「・・・・・」
「そこの手帳に書いてあるのは全て真実だ」
「・・・・おじさんに聞きたい事あるんですけれどいいですか?」
「なんだい?」
「1つ目は俺の両親を殺した犯人は今も生きてるんですか?2つ目は、この後ってどうなったんですか?」
「1つ目については生きているって答えておくよ。2つ目に関しては警察や裁判所に行ったりしていた。そしてお葬式などもしていた。」
「3つ目は何故お父さんが俺を小蒔の婿にと言われたんですか?」
「3つ目の答えについてだが前におじさん達が今の世の中についての話をした事あるのを覚えているかな?」
「はい」
「男性が少なくて女性が、多いって話ですよね?」
「優君は、小蒔達の5人を見てどう思った?」
「冷静に考えていて落ち着いているなって思いました」
「じゃあ観光した際に何人かの人達に会ったと思うがどう思った?」
「長野以外は、良かったと思いますね」
「そうか」
「どうしてそれを聞いたんですか?」
「小蒔達の5人は知ってるから良いだろうけど他の人のほとんどは今回の様に身体目当てで近づいてくるからな」
「まあ・・・・・そうですね」
「優君は複数の女性に襲われて服も破かれて脱がされてと嫌な思いをしたはずだろう?」
「確かに」
「相手がそこまでした場合の次の行動なんて言わなくてもわかるし予想も出来るしな」
「・・・・・」
「けど小蒔達5人は優君を知っているが身体目当てで近づいてきていたか?」
「いいえ」
「それは何故か?そんな事をすれば嫌われるのは目に見えているからなんだ。」
「小蒔達が優君に話しかけてくる事は当然あるだろうが話をする事ってさ何も、おかしい事じゃないよな?」
「そうですね」
「他の人達は信用は出来なくても身近にいる小蒔達は信用してあげなさい」
「わかりました」
「それと犯人については今刑務所って場所にいるんだが知っているか?」
「はい」
「テレビのニュースとかで一部の場所が見れたりするから知っているかも、知れないがそこにいる」
「・・・・・」
「もし優君が望むのなら会わせてあげるが・・・」
「俺は・・・会いたくないです」
「そうだろうな」
「もし俺が会ったら錯乱をするかも知れません」
「理由が理由だけに仕方ないと思うぞ」
「それでも俺にとっては、許せませんから」
「ちなみに犯人が優君の、両親を跳ねた理由なんだがその時は仕事で鹿児島に、来ていたらしくてな」
「えっ!」
「その時の犯人は急いで、いたみたいで早く行きたかったらしかったので車側の信号が赤で歩行者とか自転車側の信号が青だったにも関わらず跳ねて逃げたからな」
「それってつまり・・・・・」
「簡単に言うと轢き逃げだよ。しかも信号無視って、言うのを付けてな」
「・・・・・・」
「そして死亡した両親で、隆・・・優君のお父さんがいたからな、人数がタダでさえ少ない男性を殺したんだからさらに罪は重いんだよ」
「そうなんですか」
「どのみちもう一生刑務所行きは確実だ。2度と出てこられない」
「出て来なくていいですよ」
「隆は優君が20歳になったら一緒に酒を飲んでみたいと言ってたんだが・・・・・無理になってしまったからな」
「・・・・・」
「それとなコレを言わなければならないが隆は優君が小蒔と結婚する時の姿を、見たかったらしいんだ」
「お父さんが・・・・・」
「俺は小蒔を隆は優君だったがお互いに子持ちで母親2人は永水女子だったから話も良くしてたんだよ」
「けど相手は揉み消したりしてこなかったんですか?」
「揉み消しなら警察にしていたそうだ。」
「腐ってやがる!」
「犯人は会社の社長で長野では金持ちだから相手を金で握らせて黙らせたり脅したりとか良くしていたらしい」
「そんなヤツに俺の両親が殺されたなんて!」
「今は刑務所に入っているが実際は刑務所に入る前にも脅したり揉み消したりの行動をしていたらしいんだ」
「・・・・・」
「しかしおじさんが隆から受け取った証拠2つを出したら、さすがに諦めたようだ」
「その証拠2つっていうのは・・・」
「隆の黒い手帳と携帯電話だよ。君に見せたが裁判では証拠が必要だからな」
「確かにそうですね」
「しかし俺には少なからず隆本人から直接受け取った証拠を出したら裁判に勝ったけどな」
「まあ裁判が終わった後に長野の龍門渕を調べてみたら脅迫とか揉み消しとかを平気で良くする一族みたいでな」
「・・・・・」
「けど全国ニュースに取り上げられて放送されたからどうしようも出来んよ」
次回からは明るい話をしたいですね