かの外典には二人の裁定者が存在した。一人は極東の聖人、もう一人はフランスの聖処女。
どちらが勝ったかは語るまい。だが、もしあそこに並行世界からの乱入者がいたとしたら、どうなっていただろうか?
無論、ただの乱入者では荷が重いのは百も承知。特殊能力をもち、あまつさえ並行世界で似たような事件をくぐりぬけてきた猛者だったなら?
人間性は期待なさらず。裏切り、姦策、ヘタレに間抜け、保身第一、金にも汚い。思い違いで馬鹿をなし、肝心要でドジをふむ。
はたしてそんなそれで何が変わるか? 誰かの命かはたまた、信念か。
さぁ、かの大戦を真に裁定するのは聖人か、それとも並行世界からの乱入者か。どうぞ皆さま、一つお付き合いのほどを。
どちらが勝ったかは語るまい。だが、もしあそこに並行世界からの乱入者がいたとしたら、どうなっていただろうか?
無論、ただの乱入者では荷が重いのは百も承知。特殊能力をもち、あまつさえ並行世界で似たような事件をくぐりぬけてきた猛者だったなら?
人間性は期待なさらず。裏切り、姦策、ヘタレに間抜け、保身第一、金にも汚い。思い違いで馬鹿をなし、肝心要でドジをふむ。
はたしてそんなそれで何が変わるか? 誰かの命かはたまた、信念か。
さぁ、かの大戦を真に裁定するのは聖人か、それとも並行世界からの乱入者か。どうぞ皆さま、一つお付き合いのほどを。
プロローグ 異世界、並行世界ものと中年男性の味付けは甚だよくない点について | |
第一章 聖女様とお茶を | |
第二章 新派閥と判じ物について | |
第三章 ルーヴルにて歌え人間賛歌 |