レオナルドに憑依したので好き勝手やろうと思う 作:nyasu
葛城ムーブ、森育ちの暗殺者のような動きである。
絡繰りは簡単だ。
魔獣創造で作ったモンスターが俺と同化し、俺の血肉となっているのだ。
二次創作で俺はよく見た、誰だってそうする俺だってそうする。
「人の想像できるものは創造できるとは誰の言葉だったか。タンパク質などの有機物の代わりに金属元素や放射性物質を代謝する極限環境微生物、というのがあるゲームであった。簡単に言って、寄生虫を用いたドーピングだ。コイツらの能力は、ほとんど瞬間移動のような高速移動能力の他、肉体の重装甲化や不可視化、銃器や爆発性の金属塊の生成を可能としている。だが、それは生物という形だからだ」
「何を……言っている……」
「例えば、組成がタンパク質ではなく金属の生命体は生物だろうか?答えはイエスだ。そして、ミーは変身するのデース!」
俺の身体が銀色に変色する。
そう俺は究極体になったのだ。
今の俺は、メタルレオナルドである!
メタルエテモンみたいな物である!
「銀色に変わっただけよね、っていうか気持ち悪い」
「精神攻撃とは、卑怯だぞエクソシスト!」
「えー」
「オルフェノクを知らんのか、にわかが!いや、まぁ存在しないから分からんだろうけど」
クールに、クールになるんだレオナルド。
漫画のキャラが他の漫画のキャラを知らないのは当然のことなのだ。
当然だが、俺しか知らないというのは実に悲しい。
「よくわからないけど、貴方は敵だって事は分かったわ」
「お前の相手は私じゃないのーね、アリスだ」
嫌ですよ、あとで拗ねられるからね。
イリナたんとかいう女騎士はアリスに任せて、俺はゼノヴィアとかいう美少女をくっころしなきゃ。
「待ちなさい!」
俺の背後で聞こえる声を無視して、俺はゼノヴィアの元に向かった。
木々が薙ぎ倒され、粉砕された場所には一つのクレーターがあった。
うむ、いないぞ。
「ハァァァァ!」
「おっと、奇襲なのに声を上げるとは間抜けめ」
上空からの声に反応して、俺は高速で移動して回避する。
奇襲とはこうやるのだ。
「ッ!どこだ、どこにいる」
「…………」
説明しよう、俺は体表を操作して透明になる能力があるのだ。
これも体内に寄生した微生物のお陰である。
またの名をナノマシンでも可、金属生命体ってぶっちゃけ金属だし、流石創造系最強の神器。
最早、生物でないだろってものすら無理矢理に生物って認識すれば出来てしまう。
「ッ!そこか」
「おっと、危ない危ない」
背後から忍び寄り、俺は抜手を繰り出す。
それに反応して、剣を振るうがそれも余裕で回避する。
ただのカカシですな。
「くっ、身体に力が……」
「ただ殺すだけなら、私の能力は最適だ。何故なら余が作り出した細菌兵器を使えばいいからな。俺の力はコスト度外視でなんでも出来る。でも僕ってば考えたんです。そんな素晴らしい能力をそんなことに使っていいかってね。故に、故に吾輩は考え生み出した!その名も、エロウイルス」
「ふざけたことを……」
ふふふ、辛かろう。
俺の作ったウイルスに感染した事で、貴様の身体は疼いているはずだ。
異性に対して興奮し、端的に言って欲情する効果だからな。
しかも、感染中は神経の鋭敏化によって感じやすくなってしまうのだ。
更に、筋肉が微妙に弱くなる事で脳筋キャラも屈してしまうという効果付き。
「こんな所で、負ける物か!」
「此奴、根性で立ちおった」
「私の、んっ……し、信仰は……んふっ……はぁはぁ、ゆりゅがにゃい!」
「いや、そんなトロンとした顔で言われても説得力皆無なんですが」
すげぇ、エロ同人ってやっぱりすげぇ。
だって、妄想が現実になってるんだもんな。
今ならなんだって出来る気がするぜ。
「フフフフ、今の俺はイトイトの実の糸人間、どうだこれ」
「にゃ!?」
ゼノヴィアが俺の手の動きに合わせて勝手に転ぶ。
転んで、そしてM字開脚した。
「か、身体が勝手に……」
「体内の微生物を操作して、身体のコントロールを奪ったのだ。さぁ、スケベしようや」
「くっ、いっそ殺せ!辱められるなら殺すが、ひゃぁ!?」
おっ、おっ、触れずにエロいことも出来んだぞ。
やんのかこら、おぉん。
「ふぁぁぁ!?」
「ヤングジャンプ好きなんだよな、エロ漫画より俺はそっちが好きなんだ。だからこうして服を着ている君が恥ずかしがっている様を見ることにするよ。ねぇ、どんな気持ち」
「な、何だこれ……んくっ!」
「直接的なエロではなくですね、微エロが良いのですよ。真の意味でのエロとは、静的な状態ではなく変化の動態。つまり、エロくなる過程こそが、聞いてる?」
「あぐっ、んんんんっ!」
「対魔忍の世界じゃないんですけどぉ」
良いね良いね、最高だね!
そういう、悶える様って俺ってば大好き。
さぁ、そろそろ実際に触って見るとしましょうかね。
「あぁぁぁぁぁ!」
「ッ!誰だ!?」
「な、何してるんだ!」
急に声を掛けられてビクッとする。
やめろよ、ぼっちは自分が話しかけられると思ってないんだから話しかけるよって言ってから話しかけろよ。
振り向いた先には、イケメンがいた。
なんだあのイケメン、死ねばいいのに。
というか、また侵入者か。
「誰だお前」
「ゆ、許せねぇ!森の中で、身動きが取れない女騎士を好き勝手してくっころするなんてけしからん!俺だって、俺だってな!いや、俺だけじゃない、世の中の男は一度くらいやりたがっている!でもやってはいけない、この背徳感が良いんじゃないか!なのに、どこの誰だかしらないが、そこのお前!実際にやるやつがあるか、女の子が嫌がることを実際にやるなんて」
「あぁぁぁん!」
「おほぉぉぉ、おっといかんいかん!話してる途中だろうが、乳首ドリルすんな!そういう犯罪チックなことをすると、世の中のエロの規制が厳しくなるんだよ!許せねぇ、お前のせいでまたロリ系が規制されるだろう。いいぜ、お前がそうやってエロいことをするっていうなら、俺がお前を止めてやる」
「いや、だから誰だよ君。あと、そこはお前の幻想をぶっ殺すとか言うところだろ」
イケメンの腕に赤い篭手が出現する。
俺は、コイツを知っている。
赤い篭手、まさか貴様……。
「馬鹿な、なぜ貴様がここにいる。貴様は、主人公!」
「良くわからないが、お前は敵だ!」
「おのれ主人公め、畜生めぇぇぇぇぇ!」
あとちょっとでおっぱいぷるんぷるんだったのに!
だが、我がウイルスは既に散布済みだ。
さぁ、食らうが良いお前の攻撃は全て無駄だ。
「うおぉぉぉぉ」
「無駄だ、止まれ!……えっ?」
「おりゃぁぁぁぁ!」
赤い拳が俺の顔をブン殴る。
身体が捻られ、吹っ飛ばされる。
痛っ、痛たたたたた!?なんで、パンチなんで!?
俺の生物兵器は最強なのに、ちゃんと同人誌から女性に効くウイルスを創造したのに!
……女性に効く?あれ、もしかして男性には感染しない……確かに、アレってハーレム物でおかしくなるのは女性だけだ。
「しまった、俺としたことがエロ不注意とはこの事か……」
「なっ、無傷で立ち上がった」
「認めよう主人公、お前の言葉には一理ある。持っていくがいい、今回は負けを認めよう」
「アンタ……」
「だが私は何度でも女体を貪るぞ、この世界の美少女を抱いて犯し尽くす!無論、貴様の部長もだ」
「なッ!お前には誇りがないのか!本当に気に入ったおっぱいを、揉みたいと思わないのか。お前の言葉には気持ちが伝わってこねぇ!まるで誰でも良いかのように感じるぜ。あぁ、以前の俺ならお前とはいい友達になれただろうな。だが、俺は気づいた!好きな人のおっぱいこそ至高。その他はナンバーツーでちょっとしか見たいと思わねぇ!だから部長は渡さない、それがどんな奴だろうと俺があの人を守る。あのおっぱいは、俺が、俺が守るんだ!」
「見事だ、見事だ主人公。その言葉、忘れるなよ!さらばだ!」
熱い男だった。
さすがの俺も負けを認めざるをえない。
何ていうか、心が負けを認めちまったのさ。
だから、レオナルドはクールに去るぜ。
次に合うときこそ、女騎士は俺の物だ。
城に帰ったら、おっぱいおっぱい煩いと忍ちゃんに滅茶苦茶説教された。
なお、もうひとりの女騎士はアリスとの戦いで大破して、ポロリしながら帰っていった。
ここってもしかしてエロゲの世界なんじゃないかな。
「おい、聞いているのか」
「すいませんすいません、やめて!そんなものをマイサンに向けないで」
「マミさぁぁぁぁんならぬ、マイさぁぁぁぁんとかやってみるか?再生するし」
「ちょ、おま、馬鹿、あっ!ぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」