レオナルドに憑依したので好き勝手やろうと思う   作:nyasu

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あっ、これアカン奴だ

城に帰った俺はベッドに飛び込んだ。

ちょ、おま、とか説明を求めてきた妹ちゃんは放置である。

でも大丈夫、お姉ちゃんがやってくるよ。

 

「白音!」

「姉……様……」

「白音ぇぇぇぇ!」

 

抱きつく黒歌、その腹に向かって鋭い拳が入る。

YOU、WIN!綺麗に決まった。

 

「白音……強くなったわね」

「姉……様……」

 

黒歌ぁぁぁぁぁぁ!ガックシと膝を折る、黒歌。

無茶しやがって……感動的な再会だったな。

その後の姉妹の会話とか正直どうでもよかった。

こういうことがあったんだよ、ふーんで終わりである。

 

「それで、ここはどこで貴方は誰なんですか」

「俺の名前はレオナルド、故あって助太刀致した。ここはナーサリーライム、通称アリスの作ったワンダーランドだ」

「ククク、その故が女一人を抱くためだとは思うまい。なぁ、レオナルド」

 

旦那のチクリによって妹ちゃんの視線が鋭くなった。

や、やめてそんな顔されたら興奮するじゃないか。

 

「気持ち悪い」

「うっ……」

 

盛り上がった股間を見ながら吐き捨てられた。

なんか、目覚めそうになった。

うるせぇ、男はエロいことばっか考えてるんだよ。

寧ろ、ネット小説の主人公とかアレだから、みんな良い子ちゃんぶってるだけだから。

俺が異世界行ったら、奴隷を買って速攻ヤッてるからね。

 

「お前の姉ちゃんは一回俺と寝ることで、ここに妹と滞在する権利を得たのだ」

「私はありす。貴方が白音ね、歓迎するわ。うふふふ、さぁお茶会を開きましょう」

「俺が喋ってる最中だと言うのに」

 

戸惑う妹ちゃんを連れて、アリスがとてとて歩いて行った。

手を取り合って、楽しそうに歩くアリス。

優しい世界だな、感動的だな。

 

「おいで黒歌」

「…………」

「そんな顔するなよ。あぁ、ナデポ欲しいわ……」

 

無言で俺の側に寄ってくる黒歌。

違うそうじゃない、もっと自分からな感じがいいです。

好感度か、好感度が足らんのか。

俺は創造主、俺はクリエイター、だがそんな俺でも手に入らない物はある。

そう、それは心だ……。

 

「そんな所で何をドヤ顔になってるんですか。全く、気持ち悪い」

「みんなして気持ち悪いって言いすぎだろ」

「でもこう思いませんか。無駄な努力をする必要性のなさに気付けたって」

「僕は一生気持ち悪いってことか!」

 

口元を押さえて、七実こと姉ちゃんが去っていった。

全く全く、みんな辛辣なんだからなぁ。

 

「さて、黒歌。お前は何が望みだ。余はなんでも生み出せる、何でもだ」

 

俺の持つ魔獣創造は、最強の神器なんだ(集中線!)

生きてさえいれば、なんだって作り出せる。

例えば、魔剣創造なんて物がある。

生きていない能力を持った剣状の物体を創る神器だ。

俺が、生きている能力を持った剣状の物体を創れば同じことが出来る。

金だって全身が金で出来た生物を作れば簡単だ。

応用次第でなんだって出来てしまう神器だ。

 

「力か、金か、それとも神器か?復讐か、テロだっていいぞ」

 

ここは二次元の世界だからな、何したって問題ない。

だって現実じゃないしな。

 

「別に白音がいれば、なにもいらないにゃん」

「えぇ、なにそれ儂ってばつまらんのだが」

「もう願いは叶ったにゃ」

 

まぁ、そりゃそうか。

大体の願い事叶ってるもんな。

俺と一日中ニャンニャンしてたら衣食住、全て揃うもんな。

まさにバラガン様ムーブ、配下を殺し合わせるのも一興かもしれない。

 

「きゃぁぁぁぁぁ!」

「おいおい、何かフラグ建った?死神でも攻めに来た」

「冥府の死神が攻めてくる理由でもあるのかにゃ!?」

 

あるあ……ねぇーよ!

でも、今の声はアリスの物だった。

本体か、それともこのワンダーランドで何か起きてそれを感知したのかな。

 

「マスターさーん!」

 

アリスが泣きながらこっちに走ってきた。

しかも、レオナルドではなくマスターなんて畏まった言い方。

相当テンパってるというか、余裕を無くしてやがる。

 

「何があった」

「バケネズミ達が死んじゃったの!殺されたのよ、悪夢だわ」

「バケネズミってあの不細工な二足歩行の浪川大輔ボイスのアレだろ」

「キモ可愛いあの子達が、殺された。酷いわ酷いわ!あんまりだわ!」

 

俺としてはアリスが作った、あの化物達が死んで嬉しいのだが当人は納得行かないのだろう。

結界であるワンダーランドに侵入するとは、まぁ一月に一回は襲撃があるので珍しくないが何だろうか。

あのグレモリーあたりがやってきたりしたのかな。

 

ベッドから下りたくなかった俺は、魔術で周囲を警戒することにした。

俺の魔獣創造で虫を作り出し、その虫が蛹になって、羽虫になる。

羽虫は鋭い牙を持ち、大きさは小型犬くらい。

普通にキモいそれらに、五感共有の能力を与えた。

後は適当な鏡に似たモンスターを作り出す。

その表面に、虫達の見ている物が映るようにしてだ。

分割した画面が映ってる感じか。

 

「ゴーゴーゴー、さぁ下手人を見つけてこい」

「まったく、騒がしいと思ったらお客様をほっぽりだして何をやってるのかしら」

「あぁ、姉ちゃん。いや何、侵入者がやってきたみたいで」

「次から次へと、これだから雑草は嫌なのよ。ちょうどいいわ、草むしりでもしてきましょうか」

 

そう言って、姉ちゃんが直々に動き出す。

あっ、これは、勝ったなガハハ。

誰か知らないけどご愁傷様である。

 

トールやセバスチャンが俺のベッドルームに夕食を運んでくる。

テーブルを一から用意して、食事の準備までしている。

もはや観戦モードだった。

さて、下手人は誰だろうな。

 

『フハハハ、なんだ貴様らは!死ね、死ね、死ねぇ!』

『カミサマ、マモルゥゥゥ』

 

死なないでバケネズミ!アンタが死んだらコロニーのクイーンはどうするの。

と脳内で予告をやってたらバケネズミの群れが光の槍に貫かれて死んだ。

どっかの堕天使が紛れ込んだのだ。

くそ、記憶が曖昧だけど顔を見たことがあるぞ。

 

「あれは!?」

「知ってるのか黒歌」

「アレは堕天使コカビエル!」

「誰だそれ」

 

知らないんですけど!でもそんな感じのキャラがいた記憶がある。

なるほど、堕天使の幹部なのな把握した。

 

「終わりましたね」

「薄汚い羽根ですね、カラスのほうがまだ綺麗だ」

「おい、儂をどうするつもりじゃ!オールドファッションがこんなに種類があるとかぱないの!」

「この中に一人、戦闘を見てなかった奴がいるぞ!ちゃんと見ろよ、せっかく作ったんだから」

「夕食に甘いものを食べると、虫歯になる!」

「いやぁぁぁぁ、髭のおじさまは意地悪だわ」

 

ねぇ、誰か俺の話を聞いて。

特にドーナツ食べてるそこの君、見てよ。

モンスターは仕事に徹してるあの姿を見てあげてよ。

 

『むっ、誰かそこにいるな。気配を消していたが俺の存在に気付くとは中々やるな』

『おかしなことを言いますね。気配を消すなんて、何を言ってるのかしら』

 

映像に変化が加わった。

おっとり刀で移動した虚刀流が、現れたのだ。

逃げて、コカビエル逃げて。

七実と目が合う、相手は死ぬ。

コカビエルさんの死ぬことが決定した。

 

『おかしな物を見つけて侵入してみれば、化物の巣窟。しかし雑魚ばかりで退屈していたのだ』

『はぁ、そうですか』

『知っているか?俺はかの大戦で悪魔や天使と鎬を削った堕天使コカビエルだ。あの戦いの中で生き残った俺には敵というものがいなかった。裏の人間なら、聖書の陣営との戦いの記録ぐらい見たことあるだろう』

『いえ全く、興味がありませんので』

『そうか、ならばお前は俺を知ることなく死ぬが良い!』

 

堕天使の手に光の槍が生まれた瞬間だった。

 




鑢七実。小説刀語の登場人物。
鑢一族の一人で主人公の七花の姉である。

死人のような作り物の美しさを持つ女性。
不治の病に患っているため寿命は長くない。
年齢二十七、身長四尺九寸、体重七貫六斤、趣味草むしり。

以降はwikiより


刀語第七話『悪刀・鐚』における七花の対戦相手で、悪刀『鐚』の所有者となった人物。

刀語における最強存在であり、その実力は日本最強と謳われた剣聖錆白兵をも上回る(ぶっちゃけ女版トキ)。


七花と同様、四季崎記紀の刀に対して共感覚を持つ。


【過去の七実】

徹尾家に仕え、大乱の英雄となった六枝(父親)であったが、妻みぎりの殺害の疑いをかけられてしまう。
結果、一家全員島流しに遭ってしまった。
これに対して、七実は母を憎んだ。

不承島に着いた際、六枝は七花(弟)を後継者にすると述べた。

なぜ、七実が指名されなかったのかというと例外的に強かったためである。

一年前、七花の「七実が稽古を見ている」という発言を受けた六枝は、寝ている七実を葬ろうとした。
七実は殺される覚悟を決めていたが、七花が六枝を返り討ちにしたため、生き残ることになった。

鑢家の家族同士の争いは繰り返される。
まさか姉弟で争うことになるとは…

当然のことだが、七実は七花にこのことを口止めさせた。

六枝死後、一週間が過ぎた頃、七花が手合わせの提案をし、七実は承諾した。

対戦した結果は引き分けであった。
ただし、七実に分があったらしい。



【薄刀・針での七実】

薄刀・針では錆を差し置いてメインで登場した。

自分をさらいに来た真庭忍軍虫組から襲撃を喰らうが、これをあっさりと撃退していく一連の流れが描かれている。
感性が似てるのか七花と同様真庭忍軍をまにわにと呼んでいたりする。
姉弟の発想ってのは同じなんだな…

戦中、蜜蜂に七花八裂を浴びせた時にその弱点に気付くのであった。
そして、まにわにから聞き出した情報から、七花達の刀探しが進んでいないとわかった七実は、
このまま強敵相手に欠陥のある七花八裂を使えば七花が死にかねないと考えて、刀探しに参加することを決意した。

海を渡るために蝶々の忍法足軽を応用し、海を越えていったのである。



【悪刀・鐚の前の七実の動向】

凍空こなゆきの項目も参照して欲しい。

皐月某日、蝦夷に到着する。
怪力を誇る凍空一族相手に対し、忍法足軽を使用して力の無効化に成功する。
結果、こなゆき以外を皆殺しにして去っていった。

七実は双刀・鎚を自分には相応しくないただの棒だと思ったためか手にすることなく去っていった。

こなゆきが可哀相でならない。

水無月某日。
陸奥死霊山において死霊山神衛隊と戦っていた。

七実は山頂の祠に祀られていた悪刀・鐚を見て、自分にとって相応しいと感じたためこれを奪い、死霊山を壊滅させた。

その後土佐行きの船に乗り込んで土佐へと渡った。



【悪刀・鐚での七実】

文月某日、七実は女人禁制の清涼院護剣寺を占拠し、半年ぶりに会った七花達の前に立ちはだかった。

七花との初戦では、七実は七花八裂の弱点があり、本来はそれを七花に伝える為に来た述べつつも、
虚刀流の完成形には遠くなる人間性が芽生えて、ある意味昔より劣化した(実際は完成の為には一度人間性を備えることも必要条件だったが)七花の現状を見かねて、弱点がどのあたりかを指摘しないで完膚なきままに倒した。

あまりの実力差に七花は一週間落ち込んでしまう。
そんなとき、とがめは七花を叱咤し、士気を上げさせた。

とがめは七花八裂の弱点を見抜き、七実の眼を封じる奇策を編み出した。

刀大仏前で再戦することになった七実は、とがめの奇策として蝋燭の火を一斉に消されることで眼を奪われてしまう。

見えない奇策に見蕩れた七実は七花の七花八裂(改)を受けてしまう。

『見稽古』による弱体化と、『鐚』による生命力の沈静化を取りやめ、本気で戦い始める。
七実の本気に七実の体は耐え切れず崩壊を始め、最後は七花の『蒲公英』を受け散った。


病で苦しいだけの人生を送ってきた彼女は自分を殺してくれた弟に対して「よくぞ殺してくれた」と褒めようとしたが、
実際に口から出た言葉は「よくも殺してくれたわね」であった。
噛んでいい間違えてしまっただけなのか、本心では苦しい生だろうが生き続けていたかったのか、七実自身図りかねたままその生涯を終えた。


悪刀・鐚限定奥義。
七実は胸に『鐚』を刺すことにより、病を強制的に癒させた。
無理矢理生命を活性化させたことにより、実は弱体化したとも考えられる。
この姿の時の姉ちゃん…エロ過ぎる…


前日本最強───鑢七実。


人として───当たり前に死にたい
彼女の願いは弟の手により果たされる。

今回の一件で七花は刀らしさを失ってしまった。
代わりに最愛の姉を失ったことで人間らしさを手に入れた。
実対花。
勝ったのは花であった。

【虚刀・鑢での七実】

当時7才。性格がゆるく考えている事が口に出てしまう。
父、六枝が英雄になる所を見ようと病の体を推して影ながら追跡する『最強の守護者』。

20年後には「長い髪の女を好む父親や弟の嗜好が不愉快」と語っていたが、この時の彼女の父と弟への溺愛ぶりは近親相姦の気があるストーカーのそれである点からしても、彼女の未来の真意やその屈折の仕方をある程度察することも出来る

既に天才性を発揮しているがまだ虚刀流はおろか見稽古すら習得していない。
しかし、それであるが故に力の制限も無くほぼ完全の状態であったとされ、歴史上最強の剣士・錆黒鍵と半年に渡り戦い続ける化物のような強さを持つ。


ぶっちゃけ見稽古もスゴイけど、見稽古を使わない素のスペックの方が強かったりする。
人間性を失い、刀に近づけば強いのが虚刀だからである。
人間性を捧げなきゃ……
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