多分いつもより短めです。
誰だ、悪側の心理書きつつけてるのは!……あ、私か。
恐らく次回、長文になるのを覚悟で解決編書くかもしれません。
なので出来ればこちらもあわせて読んでもらえるとありがたいです。
紅魔館。
あっちも足止めをしておくべきだろう。
そこのはメイドをしている人間とあの吸血鬼姉妹が適材といったところか。
魔法の森。
あの森ならば、人形を使う方の魔法使いだけでよさそうだ。
人間の魔法使いもよさそうだが、もし本人らしく派手にされては困る。目立ちすぎてもこちらとして、あんまりよろしくないからね。
人間の里。
あそこなら半人半獣自身がちょうどいいだろう。
もし、不老不死が来ても困惑するように…ね。
それ以外は―――
さて、これで一通り。
準備は整った。あとは私も向かうだけかな?
「そこの貴方、待ちなさい。霊夢を乗っ取ってなにをするつもりか答えてもらいましょうか」
あぁ…この背後から聞こえるこの声は。
厄介なのに目をつけられたものだ。
「乗っ取った?失礼ね、あんた。私は私。乗っ取られてなんかいないわよ」
「……じゃあ、さっきの能力について説明してもらいましょうか」
「さっきの?まるで私がしたと言わんばかりね、紫」
おお、怖い。
そんな敵意むき出しに睨まれたらすくんでしまうよ。
いや、これほどならばなんともないんだけどね。あの先代の巫女の方が酷かったね。
「…貴方以外に誰もいないのによく言うわ。むしろそうしたのは貴方のはずよ」
半分、振り返ってみたら凄い顔をしたスキマ妖怪が。
あれあれ?どうしたのかな。幻想郷にはまだ手を出していないと言うのに。おかしな者だ。
いや、よくよく見たら睨んできてるのか。気づかなかった。
「あら、そうだったかしら。まるでさっきまで見ていたって感じね」
「なるほど。そこまで察しがいいというのに気がつかないのね」
……なにがいいたい?
そう思いながらわざとらしく睨みつける。
「貴方はまだ完全じゃない。そのうちに貴方から博麗の巫女をかえさせてもらうわ!」
「かえすもなにも…最初から私なんだから無意味だというのに」
影を向かわせたのはいいけど、あの妖怪がこんなにもはやく来るなんて予想外だった。いや、あの妖怪ならありえるか。
しかし、“そのうち”とは妙な言い方をするもんだ。
一応、頭の片隅にでも置いておくか……それはさておき
「これから私はどうしようかしら。前より色々と出来るようになった―――いえ、弱体化というべきね。そうなってるからこそ、さとられないようにするべきだったんだけども。ま、北斗七星の計算ができるような相手にはまだはやすぎたかしら」
っと、呟いてる場合じゃないか。とにかく黒幕を探すフリをしつつ、動いてみるかな。
そうすればしらみつぶしに動いてても違和感ないはず。
―――あ、そうだわ。
なんだったら私の影を用意しておいて、万が一は襲われるフリするのもありか。
さて、影から見せれるものができるまで博麗神社で待機かな。
(これはある意味、見せつけられているのだろうか。
いや、そうなんだろう。現に目を閉じても見えてしまうのだから。
紅魔館。
たった3体の影に苦戦する6人の姿。
なにをしたらあそこまでボロボロになるのだろう。
それ以外もあるけど、里が一番酷かった。
住民こそは無事だけど、もうあれ人質だよね。
慧音は影1体によって傷だらけ。まだ妹紅は気づいてない様子だし…。
それに1人な上に守る対象もいるせいなのか、さっきから防戦一方気味っぽいし…。
……魔理沙と霊華は無事かな。
いくら私でないとはいえ、傷つけちゃったし、言えることかさっぱりだけど…)
「へえ、伊達にポジティブ思考と自負していたわけじゃないと。じゃなきゃ、見せてもそんな余裕でないもんね?…己の存在について無知な君には」
(……そ、そうだけどさ。
そんな私を当たり前のように受け入れてくれたから。
……だから、心配したいよ。せっかく私も
「でも、事情を知ってるのは先代の巫女、普通の魔法使い、人形使いと境界に住んでいるであろう妖怪だけじゃない。馴染めたというのなら、打ち明ければいいというのに。だから境界に潜む妖怪しかり、他の連中もあんたを“博麗霊夢”としか見れないのよ。もちろん、あの現人神も外の世界を何故か知っている巫女程度でしょうね。―――ま、たかが2人しか信用してないあんたじゃ無理な相談だったわね。あ、それとも……元々いたその人格を知らず知らずのうちに死なせてしまったことを分かってないとか?まさか間接的に殺したとか分かってないままじゃないわよねえ!?」
(………っ!)
っとようやく黙った。しかし、この程度で、なんてね。あれを見せる必要なかったかもしれない。
それはともかく目的を達成させるか。……まずはあの巫女。
今では霊華だと名乗ってるそうだけど…今度こそ倒させてもらう。この手でしっかりと。それこそ、かつて“幻想郷にいる人間ならば”と油断していた自分を殴るかのように、ね。
それさえ終わればあとは解決できる者は減るだろうね。
なにせ術者がいなくなれば封印も更に弱まるだろうからね。
―――現実を知らぬ箱入り娘達に、もう強い者などおるまいて。
一部本文をリメイクさせていただきました。