そら飛べワンチャンダイブマン ~1日1回個性ガチャ~   作:AFO

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U.A.FILE.05 Class No.15
SHOTO TODOROKI

個性
『半冷半燃』
 右で凍らし、左で燃やす。氷と炎のハイブリッドだぞ!
 右を使いすぎると冷え性が発動し、左を使いすぎると熱中症になる。しょうがないやつだ。
 右半分はおかあさん譲り。左半分はおとうさん譲り。
 右と左で人格が違う。多分。右はツンツンしているが、左はデレデレ。左を普段から凍らせてるからそういうことだよね。ツンデレツンデレ。おとうさんかなしいぞ焦凍。そしておかあさんは孤高のツンドラ気候。
 頑張れよおとうさん。焦凍くんの凍ったハートはあなたにしか解かせないぞ! おかあさんはもう解けないけどな!

ショウトズクチ
 おとうさんの悪口が出てしまう。きっと親子愛の裏返し。
ショウトズケ
 おとうさんと違ってストレート。反抗期。
ショウトズヤケド
 おかあさんにお湯かけられた。親子喧嘩。
ショウトズゼンシン
 おとうさんとおかあさんにつくって貰いました。感謝せよ。
ショウトズアシ
 速いらしい。多分飯田君より速いってことだと思ふ。


No.6 ゲームオーバー

 

 突如現実として去来した敵。

 

 担任教師の相澤消太の指示通り一かたまりになった生徒たちを襲ったのは、敵が現れたときと同様の()であった。

 

 闇は生徒達の大多数を飲み込み──

 

 ──そして緑谷出久が放り出されたのは、山岳ゾーン。

 

 の、上空!!

 

「──あああああああ!!」

 

 高さにして緑谷出久の住むマンション屋上かそれ以上。初めは遠く見えた地面が、あっという間に距離を縮めていく。

 

(なんだコレ!? なんだコレ!!?)

 

 過ぎるのは死のイメージ。

 緑谷出久をこの場に移動させたのは敵の個性『ワープ』。その個性においてもっとも効率的な攻撃手段の一つが、この落下死である。

 

 方法は簡単、とにかく地面より高い位置にワープさせるだけ、という単純明快。──ちなみに他の手段としては、爆弾を対象の近くに送りつけるというのがある。

 

 皮肉にも、人の命を救うという授業に対し、敵という人を傷つける者が現れた。そして早々にして、緑谷出久はその命を散らそうとしていた。

 

(──こんな! こんなあっけなく! ……いやだ!!)

 

 心の内にて叫んだそのとき。

 

「掴まれ!!」

 

 誰かの声がした。緑谷出久は必死にその声へ手を伸ばし──差し出されたものを掴んだ。

 

 それは()()()

 

「君は──!!」

 

 声の主はクラスメイト、瀬呂範太であった。

 瀬呂範太。個性『テープ』。両肘のロールから片面が粘着質のテープを射出し、巻き取ることのできる個性だ。

 

 幸運か、緑谷出久たちが放り出されたのは高台のすぐ横だった。瀬呂範太は片肘のテープを高台に張り付け、もう一方を緑谷出久へ伸ばしたのだ。

 テープを掴み、安心感を得る緑谷出久だったが、そばでもう一人の少女が重力のまま落ちていくところだった。

 

「お……え、ええ……っ!?」

「耳郎さん!! 手!!」

「──み、緑谷!?」

 

 少女の名は耳郎響香。同じクラスメイトであると判別するなり、緑谷出久は咄嗟に手を伸ばした。

 

 無事、耳郎響香の手を掴むことができた緑谷出久。

 瀬呂範太はテープを巻き取ると、高台の上まで全員を引き上げた。

 

 ──ここで命を落とすことがなかったのは、今の緑谷出久にとって幸か不幸か。

 

「ふう。ありがとう瀬呂くん!」

「おうよ!! こないだ緑谷が言ってた使い方だぜ! 地獄からの死者──」

「助かったよ……えっと、緑谷と、瀬呂」

 

 緑谷出久に続いて耳郎響香が礼を言う。

 

「……多分敵の仕業だよね。あの黒い靄、敵もそこから出てきたし、物質を移動させる『個性』……」

「ったくよ! 落ちる横に崖があったからテープを張り付けられたんだけど、どうせなら最初から崖の上に飛ばしてくれよ!!」

「まぁ、だから敵なんだし……」

 

 敵。突如現れたその存在に緑谷出久はどこか引っかかりを覚える。

 

「本当に、敵なのかな……?」

「何言ってんだよ緑谷。相澤先生も言ってただろ。それに──オールマイトを消すとか、なんとか」

「……」

 

 突然の事態すぎて理解が追いつかない。

 実技訓練が始まろうとしていたところでもあり、そういうシチュエーションの訓練ではないのかと、勘ぐってしまうのだ。

 

 本当に、敵なのか。その疑いは残念ながら、逃避に分類されるもの。

 

 訓練であって欲しい。敵の襲撃も災害の一部だと、そういう訓練であって欲しい。また合理的虚偽であって欲しい。

 そんな、逃避。

 

 緑谷出久の疑念が逃避でしかないことを裏付けるように、

 

「……!!」

 

 何者かが、こちらへと迫ってきていた。身の丈ほどの大剣を構えた大男。大男は走る勢いのまま振るった。混乱した頭ながらも、緑谷出久は紙一重に交わす。

 剣閃が地を抉った。その攻撃は明らかに、命を奪うものだった。

 

「訓練だと思いたいけど──どう見ても、敵だよ緑谷……!!」

 

 耳郎響香が言った。言葉にしたことによって、緊迫が現実として突きつけられる。

 

 敵が大剣を持ち上げた。こちらへ向けられるは殺気。その男が敵であることは間違いなかった。

 ──それだけではない、男の他にも、敵が集まってきていた。

 

 そして彼らは実際に、こちらに個性を向け、そして戦いを始めようとしている。

 

「戦うしかない……みたいだね……!」

「ああ……!!」

 

(嘘だろ!? まだヒーロー科の一年目だぞ!!? 本当に──)

 

 耳郎響香と瀬呂範太が身構えた。緑谷出久は──まだ、身体より頭で考えてしまう。

 

(何で……何で……。敵の目的はオールマイト……? オールマイトを消す──殺す!? そんなこと──)

 

 緑谷出久は困惑する。

 

 初めて面と向かって対峙する、本物の敵の存在に。

 

 そしてその目的が、自分がヒーローに憧れたきっかけ、目標である生ける伝説『オールマイト』を消そうというものであり、その動きに自分が巻き込まれているということに。

 

「いやでも、まさかオールマイトに勝てる敵がいるわけ……」

「緑谷! 今はそれどころじゃない。それは一端置いて後にしよ──」

 

 耳郎響香の声が緑谷出久の思考を打ち切る。緑谷出久の視界の先では、敵が大剣を振り上げていた。

 

「──っ!?」

 

 どう動けばいい。敵の武器は大きく、避ければ他の仲間に当たるだろう。かと言って、受け止められる重量じゃないことは先の一撃で明白だ。

 

 そして何より、身体が、動かない。

 

 動揺を重ねる緑谷出久の脇を、何かが伸びた。

 それは敵に突き刺さり、何かの衝撃を与えその場に崩れさせた。

 

「ほら、ボサっとしてないでさ!」

「……ごめん、ありがとう……っ」

 

 耳郎響香だった。個性『イヤホンジャック』。耳たぶから伸びるプラグから体内の音を衝撃波として放つことができる個性。

 緑谷出久の脇を伸びたのはコード。相手に直接突き刺し、衝撃を直に流し込んだのだ。

 

「なるほど……面白い個性だ。挿したものの音を聴いたり、逆に流し込んだり。……そのブーツはまさかスピーカー!? イヤホンの音を空気中に放てるのか! なるほど、音の波状攻撃、広範囲を攻められる技だ。欠点は波状だから密集した今じゃ僕らも巻き込まれる……でも高音低音にできるとしたら用途は増えるぞ。だって音を放つって事は空気を振動させるってことだから、自由に音程をいじれれば物を動かすことだって……」

「この状況で咄嗟にそこまで分析できるのはすごいけど! 今本当そういうのいいから!!」

 

 現実に引き戻される。だが、緑谷出久の思考の大半を占めたのは個性に対する探求心。

 恐怖は薄らぎ、気分は不思議と昂揚していた。

 

「ありがとう耳郎さん……っ!」

 

 ここでようやく、緑谷出久は身構えることができる。

 普段の自分、個性について考えるなり没頭してしまうという、癖のようなものが良い方向に働いたのだった。

 

 身体中に意識を集中する。

 別段、沸き上がるものや違和感はない。

 

(……ダメか。あの高さなら発現してもいいと思ったんだけどな……)

 

 あてにしようとしていたのは、自身の個性の発動。高所からの落下というのが条件ならばクリアしたはずなのだが──途中で減速したのがあだとなったか、緑谷出久の思惑は外れ、個性らしきものは感じられなかった。

 

(感覚じゃわからない個性って可能性もあるけど……でも! 今は『個性』に頼るんじゃダメだ……!)

 

 次に緑谷出久が知識から引き出すのは、体術について。使い勝手の悪い個性のときに備えて調べ、考案した接近戦の戦法。

 先日の訓練にて爆豪勝己を相手にその片鱗を見せたが──しかし今回は違う。訓練ではなく、敵相手に容赦なく行う実践用の動き。

 

 ──この一ヶ月、入学が決まってからずっと思い描いてきた、無個性でもできる対敵用の戦い方。

 

(成果を今、出すとき!!)

 

 緑谷出久はまっすぐに、敵を見据えた。

 

   *

 

「──この状況で咄嗟にそこまで分析できるのはすごいけど! 今本当そういうのいいから!!」

 

 いきなり個性の考察を始めた緑谷出久へ、耳郎響香は抗議の声をあげた。

 

 すごい。この一瞬で理解し、用途まであげてくるのは本当にすごい。けれど、今は止めて欲しい。

 切実に、耳郎響香はそう思った。

 

「ありがとう耳郎さん……っ!」

 

 そう礼を言うなり──緑谷出久の雰囲気が変わった。

 

 先まで迷いしかなかった表情が、今でははっきりと敵を睨み臨戦態勢に入っていた。

 

「緑谷あんた──」

 

 言葉を遮るように、新たな敵がこちらへ駆けた。どう対処すればいいか、耳郎響香は個性である、耳たぶから伸びるコードを構えるのだが、それより早く緑谷出久が踏み出していた。

 

 緑谷出久は何かの武術でも連想させるような俊敏な動きで敵に近づき、その懐に手を伸ばした。

 

 直後──敵は僅かに痙攣したかと思うと、膝をついた。

 

「緑谷、それ……!」

 

 瀬呂範太が緑谷出久の手を示す。いや、正確には手でなく、()()()()()()()()()()

 耳郎響香も気付く。

 

「緑谷それ──スタンガン!!」

 

 そう彼の手に握られていたのは、まごうことなき非殺傷性個人携行兵器、スタンガンであった。

 非殺傷であればゴム弾でもスタンガンということがあるが、この場合のスタンガンは一般のイメージどおりに電気を用いるものだ。

 

「あんたなんでそんなの持って……」

「これ? 一応学校のコスチュームの一部として支給された中に入ってたんだ」

 

 そういえば、緑谷出久は先日の実技訓練とは違うコスチュームを身にまとっていた。以前はいかにもヒーロー然──というかオールマイトの色違いおいう痛々しいものであったが、今回は学校に支給された、地味だが身軽そうなもの。その腰に撒かれたベルトにはいくつかのポーチが付けられており、何かを携帯しているのはまあ、わかる。

 

 それが、スタンガンであるとは。

 

「あと火薬とか……サバイバルナイフとか……非常食のケンタッキーフライドチキンとか……使えそうな物は一通り要望に書いておいたから」

 

 ある種の脱帽を感じる。それらの物品は『個性』を持っていれば軽視してしまうもの。超常を身に宿すからこそ、蔑ろにしてしまう普通の武器。

『個性』が定まっていない緑谷出久だからこそ、用意できたものだ。

 

「……」

 

 耳郎響香が口を閉じると、瀬呂範太が緑谷出久の肩を揺さぶり、

 

「──いやいや! スタンガンもそうだけどよ、今の動きなんだよ!? 爆豪戦でも思ったけど、お前なんか武術でもやってんの!?」

「ううん。でも使えそうな動きは取り込んでて──」

 

 耳郎響香が呆気にとられ、緑谷出久と瀬呂範太が会話する間にも敵は集まり、気付けば周囲を囲まれていた。

 

「げ、こいつら何、全員敵ってわけ……?」

 

 それぞれが、敵と距離を離そうとする。囲まれている状況でのそれはつまり、中心に寄るということで、逃げ場を失うということであった。

 背中も付きそうな距離、耳郎響香は小声で囁く。

 

「ねぇ緑谷、あんたの今日の個性って、何……?」

「……ごめん、まだわかんないんだ」

 

 内心で舌打ち。可能性が一つ減る。

 圧倒的に敵が多い中、正直に戦うのは愚策であった。

 何か派手な個性で牽制できれば御の字、切り抜けられれば最良といったところ。この場で一番不確定な緑谷出久の個性に期待してみたが、しかし期待はずれ。一人の個性分可能性が減ったのだった。

 

 

 ──と。耳郎響香はこのとき緑谷出久をあなどっていた。ほぼ『無個性』であるゆえの軽視。しかし『無個性』であるがゆえに生まれる緑谷出久の思考を、あなどっていた。

 

 考えれば考えるほどに危機感は肥大化し、嫌な汗の滲む中、彼は言った。

 

「ねえ瀬呂くん、耳郎さん。作戦があるんだけど、いいかな?」

 

 

 

 

 緑谷出久が短く伝えると、耳郎響香は頷いた。瀬呂範太もまた同意を見せた。

 

 じゃあいくよ。そう呟いた緑谷出久は、悪人のような表情をつくり、

 

「──クッソがああ!! もうこうなったらヤケだ!! 俺もろとも爆死しやがれえええ!! あああああああ!!」

 

 やら演技がかった叫びを上げながら、緑谷出久が投げたのは球体。導火線に火の点いた、球体。

 

「これは──爆弾!!?」

「マジか!! このガキやりやがった!!」

 

 敵の一団がどよめく。

 

 爆弾。そう称された球から吹き出たのは、()

 

「今だ耳郎さん!」

 

「了解!」

 

 耳郎響香はプラグを地面に突き刺すと、最大出力で衝撃を放つ。

 

 ここは山岳地帯。それも見ようでは崖とも言えるような場所。とてもじゃないが、地盤がしっかりできているとは言い難い。

 3人を中心に、地面に亀裂が入っていく。

 

 その周りには敵が集まっているのだ。その重みに絶えきれず、場は崩壊する。

 

「瀬呂くん!!」

 

「おうよ!」

 

 地面が崩れ落ちていく中、瀬呂範太が崖のまだ無事な部分へテープを張り付ける。この山岳ゾーンに放り出されたときと同様にして、耳郎響香たちは落下を免れる。

 

「よかった、うまくいった!」

 

 崖の上に戻るなり、緑谷出久が腰を卸した。

 

 この作戦を提案したのは緑谷出久だ。一度可能性から切り捨てた彼が、敵に囲まれた状況を打破する策を出し3人を窮地から脱出させてみせたのだった。

 

「やったな緑谷。煙玉なんて実際役に立つんだな!!」

「まああれはただのはったりだけどね……。敵の混乱を誘えればよかっただけだし、あとは足下を煙で覆うことで地面の倒壊を予想させにくくできたら……」

 

 緑谷出久の語りは、まるで()()()()()()()()()()()ように感じられた。

 事実、緑谷出久は個性に対しても深い理解を見せ、すぐに応用まで考え出す。それは普段からそれ相応の用意があるからこそできる思考だ。

 

 ──個性『日替わり』。その個性を活かすためとはいえ、簡単にできることではないはずだ。

 

「緑谷あんた、すごいよ。見直した。正直、ウダウダ言ってるだけの男だと思ってたけど、よくあんなの一瞬で思いついたよ」

 

 耳郎響香は半ば独り言のように言い、すぐによそを向いた。

 

   *

 

 山岳ゾーンで敵を振りまいた緑谷出久たちは、この訓練の開始地点まで戻ってきた。

 

 そこではオールマイトと異形の敵が怒濤の連打を繰り合っているところであった。

 

 異形の名を脳無。尋常でない筋力を持ちながら、衝撃を全て吸収するという規格外の怪人。

 激しい攻防の末に、オールマイトは脳無を吹き飛ばし無力化することに成功する。

 

 オールマイトはボロボロになりながらも迫力を損なうことなく、勇猛にも敵を挑発する。

 敵は幾ばくか迷う素振りを見せたあと、あろうことか戦闘を続けることを選んだ。

 

 敵も愚かだと、その場の誰もが似たようなことを思ったはずだ。

 

 平和の象徴は負けない。必ず敵を打ち破り、正義を貫くと。

 

 その場の全員が疑わなかった──

 

 

 ──ただ一人、緑谷出久を除いて。

 

(笑って……ない?)

 

 これまで長い間、憧れの姿(オールマイト)を動画で見続けてきた彼には、それがどうしても不安でしかたなかった。

 オールマイトは何時如何なるときでも笑みを絶やすことはなかった。どんな災害にも、無敵の笑みを浮かべ人々を救った。

 どんな敵に対しても、戦いの後には笑っていた。

 

 しかし──そのときばかりは、その光景がイメージできなかった。

 

 過ぎるは、不安。根拠のない、不安。

 

 嫌な、予感。

 

 

 そのとき──

 

 ──考えるより先に、体が動いていた。

 

 

 誰もが見守る中、緑谷出久だけは飛び出していた。

 

 普通の少年の、普通の速度の走りだ。

 

 だが誰も、止めることができなかった。絶対のヒーロー、オールマイトの戦闘に横やりを入れるなど、あまりにもそれは異質であり、誰もが理解できずただ見ていることしかできなかった。

 

 

 現れる闇。迫る敵。動かないオールマイト。割り込む、緑谷出久。

 

 

「──なんだ、お前」

 

 敵の大将と、目が合う。

 

 

「ただの子どもが、邪魔するな」

 

 そして、死柄木弔の手が、緑谷出久の首に触れた──。

 




 相澤消太(30)〈イレイザーヘッド〉

 実はこのキャラクターの名前には、数多くの由来が秘められているのはご存じだろうか?

 相澤の『相』は『目』という漢字が含まれ、『目が合い抹消』の『合い』は『相』に変換できる。そして『目』を英語にした『Eye』もかかっているのだ。
 さらに、ドイツ語で『アィン』は『抹消』という意味である。
 これだけではない。フランス語で『ザァ・ワン』にも『消す』という意味がある。
 そしてラテン語の『アィズワァン』には彼の武器である『包帯』という意味なのだ。
 この上『アイザワ』を反対にした『ワザイア』はマレーシア中東の民族間において『ドライアイ』と同等の意味を持つのだ。

 この『相澤消太』というキャラクターに込められたネーミングは尋常でない熱量が全て込められているのだあおわかりいただけたであろうか。
 堀越先生がいかにキャラクターの名前に魂を込めているのか、おわかりいただけただろうか? 決して個性と語呂合わせただけの適当なものではないのだ。
 なお、上記は全てウソである。合理的虚偽だ。

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