めろ! 回路は閉じたはずだ。何故、流れて来る!?」

 

 もうビック・ゲテスターが受け入れられる許容量を超えている。一度止まった時点で限界が見えていたので、これ以上は流れ込まないように回路を遮断したはずなのに、パワーがまるでルートを手繰るようにして進んで来る。

 

「止めろ! オーバーヒートする。限界だ!」

 

 この時点でクウラにもこの異常事態の原因がビック・ゲテスターではなく、悟空達に寄るものだと遅まきながらも看破して物理的に回路を遮断しようと三人からコードを外すが、意識がないはずの三人は反応してコードを掴んでパワーを無理矢理にでも流し込んで来る。

 

「止めろ――っ!!」

 

 直後、限界を超えたビック・ゲテスターの中で溜め込まれたパワーが溢れ出して爆発した。

 

「――――――おのれ、サイヤ人め」

 

 このままでは半壊したビック・ゲテスターが新ナメック星に沈むと考えたクウラは機械惑星を浮上させながら、爆発によってつい一分前とは違ってズタボロになった空間で一人ごちる。

 

「くっ、メタルクウラの大半が流れたエネルギーで自壊してしまったか」

 

 元よりメタルクウラの大軍で悟空達を仕留めるに留めるべきだったところを、欲を出してそのエネルギーを摂取しようとしてしまったことがいけなかった。

 

「まあ、いい。あれだけのエネルギーを放出すれば孫悟空達も生きてはいまい。残ったエネルギーで」

「勝手にオラ達を殺すんじゃねぇ」

「な、なにっ!?」

 

 あれだけエネルギーを放出して、あの爆発に巻き込まれて確実に死んだはずの悟空の声が聞こえてクウラは驚愕した。

 

「オラ達のパワーを甘く見たのが間違いだったな」

 

 辛うじて意識を取り戻したらしい悟飯とベジータが悟天とトランクスを抱え、浮かんでいた悟空と共にクウラの本体の近くに着地したが、たったそれだけの動作ですら立つことすら出来ずに倒れ込んだ。

 

「クッハハハハハハハハハ! 立つことすら出来ないそんな様で良くもほざく」

「そうかな? 一度目論見が外れておいて、次も上手くいく保証なんてないぞ」

 

 なんとか立ち上がり、顔だけしかないクウラを見据えた悟空は挑発するように笑う。

 

「ふん、ビック・ゲテスターは後程、ゆっくり直せばいい。今の俺でも貴様らを倒すぐらいは造作もない!!」

 

 既に悟空は死に体。他の四人は立つことすら出来ない中で圧倒的優位を確信したクウラは敢えて挑発に乗った。

 

「二度と悪さ出来ねぇように、地獄に送ってやる!!」

「何時までもムカつく野郎だ!!」

 

 辛うじて超サイヤ人になった悟空に向かってコードで全身を作り出したクウラが信じられない速さで疾走し、右手で殴りつける。

 

「ぐわっ!?」

 

 悟空を遥かに上回る十メートルを超える巨体のパワーは凄まじく、上から拳を叩きつけられてバウンドした体は極端に跳ね上がることはせず、殴った拳が解けてコードで縛りつけてきたからだ。

 地面にも伸びた無数のコードが悟空の体を締め付け、搾られた果実の如く全身から血が吹き出す。

 

「ぐわぁああああああああああああああ!?!?!?!?!」

 

 全身を締め付けられる苦しさに悟空が悶絶する。

 

「ここで滅びろ、サイヤ人!!」

「滅びるものかァっ?!」

 

 更に締め付けが苦しくなり、悟空の言葉が途中から更なる絶叫に変わる。

 

「そうだ、サイヤ人は不滅だ!!」

 

 そこへ意識を取り戻して体を起こしたベジータが放った気功波が悟空を拘束しているコードを切り裂く。

 

「滅びるのはお前達の一族の方だ、クウラ!」

 

 残っていた気すら使い果たして口から大量の血を吐いて倒れるベジータの後押しを受けて、悟天とトランクスから気を分けて貰った悟飯が突撃する。

 

「猿共が!!」

「やぁっ!!」

 

 二人から分けて貰った気と自分に残された力の全てを使ってクウラが放った左手の攻撃を躱して、口から放たれたコードの雨を避けて明らかにそこだけ異色の顔面ではなく首のコードに向かって全力の一撃を放った。

 

「お父さん!」

「おじさん!」

 

 決死の一撃によって宙を舞うクウラの首。

 悟飯の攻撃の目的を一瞬で看破した悟空は悟天とトランクスの声援を受けて、かめはめ波の態勢を取る。

 

「――――くたばれ、クウラ!!」

 

 狙いは単純、威力は十分。

 悟空の残った力の全てを込めて放たれたかめはめ波は狙い過たず、クウラの顔を呑み込んだ。

 

「オラ達のパワーが勝ったぞ!!」

 

 コアと融合していたクウラの消滅を証明するように爆発して崩壊していくビック・ゲテスターの中で悟空は高らかに勝利の凱歌を揚げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その先の結果を語る必要はない。

 ビック・ゲテスターの消滅後、地球が復活したことを知れば結果など自ずと分かるものだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悟空達が新ナメック星にてクウラと激闘を行っている正にその頃、とある世界線の未来でも運命を決する戦いが幕を下ろそうとしていた。

 

「消えて無くなれ、ダーブラ! バビディ!」

 

 スパークするオーラを身に纏った戦士が極大の気功波を待てと叫んだダーブラに向かって放った。

 界王神の必死の金縛りによって身動きすら出来ないダーブラと、その前にトランクスの攻撃によって弾き飛ばされたダーブラに押し潰されて大きなダメージを負って動けないバビディを、トランクスが放った気功波が呑み込んで消し飛ばした。

 

「ハァハァ……」

 

 暫く残心して爆心地に二人の姿はなく、確実に死んだことを確信したトランクスは超サイヤ人2を解いて通常の状態に戻る。

 

「よ、良かった」

 

 魔人ブウの復活を未然に防いだことで地球だけでなく多くの星を救った英雄であるトランクスの姿を目に焼き付け、界王神は安堵したように力を抜く。

 

「これで世界が平和に……」

 

 バビディとダーブラによって与えられたダメージによって界王神死す。

 

「界王神様!?」

 

 バビディ出現に備えて自分を鍛えてくれた界王神の気が全く感じ取れなくなったことに気付いてトランクスが駆けつけるが、もう息はない。

 過去の世界と違って仙豆は未来にはもうなく、デンデのような回復パワーを持つ者もキビトがいたがダーブラに殺されてしまった以上は使えない。

 

「界王神様……」

 

 トランクスには魔人ブウ復活を阻止するという目的を果たせて安らかに眠る界王神に出来ることは何もない。ただ、その冥福を祈るのみである。

 

「くくく、これは素晴らしい」

 

 しかし、界王神の死は次の絶望への始まりでしかなかったことをトランクスは知らない。

 

「界王神が死ねば破壊神も死ぬ。これで一番厄介な破壊神がいなくなり、次の神が誕生するまでは天使も機能を停止する。こんな世界があったとはな、やはり運命は俺に正義を執行せよと求めている! ククク、ハハハハハハハハハハハッ!!」

 

 小さな丸い球体が吊るされた耳飾りを片耳だけした、とある人物――――孫悟空と全く変わらない面相の男は、悟空が決して浮かべることはないニタリとした醜悪な笑みで哂った。

 

 




 始まって一話で終わるメタルクウラ編。
 序盤から中盤の戦闘シーンは丸々カット。
 作者では『激突!!100億パワーの戦士たち』でのメタルクウラとの戦い以上のが思い浮かばなかったよ……。

 流石に超3悟空、アルティメット悟飯、ゴテンクス、超2ベジータ、超3ゴジ―タになっても、十万を超えて桁がもう二つぐらい増えた軍団には敵わなかったよ。
 メタルクウラの軍団で一度は完全に勝利したクウラ。
 最終的なメタルクウラ一体の強さは、超3悟空並になっているかも。
 捕まえた時点で満足して悟空達を殺していれば勝てたのに、いらぬ欲を出してクウラ様も舐めプなんてするから。

 後、クウラ様がバビディのドラゴンボールの願いで、潜在能力があるに該当していたのに呼ばれなかったのは生きていたから。
 もしも新ナメック星を襲うのがもっと先になっていたら蘇って、もしかしたら悟空達はブウに負けていたかも。
 地味にナイスだクウラ様。

 ちなみに「――――くたばれ、クウラ!!」は対フリーザ戦の27巻での悟空の台詞「くたばれ、フリーザ!!」のオマージュであり、
 最後の「オラ達のパワーが勝ったぞ!!」は映画『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』でのブロリーにみんなのパワーを貰って倒した後に叫んだ台詞です。
 何時かは言わせたかったんだよ、悟空に。

 しかし、何故悟空だけが先に目覚め、エネルギーを吸い取られても最後まで動けたのか?



 そして相変わらずの未来トランクスの不幸属性。
 魔人ブウ編で老界王神が言っていた「界王神が死ねばどうなるか」をキャプチャーしています。
 もしも次回も続くならば今話から一年後、未だビルス様がやってきていない中でゴクウブラック編が始まります。
 作中でもブロリー、ブウ、メタルクウラとの戦いを経て、今話後の一年の間にハッチヒャック、ジャネンバ、ヒルデガーンという強敵を打倒した悟空の前に突如として現れたタイムマシン。
 それが新たなる戦いの始まりだった―――。
 あ、ちなみに開始時点での仲間内で一番強いのは悟空の超サイヤ人3で(強敵との戦い、修行でアルティメット悟飯は超えた模様)。

 さあ、続きが読みたければ感想をくべるのだ!!


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