場面場面の会話文がほとんどであり、内容も濃いものとは言えないかもしれません。短いです。それでも平気だとおっしゃる方に、見ていただきたいと思っております。
それでは、どうぞ。
――抗え、リュウがもたらす滅びに――
〇
時のかなたより、星に愛されし少女の歌によって再びの生を得た竜たち。少女は何よりも大切な仲間が蘇ったことに涙を流し、竜たちも少女との再会を喜んだ。
しかし、今も昔も、人間たちは竜たちの力を恐れ、羨み、愚行をおかす。
それが、勇気を持たぬ人類の、最後の抵抗だった。
リュウとなった災厄の少女は、仲間たちとともに人間を滅ぼしにかかる。
リュウが、動き出す――。
〇
「米国は、中東北部に突如出現した森林地帯、およびそこに生息している生物を脅威だと断定し、反応兵器の使用を国連に強く訴えた。
パヴァリア光明結社の神の件のこともあり、各国の意思によって否決されたのだが、再びの発射を許す結果となってしまった……」
「それじゃ、あのこは……」
「いや、反応兵器は、どういうわけか想定外に過ぎる下からの急な強風により、目標地点とは全くの別の場所で起爆。例の森に被害はないらしい。
……むしろ、下手に動いた方が大きな被害に見舞われたというべきか」
「それはどういう……」
「彼女からの報復として、米国政府は壊滅状態になった」
「装者三人でも行ける! 行けるぞ!」
「果たして本当にそうでしょうか?」
「どういうことだ?」
「果たして本当に、あの災厄がこの程度で止まるのか、という意味です」
「そんな、まさか……」
「ありえない……」
「あれを名づけるとしたら、アメル・ノイズ。
我々にとって強敵でも、彼らにしてみれば雑兵の一つでしかない」
「ヒトと聖遺物とをより近づけ、融合症例のような爆発的な出力を引き出す。
私はこれを、『クロス・システム』と名付け、提案――いえ、推奨します」
「危険です! このシステムは、それこそ人が人でなくなる大きすぎるリスクが――!」
「これぐらいのリスクを取らなければ、勝算は生み出せません。
まさか、何の対価もなしに、リュウに勝てると本気で思っているのですか?」
「――使わせてください」
「立花!? だが、このシステムは――」
「だとしても、あの子に手を届かせるために必要なら、へいきへっちゃらです」
「全く、立花には驚かされるばかりか、呆れさせられるばかりだ
――私のギアにも、その『クロス・システム』の搭載をお願いする」
「ほんと、こいつの猪突っぷりは底なしだな。ま、それに付き合う私たちも私たちだけどな」
「戦いにリスクはつきもの。命の危険なんて、前提条件にすらなりえないほど当然の物!」
「もう二度と、無力で助けられない想いなんてしたくない! だから――」
「アタシたちだって、ガッチャンしてやるデスよ!」
「これが、『クロス・ドライブ』……!」
「本当に、あの時と同じ感覚が……!」
「すげぇ……力がどんどん溢れてきやがる……!」
「この力なら、戦える! 渡り合うことができる!」
「行こう、切ちゃん! 今度こそ負けたりなんてしない!」
「進化したシンフォギアの力を、みせつけてやるデースッ!」
「そ、んな……」
「クロス・ドライブでさえも、届かないというのか……!」
「デタラメを重ね過ぎだぞ、いくらなんでもよぉ……!」
「ここまでの、力の差が、あるなんて……!」
「こんなにも頑張っているのに、なんで傷一つ付けられないのデスか!?」
「ここまで、なにも、できないなんて……嫌だ……! 自分を許せない……!」
「あれは……一体……」
「あれこそが、『リュウ』。カストディアンとこの星をめぐり、そして長き眠りについていた生物たち。
この星の真なる霊長と言ってもおかしくはないかもしれません」
――時はきた。
――今こそ、我らが動き出す時。
――星に愛されしルル・アメルの落とし子に従い、人間たちを滅ぼすとしよう。
「ねえ、未来。手を取り合いたいのに、その相手が他の手と取り合っている場合はどうすればいいのかな……」
「響……」
「その手を取っている相手は、別に悪い奴だっていう訳じゃない。ただ、私たちとはどうしても相いれない相手で、手を取り合いたい子とも戦わなきゃいけなかったら、私はどうすればいいんだろう……」
「ジェネレイトォォォォォォ!!」
「エクス・ドラァァァァァァイブ!!」
(――そうだ、互いに護りたいものがある。譲れないものがある
だからこうして、手を取り合えずに、拳を互いに向けて戦っている)
(どれだけ足掻こうと、私とリュウが、必ずお前たちを滅ぼす)
(だとしても、きっと手を取り合える道がある!)
(だからこそ、何をしようが無駄でしかない)
――お前も分かっているはず! 人間の愚かさ、醜さ、救いようのなさを!!
どうしてそんなに人間に味方するの!?
――メリュデちゃんだって知っているはずだよ!
ヒトは、冷たいだけじゃない! あったかいものも持ってることを!
――それは、
――だとしても――!
――違う!
私の大切なものをすべて奪っていった奴らを、この世から消してやると誓ったんだ!
――っ!
――それに、お前の心にだって、同じものがある。
大切なものを踏みにじられ、誰かを憎む気持ちが……。
――! それは……。
――誰かを憎み、世界を憎み、人間すべてを破壊したい欲求に飲み込まれたくせに、
私を止めることなんて、できるわけがない!
「だとしても、私は……この歌で、
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ご感想をお待ちしております。次回もよろしくお願い申し上げます。
オリジナルキャラの挿絵などもあった方がよろしいでしょうか?(作者自身が描くが、画力は期待しない方がいいレベル。描くならペイントか手描きの二択)
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挿絵はあった方がいい(ペイント)
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挿絵はあった方がいい(手描き)
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挿絵はない方がいい
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どちらでもよい