この小説はペルソナ4とアイドルマスター・シンデレラガールズとのクロスオーバーssです。そういった種類の物が嫌いな方、キャラクターが崩れるのがお嫌いな方は、閲覧をご遠慮下さい。
 また、このssはあくまで嘘予告の短編です。今のところ連載ではございません。
 なお設定としては、ペルソナ4の事件終了後より8年後、アイマスキャラの年齢はほぼ設定準拠です。

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【嘘予告ss】PERSON@ CINDERELLA【ペルソナ4×アイドルマスター・シンデレラガールズ】

 時は平成。

 今最も脚光を浴びており、最も人気が高く、最も華々しい仕事―――それは、アイドル。

 

 “伝説のアイドル”日高舞から始まり、“歌姫”如月千早や『竜宮小町』、『プロジェクト・フェアリー』らを擁した芸能事務所“765プロダクション”の台頭を経て、今や芸能界は“シンデレラ時代”と呼ばれる程に多くのアイドルたちがデビューし、人々を魅了していた。

 

 数多くの舞台で、数多くのアイドルたちが歌い、踊り、魅せる。個性も能力も千差万別で、何より光り輝いている。そんな地上に降りた星たちの競演に、世の人々は目を離すことなく熱狂していた。

 

 

 

 そして―――――彼女は。

 

 

「嘘…です、よね…?社長…?」

 

 

 それよりも少し前に活躍し、人気を博し、有終の美を飾った、元アイドルであり。

 

 

「私の、担当アイドルが―――――楓さんが――――――」

 

 

 今はとある芸能事務所に勤めるプロデューサーであり。

 

 

「―――――どういう事ですか社長っ!!?一体何があったって言うんです!!?」

 

「落ち着きたまえ、久慈川君!久慈川りせ!!」

 

 

 かつて仲間達と共に、とある殺人事件を解決した女性であり。

 

 

「…今病院で詳しい検査を受けている。警察の方も現場検証を行っているそうだ。何か分かり次第―――――」

 

「何か分かり次第?馬鹿言わないで下さい、理由を知ってどうこうなるものじゃないでしょう―――――」

 

 

 

 

 

「―――――楓さんが意識不明の状態で倒れてて、昏睡状態だっていう事実は―――――!!」

 

 

 

 

 

 ―――――煌めく芸能界に暗い翳を落とす、この不気味な事件の役者として、運命に択ばれた者だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この半年で、20人弱…!?」

 

「…ええ。表向きは“体調不良による休業”って事になってるけど…。実際は皆、意識不明で眠り続けている。ある日突然、何の前触れもなく―――貴方の担当アイドルと、同じように、ね。」

 

 

 

 華やかな芸能界≪ぶたい≫を覆う不気味な闇―――『アイドル連続昏睡事件』

 

 

 

「そういえばりせちゃん―――“マヨナカヒットチャート”って、知ってる?」

 

 

 

 その陰に見え隠れする都市伝説―――『マヨナカヒットチャート』

 

 

 

「…まるで癌よ。芸能界に巣食う癌。見えない部位に潜伏し、浸食してくる…。けれど、何の対策の立て様もない。どうしたらいいのかも分からない。私たちは、ただ怯えることしか出来ない…!」

 

「悔しいな―――この上なく悔しい。大切なアイドルたちが、目の前で苦しそうに眠り続けているのに、彼女たちを起こしてやることも、それによって傷ついた子たちを慰めてやることも出来ないとは。」

 

「…私は、圧倒的な力を以て相手を完膚無きまでに叩き潰すことを信条としている。そのためならどんな手段も厭いはしない…。だが、これだけは…。まるで闇の底から這い寄り、嬲り殺しにしてくるような、こんな仕打ちだけは、断じて許すわけにはいかんのだ…!」

 

 

 

 関係者たちの怒り、嘆き、悲しみ、悔やみ。

 

 

 

「―――確証はない。けれど、きっとこの事件には、アレが関わってる。」

 

「―――テレビの中の世界、シャドウ、そしてペルソナ。もう一つの人格。」

 

「こんな話したって、誰も信じてくれやしないだろうし、知ったところでどうにも出来ない。」

 

「どうにかするための力が、無いんだから。」

 

「―――――私以外には。」

 

「私にはある。この事件を解決するための力が。」

 

「どこの誰だか知らないけれど―――私たちの|舞台≪ステージ≫を、これ以上汚す事は許さない。」

 

 

 

 ――――そして彼女は、再び戦いに身を投じる。

 

 

 

「お願い、私に力を貸して――――|もう一人の私≪ペルソナ≫、“ヒミコ”!!」

 

 

 

 そして、アイドルたちの戦いが始まる―――――

 

 

 

 

 

『どうもぉ、こんばんはぁ♡皆の花嫁、佐久間まゆでぇす♡今日も画面の向こうのマイスウィートダーリンたちを、私の|歌≪テク≫でメロメロにしちゃいますよぉ♡それでは聞いてください、今週の第一位、“NE♡TO♡RA♡RE・ボルテージ”!』

 

『こ、こんばん、はっ…!新田、美波です、っ、ふぅん…!それでは、さ、早速、ですが、あぁんっ…!今週の、第一位、わ、たし、の…はぁ、ああ、ああぁん…!』

 

『…あーうぜえうぜえ。何でこの向井拓海様が、何の出涸らしかも分からねえ、小汚えゴミカス連中のために歌ってやらなきゃなんねえんだっつうの。ヒットチャート第一位だぁ?アッホらし。勝手に騒いでろ馬鹿共…。』

 

『はぁ…私がアイドルで、今週のヒットチャート第一位?あの、確かに私の名前は秋月律子ですが、同姓同名の誰かと勘違いなされているんじゃないですか?私はアイドルとかそういうのには全く関わりのない、ただの女子大生なんですけれど…。』

 

 

 

 “マヨナカヒットチャート”が映し出す、アイドルたちの痴態――――

 

 

 

『内心ホッとしたよねー。きらりが居なくなってさ。にょわーだのはぴはぴだの、意味分かんねえっての。しかも無理矢理そのテンションに杏を巻き込もうとしてさ。ウザいことこの上なかった。』

 

『どいつもこいつも口を開けば、やれ駄菓子屋を継げだの、トップアイドルになれるだの、正直面倒臭いったらありゃしないよね。アタシはなあなあに、流されるままに生きてきたいのに、無理矢理私の道を決めようとする。…そんなヤツら、皆消えちゃえばいいと思うでしょ?』

 

『とっくに気付いてたんだろ?|自分たち≪ジュピター≫じゃ765プロの連中には勝てないって。あの頃自分たちが765の連中と張り合えてたのは、黒井のオッサンの|妨害工作≪ちからぞえ≫があってこそだった。それが無くなったんじゃ、到底勝ち目なんてありゃしねえ。お前はその事を認めたくなかったから、それを指摘して解散まで口にした翔太にキレたんだ。そうだろ?』

 

 

 

 その裏で暴かれる、それぞれの抱える心の闇―――――

 

 

 

「違う、違う違う違う違う違う―――――!!アンタなんて、アンタなんて私じゃない―――――!!」

 

 

 

 アイドルたちの絶叫が、悲鳴が、怨嗟が、木霊する。

 

 

 

『ふふ、ふふふふふふふふふ…!そう、私はアンタなんかじゃない…もう、アンタなんかじゃない!!』

 

 

 

 拒絶の末、暴走する影。

 

 

 

「襲われたアイドルたちには、何か共通点がある…?」

 

「アイドルたちはいずれも帰宅途中に襲われてる。けれど目撃者は居ない。」

 

「これまでに襲われた人は皆、その数日前までに、近しい人物との仲が険悪になっている。」

 

「でも、どうやってそれを知ったというの…?」

 

 

 

 複雑に絡み合う事件。深まっていく謎。

 

 

 

「私が助ける!私と、私のペルソナの、新しい力で!」

 

「久慈川さんだけに良いカッコはさせないよ!アタシだって助けるんだから!」

 

「そうです!もう犠牲者なんて出させない、私たちと同じ思いなんてさせない…!」

 

 

 

 自分自身の想いのため、志を共にするライバルのため、立ち上がるアイドルたち。

 

 

 

「私じゃないっ…!私じゃない、私じゃない、私じゃないよぅ…!助けて、助けて、誰か…!私が、私じゃなくなってく…!誰か、速く、私たちを…!」

 

 

 

 助けを求める悲痛な叫び。

 

 

 

「何がアイドルだ、何が皆に夢と希望を与える仕事だ!!私はそんなもの与えられた事ない、認められたことも報われたこともない!!私の前にあったのは常に絶望だけだった!!お前たちみたいなクソ甘ったれた、良い思いしかしてこなかったお花畑の住人には分からないでしょうけどねぇ!!」

 

 

 

 叩きつけられる、憎悪に塗れた言葉と感情。

 

 

 

「嘘、コイツまさか…“刈り取る者”!?何で!?何でこんなにいっぱい!?」

 

「何だこの強さ、この学習能力…!コイツ、ただのシャドウじゃねぇ…!」

 

『人間…我等を生み出し、我等を忌み厭う愚者達よ…。我等は今、光と影を逆転せしめん…!』

 

 

 

 真実を求める彼女たちの前に立ち塞がる脅威。

 

 

 

「水臭いよー、りせちゃん。アタシたちに黙って戦ってたなんてさ!」

 

「そーそー。俺たち、同じ戦いの日々を共に過ごした、いわば戦友じゃん?また同じ戦場に駆り出されてるってのに、俺たちに声かけないなんて、ちょっとヒデーよ!」

 

「うん、花村君の言う通り。いくら旅館が忙しいからって、りせちゃんの事を無碍にするなんて、有り得ない。」

 

「人気アイドルの相次ぐ休業…訝しんではいましたが、まさかまたコレとは。久慈川さんが相談してくれていたら、僕等ももっと早く駆け付けることが出来たんですが。」

 

「ムホー!アイドルがいっぱいだクマー!シャドウやっつけて、りせちゃん助けて、良いトコ見せるクマよー!!」

 

「へへっ、ちょいと久しぶりだから、鈍ってねえか心配だったが…、どうやら皆、その心配は要らなそうだぜ、なあ先輩!!」

 

「ああ、当然だ――――いくぞ皆、『イザナギ』っ!!」

 

 

 

 親友の危機に立ち上がる、頼もしきかつての仲間たち。

 

 

 

「アタシたちのステージは、アタシたちが守る!いくよ、『オトヒメ』!!」

 

「今度ばかりは、さすがのアタシも怠けたりしないよ…!本気のアタシをみろ、『コロボックル』!!」

 

「この程度でアタシが一歩でも引くと思ってんのかァ!?舐めんじゃねぇぞ!『ドウソジン』、10倍返しにしてやりなァ!!」

 

「うふふふふ…。愛は剣よりも強し、まゆの愛の深さ、見せてあげますよぉ…!『キヨヒメ』!!」

 

「負けない…!誰よりもアイドルを侮辱する、貴方なんかに…!来て、『ナキサワ』!!」

 

「私たちの765プロを滅茶苦茶にしてくれた罪、そして皆の悲しみ!その身に刻みつけてやる!!いくわよ、『ヒノエンマ』!!」

 

「テメーにかかずらってるヒマはねえ。さっさとテメーをぶっ倒して、北斗と翔太に謝らねえといけねえんだよ!!いくぞ『タイシャクテン』!!」

 

 

 

 彼女が得た、新たな絆。新たな仲間。

 

 

 

「―――アイドル、それは“偶像”」

 

「―――|架空の人格形成≪キャラづくり≫、雁字搦めの束縛、我慢に次ぐ我慢。」

 

「―――表向きは華やかで煌びやかでも、その裏は妬み恨みでドロドロしてる。」

 

「―――そんな、上っ面だけの偶像を、心から好いてくれる人たちが居る。」

 

「―――私たちの歌に、感動してくれる人たちが居る。」

 

「―――私たちの踊りに、楽しんでくれる人たちが居る。」

 

「―――私たちのパフォーマンスに、喜んでくれる人たちが居る。」

 

「―――私たちの姿に希望を抱いて、あんな風になりたいって、夢見てくれる人たちが居る。」

 

「―――それがアイドルの持つ力であり、それがアイドルの原動力。」

 

「―――私たちを応援してくれる声が、心が、作り物の|偶像≪わたしたち≫の中身を満たしてくれる。」

 

「―――ここに居る私は作り物の自分なんかじゃない、本当に本物の“自分”なんだって教えてくれる。」

 

「―――自分以外の誰かに照らされて輝く像なんかじゃない。」

 

「―――自分自身が光を放つ、星≪スター≫になれる。」

 

「―――アタシも一度は、自分の事もアイドルの意義も分かんなくなって、全部投げ出した人間だけど。」

 

「―――だからこそ、この仕事の良い事も悪い事も、全部分かる!」

 

「―――アイドルの負の側面しか見ていないアナタに!」

 

「―――アイドルの楽しさも、喜びも、心も捨ててしまったアナタに!」

 

「私たちは―――――絶対、負けない!!」

 

 

 

 元アイドルとして、そしてアイドルたちのプロデューサーとして、久慈川りせの到った“答え”。

 

 

 それが導く真実と、彼女と共に歩むアイドル達の未来とは―――――

 

 

 

 

 

ペルソナ4×アイドルマスター・シンデレラガールズ

 

PERSON@ CINDERELLA

 

 

 

 

 

 

 

「センパイ―――――私…。」

 

「今でも、センパイの事が―――――」

 

 

 

 

 

Coming soon…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




(後書き)
 初めまして、隅々と申します。
 何か書きたいと思って勢いで書いてしまいました、ペルソナ4とアイドルマスター・シンデレラガールズのクロスオーバー嘘予告ssです。あくまで嘘予告ですが、もし反響の声があるようでしたら連載していこうと思ってます。全体の構成とかコミュニティとかも考えてありますので。ただし合体はないけどな!あらすじでも申し上げた通り、ペルソナ4の事件終了後より8年後、という設定です。つまりりせや仲間たちは24歳です。アイマスキャラたちの年齢はほぼ設定準拠です。

本文で明言はしなかったものの、分かる方は分かるでしょうが、ペルソナ持ちの登場アイドルたちは以下の通り。

 塩見周子(オトヒメ)→浦島太郎の乙姫
 双葉杏(コロボックル)→アイヌの妖精、コロボックル
 向井拓海(ドウソジン)→旅立ちの神、道祖神
 佐久間まゆ(キヨヒメ)→日本最古のヤンデレ、清姫
 新田美波(ナキサワ)→日本神話の泉の女神、哭多
 秋月律子(ヒノエンマ)→ご立派様…もとい、飛縁魔
 天ケ瀬冬馬(タイシャクテン)→葛飾柴又、帝釈天

 うん、まぁ、こじつけですね(苦笑)一応全員転生後の名前とかは考えていますが、律子が飛縁魔とか無理ありすぎないだろうか。

 ホントは13日のペルソナミュージックフェスの記念に、と思って書き始めたのですが、つい先日、会社の上司から「お盆人手足りないからよろしくー(ニッコリ」と休暇申請却下されてしまい、チケットが無駄に…(号泣)誰でもいい、チケット貰ってくれぇぇぇ…!今なら5000円で譲るッス…!

 ともあれ、今後連載することになったら、よろしくお願いいたします。



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